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782 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/08/18(火) 22:01:37 ID:OGjQpZ0O
ガチャ
京「たっだいま~」
咲「おかえり京ちゃん お疲れ様 上着預かるよ」
京「おうサンキュー 先に風呂入ってくるわ」
咲「(ん…?)うん ゆっくりどうぞ」
咲(気のせいかと思ったけど…やっぱり上着からいい匂いがするよ…)スンスン
咲(?…何か入ってる…)ゴソゴソ
咲(!……これって…)
783 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/08/18(火) 22:08:16 ID:OGjQpZ0O
京「は~いい湯だったぁ」
咲「京ちゃんビール お酌するよ」
京「おおありがたや やっぱ風呂上がりはビールだよな~」ゴクッゴクッ
咲「…ねぇ京ちゃん 【Bar 隠れ家】ってどこ?」
京「!!ぶっ!」ゴホッゴホッ
咲「やだっ!京ちゃん大丈夫!?」
京「ハァハァ…な 何で知ってるんだ?」
咲「…し 知られちゃマズイような所なの?」
京「いや…そうじゃないけど…今日上司と寄って来たんだ 呑んではいないよ」
咲「へ…変なお店じゃないよね…?」
京「そんなわけないでしょうが」
咲「だって上着からいい匂いしてたし…ポケットから店の名前が書いてあるマッチが出てきたから…
心配になっちゃって…」
京「ああ何かお香焚いてたみたいだからなぁ 部長のお気に入りらしい
マッチ捨てとけば良かったな 誤解させちまった」
咲「ううん それならいいの(京ちゃん…信じていいんだよね…?)」
784 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/08/18(火) 22:14:40 ID:OGjQpZ0O
カランカラン
和「宮永さん!お久しぶりです」
咲「原村さん!ごめんね急に」
和「私なら全然大丈夫ですよ」
咲「でも幼稚園の方忙しいんでしょ?」
和「確かに忙しいです でも皆可愛くて毎日とても楽しいんですよ」
咲「うん 原村さんいい顔してるよ」
和「そ…そうですか?//それで今日は?」
咲「うんちょっと相談が…」
和「ふふ いいですよ
でもまた味噌汁の具なんかで喧嘩したんじゃないでしょうね?」
咲「………」
和「…何かあったんですか?」
和「そうですか そんなことが…」
咲「うん…」
和「う~ん私は大丈夫だと思いますけど…少し場所を変えましょうか」
咲「え…どこに?」
和「情報交換所 ですよ」
咲「?」
785 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/08/18(火) 22:23:06 ID:OGjQpZ0O
カランカラン
まこ「いらっしゃい~」
優希「のどちゃん!咲ちゃん!」
咲「染谷先輩!優希ちゃん!」
和「染谷先輩は最近ここに喫茶店を出店したんです」
まこ「田舎じゃなかなか採算とれんけぇのぅ 新装開店じゃ」
咲「そうだったんですか 優希ちゃんはお店の方どう?」
優希「大繁盛だじぇ!中高生に大人気なんだじょ!」
和「優希の作るタコスですからね」
優希「天下一品だじぇ!咲ちゃんもまた京太郎と来るがいい!」
咲「…うん」
まこ「なんじゃあ元気がないがな 喧嘩でもしたんか?」
和「そのことなんですが…」
まこ「別に心配いらんと思うがの~」
優希「京太郎にそんな度胸あるとは思えないじょ!」
和「ほら宮永さん きっと大丈夫ですよ」
咲「う~ん…」
カランカラン
久「やっほ~」
786 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/08/18(火) 22:30:40 ID:OGjQpZ0O
久「あら 珍しく皆揃ってるのね」
咲「部長!」
和「今はもう竹井プロ ですよ」
久「やめてよまだまだ駆け出しの新参なんだから 和だって咲のこと未だに宮永さん じゃない」
優希「けどプロの風格があるじぇ!」
久「ふふ ありがと まこ、いつもの特盛でね」
まこ「はいよ 親子丼特盛、じゃな」
久「それで今日は何の座談会?何か悪巧みかしら?」
久「なるほどね~」
咲「部長もやっぱり心配ないと思いますか?」
久「うーん 実はこの前須賀君がこのお店に入ってくの見ちゃったのよね~
それも女の人と二人で」
咲「!!!」
787 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/08/18(火) 22:38:23 ID:OGjQpZ0O
咲「京ちゃん…上司と行ったって言ってたのに…」
まこ「ど…どんな感じの相手だったんじゃ…?」
久「どんなって…割と背が高くてカッコイイ感じの女性だったわね」
咲「………」ジワ
久「まぁ咲とは正反対の魅力があるって感じね」
咲「う……」グス
和「部長!少しは宮永さんの気持ちを考えて言葉を…」
久「まぁまぁ ここまで暴露したのは私だって須賀君を信じてるからよ
二人きりと言っても浮気とかそんな雰囲気には見えなかったわ」
咲「…」
優希「咲ちゃん…」
咲「部長…そのお店の場所 教えてもらえますか?」
和「!…宮永さん…!」
久「…いいわ 今のままだと不安なだけだものね 行って納得してきなさい」
咲「…はい」
788 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/08/18(火) 22:44:12 ID:OGjQpZ0O
ギィィ
モモ「あーすいません 開店は5時からっす」
咲「…」
モモ「どこか具合悪いんすか?ならそこのソファで…」
咲「あ 違うんです 少しお尋ねしたいことが…」
モモ「うーん男女のカップルなんて星の数ほど来ますからね~
背が高くてカッコイイ感じで…他には特徴ないっすか?」
咲「えと…たぶんここの常連さんだと思うんですけど…」
モモ「あ わかったっす 旦那さんのお勤め先〇〇商事じゃないっすか?」
咲「そ…そうです…!」
モモ「なら心配ないっすよ 相手の方もそこが勤務先だからホントに上司と部下の関係っす」
咲「でも…もしかしたらその上司と…」
モモ「それだけは絶対ありえないっす」
咲「な…何でそんな断言できるんですか?」
モモ「………//」
咲「?」
モモ「その上司は…その人は高校の時から私の恋人だからっす//」
789 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/08/18(火) 22:50:34 ID:OGjQpZ0O
咲「そう…だったんですか」ホッ
モモ「そうっす だから旦那さん100%シロっすよ」
咲「…良かった…」
モモ「あの時は私も交えて話してたから会話も覚えてるっす
旦那さん、有望株だって紹介してもらってたっすよ」
咲(京ちゃん…頑張ってくれてるんだ…)
モモ「あとは仕事の話と…プレゼントがどうとか」
咲「?そうですか 安心しました ありがとうございました」
モモ「いやいやお役に立てて良かったっす」
ギィィ
咲「あ…最後にもうひとつだけお聞きしてもいいですか?」
モモ「?どうぞっす」
咲「京ちゃん…お酒呑み過ぎたりしてませんでしたか?」
モモ「ふふ いい奥さんっすね
彼が飲んだのは烏龍茶だけっす こっちは商売あがったりっすよ」
咲「す…すみません」
モモ「何で奥さんが謝るんすか でも今度は夫婦二人でどうぞっす」
咲「はい ぜひまた…
ありがとうございました」
790 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/08/18(火) 22:56:37 ID:OGjQpZ0O
咲(なんだ…全部私の思い過ごしだったんだ…)
咲(よし!京ちゃんに謝らなくちゃ!今日はご馳走にしよう!)
咲「こんにちはおじさん そのモモ肉下さい」
肉屋「はいまいど ん?向かいの花屋にいるの咲ちゃんとこの旦那じゃないかい?」
咲「え?…あ ほんとだ」
咲「京ちゃ~ん 今日早いんだね」
京「ぉわ!咲!?何やってんだ!?」
咲「え…買い物だけど 京ちゃんこそどうしたの?花なんか買って」
京「…今日は何の日?」
咲「今日?今日は…何の日?」
京「ハァ…俺が女々しいみたいじゃないか…今日は二人の記念日でしょうが」
咲「あ!結婚記念日!!」
京「なんだよ その肉も今日のご馳走じゃないのか?」
咲「う…それはもちろん!忘れる訳ないでしょ」
京「思い切り忘れてたって反応でしたが」
咲(そうだよ…この人はこんなに私を想ってくれるんだ…)
京「咲?」
咲「京ちゃん」
京「ん?」
咲「大好きだよっ」
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