「おもちを捧げるのです僕たち」
「「「「はい」」」」
一人の少女の宣言に従い少女たちが応じる。
彼女たちは上着をはだし、大きな大きなおもちを露にさせた。
「須賀くん私のおもちはどうですか」
憧れの少女。
和がおもちを俺の顔に押しつける。
温かくて、スベスベで、良い匂いがした。包み込まれ、埋まってしまって息も出来なければ返事も出来ない。
「はあはあ」
興奮と息苦しさ、それでも離れたくないと思わせるおもちがゆっくりと距離を取り、大きく息を継ぐ。
「京太郎くん私のはどうかな」
間を置かずに次なるおもちが俺の視界を塞ぐ。
和よりは少し小ぶりな、十分大きなおもちだ。
宥さんのおもちは普段から厚着をしているから蒸れるのか凄い濃い宥さんの匂いがする。
「ふうふう」
誰よりも濃く、温かいおもち。包まれるととても安心するおもちも離れてしまった。
「私のおもちはどうっすか」
目立たない。存在感の薄い桃子。
圧倒的に自己を主張するそのステルスおもちは大きくて何時だって目で追ってしまう。
「ひいひい」
名残惜しいとばかりに押しつつんだ素晴らしいおもちを見失うことはあり得ない。
「私のおもちはどうでしょうか」
神秘的な雰囲気を放つ大きなおもち。
何処か神々しく畏れ多い、そのおもちに埋まると母なる海に帰ったような、巨大な何かに見守られているような気配さえする。
「あ、あ、ああ」
不思議なおもち、小蒔さんのおもちが離れていくことに何の不安を覚えたのか涙が一筋零れた。
「大丈夫ですか京太郎くん」
それを払うように押し付けられる新たなおもち。
小さな身体にアンバランスな大きなおもち。アイドルな夢のロリパイに癒されていく。
「へへへぇ」
ユキのおもちに俺は元気を貰った。人を明るくさせるおもちは彼女にピッタリなおもちじゃないか。
「京くん、わたしのおもちもどうぞ」
誰よりも白い異国のおもち。
柔らかいけれど反発力が最も強い張りのあるおもちだ。
慣れ親しんだ日本とは異なるおもちに包まれると男の性を強く刺激されてしまう。
「ははは」
「京太郎くん、おもちは最高だね」
「ええ、最高ですね玄さん」
「次はもっと僕たちを増やして捧げるのです。私たちの夢のおもち帝国を」
「「おもち、おもち、おもち万歳!」」
俺と玄。
玄がセッティングし、俺が女の子を口説き落としておもちを囲う。二人で作るおもち帝国は今日も勢力を絶賛拡大中なり。
カンッ!
最終更新:2017年10月12日 21:42