回転寿司 SUSHI衛門
店員「お待たせいたしました。五名でお待ちの津山様~」
京太郎「いやぁ~。回転寿司なんて久々だな~」
京太郎「でも良いんですか?蒲原先輩」
蒲原「ワハハ。いいのさ後輩。遠慮するな」
蒲原「宝くじで当たった10万円の使い道には丁度良いだろ~ワハハ」
ゆみ「しかし、名前があれだな。新しく出来た店...なのか?」
妹尾「そうみたいですね。二週間前に出来たお店らしいですけど」
睦月「なんか、こう...待ちきれないですね」
智美「京太郎、お前はカウンター席に座りな」
智美「私とかおりんは通路側に座るから」
モモ「じゃあ私は先輩の隣に座るっす」
ゆみ「そうだな。じゃあ私は真ん中に」
睦月「うむぁ」
智美「ワハハ。みんな座ったし注文するか」
智美「大将!ハマチとイクラとコハダ一つずつ!」
妹尾「じゃあ私はトロとエンガワお願いします」
「あいよ!」
京太郎「いや~おいしいっすね~。ここ」
京太郎「ネタもデカいしシャリも旨い」
妹尾「あ、京太郎君。ホッキ貝と赤貝とって~」
京太郎「あいよ~。ついでに俺はホタテ貝っと」
ゆみ「すいません。ボタンエビとアジとサンマお願いします」
モモ「きゃ~。先輩恰好いいっす~」
モモ「むっちゃん先輩、ネギトロとかんぴょう巻き取って下さいっす」
睦月「分かった」
「ボタンエビとアジとサンマお待ちぃ!」
ワハハ「ワハハ。皆の分のドリンク取ってきたぞ~」
ゆみ「蒲原。その一つだけ毒々しいのはなんなんだ?」
ワハハ「愚問だな~ゆみちん。今からコレを飲む奴を決めるんだよ」
京太郎「何いれたんすかw先輩」
智美「コーヒーとウーロン茶と紅茶と炭酸飲料だな」
ゆみ「じゃあ私はオレンジジュース」
京太郎「俺はコーラ」
睦月「ファンタグレープ!」
妹尾「カルピス!」
ワハハ「ワハハ。じゃあ私は」
モモ「させないっす!」
ワハハ「わは、な、何するんだ。ゆみちん!かおりん!」
ゆみ「今だ!やれ京太郎!」
京太郎「よっしゃ!先輩、責任とって飲んで下さい!」
ワハハ「わはがぼごぼうごごごご!!!!」
ワハハ「げほぁ!」
ワハハ「何すんだお前ら!」
京太郎「だって、飲みたくなかったんだもん」
「「「「だもん!!!!」」」
ワハハ「わ、ワハハハ」
妹尾「あっ、倒れちゃった」
ゆみ「放っておけばいずれ回復するさ、いずれな」
「あいよ、おまち!ワカメの握りだよ!」
睦月「えっ、いやそんなの私達注文してないですよ」
「何言ってるんでぇ!そこの寝てるお嬢さんが人数分頼んだんだよ!」
「ほれ、注文用紙にかいてあるだるぉ!」
ゆみ「本当だ。これは確かに蒲原の字だ」
京太郎「残すのもアレだし、別に普通のワカメみたいっすよ」
ゆみ「まぁ、腹が膨れることに変わりはなし。食べるか」
睦月「そうしましょうか」
そしてこのあと、一人を除く五人が食中毒で病院に運ばれたとさ。
ワハハ「ワハハ...今日は衣がいないのに...一体どうしてこうなった」
完
衣「一人で食べる寿司はおいしくないぞ....」
実は、京太郎達が今日来ていた回転寿司店には時を同じくして衣と藤田
靖子もやってきていたのだった。テーブル席に案内された6人と反対側の
カウンター席に二人で腰掛け食べる衣達の姿は遮蔽物のせいもあり、6人の
目に衣の姿が映ることはなかった。
衣「ううっ...ツブ貝め。なんて磯臭い味を出してくれるんだ...」
藤田「衣ぉ...ハァハァ...衣ぉ...」
そして、隣で寿司を食べる藤田プロもツブ貝を食べて食中毒を発症し
病院へかつぎ込まれたとさ、どっとはらい。
最終更新:2017年10月12日 21:34