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  京太郎「失礼します」 「おう、来たか。まぁこっちこい。一杯付き合えや」 京太郎「はい(未成年って、今更か)」 「ほれ。酌してやるよ」 京太郎「どうも、いただきます」 「おう…うん、うく、ぷはぁ」 京太郎「うく…あ、おいしい」 「ま、そこいらに転がってるモンじゃねぇしな…ところでよ、京太郎」 京太郎「はい?」ゴクゴク 「お前、智葉を抱いたそうだな?」 京太郎「ぼはぇぼっ!?」 「うをぉっ!?いや、驚きすぎだろ。ちょっと落ち着け」 京太郎「あ、いや、すんません…え、なんで」 「なんでっつわれても、俺の娘が目に見えて浮かれてやがるからよ。こりゃなんかあったなと」 京太郎「…カマ、かけました?」 「いや、カマもなにもそんだけ慌ててたらいやでもわかんだろ」 京太郎「ですよねー」 「まぁ、お前らの年頃なんてヤリたい盛りだしな。うわごとみてぇにお前の名前つぶやいてんだ。察しはつくさ」 京太郎「智葉さんェ…」 「ま、そこはいいさ。で、どうだった」 京太郎「…なにが、ですか?」 「なにって、ナニに決まってんだろ」 京太郎「オヤジか!」 「親父だよ」 京太郎「なに真正面から娘とその彼氏の秘め事に口出してんすか!」 「いやだってよ?今の今まで手ぇださなかったくせにいきなり階段登ったとか、そりゃあ根掘り葉掘り聞きたくなるのが人情ってぇもんだろ?」 京太郎「いや、それ人情じゃないでしょ。ただのデバガメですよ」 京太郎「つか、手だしてよかったんですか?大事な愛娘でしょうが」 「いや、とっとと出せよ。そんで俺のことを早くお義父さんって呼べよ。『娘が欲しけりゃ、この俺の屍を越えていけ』の件(くだり)をやらせろよ」 京太郎「えぇー」   「大体よー、お前も智葉も変なとこヘタレだからよぉ、組員一同気が気でなかったんだぜ?」 「ま、そこらは安心できたがな。やっとこさ鞘に収まったって感じで」 京太郎「親父さん…」 「で、娘の具合はどうだった。まさか初体験から子作りってわけじゃ…いや、どうせならそれで初孫が出来れば御の字か…」 京太郎「スイマセンっ!勘弁してくれませんかねぇ!?」 カンッ。  

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