愚者のエンドロール

「愚者のエンドロール」の各話あらすじ

このページでは、アニメ「氷菓」についての各話あらすじについて分かりやすく詳細に紹介していきます。
初見さんにでも理解できるよう、解説などを交えながら紹介します。
多少のネタバレがあります。また真相や種明かしに関しては反転処置を取らせていただきます。ネタバレを見る場合、自己責任でお願いします
加筆・修正・編集大歓迎。







第八話「試写会に行こう!」

 冒頭、女性がメール・チャットをしていた。「L」なるHNの人物からは「古典部」の名前が出ていた。

 夏休み最後の週、里志と奉太郎は古典部文集「氷菓」の編集会議のために神高に向かっていた。水泳部決勝進出の垂れ幕をみて里志は自分にはあんな才能はない、今後の未来も可能性薄という。そんな話をしながら部室いくが案の定遅れて伊原にしかられる2人。

 しかし千反田がまだ来ていなかった、とおもったらはいってきたと思いきや、皆で試写会にいかないかと誘ってきた。2年F組のクラス展示のミステリのビデオ映画。千反田の知人がそのクラスにいて見て感想聞かせてほしいらしい。その相談をしていて遅れたという。視聴覚室にはいると、闇から染み出るように日差しにでてきた制服姿の2年生女子が招きに応じてくれてありがとうという。
  千反田が全員の紹介を終えると女子生徒は入須冬実だ、と名乗った。千反田とは子供の頃から家ぐるみで付き合いが合ったらしい。

 ビデオ映画のDVDらしいケースを入須は見せ、これをみてどう思ったかそっちょくな感想がほしいと。入須はカーテンを閉めると、まだタイトルはついていない仮称は「ミステリー」。終わったら1つ聞かせてもらいたいことがあるのでしっかりみるよう。それでは健闘を。
 健闘?その言葉に奉太郎はひかかったが映画が始まってしまった。

 2年F組の有志は楢窪地区の展示取材のため現地へとむかった。俳優は6人、髪を茶色に染めており、よく日に焼けた肌の山西みどり、眼鏡をかけており、ひょろりとした細長い体型の杉村 二郎、全体的に背が低く、丸い印象をうける瀬之上 真美子、地味な装いで一番背が小さい女子、鴻巣 友里、顔立ちが人がよさそうな印象の男子勝田 竹男、浅黒く焼けた筋肉質の体型の男子海藤 武雄。
 山道を歩き、楢窪地区に到着、どこか泊まれる所探し、劇場跡を選ぶ。入る直前、鴻巣が嫌な予感がするなどと呟く。伊原と里志が違う意味で「館物!」と叫んだ。劇場の中は床にガラスが散らばっていて休める所はなかった。そのため館に散って探すことにした。見取り図をカメラが映す。事務所にあったマスターキーを除くキーを使い、散って休める場所を探し始めた。そして調べ終わり、ロビーに集合してみると海藤だけが帰ってこない。みんなで彼が言った右袖下にいって控え室を確認するがいない。右袖をあけようとするが鍵がかかって開かない。鴻巣達がマスターキーをとってきて解錠すると上手袖室内には腹部を地で真っ赤にした海藤が倒れていた。さらにそばには切断された腕。勝田はくそっと立ち直りすぐそばの窓を開けようとするがなかなか開かない。なんとか窓を上におしあげて外を見るが夏草が茂ってるだけで異常がない。さらに部隊を通って下手袖へいこうとするがガラクタで塞がれていた。

 そこで再び現れた入須が映像はここまで、この映像の犯人は誰だと思うと。

 入須は順を追って説明するという。何が問題か? 里志が完成しないことというと、入須は頷く。この映像は夏休みにしか撮影できないという特殊なロケ地だというのにまだ完成していない。撮影が上手くいかなかったのかという千反田の問いに入須は首を振り、撮影は順調だった、スケジュールも上手くこなし次の日曜で完成するはずだった。伊原の何の問題が?という問いに入須は脚本だ、と。クラスで唯一漫画を書いたことがある本郷真由という子に一時間の映画の脚本が託された。本郷はよくやってくれたが、今見た場面までかいたところで倒れた。
 その続きを俺達にという奉太郎の問いに入須は首を振る。そんなことは頼まないと。最初の質問だけれど犯人は誰だと思う?と。

 里志はしかし素人が書いた脚本にちゃんと手がかりがまかれているのかと問うと、入須はそのへんは大丈夫と。あの子は神経使って脚本書いていたから十戒も九命題も二十側も守ったはずよ。
 里志に聞が、いいや、ノックスの十戒だよ。九命題も二十側も探偵小説にかかせないものだそうだ。そして入須が言う。つまり謎を解く鍵はフェアに提示されている。それを踏まえて犯人は誰だと思う?
 古典部3人はいろいろ呟くが最終的に全員奉太郎を見た。物凄く嫌な顔をする奉太郎。この手は奉太郎の分野じゃないかとおもって探偵役はねと里志。気の乗らない奉太郎は真剣に見ていなかったとはぐらかす。

 そこで入須を見る。じゃあ入須先輩が考えればいいのではないかという奉太郎の問いもミステリには疎くてねとかわされる。なぜ俺たち古典部が選ばれたのか?と。入須はまず千反田の話を聞いたこと。氷菓の話を聞いたこと。事態の収拾に乗り出したとき君達を思い出した、君達なら探偵役を勤められるのではないかと。

 変な期待は困るという奉太郎にそうだなと入須。ありがとうとすまないと頭をさげ、これで試写会は終わりだと去ろうとした時、千反田があの映画はどうなるのかと食い下がった。それになぜ脚本の本郷さんが信頼と体調をそこねてまで途中でやめなければならなかったのか、気になりますと奉太郎に迫った。古典部面々は笑ったが、入須も少し笑ったように見えた。オブザーバーのような役目はどうだろう、うちのクラスの探偵役志願の話を聞いて参考意見を述べる、どう? 古典部全員にもにらまれて奉太郎は諦めのため息をついた。

 学校からの帰り道、里志が入須は有名だという。彼女の家族は学校から見える恋合病院の経営者だそうだ。さらに入須には渾名があると曰く「女帝」。奉太郎はサディスティックなのかというと、それは女王様でしょと伊原に突っ込まれる。美貌もさるごとながら人使いが上手く荒く、いつの間にか彼女の手ごまになっているらしい。女帝がご登場したんだから僕らもシンボルの一つもほしいという。
 摩耶花は正義かなと。審判と迷ったという里志。里志自身は魔術師で、愚者は千反田に譲るという。どうやらタロットをしっているのは里志と千反田の2人だけのようだった。そして奉太郎は力。千反田は星だとおもったらしいいが。

 翌日、千反田は部室につくなり、案内役の人に案内してもらい、探偵役の人に話しを聞こうという。いつの間に打ち合わせしたのという伊原の問いに千反田はチャットですと。神高HPには学生しか入れないチャットルームがあるそうだ。そのうち2年F組の使い、江波倉子が来た。移動しながら里志が質問をする。話を聞くのは助監督、小道具、広報の3人。千反田は江波に何の役をやっていたのかと聞くと、企画に参加していなかったそうだ。しかし本郷と仲が良かった。本郷の特徴をあげて私の親友といった。
 2年F組前までくると江波がドアを引くと3人の探偵役志願者がいた。


原作との相違点

  • 原作では奉太郎が「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず」というがニ物をもつものもいるしなどといったといった哲学的な話題ふりからの会話だった。 
  • アニメでは里志は奉太郎の評価を保留にしたいでおわってるが、原作ではその先の理由で「氷菓事件を解決した為」の旨を述べている。
  • 原作ではすぐに「氷菓」編集会議に入り、お昼を食べてすべて用事が終わった後、千反田が皆さんこのあとお暇ですか?と誘った。
  • アニメはへークラス展示で終わっているが、神高のクラス展示についての説明がカットされている。
  • アニメでは入須冬実は制服姿だったが、原作では紺色の私服姿だった。
  • アニメでは「6月の文化祭実行委員会での騒動」について覚えていない、といったが原作では「ああ思い出した」と騒動を治めたことを覚えている。(後の里志の話から、騒動を治める意見をもってる3人を見極め、代理として出ている自分がでしゃばると騒動が大きくなるため「3人を使い」、それぞれ意見を述べさせ、騒動を鎮圧した)
  • アニメでは廃村程度の説明だったが、原作では古丘町楢窪地区について詳しく説明されている。
  • アニメでは本郷は「倒れた」のみで症状は明確に言われていないが、原作では「神経性胃炎及びうつ状態」。
  • アニメでは山西先輩だと思いますとそれで終わっているが、原作ではじゃぁ勝田先輩だ。力がありそうだからと奉太郎は抵抗している。
  • アニメでは入須先輩が考えれば、といったが原作では「2年F組が考えれば」となっていて、それに対する入須は広く意見を集めたけれどどれもピンとこなかった、と述べている。
  • アニメでははまず千反田の話を聞いたこと。氷菓の話を聞いたことと言っているが、原作ではまず千反田と面識があったこと、もう一つは、君(奉太郎)がいたこと、といっている。君の話は千反田と遠垣内と、学外の人間1人とから聞いていて君なら探偵役になれるのではないかと述べている。
  • アニメではタロットカードの話、翌日、江波の案内探偵役と会う一連の流れになっているが、これは原作「ニ 古丘廃村殺人事件」の序盤のあらすじであって「一 試写会にいこう!」と合体し、アニメとしては大変長い尺となっている。(これは以前にもあった)
  • アニメでは千反田は「チャットです」といっているが、原作では「わたしブラウザがつかえるんです」と言っている。
  • アニメでは3人いっぺんに1日で話を聞いたが、原作では1日ごとに1人、火曜、水曜、木曜とわけて話を聞いた。








第九話「古丘廃村殺人事件」

 お前らか、ミステリーにくわしいってのは、と大柄で筋肉質、毛の濃い男子が言った。中城順哉、撮影班で助監督と江波が紹介。眼鏡を掛けた中肉中背の男子が羽場智博、小道具班。お団子みたいに髪を3つまとめ、スカーフをしていないチャオっと言ってきた女子が沢木口美咲、広報班。
 ではよろしくお願いしますと江波がいい、中城だけ残して去っていった。その時、みなさんで食べようと思っていたといっていたお菓子を机に出す千反田。高級そうな箱に装丁で、伊原がこれってウィスキーボンボン?と眺める。
 中城含め全員で食べてみるもかなりウィスキーの成分が強い。全員が思わず口をあけるもなぜか千反田だけがもくもくと平気そう。

 全員が落ち着いた所でさぁ始めるかと中城。里志はメモをだし、それをみて伊原が代表して質問する。所にさっきのウィスキーボンボンを2個目を食べる千反田。

伊原:撮影はたいへんだったか? A:撮影は演出なんかも楽しくやれたが、移動が大変だった。
千反田:なぜだったのか? A:見た目が面白い場所ってことで推した奴がいた
里志:楢窪地区は廃村だって聞きましたが、よく立ち入りできましたね? A:そいつが管理人に話をつけてくれた。それがなんか関係あるのか?
いえ、勉強になりましたとデータベース。
千反田:脚本の本郷の容態はどうか? A:あまりよく話しをきいていないがよくないようだ
千反田:本郷はあまり丈夫じゃなかったのか? A:学校も休むこともあったし、撮影にもでてこなかった。
奉太郎:本郷の脚本は評判悪かったのか? A:誰もケチをつけたことはなかった。誰も本郷を責めた事はなかった。
奉太郎;ということは内心はそうしたかった? A:何が言いたい?本郷の仕事は全員が認めていた。もちろん俺もだ。

 場を取り直すように伊原が咳払いをする。それでですね先輩、

伊原:本郷から誰が犯人役か聞いていなかったか? A:鴻巣に頑張れよとかなんとかいっていたような。
伊原:では役者の人に聞いてないか、誰かそういう話を受けていないか? A:誰も。
伊原:物理的なトリックなのか、心理的なトリックなのか? A:どうちがうんだ?

 伊原がだめだこりゃという感じになりほかに質問はないかと中城。俺の話を聞いてもらおうと。いよいよオブザーバーの役割を果す。
 中城曰く、普通の客はトリックなんて気にしない、要はもりあがればいいんだと。犯人はお前だ!ときめつけて、犯人が涙ながらに私情を語る。これで話が決まる。
 その話を聞いた奉太郎達はあっけに取られ、なぜか千反田だけうん、と肯く。
 そういう意味では海藤の死ぬ所はよかった、あの小道具の腕もと。
 ミステリーの作法やらなんやら。そんな細かい話よりドラマだ。タイトルもストレートに「古丘廃村殺人事件」とかにして客を呼べる様にしないと。本郷だってそのあたりのことわかってたさ。
 しかし中城の話にピンとこない古典部の面々。それで中城先輩のお考えは?

 あれはあれだろと。密室ってやつだ。他のやつが誰も入れない部屋の中で海藤が死んでいた。さて、犯人はどうやって殺したんでしょう、ってこと。伊原がではどうやってと促すと中城は言う。簡単さ、窓だよ、と。犯人は海藤を殺した後に窓から出て行ったに決まっているじゃないかと。
 窓、どうも記憶が曖昧なんですがと奉太郎。里志に見取り図を出すように言うと巾着からだして広げる。里志がペンを交えて説明。海藤が死んでいたのは上手袖。みんなが駆けつけたときは鍵がかかっていた。下手袖にいこうとしたが舞台と通路はガラクタでふさがっていた、そうなると右側通路のドアと窓の2箇所しかなくなる。
 そこで千反田が本郷もしっていたのかと言った。里志はそれは重要で、現場の状態も分からず見取り図だけで脚本だけを書いていたら、別のルートも考えていた可能性もある。しかし中城は否定。本郷も1度下見にいったらしい。5月の終わりごろに。
 つまりだ、と中城。犯人は窓から出入りした。こうすればドアから出入りせずに海藤が殺せるシーンが取れると。そしてなぜか奉太郎にいきなり「どうだぁあ!」と一括。奉太郎はびっくりして両手で口を塞いだ。

 そこで伊原が言う。それはミステリーとして出来が悪すぎると。それは本郷にいってくれと中城。あいつも詳しくなく立派なトリックが用意できなかったと。そこで伊原、だとしても犯人は?と。しかし中城は犯人?と反応が薄い。伊原は仮にそれがトリックになるとして犯人は誰になるのかってこと。
 そこで腕を組んだ中城に伊原が畳み掛ける。窓の外を取ったシーンでは生い茂る夏草のせいで人の通った痕跡がない。窓を通るというのは無理ですと。
 しかし中城は本郷が書き忘れたかもしれないなどという。伊原はそれをいったらおしまいですと。本郷の脚本は全てつじつまが合っていると聞いていると。中城はだとしたら、と。そこで急になにかひらめいたようにあ、そうだ夏草だ!といった。さっき言った本郷が下見に来た時にはまだ夏草が茂ってなかった。だから本郷は窓を使えると思い込んだ。だったら今度の撮影で夏草を刈り込み、死体のシーンから取り直せば辻褄があうと。

 千反田はつまりはどういうことなのかと。窓から入ろうとすると館に散った人たちに目撃される、または危険性があるからつかえないという単純なもの。千反田はなぜかまたうんうんと頷いてウィスキーボンボンを手に取る。3個目。伊原は本郷がどこまで知っていたかによると。奉太郎はそれは本郷の脚本をみればある程度わかるという。江波が次の志願者、羽場を連れてきた。そして却下を伝える。羽場は何かの袋を持って現れた、と千反田はなぜかひゃっくりをした。奉太郎は江波に本郷の脚本要求した。

 羽場は本郷はミステリーに詳しくないといった、後ろの机に積まれているシャーロックホームズを指してそれが彼女の一夜漬けだと。ホームズでミステリを勉強しようとしていたのかという伊原に羽場だから素人だっていうんだという。少しむっとする伊原。そこで千反田が本の間にホームズのタイトルの上に◎、○、×、△がかかれた紙片を見つける。奉太郎は使えるネタかどうかの確認だろうと流す。

 そこで羽場案が披露。計画的犯行ではなく、たまたま条件がそろったため犯人は犯行に及んだ。その理由は海藤が自発的に上手袖の鍵を選んだから。そしてこれは密室殺人。唯一のルートの窓の外には足跡などはない。つまり海藤を殺した犯人は普通には逃げられなかった。では犯人はマスターキーで侵入。しかしこれは成立しない。鍵がある事務室には玄関ロビーを通らなければならないがどの人物にも見られてしまう。つまり右手通路自体に近づくことが出来ない。
 トリックを仕掛けるのに密室に近づくことさえ出来ないから。
 羽場は続ける。被害者が密室を作ったことも否定される。他の可能性、機械仕掛けの殺人や、早業殺人も不可能。
 そこでもってきた袋から登山用のザイルを出す。小道具班だった羽場は本郷から人が乗っても切れないロープをと要求されていた。これの使い方わかるだろ?という。誰も答えないので羽場は続ける。一階から入れないなら二階からはいればいいと。二階の右通路には鴻巣がいた。鴻巣は華奢にみえて登山部。二階からザイルで1階に侵入、海藤を殺し2階へ逃走した。あの映画にタイトルをつけるなら「不可視の侵入」というところだろうと。
 そこで君らの意見を聞こうかというところで千反田しゃっくり。奉太郎はザイルのほかになにか本郷から注文はなかったかと。羽場はむらっけがあったのか、指示されていた血糊が全然たりなくて大量にこちらで用意したと。最後に奉太郎は聞いた。出来てる映像はみたか?しかし羽場は実はまだみていないんだといった。

 伊原は羽場にご立腹。古典部の面々は羽場案はいいというが千反田がなんだか納得できないと言う、わからないが。そこで奉太郎がウィスキーボンボンを食べる千反田を止める。先に食べたのを含めてすでに11個も食べていた。伊原の大丈夫?という問いに大丈夫ですよ~だいじょう~ぶ~……ふふふふと明らかに酔っている風。
 あの案で賛成ですかと千反田にきかれ、出来ないという。あの映像との矛盾。あの映像では一階の窓は立て付けが悪かった。ザイルで降りて窓をがたがたやってる時海藤はつったってるのか?と。伊原はださからさっきあの映像を見たか聞いたのねと納得。つまり本郷は窓の状態なんか気にしていなかったと奉太郎。

 次を呼んできた江波が現れ、頼んだ脚本を奉太郎に渡す。そこで千反田はせわしなく動き、いいなーいいなーわたしもほしいですと酔っ払ったまま。脚本はしっかりしていることを確認。そこで3人目の沢木口美咲がきてチャオ!と挨拶。それに千反田はこんにちは沢木口さんチャオですと会釈した。

 沢木口曰く広報班としては早くタイトルだけでもほしい、脚本もこの辺でけりをつけたいと。千反田は本郷は立候補だったのかときくと他薦だったと沢木口。いろいろ質問する千反田がわたし気になります、といってるうちに沢木口が議事録を貸してくれた。
 そして沢木口案。ミステリーってきいたらなにを思い浮かべるか。奉太郎がオリエント急行というと沢木口は13日の金曜日とかと上げる。それじゃぁホラーでしょと奉太郎。しかし里志は一般でみるならホラーもミステリーもかわらないと。
 沢木口は7人目がいたという。実は本郷はあの出演者以外のキャストをさがしまわっていたという新情報。互いの疑心暗鬼が高まった所、満を持して怪人が登場、どのくらい殺す予定だったのかわからないが、2人ぐらい残してさくっとやっちゃえばよかった。ラストは2人で怪人を倒して朝日にキスで決め。タイトルはそーねー「Bloody Beast」。
 でも密室はどうなのかと伊原。鍵がかかっていたのは。そして沢木口は別にいいじゃない鍵くらいとさらっといった。怪人なんだから壁抜けぐらい出来ないとという。そうじゃなかったら…怨霊なのよ! 以上沢木口案。

 異常に沢木口案に反対する千反田。顔は真っ赤。理由を聞いてもとにかく違うんです!といったとき、さっっと赤かった顔が真っ白になった、曰く、万華鏡のようです、と。途端にいす机に崩れ落ちた。慌てて伊原が確認するが「寝てる」。
 寝ている千反田を見ながら里志と奉太郎は沢木口案を気に入っているという、しかし矛盾はあるけどなと。脚本は綿密で指示も的確。もし最後にホラーで大量殺人をやらかすつもりだったなら血糊の量が圧倒的にたりない。だから却下。

 帰り道。千鳥足で伊原に付き添われてかえる2人を見て奉太郎達も帰途につく。里志と雑談をしながらわかれ、道路を渡ると彼女がいた。
 入須冬実。ちょっと、茶を飲むだけの時間をもらえないかな。


原作との相違点

  • 原作ではコネがある奴がマイクロバスを回してくれた。
  • 「日曜日限定」に触れていない。
  • アニメではないが、原作では2日目ではわざわざ千反田からの電話できてくださいね、と奉太郎は言われている。
  • 古典部文集「氷菓」の編集も行われている。
  • 原作では「クリスティーからクイーン、それとカー」と述べている。
  • 原作では「黄色い背表紙の文庫本」を数冊。その後の里志の「ははぁ、すると日本人さっかだね、割と固い所の」といっている。(これで奉太郎が呼んでいたミステリが特定できる)
  • アニメでは里志は「ホームジスト」であることが省かれている。
  • 沢木口が第三話で謎になった図書室の金曜の貸し出しの図書カードに名前が書かれていることについて触れられてない。
  • アニメでは沢木口はスカーフなしの制服姿だが、原作ではタンクトップにGパン、また肌の色も白くなく、浅黒い。
  • 頭のおだんごのようなシニョンはアニメでは3つだが、原作では両脇に二つである。
  • アニメではすでに酔っている千反田は沢木口のチャオという挨拶にチャオと返しているが、原作はこの時点で酔っていないので普通にこんにちはといったらダメだし&テイク2された。
  • 原作では3日目の沢木口を待っている最中に出し、7個目で酔っ払った。
  • アニメでは本郷はむらっけがあって指示された血糊ではたりなかったといっているが、原作ではそのようなことは一切いっていない。
  • 沢木口の大量殺人にかんしても血糊についてあまりふれてない。







第十話「万人の死角」

 本格的な茶店「一二三」に誘われ、本当に茶をするとは思わなかったと入須にいう奉太郎。出され、支払いを持つといわれた茶を飲みながら2人は話し始める。入須は率直に言う。中城はだめだったのか、羽場も沢木口も。奉太郎はそれにはい、無理だと思いますと答える。そこで入須が嘆息、妙な間。残念ですがという奉太郎に社交辞令入らないとばっさり。
 どうやら奉太郎は「女帝」との相性が悪いらしい。
 彼らのどこが悪かったのかと聞かれ、奉太郎は話し出す。

 話し終わり、だから却下した旨を伝える。そこで入須が中城案を却下したのは誰だったと聞いた。羽場も沢木口も。全て奉太郎だった。入須は続ける。
 最初妙な期待は困るといった。しかし奉太郎はことごとく中城達の案を葬った。私がそうなると思ったとおりに。彼ら最初から器ではなかった。彼らには最初からあの問題を解く技術がなかいのはわかっていた。そこであれは茶番ですかと言った奉太郎に割って続けて言う入須、とはいっても彼らは無能だとはいわない。ただあの難局に役立つわけじゃないと思っていた。そこでも奉太郎は割って入ろうとするが入須に押し通される。もし君がいなければ、私たちは彼らの案のどれかを採用し、失敗していただろう。それに奉太郎が冷徹ですね、それに非常だ、というと入須は必要ならそうすると揺るがない。
 だが期待できる人物はいる。その人物については千反田える、遠垣内将司、学外の人間の3人から聞いていた。この人物なら私の期待に答えてくれるだろうと。そう最初から君が目的だった。古典部などではなく。そして居住まいを正す入須。
 折木君、私は君はこれまでの一件で君自身の技術を証明したといえる。君は、特別よと。
 さらに入須は言う。君は、特別よ。そこでもう一度頼みたい、2年F組に力を貸して。あのビデオの正解を見つけてほしい。奉太郎は俺に技術などない、ただ運がよかっただけと、しかし入須は歯がゆいなと諦めない。そこでとある話をする。

 とあるスポーツクラブで補欠がいた。補欠はレギュラーになろうと極めて激しく努力したがレギュラーになれなかった。そのクラブにはその補欠よりずっと有能な人材がが揃っていたから。その中でもきわめて有能な天性の才のある人間がいた。無論補欠との技量の差は天と地との差。彼女はある大会で非常に優れた活躍をした。大会を通じてのMVPにも選ばれたそこでインタヴュアーが彼女に訊いた。大活躍でしたね、秘訣はなんですか?と。彼女はこう答えた。ただ、運がよかっただけです。と。この答えはその補欠にあまりに辛らつに響いたと思うけれどどう思う?と。

 そこでお冷を飲んだ奉太郎を見ながら入須は呟く。誰もが自分を自覚するべきだ……ではないと見ている側が馬鹿馬鹿しい。
 少し迷った奉太郎は言った。入須先輩、俺は

 翌日、里志とあるいていた奉太郎は休日に自らいくなんて珍しいという里志に入須先輩から問題解決の勅令を預かったという。里志はいつかそうなるだろうと思っていたという。千反田さんだろ?と。しかしそれを否定、そしてお前はお前にしか出来ないことはあるか?と訊いた。しかしないねと里志。最初に言ったろう福部里志には才能がないと。わかった入須先輩にのせられたねと。それでも自分の資質を危ぶむわけだ。
 奉太郎は自分は里志を高く買っている。お前はいつか日本でも指折りのシャーロキアンになれると。すると里志はシャーロキアンよりもこころ惹かれるものはあると。そして羨ましい限りだよねと意味ありげに呟くといってしまった。

 地学講義室にいくと里志と一緒に準備をしていた所で摩耶花が来た。奉太郎が入ることに驚愕。謎解きにする気になったというと伊原はすぐにピンときたのか入須先輩に何か垂らし込まれたわねと確信をつく。それよりあの後千反田はどうなったと聞くと伊原は今朝電話してみたら二日酔いで寝込んでいたそうだ。レアケースだねと里志がいい、あの映画をノートパソコンでもう一度見ることに。カメラワークが悪いと里志。そこで奉太郎は伊原ならどうとると質問。
 カメラワークの違和感をみていたら急に部室の扉が開かれた。おかっぱにちかい髪型に太い眉毛、入ってくるなり里志を拘束する。尾道は本気だぞ!進級できなくなってもいいのか!という言葉から察した奉太郎は補習にはでといたほうがいいぞ~と他人事。密室の謎が、と里志は抵抗するも連れて行ってしまわれるが、また戻ってきて手帳を渡し、いってしまった。そして伊原も行ってしまう。図書当番だそうだ。予めいっておいてくれれば時間をあけたのにと。でも、ごめんね、折木。といって伊原が去る。「わかっている」奉太郎は手を振った。

 さて、と1人になった奉太郎は謎解きを開始する。映画を何度もみて推理し、回答にたどり着いた。これが、本郷の真意だと。

 約束の時間になり、「女帝」入須が部室にきた。椅子に座り、聞く。結論はでたかと。奉太郎が頷くのを見てでは聞こう、と奉太郎が話し始めた。

奉太郎が推理した本郷のトリックの真相は? 種明かしにつき以下反転処理
あの密室は誰も入れない状態で、唯一のドアが出入り口だった。またマスターキーのある事務所は散ったメンバーの目があるため右通路さえ行くことが出来なかった。これが第二の密室。ではあのトリックはどうなるのか。6人の中に犯人なりえる人物がいないのならば結論は1つ、あそこには7人目がいた。里志が記帳していたメモには所々『懐中電灯』がでてくる。つまり登場人物の誰も懐中電灯を持っていなかった。ここが一点。次にカメラワークが悪いという感想があった。確かに所どころ不自然なとり方や役者がカメラを気にしているとこがある。また本郷は7人目の役者を探していた。つまり、カメラマンが7人目だった。彼らは元々7人いた、全体のシーンを取れないのも7人目が役者だったと考えれば納得がいく。これが重要だが、7人目はメンバーが散っていくのを撮っている。メンバーが完全に散ったのをみてから事務所にいきマスターキーで海籐を殺害後ロビーに戻りマスタキーを返し、メンバーが戻ってくるのをまっていればいい。もしまだ本郷が7人目の役者を選んでいないのならばすぐに選定するのを進める
入須の質疑:1:Q、7人目がいたとすれば誰にも話しかけられないのは不自然。A:それが本郷が動機とするものだった。6人から圧倒的に無視される存在だった。2:Q,それなら彼らは少なからず結論にたどり着けるはず。最後までロビーに残っていた7人目を疑わないわけがない。さらにそれでは第二の密室がとけない。 A:べつにいいでしょ。それぐらい。観客が謎に悩みさえすればいい。だからあの脚本には探偵役がいない、なぜなら推理する必要もなく、犯人は明らかだから


しばらく考えていた入須はおめでとうと言った。どうやら本郷の謎をといたようだなと。全ての事実に一致する以上それが正しいことには間違いがない。そしてありがとうこれで映画が完成すると。そして握手する2人。そして続ける入須。やはり私の目にくるいはなかったようだ。君には技術があったわ。他の誰にもない技術がと。そしてあの映画にタイトルをつけてみないかといわれ、奉太郎はそうですね、内容に即して「万人の死角」というのはと提案。入須は普通の女子生徒のようにいいタイトルだそれに決めようといった。

 9月1日いよいよ二学期が始まった。奉太郎は行事が終わると部室にいった、が誰も折らず、千反田の手書きで視聴覚室で映画の試写会をするそうだ。いってみるとすでに始まって犯人がつかまるところだった。
 奉太郎が壁に背をあずけているとお、リアル海籐だ、と俳優にあったかのようなリアクションをする。中城と沢木口がよくやってくれたとさすがだねーと誉めてくれる。2人は
「しっかし中城ー」
「なんだい」
「わき汗すごいね」
「えっ!?」
等と会話しながら去っていった。途中羽場とも目があったが舌打ちされたところみるときにいらなかったようだ。里志に感想を聞くと「うん、悪くない」。伊原にあの時こんなこと考えてたのかときかれるとあの時は考え付いていなかった、というと「そう」。なんだろうか。それで千反田は折木さん、わたし、後でですといってさっていった。
 里志もま、よくやったよとさっていく。しかし伊原は残り、ちょっと訊きたいんだけどと隅に引っ張っていく。あの解決は折木がだしたんだよね?と確認。全部?多分と。じゃぁあんたは羽場先輩のいったことをどう考えたのと問われ、奉太郎は聞き返す。

 あの映画には、どこにもザイルがでてこなかったわよ、と。そこで「ようやく奉太郎も気付いた」。

原作との相違点

  • アニメでは「冷徹だそれに非常だ」と奉太郎は口に出しているが、原作では出していない。
  • アニメでははっきり「誰もが自覚すべきだ」といってるが、原作では「呟くそうに」いっている。
  • 原作ではあの後普通に話し合いが持たれ「自分なりの検討をする」と回答した。
  • 原作で里志は「ホームジスト」なのだが、アニメでは完全に「シャーロキアン」になっている。
  • アニメでは「シャーロキアンになれるぞ」といわれ「憧れるよ」と呟くが、原作では「ホームジストになれるぞ」といわれ、「今のセリフは回答に値すると思うけどね」と里志は答えている。
  • アニメではF組の試写会となっているが、原作では古典部部室で江波が置いていったビデオテープを備品のテレビでみていた。






第十一話「愚者のエンドロール」

 伊原に引き止められザイルはどうしたのかといわれた。奉太郎はそういわれて気付いた。本郷は「人が乗れるかどうかまで調べて」小道具班に用意したザイル。奉太郎の推理ではそれが出てこない。奉太郎は反論するも伊原の制されてしまう。伊原は最後に慰めるように私の勘違いかなといって去っていった。

 奉太郎は大変動揺し、自分は自分の答えにあうように事実をまげたのか?と自問自答する。
 そこに里志が来て伊原を同じように「あれはホータローの考えた本郷先輩の真意かい」と。ホータローの推理だと本郷先輩の真意とは違う物だと。叙述トリックについてわかるかいと里志。文章の書き方によってミスリード(誤認)させ、読者を騙すミステリーのトリックの方法の1つ。本郷はミステリに素人で本郷はホームズでミステリを勉強した。そこであの映画、7人目のカメラマンの存在は叙述トリックといえる。しかし本郷が学んだホームズには叙述トリックはでてこない。奉太郎はどこかで読んだのかもと追いすがるが、里志はホータローがそう思うならといって去っていった。

 昇降口で上履きをいれ、奉太郎が帰ろうとすると先に千反田がまっていた。2人で帰るも奉太郎は気に入らなかったんだな?と聞くも千反田は川辺で散歩しないかと誘ってきた。
 川沿いに並んで座る2人が話し始める。千反田は折木さんはわたしが気になっていることがわかりますか?と奉太郎は映画の結末じゃないのかと言ったが、違った。
 本郷さんとはどういう人なのだろうというのが気になっていた。本郷さんは体を壊してまでいるのになぜ入須さんなどを通じて親友の江波さんとに頼まなかったのでしょう。つまりトリックを。本郷さんは体の具合を推してまで脚本をかいたからか?いやでも話に聞く本郷さんはそれほど我が強い人には思えなかった。では結末、トリックに自信がなくなったから?これも違いますF組の皆さんは明らかに不慣れだし皆いいかたです。
 では何が本郷さんを追い詰めたのでしょうか。今回の一件見た目どおりではない。本郷さんは折木さんの案がが真相ならば入須さんや江波さんに話しているはずです。わたしは志半ばにして脚本を放棄せざる終えなかった本郷さんの気持ちを理解したい、しかしさっきの映像はそれを教えてくれませんでしたと。
 あ、でも折木さんをせめてるわけじゃありませんと千反田。

 古典部メンバー3人に欠点を言われ、帰り道自宅に帰らず悶々と悩みながら徘徊する奉太郎。家に帰っても何も分からずベッドに仰向けになる。ふと昔姉がおきっぱなしにていった本棚に近寄り本でも読むかと手に取る。とったのはタロットカード。あの時里志がいった意味をようやく理解して奉太郎は見方をかえたわけだ、というところでひらめいた。

 翌日、放課後、入須をまっていた奉太郎は来た入須に「打ち上げに来ないか?」と誘われるが行きませんと断った。そしてお話がありますと。
 場所を前の茶店「一二三」にかえて、奉太郎が切り出す。先輩は前俺にここで技術があるといいましたね?と。確かにと入須。奉太郎はその技術というものは「探偵」ではなく「推理作家」という技術だったといった。

奉太郎がたどり着いた入須、江波、本郷、2年F組のこの事件全ての真相
真相は、脚本の本郷は念入りにミステリの勉強もし、「ハッピーエンド」で望んだがクラスの面子はアドリブと暴走を繰り返し、本来死なないはずの海藤を殺す設定にしてしまい、「傷害事件」を「殺人事件」としてしまった。しかし気弱な本郷は口を挟むことが出来ず脚本を投げ出してしまった。つまり本郷の脚本では死体はでなかった。そこで北海道から帰宅した入須は、本郷を「病気」と偽り、脚本を「未完成」にし、すでに軌道修正がきかない「解決偏」をみんなで考えようと「そう思わせ」、「シナリオコンテスト」を本郷という大義名分を使い全員を動かした。しかしクラス内での解決は難しく、そこで折木達も巻き込み、解決を図る。しかし成績が芳しくなく、チャットと評判から知っていた、そして、折木を脚本の「推理作家」役にしようとし、折木の考えた案が本郷の考えたストーリーの代案となった。結果、2年F組のクラス展示は成功に終わった。

全てを話し終え、誰もが自分を自覚すべきだといったあの言葉も嘘か、と奉太郎は問う。しかし入須は動じない。心からの言葉ではない。それを嘘と呼ぶのは君の自由よ、と。それを聞いた奉太郎は「それを聞いて安心しました」と返した。

 帰りに奉太郎は名探偵とかかれたポスターに八つ当たりしてしまう。

 入須はチャットをしていた。名前を入れてくださいは入須だった。まゆこというHNとチャットを終えると今度はあ・た・し♪とする。
 しかし「奉太郎にも気付かなかったことをあ・た・し♪が言い出した」

あ・た・し♪の突いた入須の核心
脚本の子を守りたいから「あたし」に手伝いを頼んだ。つまるところ、面白くない脚本を却下するために、且つその上で脚本書いた子を傷つけない為に表面はいかにも相手のためであるかのように偽って、実際は全部自分の益になるように。まあ、「あのバカ」はそれに気付いていなかったけど

核心をつかれ、入須は私はあのプロジェクトを失敗させるわけにはいかない立場でしたと発言するもあ・た・し♪は何も言わずログアウトしてしまった。

後日、古典部部室で千反田と二人になった奉太郎は脱力していた。そこで千反田に励まされ、本郷さんの脚本はどんなものだったのか気になりますと。それに付き合って奉太郎が推理した本郷の脚本をいう。

本郷の本当の脚本(折木推理)
海藤が死んでいないとすれば密室は解ける。鴻巣が2階の窓から右通路の控え室窓から侵入、海藤を追って手きずを負わせる程度の傷をナイフでする。そこで海藤と鴻巣は何か会話をし、海藤は鴻巣を2階へ逃がす。そのうちに海藤は鴻巣を庇う為に上手袖に入り鍵をかけ、倒れた。そこで鴻巣は全員と合流。そして傷の説明はガラスが散乱しているため倒れた時きったと説明すればいい。7人目は「ナレーター」の役者だった。海藤と鴻巣がなんの会話をしたかはわからないが

最後に奉太郎はお前はこの一件なにかしっていたんじゃないか?誰の案にも共感していなかったというと千反田はわたしは本郷さんと同じだからかもしれません。

誰かが死ぬお話はあまり好きではありません、と。

原作との相違点

  • 千反田と奉太郎は川辺で散歩はしない。
  • 考え込み、夜中まで奉太郎は街を徘徊していない。
  • アニメでは大変激昂している奉太郎の描写があるが、原作では非常に淡々としており、激情をみせてのもたった1場面のみで終始落ち着いた様子だった。
  • シャッターのポスターへの八つ当たりはでてこない。
  • 入須の私室の描写が始めてされた。
  • アニメでは最後、本郷の脚本は本当はどうだったか、部室で会話されたが、原作ではチャット(奉太郎は「ほうたる」HN。千反田は「L」HN)での謎解きで終わっている。







第十一・五話「持つべきものは」


「この物語は本編でいうところの11話と12話の間で起きた話である」


市民プールで事件発生!?
えるや摩耶花たち古典部メンバーが水着でプールを走りまわる!?









  • 愚者のエンドロール素文作成。 -- L (2012-06-24 16:00:46)
  • リンク修正、雛型修正。 -- L (2012-06-24 16:04:20)
  • 8話追加 -- L (2012-06-26 13:21:40)
  • 9話追加 -- L (2012-06-27 23:11:14)
  • 10話追加 -- L (2012-06-28 21:07:20)
  • 11.5話追加。 -- L (2012-06-28 23:33:08)
  • ページトップリンク設置。 -- L (2012-06-29 09:18:26)
  • 十一話追加 -- L (2012-07-02 14:53:24)
  • 11.5話質疑追加。 -- L (2012-07-08 11:29:41)
  • 里志好きなのに麻耶花が奪うー -- 名無しさん (2012-08-20 08:51:49)
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最終更新:2012年08月20日 08:51