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  ○月×日 今日は京太郎君が帰りにパフェを奢ってくれた 「団体戦大将なんだから頑張れよ、応援してるからな!」だそうだ 自分だって個人戦に出るくせに。京太郎くんはいつも他人の事ばっかり気にしている でも京太郎くんが私を気にしてくれるのが嬉しくて顔がニヤケっぱなしになってしまった。恥ずかしい ○月○日 明日はいよいよ全国大会地区予選 もし白糸台を破って県代表になれたら…その時は京太郎くんに自分の気持ちを伝えようと思う いや「もし」じゃない。絶対に勝って告白する ○月□日 白糸台の大星さん…途中までは勝てない相手じゃないと思ってたけどそれは彼女が本気を出していないだけだった 私は大星さんにとって本気を出すまでもない雑魚だっただけなのだ 悔しくて情けなくて控え室にも帰れず泣いていると京太郎くんが声をかけてきた どうやら心配して迎えに来てくれたらしい。今、考えると凄く嬉しい でもその時の私はそれどころじゃなくてただ幼児のように泣き続けていた そうしたら京太郎くんが私を抱きしめて頭をあやすように頭を撫でてくれた そのまま私が泣き止むまで私の顔を胸に抱きしめて頭を撫で続けてくれた 何度思い出しても嬉しさと恥ずかしさで身悶えしてしまう 明日から京太郎くんの顔をまともに見れるかどうかが心配だ ○月☆日 案の定、京太郎くんの顔をマトモに見れない どうしても昨日の事の事を意識して京太郎くんを避けてしまう なんとか午後には話くらいは出来るようになった それでも京太郎くんが視界に入るたびに顔が熱くなる 放課後、何故か大星さんが部室に来た どうやら京太郎くんが私を探している時に偶然会ってそこで意気投合して友人になったらしい 大星さんは京太郎くんの腕に抱きついたりやたら京太郎くんにベタベタくっつきたがる どうやら麻雀だけでなく別の意味でも敵のようだ ○月△日 また放課後、大星さんが来た 相変わらず京太郎くんにベタベタくっついてくる あまりにくっつくのでさすがに鬱陶しがられた京太郎くんに引き剥がされ ほっぺたをぷにぷにとつつかれながら文句を言われていた 私も京太郎くんにほっぺたつつかれたい □月×日 最近の京太郎くんは私より大星さんと話す事の方が多い 京太郎くんも大星さんとは馬が合うようで話が弾んでいる 二人で盛り上がっていると私は話に入りづらい 寂しい □月☆日 今日、街を歩いていると京太郎くんと大星さんが喫茶店のテラス席にいた 別に驚くような事じゃない。京太郎くんは誰にだって優しいのだ 私だって連れて行ってもらった でもあんな風にあーんして食べさせあうような恋人同士みたいな事、私の時はしてない ずるい 辛い 涙が止まらない □月●日 きょうたろうくんがおおほしにこくはくしてつきあうことになったといってきた おおほしはきょうたろうくんにだきついてかちほこったかおでこっちをみてわらっていた もうにっきはかかない カンッ!  

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