久「恵方巻きってさ…途中で口の中カラカラにならない?」

京太郎「割となりますねぇ」

久「ああいう時ってどうしてる?無視して食べきるの?」

京太郎「とりあえず上向くじゃないですか」

久「ふんふん」

京太郎「口大きく開けて」

久「開けて?」

京太郎「上から醤油垂らします」

久「なるほど…」

京太郎「行儀悪いっすけどね、喉つまったりするよりはよほど…そっちはどうやって?」

久「んーとね、まず齧り付くじゃない?」

京太郎「はい」

久「で、咀嚼」

京太郎「ふむ」

久「飲み込んだらまたちょっとだけかじる。これの繰り返しね」

京太郎「時間はかかるけど安全ですね…」

久「早く食べきれば良いってもんじゃないしね、要は口を離さなかったら良いってスンポーよ」

京太郎「ちなみに好きなのは?サーモンとかそう言うのは前提として」

久「んー、それだとサラダかしら。普通は五目なんだろうけど私かんぴょう苦手なのよね…」

京太郎「あー、俺もでんぶがいまいち…カツとかも美味いですよねえ…」

久「…あっ、恵方巻きで思い出したけどそう言えばまだ豆まきしてない…」

京太郎「あっ…」

久「…片付けるの面倒だしフライパンにざーってやってまいたことにする?炒り豆ついでに」

京太郎「適当だなぁ…」

久「誰が見てるわけでもなしヘーキだって。気分の問題よ、気分の」

京太郎「そういうもんですかねぇ…」

久「ま、とりあえず炒ってくるからお酒準備しておいてー」

京太郎「酒ぇ?」

久「そ!おつまみは炒り豆よ!」

京太郎「…へいへい、用意しておきますよっと」

おちなしカンッ

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最終更新:2017年10月12日 21:33