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  玄「…私のおもちを大きくする?」 京太郎「そうです」 玄「何で?」 京太郎「大きいからです。どうせなら、もっと大きくしてあげたいからです」 玄「私のってそんなに大きいかな?」 京太郎「大きいですよ!」 玄「身近過ぎて、あんまり意識してなかったよ」 京太郎「灯台もと暗しってやつですか」 玄「ナルシストっぽくて嫌だから、無意識のうちに避けてたのかも」 京太郎「…確かにそれは嫌な絵面ですね」 玄「それに、人のものだからこそ欲しくなるのが人情だと思うよ?」 京太郎「そうかもしれません。ですが、折角ならそのご立派なものを育ててみようとは思いませんか?」 玄「育てるって…私の成長期はもう終わってるよ?」 京太郎「成長期って…玄さんあなた、身長はせいぜい150とちょっとじゃないですか!」 玄「…背がそれなりにあるからって、それは失礼じゃないかな?」 京太郎「確かに失礼ですけど、成長期が終わっただなんて言うのもまた失礼だと思いますよ」 玄「どうして?」 京太郎「俺の知り合いに二人…いや三人ほど八つ橋レベルのおもちがいましてね」 玄「可哀想な子達だね」 京太郎「でもその子達は、自分達のおもちがまだ成長できると信じています」 京太郎「だから今日も豊胸に励んでいるんです。可能性を捨てていないんです」 玄「…そうなんだ」 京太郎「玄さん。あなたももう少し、自分の可能性に賭けてみても良いんじゃないですか?」 玄「…私も、もう少しセクシーな体形になれるのかな?」 京太郎「なれますとも!」 玄「私のおもちを大きくするの、手伝ってくれる?」 京太郎「いいですとも!」 松実玄と須賀京太郎。二人のおもち育成は、こうして始まったのだ――――。 カン!  

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