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  新星作家・園城寺京太郎。 専門はミステリだったり恋愛だったり、或いはバトルものだったり。 勿論ペンネームだ。病弱アピールあざとい子と結婚したと言うわけではない。 単に語感がいいからそうしただけだ。 そして彼の名付け親は船久保浩子、通称「フナQ」といった。 浩子「アカンで京。こんなんおいしないわ」 京太郎「またですか…もう100回はボツられてますよ俺」 浩子「メインヒロインの役をぼや~っとした巨乳ばかりにしよるからや!」 京太郎「いいじゃないすか。ぼや~っとした巨乳って、大体美人ですし」 浩子「清水谷先輩のことを言うとるんか…アカンであれは。悪い奴にすぐ騙されおるわ」 浩子「一見一途なようで、案外コロッと心変わりするんやで。なにせ情に脆い人やさかいな」 京太郎「う~ん…やっぱり使い捨てヒロインの方がいいですか」 浩子「せやせや。そんでシリーズ通してのヒロインは、なんやかんやでいつも主人公を助ける知的な女刑事で…」 京太郎「…金田一の明智警視みたいな感じの?」 浩子「そう!時にはいがみ合い、またある時には助け合い…いつしか二人は互いに強い信頼関係を」 京太郎「あ、それナシで」 浩子「なんでや!」 京太郎「だっていつもフナQさんに嫌味を言われてるのに、作品にまで嫌味なキャラクターは出したくないっすよ」 浩子「そんなんしゃーないやろ。アンタがもーちょいええ書き手なら、ウチかてここまでボツを出さずに済むんや」 京太郎「はは、すみませんねヘッポコで。そんな俺がここまで来れたのって、フナQさんのおかげですし」 浩子「これからも嫌味言うやろうけど、ええんか?」 京太郎「いいっすよ別に。俺達いつも、二人三脚でやってきたじゃないですか」 浩子「…うん」 カンッ  

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