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八月某日(昼)
咏「おーいきょうたろーこっちこっち!」ブンブン
衣「早くするのだきょーたろー!急がねば長時間並ぶことになってしまうぞ!」ピョンピョン
京太郎「ああもう分かりましたからそんなはしゃがないで下さいよ!」タタタ
今日は合法ロ…げふん。咏さんと衣さんとで遊園地に遊びに来た。
珍しい面子で遊びにでたものだ。子供二人とか。
咏「遅いぞきょうたろー!まったくお前さんは世話が焼けるねぃ」パタパタ
衣「そうだぞ!衣達を待たせるとは全く許し難い!」プンプン
あんたらがはしゃぎすぎなだけだよ…!
と息切れしながら思うが言うと確実に死ねるので心に秘めておく。
咏「しかしこの歳になって遊園地とはねー。年甲斐もなくワクワクしちまうねぃ」フリフリ
衣「それは衣も同じだ。麻雀以外のことに興味を持ったのは最近のことであるから当然といえばそうなのだがな」
ここで年相応にしか見えねぇよとか言ったら地獄に行くだろうしなぁ…
と言うと確実に以下略。
とにかく。
京太郎「ま、とりあえず今日は全員1日空いてるんですからたっぷり遊びましょうか」
と二人を促すと。
衣・咏「うん!」
無邪気な反応超かわえヤダーロリコン?カオハイイノニザンネンネー
…泣かねぇ。
何だかんだで4時間後。
咏「ふぃー、いろいろ乗れたねぃ」パタパタ
と言いあちーあちーと持っていた扇子で自分を扇ぐ。
衣「衣は少し疲れたぞ。まだ色々乗りたいがここらで少し休みたいところだな」クピクピ
一方衣は先ほど買ったジュースを飲んでいる。
え?俺のこと?
京太郎「」フラフラ
ごらんの通りである。
ジェットコースター6回コーヒーカップ4回フリーフォール3回をぶっ続けという悪魔の所行の末だということを考慮してほしい。
しかも全部並ぶときには待ち時間なしという幸福とは言い難いものも重なった。
不幸だ。
咏「おいおいだらしないねぃ。男のくせに」ザクッ
衣「全くだな。きょーたろーは貧弱すぎる。」ドスッ
…………………………泣かねぇ。絶対泣かねぇ。
京太郎「と、とりあえず休憩がてらパンフ読みながら次乗るやつ決めましょうよ!もうあまり時間ありませんし!」
とりあえず話題の方向変えたった。
咏「うーん、たぶん次が最後になるだろうしここでよくね?」
衣「成程。衣もこれに乗りたいと思っていた。」
京太郎「じゃあこれにしますか」
珍しく全会一致。最後に乗るのはーーー
遊園地の最後と言えば。そういうと真っ先に名前が挙がるであろう観覧車に俺たち三人は乗っていた。
京太郎「いやー今日はいっぱい遊べましたね…」
本当に疲れた。でも疲れた分楽しかったと思う。
咏「本当にねぃ。ここまで楽しかったのって人生初かもねぃ。知らんけど」
衣「衣にとってもこの日は人生最大級の喜悦を感じた。京太郎には感謝の言葉しかない」
二人にそこまで言わせることができたなら苦労したかいがあったと言うものだ。
京太郎「しかし今日は、というか昨日はいきなり遊びに行こうなんて連絡来てびっくりしましたよ」
咏「ま、たまにはいいんじゃね?強行軍も楽しんだもん勝ちだしさ」
衣「終わりよければ全てよし。この言葉を体感することになるとは」
そう二人は満足そうに答えた。
京太郎「んじゃ、この後はご飯でも食べに行きますか!」
衣・咏「はんたいのさんせーなのだー!」
京太郎「古っ!?」ガーン
ちなみにその後の夕飯を食べた帰り、警官に「不良金髪が幼女二人を誘拐」などという嫌疑を掛けられながら職質され、三人とも泣いたことは別の話。
……そののち、嫌疑を掛けた警官は咏さんと衣に侮辱罪として訴えられかけ、泣きながらDO☆GE★ZAしたのは絶対に別の話。
カンッ