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  すこやんママ「健夜!アンタ今日で28になるっていうのに、彼氏の1人も家に連れてきたらどうなんだい!」 すこやんパパ「何を言ってるんだ母さん、健夜はお嫁になんかやらないぞ。ずーっとここにいていいんだからな。」 すこやん「その事なんだけど、私プロポーズされたんだ。」 すこやんママ「」 すこやんパパ「」 すこやんママ「アンタ良かったじゃないの、相手はどんな人なの?麻雀の関係者?」 すこやんパパ「」 すこやん「違うよ!違うのかな?」 すこやんママ「何よハッキリしないわね。どんな人なのよ」 すこやん「凄く気遣いの出来る人だよ」 すこやんパパ「」 すこやんママ「あら、いいわね。アンタが気が利かないんだからちょうどいいのかもね」 すこやん「ちょっとお母さん!」 すこやんパパ「」 すこやんママ「写真とか無いの?あるなら見せなさい」 すこやんパパ「」ピクッ すこやん「この人だよ」 すこやんママ「あらヤダ、アンタなんなのこの金髪は暴走族?随分若く見えるけどいくつなの?」(茨城はヤンキーで有名) すこやんパパ「キレちまったぜ久々によぉ...」ピキピキピキ すこやん「やめてよ!京太郎くんの髪は地毛だってば」 すこやんママ「地毛は分かったけどいくつなの!」 すこやん「16歳」 すこやんママ「」 すこやんパパ「」ピキピキピキ すこやんパパ「健夜、それはからかわれてるんじゃないか?歳が一回りも違うんだぞ」 すこやんママ「そうよ、アンタみたいな子がこんな若い子に声かけられておかしいと思わなかったの?」 すこやん「そんなことないよ!京太郎くんの事悪く言うお父さんもお母さんも大ッ嫌い!」 すこやんパパ「」 すこやんママ「娘の事だから言うのよ!アンタ舞い上がって足元見えてないじゃない」 すこやん「会えばきっと京太郎くんの良さが分かってくれると思うよ。ちょっと待っていつなら都合いいか聞いてみるから」プルルル「あ、京太郎くん?今いい?」 京太郎「あ、丁度いいところに、健夜さんに会いたくて茨城迄来てみたんですが、前に聞いた石岡ってトコまでは来れたんですか会えませんか?」 すこやん「えっ!なんでいるの?」 京太郎「あくまで執事ですから、って師匠なら言うんでしょうけど。健夜さんに会いたくて、あと結婚の件を健夜さんのお父さん達に報告しないといけないと思って。」 すこやん「」ポロポロ すこやんママ「どうしたの!健夜!やっぱりアンタ弄ばれたんでしょ!」 すこやんパパ「挽き肉にしてやんヨ」ピキピキピキ すこやん「ち、違うよ!何も言ってないのに、お父さん達に挨拶しに近く迄来てくれてるの」 すこやんママ「あらヤダ、何も無いわよ。健夜ちょっとお茶菓子買って来て。お母さん掃除しちゃうから」 すこやん「今から駅?に迎えに行ってくるからケーキでも買ってくるよ」 すこやんパパ「どれ、父さんはちょっと峠でも...」 すこやんママ「アンタ!馬鹿な事言ってないで掃除手伝いな!」 すこやんパパ「ヤダ!そんな馬の骨になんか健夜はやらん、俺は会わない!」 すこやん「そんな、お父さん大ッ嫌い」 すこやんパパ「」ピシッ すこやん「じゃあ、迎えにいってくるね」 すこやん「京太郎くん、お待たせ。でもよく分かったね茨城以外の事いってたっけ?」 京太郎「高校の時に公園を通ってたって話を聞いた事があったので、公園の名前から調べてみました。」 すこやん「相変わらず凄いね」 京太郎「健夜さんに迎えに来てもらう辺りまだまだですよ。師匠なら妖艶な笑顔を浮かべながらなんでもできますからね。」 すこやん「京太郎くんの師匠って、バイト先の執事さんだっけ?」 京太郎「ええ、黒の似合う素敵な執事です。あ、そうだこれ師匠が持たせてくれたアップルパイです。向こうの駅でいきなりハギヨシさんにコレを渡された時には何かと思いましたが...」 すこやん「あっ、ケーキでも買ってこうと思ったんだけど」 京太郎「ハギヨシって本当に凄い。ここまで予想してたなんて」 すこやん「(掃除終、母)じゃあ、行こうか」 京太郎「あ~、緊張してきた。ちゃんと挨拶できるかなぁ」 すこやん「京太郎くんの事を知れば、こんなに素敵な人はいないって分かってくれるよ」 すこやん「着いたよ、ここが私の家。まぁ知っての通り実家デス」 京太郎「スーハースーハー、よし!」ピンポーン すこやんママ「はーい」 京太郎「こんちにあ、須賀京太郎と言います。健夜さんとは結婚を前提におちゅき合いさせて頂いています!」(噛んだ・) すこやんママ「あらあら、こんにちは玄関先じゃなんだから上がって下さい」(噛んだ?) 京太郎「コレ、つまらない物ですがどうぞ」(ハギヨシ作アップルパイ、信玄餅) すこやんママ「あらあら、ありがとうね。じゃあ健夜。京太郎くんをリビングに、あとお父さんが見当たらなきゃガレージにいると思うわよ。鍵は母さんが持ってるから逃げられないし」 すこやん「」 京太郎「やっぱり、まずかったですか?」 すこやんママ「あら、京太郎くんは気にしなくていいのよ。娘を持つ男親なんてこんなもんだから、それにあの人は健夜にべったりの親馬鹿だったから尚更よ」 すこやん「お父さん、京太郎くんは私の大切な人なんだ。会えばきっとお父さんも分かってくれるよ。先にリビングで待ってるから」 すこやんパパ「」キコエナイヨー すこやんママ「あなた、健夜が始めて好きになった人なんですから、会ってあげましょう?」 すこやんパパ「」キコエナイヨー すこやんママ「(ガンッ)いい加減にしときなよアンタ、言う事聞かないなら今後アタシも健夜も口きかないからね!」 すこやんパパ「こんにちは、健夜の父です」 京太郎「はじめまして、須賀京太郎と申します。健夜さんとは結婚を前提にお付き合いさせて頂いてます。」(今度は噛まなかった) すこやんパパ「須賀くんは健夜のどんなところが気に入ってくれたのかな?」ピキピキ 京太郎「全部です。最初は部活で居場所が無い事で悩んでいた俺に声をかけてくれて、話を聞いてくれたんです。」(中略)「そんな訳で、今の俺があるのは健夜さんのお陰で、あの時健夜さんに会ってなければ俺はどうなっていたのか想像もできないです。」 すこやん「京太郎くん...」 すこやんパパ「須賀くん、君の話を聞いて君が健夜の事を想っていてくれたというのはよく分かった、だが須賀くん結婚となれば話は別だ、君の年齢はいくつだったかな?」 京太郎「16です」 すこやんパパ「日本では男子は18歳にならないと結婚できないのは知っているのかい?」 京太郎「ハイ、すぐに結婚できないのは重々承知しています。」 すこやんパパ「君はあと2年も変わらね気持ちで健夜を想い続けることができるのかい?高校での生活、青春を謳歌するのであれば恋の1つや2つするもんだろ、そうなったら健夜は...」 京太郎「それは違います。俺には健夜さん以外考えられないんです。2年間変わらね気持ちで健夜さんを想い続けることができれば結婚を許して頂けるんですね。お義父さん。」 すこやんパパ「誰がお義父さんだい?」ニッコリ すこやん(はやりちゃんより早くゴールインできると思ったけど、あと2年待たないといけないんだった...、でも京太郎が一緒なら2年なんてあっと言う間に過ぎちゃうよ) すこやんママ「はいはい、話も纏まった事だし京太郎くんが持ってきてくれたアップルパイでもいただきましょう」 京太郎「ハギヨシさんに貰ったアップルパイのおかげで、最後まで渋っていたお義父さんも許してくれて。健夜さんと婚約できました。」 ハギヨシ「いえ、それは全て京太郎くんの人柄が認められたんですよ。婚約おめでとうございます。」 ???「きゅふふふ、京ちゃんとハギヨシさん何を話してるのかな。やっぱりあの二人...きゅふふふ。冬コミはハギ×京できまりだよ!文芸部の部室に行かなきゃ」 カンッ  

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