「h15-73」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら
「h15-73」(2013/09/01 (日) 17:17:32) の最新版変更点
追加された行は緑色になります。
削除された行は赤色になります。
京太郎(まさか俺まで全国に同行させてもらえるとは思わなかったぜ)
京太郎(ただ、嬉しさのあまり張り切りすぎたかな。雑用のし過ぎで身体がクタクタになっちまった)
京太郎(うん、ぶっちゃけ体中が痛くて動けねえ。どうすりゃいいんだこれは)
「お兄さーん。そんな所で蹲っていたら邪魔になっちゃいますよーぅ?」
京太郎「…どうもすみません。お陰で助かりました」
憩「いえいえ、ウチは自分に出来る事をしただけですからー。それにしても、随分身体を酷使なさってますねーぇ?」
京太郎「それが…かくかくしかじかで」
憩「なるほど…貴方って馬鹿なんですねーぇ」
京太郎「うっ、事実なんだけど貶されるのは堪えますね」
憩「人に気遣いするのなら、まずは自分の面倒くらい見れるようになって貰わなきゃ困りますーぅ」
憩「医者も周りの人も迷惑しますからー。何より、親切がただの自己満足になってしまいますよーぅ?」
京太郎「あー…確かにそれは嫌ですね」
憩「でしょ?」
京太郎「でも雑用を止めたら、何の為に俺が全国に同行しているか分からなく…」
憩「…止めぇ言うとるやん!」
京太郎「ひっ!」
憩「さっき言うたやないか…アンタに何かあったら皆が迷惑するんや。せやからまず、アンタは自分の身体を労わらなあかんよ」
憩「あとウチは、雑用自体は止めろやなんて言うてへん。無理せえへん範囲で、自分の出来る事をやったらええねんで」
京太郎「荒川さん…」
憩「…んん。言い方が荒っぽくなったけれど、決してあなたを貶める意志はありませんよーぅ」
憩「むしろ、もっと上手に出来るんじゃないかと思って言ってるんですからねーぇ」
京太郎「…ありがとうございます(ああ…こんな風に褒められたのって初めてかもしれない)」
憩(また一人、悩める患者を笑顔にする事が出来た…ウチはこういうんに幸せを感じるんやで)
終わり