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360 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/30(水) 23:47:12 ID:D2k7lHAU そろそろ10月ですので少し投下させてください 「…さて、今日のホームルームはここまでなー 加川と小田原はちゃんと日直の仕事するように、それじゃ起立」 「礼! さようなら!」 時計の針が4時を刺し校内に今では聞き慣れたチャイムが鳴り響く 担任の話で少し長引いたホームルームが終わり、教室内が喧騒に包まれる つい先日のことのようだが1-Bの彼らにとってはまだあの活躍は話題の中心となっている 「宮永さーん! 今日も部活?」 「え?そう…だけど」 「さすが宮永さん!天江衣さんを倒しても驕らないその心がにくいねぇ!」 「だって普通だから…あの…」 「普通って言えることがすごい! 咲ちゃんってすごかったんだねーあの数え役満も……」 3日ほど前、県団体予選が無事終了しこの清澄高校の麻雀部は全国大会への出場が決定した それを決めたのはここにいるどこにでもいそうな少女なはずの“宮永咲” だがどこにでもいそうだからと言っても本当にどこにでもいるわけじゃない それほどの力を秘めている少女…だということを最近まで知らなかった男もこのクラスにいた 「京ちゃん…助け…く、くる、し……うぅ…」 「おーいお前らそこまでにしとけって咲は気が弱いし人ごみ苦手なんだからなー」 助けを求める言葉に反応しつつ京ちゃんと呼ばれた金髪の青年が立ち上がり咲の周囲からクラスメイトを遠ざけていく “須賀京太郎”…通称『京ちゃん』しかしこのあだ名で呼ぶのはただ一人だけである。 咲とは中学生のときからの付き合いで咲を麻雀部に誘った張本人…いわば咲を有名にするきっかけを作った男。 しかしそのことを知っている人間はあまりにも少なく… 「なーによ須賀、もう咲ちゃんはあんただけのもんじゃないんだからね」 「そもそもお前なんか活躍してたっけ?」 「なんかタコスとか弁当とか買いに行ってたとは聞いてたけどさ…それって単なる雑用だろ?」 「やっぱり否定できねえ…」 もう日常となりかけているこの会話…そう麻雀部唯一の男子部員である彼は数々の雑用をこなしてきた 弁当を買いに行かされたり好物を買いに行かされたりあるいは重いものを持ち運んだりと… 団体予選が始まる前には出場メンバー5人の強化を優先した結果彼は結局唯一なにもしていない。 まあ普段から何もやってないわけではないのだが…県大会を制覇した5人と比べると扱いは雲泥の差だった。 361 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/30(水) 23:58:04 ID:D2k7lHAU 「そもそもお前どうして麻雀部に入ってるんだ?」 「何か変な理由とかあったりしてー」 「……なんか風向きが怪しくなってきたな。じゃあ逃げるぞ咲! お前らまた明日な!」 「あっ京ちゃんちょっ…ああいや痛い痛いよ!そんなに強くしないでってば!壊れる壊れちゃう!」 これ以上ここにいてはまずいと悟ったのか京太郎は未だにおろおろしてる咲の手を引っ張り がら空きになっていたドアに向かって特攻、クラス全員が反応する前に1-Bから去っていった 話題の中心がいなくなったことで騒ぎも次第に収まっていくがまだ一部からは話し声が上がっていた。 即座に話題を切り替えたクラスメイトは今度は2人の関係について話し合い始めるが 「まったく須賀め…咲ちゃんを連れて行きやがって…」 「まあ私たちも今まであまり宮永さんのこと気にしてなかったから仕方ないけど」 「……にしても実際のところあいつらどうなんだろうな? やっぱ付き合ってんの?」 「いやーどうだろね、付き合ってるにしては初々しいところ全然ないもん」 「咲ちゃんそういうこと苦手そうだもんねー」 「でもそれなりに長い時間一緒にいるって聞くけどな…中学生のとき一緒だったって聞いたけど」 彼らは中学生で同じクラスだったと聞くがよく考えてみればそれ以外のことなんてまるで知らない そもそも誰も知らないのだ、中学生だったころの京太郎と咲を…そもそも清澄が優勝するまで誰も咲に興味などもたなかったのだから 知らないことをこれ以上憶測で話すのは無理だと悟ったのかすぐに話題は尽きてしまった。 「でも宮永って今でもかなり地味な奴だよな…なんで須賀は仲良くなれたんだろ?」 なんとか教室を抜け出し韋駄天のごとき速さでクラスメイト達を引き離す最中もけっして咲の腕を離さない京太郎 別館の麻雀部室に繋がる階段まで逃げ出したところでようやく走るのをやめ息を整えながら部室前を窺う 優勝した当初はかなりの人数が部室前に集まっていたものだが…流石に今は誰もいない。 それもそのはず他の部活動も大会が近づいているのだ。ここで油を売っている余裕もないのであろう。 「逃げ切れたか…まったく毎日これじゃ俺がもたないぜ」 「こっち…も…もちませんけ、ど…」 溜め息をつきつつも安心する京太郎をよそに顔を真っ赤にしながら息を整えている咲が彼を見据えてくる 何かを言いたそうな顔ぶりだが息があがっているためあまりよく聞き取れない どうやら相当無理をさせていたらしくもう疲労困憊になっていた 「ふぅ…はぁ…京ちゃん、もう手離していいでしょ…」 「ああ悪い悪い、咲は運動系が苦手だったもんな」 「京ちゃん…なんで、ぜん、ぜぇ…疲れてないの…」 「いつもみんなに大量の買い出し行かされてっから、もう体力も筋力もけっこうついちまったよ」 362 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/01(木) 00:10:12 ID:Sx9L7a6V 「あんなに早く走った、のに…すごいね…」 「でもこれくらいは昔でもそうだったと思うけどな」 体力がついた理由を考えると素直に喜ぶべきではないが咲はおそらく素直に感心している。 いや100%感心している。京太郎は咲という人間を知り尽くしている…少なくとも咲を麻雀部に連れていく前はそう思っていた しかし彼女のもうひとつの姿…一つの場すら支配しかねないほどの強さを持った少女の姿に彼の認識は崩れ去る。 そして大会の決勝戦で見せた数え役満での逆転劇と嶺上開花の乱れ打ち… 仲間たちは優勝して全国大会に行けることを素直に喜んでいたが彼は正直少しだけ…ほんの少しだけ怖くなっていた。 もっとも普段の姿はいつもとまるで変わりないのだがそれでもあの光景は忘れられそうもない。 「おまえこそすごいじゃないか咲、あれで一気に有名人じゃん」 「そんな…原村さんや部長だって活躍してたし優希ちゃんや染谷先輩だって頑張ってたよ」 「おやおやあの奇跡の逆転勝利をやり遂げた御方とは思えない謙遜ですね」 「んもう、そんな意地悪なこという京ちゃんは嫌なんだけど」 いつも通りの2人、いつも通りの会話…優勝してからも2人の関係は何も変わらない。 だが少なくとも2人を取り巻く人間たちの態度は簡単に変貌してしまっていた。 咲には優しく京太郎には少し厳しく。それは咲といつも一緒にいた京太郎に対する嫉妬…なのだろうか (だとしてもも嫉妬される理由がないんだけど…一緒にいるってそんなに変なのか?) 「あー…手首真っ赤っか…もーあまり強くしないでって言ったのにー」 「おっとそれは本当にすまん、逃げるのに精いっぱいだったから」 またしても咲の言葉で現実に引き戻された京太郎はひとまず考えを切り離して部室に向かう 団体戦が終わったとはいえまだすべてが終わったわけではない…全国大会に個人戦だってあるのだ。 だがしかし京太郎はほとんど雑用に追われてほとんど麻雀牌に触れていない つまり腕もほとんど上がっていないのだ。こんなことで個人戦に出してもらえるとは思えないが…… (咲はおそらく個人戦でもいいところを狙える。もしかしたら個人戦でも全国へ…か) 「…ちょっと京ちゃん? じろじろ見られても困りますけど…」 京太郎がじっとこちらを見ていることに気づいた咲は少し戸惑いながらも 「……なんだか立場が逆になっちまったな」 「え? 何のこと?」 「いや、中学のころは俺がお前を引っ張ってたのに今はお前がみんなを引っ張ってるんだよなって」 「私は京ちゃんみたいに人の声も聞かないで思い切り引っ張ったりしないよ」 「そう言う意味じゃないんですけど?」 「…どしたの京ちゃん?なんだかここのところずっと様子がおかしいけど」 「お前に言われたくないわいっ」 少し物思いに耽ってしまったが様子がおかしいのは京太郎だけではない、咲も優勝してから少しおかしかった。 優勝して少し気が抜けたのかと京太郎は考えてたが今でも何かが少しおかしい…何がと言われるとまだわからないが 少なくとも気のせいじゃないということはわかっている。 とはいえ原因がわからない以上彼にできることなんてほとんど無いも同然なのだが… 「でも…さっきはありがと。京ちゃんのおかげで助かったよ。」 「かなり乱暴なやり方だったけどな」 「ううん…こういうこと、中学生のときもあったよね」 「あーそうだったな…でもあの時は…」 「そうだったね。ねえ京ちゃん…みんなは元気にしてるかな…?」 「まあまだクラスに馴染み切れない奴もいるだろうけど…大丈夫だろ。まあ何名か不安なのもいたけど」 「……そうだね」 昔話をしてる間にも時間はどんどん過ぎていく。中ではメンバーが全員首を長くして待っているかもしれない 京太郎と咲だけ来てない場合は中には4人いるから麻雀の練習をしているかもしれない もしそうなら入るのは少し気が重い…だが入らないわけにもいかない、彼らはこの麻雀部の部員なのだ。 363 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/01(木) 00:20:50 ID:Sx9L7a6V 「ちわーっす」 「こんにちはー」 2人が部室に入るとやはり仲間たちがすでに来ていた…が、どうやら全員ではないようだ。 ツインテールに縛った桃色の髪と表情に雰囲気、そして胸部…言うなればすべてが目立つ女性が2人を出迎える 原村和…デジタル打ちの最高峰とまで呼ばれる実力を持つ咲の大切な友達にして…京太郎が気にしている人物でもある。 「こんにちは、須賀くんに宮永さん」 「おお和、早いな」 「こんにちは原村さん」 「おぉ咲に京太郎か…ずいぶん遅かったのぉ」 「すいません先輩ちょっとHRが…ってあれ何読んでるんですか? それに部長は…?」 「部長はまだ会議が終わらないようです…ちょっと優希、宮永さんたちが来ましたよ。いつまで見てるんですかそれ」 「いや~なんだか見てたら懐かしくなってくるんだじぇ…」 こちらを向いて挨拶してくるのは髪の毛にウェーブをかけ黒か緑かギリギリのところで判別がつかない髪の色をしている眼鏡の少女 スカーフの色が咲や和と違うのは彼女…麻雀部副部長の染谷まこが彼女たちより一学年上である二年生だからである。 そんな彼女は今は人数が足りなかったせいか麻雀をしておらず何やら分厚い本…にしてはなかなかの大きさがある。 もしかして辞典か何かと京太郎は思ったがすぐに考えを否定する。 仮にそうだとしたらまこの後ろから眺めている少女があんなに輝かしい顔をしてるはずがない 片岡優希は名前こそ『優しい希望』と書くがその性格はよく言えば天真爛漫で純粋悪く言えばただの能天気な子供。 団体戦決勝で大泣きしていたこともあるがそれは京太郎の知る由のないところであった。ちなみに知らない理由は買出し。 「おーっす咲ちゃんと犬!おはようだじぇ!」 「こんにちは優希ちゃん。何見てるの?」 「よぉ、そろそろ夕方だけどな。で…先輩何見てるんですか?」 「ほれ、これじゃ…おい!?」 リアクションが薄いことに優希が何やら文句を言っているが右から左に通り抜けてる京太郎には意味がない。 まこが読んでいたそれを差し出そうとすると優希がそれを取り上げ部員たちから離れていく。 突然のことに驚く咲と京太郎。和がたしなめようとするが優希はそれを聞こうともしない 「こら優希!いきなり取り上げるのはないと思います」 「ダーメーー!!咲ちゃんにはともかく私のこと無視した京太郎には見せてやんないじょ!」 「いや返事したじゃねえか、おまえ騒がしいから聞こえてなかっただけだろ」 「うるさいうるさいうるさーーい!!」 「こらこら声が大きいわ、あまり声が響かんとはいえ静かにせんと」 このモードに入ってしまった優希は人の言うことをほとんど聞こうとしない、だから今は放っておくことにする とにかく今は状況を知るのが優先ということで京太郎はまこから詳しい話を聞くことにする 和は優希をなだめる作業に入り咲もそれに加勢している。その間に情報を集めるしかない。 「いったい何見てたんですか染谷先輩?そんなに大騒動するほどのものなんですか?」 「うーん…まぁ人によっちゃそうなるかもしれんな、卒業アルバムってのは」 「卒業アルバム? 優希の…っていうことは和も写ってるんですか?」 「おおそうじゃ、あんなもんやこんなもんがうじゃうじゃうじゃうじゃ……」 「そこの2人黙っててください!」 「そうだじぇ!犬は黙ってるんだじょ!」 「あなたもです優希! だいたいあなたが駄々をこねるから…」 「ま、まあまあ原村さんそんなに怒らないで…」 (あーちょっとまずいな…和も本気で怒ってるし咲も困ってるしこりゃさっさと解決したほうがいいかな…) 「…しょうがないか」 「お? どうするつもりじゃ京太郎」 和の中学時代のアルバムを見てみたいという気持ちもあるがこのままじゃ全国での戦いに影響が出るかもしれない …とまではいかないだろうがこのような些細な争いが原因での分裂は避けなければならない。 全国はともかく個人戦までは時間がないのだ。ここはさっさと折れておくに限る だが優希のことだからただでは見せてくれないだろう…タコスで釣ることも可能かもしれないがここは確実性の高いものを使う。 364 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/01(木) 00:34:37 ID:Sx9L7a6V 「わかったわかった、だったらこうしようぜ。ひとまずお前は咲にもアルバム見せてやれ、俺はあとでいいから。」 「なにおぅ!? 犬に見せるアルバムなぞないわ!あっても私が許可しないじょ!」 「わーってるよそれくらい。だから俺も今から家に戻って卒業アルバム持ってくるわ。それでいいだろ?」 「…へ?」 「えっ、京ちゃん!?」 「須賀君…どうしてそうなるんですか?」 3人がそれぞれ疑問を口にするが京太郎の背後にいたまこがメガネを外して和と咲にアイコンタクトを取る (アホか2人とも! ここは京太郎に賛同して勢いで押し切るんじゃ! このままだと麻雀の練習もできんようになるぞ!) (ですがそんなことで優希を説得できるのですか? 確実性に欠けますよ) (和!おんし咲の中学時代のアルバムをみたくないんか!?) (先輩!? 原村さんにいきなり何を…) (………わかりました、手を尽くしましょう) (原村さん!?) 「それじゃそういうことだから俺は今からアルバム取りに行ってくる! じゃあまたあとでな皆!」 「ちょ、ちょっと京ちゃん部活は!? 麻雀しないの!?」 「帰ってきてからな! それに今はみんなが練習するのが優先だって前に部長が言ってたぜ!」 部長からの言葉を伝えた京太郎は優希の説得を3人に任せて有無を言わせないまま部室を出ていく 今はとにかく話の矛先を変えるために物事の元凶である(と優希が決め付けている)自分がここから離れた方がいい。 そうしたほうが上手く話がまとまることが多いのだ。それにあの3人なら優希も丸めこめるだろうと判断したせいもある。 (あとは部長が帰ってくるまでにとって帰らないと今度はどんな罰ゲームが待ってるか…) 京太郎はとにかく急いで自宅に戻り本棚に立ててある卒業アルバムを引っこ抜き再び清澄に向ってひとっ走り いつも膨大な量の荷物を持ち歩きしているせいかもはやこの程度では走りの障害にはならなかった。 さらに走りのスピードを上げ部室に向かって突き進み、ドアを突き破るかのような早さで再びその中に入り込んだ。 365 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/01(木) 00:48:05 ID:Sx9L7a6V 「ただいまー!」 「うおぁ、速ッ!」 「まだ10分も経ってませんけど……」 「さすがは犬、有り得ないスピードしてるじぇ」 「部長は?」 「まだ来てないよ京ちゃん、それより…本当に持ってきたんだそれ」 部長がまだここに来てないことを理解した京太郎は開いている椅子に腰かけると持っていた卒業アルバムの表紙を眺める。 まだ中学を卒業してから3ヶ月も経っていないはずなのにそのアルバムに触れて目を閉じると浮かぶ光景… クラスメイトたちと一緒にはしゃいで頑張ってそして友達たちと日々を楽しみつつも充実していたあの頃が懐かしい 「…須賀君、どうしたんですか?」 「やっぱり疲れたんだよ…京ちゃん、眠るならベッド使う?」 「いやそうじゃなくて…思い出してるんだよ。」 「ああ…もしかして中学のとき? いつくらい」 「そうだな…最後の体育祭が終わった時かな?」 「ああ…あれおいしかったね。京ちゃんも覚えてたんだ。」 「いや当たり前だろ!あの4人はともかく俺たちが忘れるはずないだろ?」 「京ちゃん…それは皆にひどいって…」 京太郎と咲が昔話に浸り始めようとしているがほったらかしにされては敵わないとまこたちも会話に入ろうとする しかし2人の昔話はあまり聞いたことがない。あの奇跡を見せた咲の過去…京太郎の存在の意味も含めて興味がある 考えてることが一致したのか和が2人に向かって問いかけはじめ、その後に2人が続いた。 「……そういえば、お2人の昔の話って聞いたことがないですね」 「お、のどちゃん気になるのか? 私はすっごく気になるじょ!」 「わしもじゃ。そもそもお主ら随分と仲良しじゃけど昔はそうでもなかったんじゃろ?」 「どうやって友達になったのか教えてくれー!」 「私はお2人以外の友達の話が聞きたいのですが…交友関係を聞いてはいけませんか?」 「まあまあここは最初から…いわば出会いから聞いてったほうがええんとちゃうか? 具体的には中学校の入学式とか」 3人の問いかけに友達との掛け合いというかバカ騒ぎを思い出すのを止めて3人の応対に出る京太郎。 昔の友達のことを思い出そうとしてるのに現在の仲間たちに問い詰められているこの状況がなんだかおかしく思う。 こうまで興味を持つとは思わなかった。やはりアルバムというのはそういうきっかけになるものなのか 皆に気づかれないように笑みを浮かべつつもそれぞれの疑問に答えようとする…が少し困る 先に誰の疑問に答えるべきなのか…最終的には全部答えることになるかもしれないけどもしかしたらひとつで終わるかもしれない。 (どうしようかな…咲が困ることは言わない方がいいのはわかってるけど…うーん) 以上で投下終了です 京×咲ですけどいわゆるBefore篇です #comment

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