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  京太郎「智紀さん、ターゲットの信用を得ることに成功しました」 智紀「おk、そろそろのはずだから絶対に目を離さないでね」 京太郎「任せてください、また連絡します…」 優希「おっ、京太郎ー!ちょうどよかった!三麻にしようと思ってたけど    入るならこっちきてかまわないじぇ!」 京太郎「いやあ、遠慮しとく…今日もハコにされたら流石になきそうだ     ネト麻でもやるよ     それとも何か買ってきてほしいものがあれば言ってくれよ」 まこ「おいおい京太郎、確かにお前さんは初心者で皆との実力差はあるが    そう卑屈にならんでもいいじゃろ」 和「須賀くんは本当に麻雀がしたくて部に入ったんですか?」 京太郎「はは…」 まこ「和…」 和「……ごめんなさい須賀くん、失礼なことを」 京太郎「気にするなよ、大丈夫」 優希「京太郎はちょっと気にするべきだじょ、部室に来て打たないのは損だからな」 まこ「まあ…それは言えてるの」 京太郎「(まあ、目的は他にあるのは確かだけど)」  <帰り道…> 優希「うひーもう周りが暗くなってきたじぇ…早く帰らないと」  <優希の後方から眼鏡をかけた男が彼女を凝視しながら歩いてくる>             内木「はぁっ、はぁっ、はぁっ…」 優希「(うぅ…なんか後ろから変なのがついてくるじぇ……手に何か持ってるみたいだけど暗くて分からない…     あーもう、なんでこんな時に限って一人なんだじぇ!)」  <突如、速度を増す男>        内木「はぁっ、はぁっ、はぁっ、はぁっ、はぁっ」 優希「(ひっ!?は、走ってきた!     わわわっ!逃げないと!!………あっ)」  <怯えから足がもつれ転倒してしまう優希、その背後にはもう…> 内木「はぁっ、はぁっ、はぁっ、はぁぁーっ……へへへ、転んだ姿も…可愛いよぉ…        大丈夫かぁい…?すぐに助け起こしてあげるからねぇぇぇ……    その、そのちっちゃぁぁいお手手を、お手手、お手手…掴んで…ひひひひ」 優希「うわ…わ…あ…あ……あぁ……    (こ、怖い…誰か…誰か助けて!)」 バッ  <突然、どこからか現れる京太郎> 京太郎「…」 優希「え………?(京太郎…?)」 内木「なんだお前    おい、このバトンスタンガンが見えないのかよ    これ痛いぞ    すごく痛いぞ    すごく痛い目に合わすぞ    ………邪魔、するなよおおぉぉぉぉぉぉぉ!!」 優希「!!危ないっ!!」 京太郎「…」  <得物を振り回し襲い掛かる男、だが京太郎は右に左に体を一重にかわしていく> 優希「………」  <目の前の光景が信じられない優希、ここで避けるついでに男の腹に膝をいれる京太郎> 内木「…!?!!! げっ、うげっ、ぇっ…!!」  <胃ごと肺まで潰されたような錯覚を覚える苦しさにたまらず、背を丸める男> 京太郎「…」  <京太郎、男の右肩の下、肩甲骨を左手で、肱を内側から右手で押さえながら回すように地面に引き倒す   今度は左手で肱を、右手で手の甲を取り、内側にクランクを回すように腕を捻る>  ボグッ…  <男の肩が外れた> 内木「!!!!!」  <叫び声をあげるまえに京太郎の踵が男の頭に刺さり、そのまま気を失う> 優希「…あ……」  <全てがあっという間に終わり、優希は声を出せなかった> 京太郎「…通報は仲間がしているはずだ、じゃあな」  <何事もなかったように背を向けて去る京太郎> 優希「!……きょっ、京太郎」 京太郎「…」 優希「明日も部室で待ってるからな!」 京太郎「…ああ」 智紀「京太郎、かっこつけすぎ」 京太郎「ターゲットは守ったでしょう」 智紀「じゃあ麻雀部続けるの?」 京太郎「…まあ、しばらくは     仕事がないときのいい暇つぶしになるだろうし」   智紀「こっちも別に反対する理由はないしかまわないけど    じゃあ、今日はお疲れ」 京太郎「はい、おやすみなさい」 龍門淵の家には外部の人間には知らされない秘密のシステムがある ”マシン”と呼ばれるその人工知能は街中のあらゆる監視カメラから情報を読み取り、 近いうちに凶悪犯罪に巻き込まれる人物を事前に知らせる その開発された経緯などは一切不明である 衣「智紀…京太郎は今日もよくやってくれたか?」 智紀「衣…」 衣「そうか、また今日も一人守ったんだな…衣は嬉しい   大切な人を失う悲しみを知るのは衣だけでいいんだ…」 智紀「…」 京太郎『俺は感謝していますよ、智紀さんにも龍門淵の皆にも』 京太郎『ずっと汚い事ばかりやっていた俺でも人を救えるんだって事を教えてくれた』 京太郎『こうやって高校に通うなんて事も前までは夢みたいな話だったのに…』 京太郎『毎日が楽しくて仕方がない、本当にありがとうございます…俺を生まれ変わらせてくれて』 智紀「(京太郎……)」  <京太郎の家> 京太郎「……麻雀か」 優希『ほれっ!この本はのどちゃんもオススメの教本だじぇ!    これを読めば京太郎みたいな頭でも……いてっ、何するんだじぇ!』  <麻雀の教本を手に取り、ページをめくり始める京太郎> 京太郎「仕事の他には何もないからな、俺には…」 続けたいけど続かない カンッ  
  京太郎「智紀さん、ターゲットの信用を得ることに成功しました」 智紀「おk、そろそろのはずだから絶対に目を離さないでね」 京太郎「任せてください、また連絡します…」 優希「おっ、京太郎ー!ちょうどよかった!三麻にしようと思ってたけど    入るならこっちきてかまわないじぇ!」 京太郎「いやあ、遠慮しとく…今日もハコにされたら流石になきそうだ     ネト麻でもやるよ     それとも何か買ってきてほしいものがあれば言ってくれよ」 まこ「おいおい京太郎、確かにお前さんは初心者で皆との実力差はあるが    そう卑屈にならんでもいいじゃろ」 和「須賀くんは本当に麻雀がしたくて部に入ったんですか?」 京太郎「はは…」 まこ「和…」 和「……ごめんなさい須賀くん、失礼なことを」 京太郎「気にするなよ、大丈夫」 優希「京太郎はちょっと気にするべきだじょ、部室に来て打たないのは損だからな」 まこ「まあ…それは言えてるの」 京太郎「(まあ、目的は他にあるのは確かだけど)」  <帰り道…> 優希「うひーもう周りが暗くなってきたじぇ…早く帰らないと」  <優希の後方から眼鏡をかけた男が彼女を凝視しながら歩いてくる>             内木「はぁっ、はぁっ、はぁっ…」 優希「(うぅ…なんか後ろから変なのがついてくるじぇ……手に何か持ってるみたいだけど暗くて分からない…     あーもう、なんでこんな時に限って一人なんだじぇ!)」  <突如、速度を増す男>        内木「はぁっ、はぁっ、はぁっ、はぁっ、はぁっ」 優希「(ひっ!?は、走ってきた!     わわわっ!逃げないと!!………あっ)」  <怯えから足がもつれ転倒してしまう優希、その背後にはもう…> 内木「はぁっ、はぁっ、はぁっ、はぁぁーっ……へへへ、転んだ姿も…可愛いよぉ…        大丈夫かぁい…?すぐに助け起こしてあげるからねぇぇぇ……    その、そのちっちゃぁぁいお手手を、お手手、お手手…掴んで…ひひひひ」 優希「うわ…わ…あ…あ……あぁ……    (こ、怖い…誰か…誰か助けて!)」 バッ  <突然、どこからか現れる京太郎> 京太郎「…」 優希「え………?(京太郎…?)」 内木「なんだお前    おい、このバトンスタンガンが見えないのかよ    これ痛いぞ    すごく痛いぞ    すごく痛い目に合わすぞ    ………邪魔、するなよおおぉぉぉぉぉぉぉ!!」 優希「!!危ないっ!!」 京太郎「…」  <得物を振り回し襲い掛かる男、だが京太郎は右に左に体を一重にかわしていく> 優希「………」  <目の前の光景が信じられない優希、ここで避けるついでに男の腹に膝をいれる京太郎> 内木「…!?!!! げっ、うげっ、ぇっ…!!」  <胃ごと肺まで潰されたような錯覚を覚える苦しさにたまらず、背を丸める男> 京太郎「…」  <京太郎、男の右肩の下、肩甲骨を左手で、肱を内側から右手で押さえながら回すように地面に引き倒す   今度は左手で肱を、右手で手の甲を取り、内側にクランクを回すように腕を捻る>  ボグッ…  <男の肩が外れた> 内木「!!!!!」  <叫び声をあげるまえに京太郎の踵が男の頭に刺さり、そのまま気を失う> 優希「…あ……」  <全てがあっという間に終わり、優希は声を出せなかった> 京太郎「…通報は仲間がしているはずだ、じゃあな」  <何事もなかったように背を向けて去る京太郎> 優希「!……きょっ、京太郎」 京太郎「…」 優希「明日も部室で待ってるからな!」 京太郎「…ああ」 智紀「京太郎、かっこつけすぎ」 京太郎「ターゲットは守ったでしょう」 智紀「じゃあ麻雀部続けるの?」 京太郎「…まあ、しばらくは     仕事がないときのいい暇つぶしになるだろうし」   智紀「こっちも別に反対する理由はないしかまわないけど    じゃあ、今日はお疲れ」 京太郎「はい、おやすみなさい」 龍門渕の家には外部の人間には知らされない秘密のシステムがある ”マシン”と呼ばれるその人工知能は街中のあらゆる監視カメラから情報を読み取り、 近いうちに凶悪犯罪に巻き込まれる人物を事前に知らせる その開発された経緯などは一切不明である 衣「智紀…京太郎は今日もよくやってくれたか?」 智紀「衣…」 衣「そうか、また今日も一人守ったんだな…衣は嬉しい   大切な人を失う悲しみを知るのは衣だけでいいんだ…」 智紀「…」 京太郎『俺は感謝していますよ、智紀さんにも龍門渕の皆にも』 京太郎『ずっと汚い事ばかりやっていた俺でも人を救えるんだって事を教えてくれた』 京太郎『こうやって高校に通うなんて事も前までは夢みたいな話だったのに…』 京太郎『毎日が楽しくて仕方がない、本当にありがとうございます…俺を生まれ変わらせてくれて』 智紀「(京太郎……)」  <京太郎の家> 京太郎「……麻雀か」 優希『ほれっ!この本はのどちゃんもオススメの教本だじぇ!    これを読めば京太郎みたいな頭でも……いてっ、何するんだじぇ!』  <麻雀の教本を手に取り、ページをめくり始める京太郎> 京太郎「仕事の他には何もないからな、俺には…」 続けたいけど続かない カンッ  

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