北海
- 第一世界(央樹)の子世界
- 第一世界により完全に歴史を調整された世界
- だから誘導魔法という一人の魔法使いが他世界の総戦力に匹敵しうる究極の魔法が生まれた
- 北海世界の希少な魔導師たちは、魔導技術を生み出した「第一世界」への復讐を誓っている
- 魔物たちによる憶測
- シナリオA……遊び感覚での干渉
- シナリオB……移住
大陸の人たちから見た設定
- 大陸のひとたちとは遠い隣人として新大陸に住む
- 見た目が愛らしい
誘導魔法とは
北海世界における魔導配列のこと
一つの発音ごとに違う意味を持つという極めて扱い難い特性を持つ
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自動防御は“扉”の魔法だ。あれが何なのか、おれたちも正体を知らない。
ただ、高密度の複合性質は明確な意思を獲得する。
それは多細胞生物が意思を獲得していったことと似ている。
自らが属するコミュニティを維持しようとする働きから生物の意識は生まれた。
彼らが重要な器官を肉と皮で守ろうとするように、ある一定の規模に達した魔法には命令系統が生じる。
その理屈を利用したのが誘導魔法だ
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連結魔法とは異なる点
スペルはより緻密で繊細。それゆえに難解を極める。
戦闘向きの魔法ではない。さらに先を見据えたもの。
おそらく、魔法動力兵を作るための構造。
誘導魔法は魔物とほとんど同等の力を持つ魔法動力兵を成形できる
省略項
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究極の魔法とはどういったものなのか?
お屋形さまに言わせてみれば
それは、イメージが先に立つものであるらしい
連結魔法とは、まったく逆の発想でありながら
似て非なるもの……
詠唱でイメージを誘導するのではなく
イメージで詠唱を誘導する
極限まで細分化した性質を以って
人間の思考力では扱いきれないほどの緻密な構成で現象を組み立てる形式を
誘導魔法と、お屋形さまは呼んだ
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ハロゥについて
- 北海世界のなかで、非数世界を担当する魔導士の名前をワドマトという。
- おそらく苗字であると考えられる。
- こきゅーとすでのハンドルネームは北国(雪国)在住の名も無き(名無しの)エルフさん。
- 人間からは天使さまとか聖なる海獣とか呼ばれる
- 存在しない魔法
- 補佐官マリア
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子狸さんは瞑目し――
脳裏を駆けめぐったのは様々な思い出だ。
パンをこねる父を思った。
模様替えする魔物たちを思った。
冷たい手錠の感触。(罪状:魔王)
手をつないで去っていくエルフの父娘……。
恋しいひとに通報される日々……。
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- 大陸では精霊と呼称
- 魔法動力兵
- 疑似的な感情を与えられている
- 魔物たちにとっての侵略者?
レベル1
- 蜘蛛型……青いひとたちに相応
- モグラさんたち……鬼のひとたちに相応
レベル2
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第一の回線ゲートが開く
現れた人影は二つ……
その一つに、少女の視線が吸い寄せられる
彼女の、よく知る姿をしていた
いや、王国の民ならば誰もが知っている姿だった
勇者「元帥マリアン……」
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レベル3
- ミノタウロス……牛のひとに相応
- リザードマン……鱗のひとに相応
- ワーウルフ……跳ねる人に相応
レベル4……複核型
- 夢魔……馬のひとに相応
- ニワトリさん……蛇のひとに相応
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どうもそんな予感はしていたのだが、あのニワトリさんはおれらっとこの腹黒蛇の能力を模した機兵であるらしい
元帥の座を虎視眈々と狙うあの蛇は、パワー、タフネスともに魔王軍では最高値に近い
事実、王国騎士団のチェンジリング☆ファイナルですら倒しきることは出来なかった
チェンジリング☆ファイナルは、チェンジリング☆ダウンの上位版と言ってもいい
より条件は厳しいようだが、一人の術者が開放レベル3を撃ち放題になる
それがチェンジリング☆ファイナルだ
つまり蛇さんの自慢の鱗は、殲滅魔法を以ってしても貫けず
むしろ聖剣なら切り裂けるという設定に甘えていて
ダメージエフェクトに抜けがあるという事実が判明した
億千万の確率を乗り越えて勝利を収めたニワトリさんの手羽先が
ゆっくりと
死を告げるように蛇さんへと突き付けられる
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レベル5
- 歌の精霊王
- ハロゥド・アン
- ハロゥドというのは北海世界の言葉で「持たぬもの」……
- つまり「核」を外部に放出しない「内蔵型」を指し示す言葉だった
- こきゅーとすでのハンドルネームは方舟在住の世界をめぐる不定形生物さん
- ド・アンは、特赦を持つマリ・バウマフに対抗するために生み出されたハロゥだ
- 無制限リシス
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魔法動力兵は設計者の命令に従う
例外があるとすれば、それは“人間”の生命が危機に陥った場合だ
アンと呼ばれた動力兵は、仮面を身につけている
この世界の人間を模したその姿――
体格から言って少女のものだ
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最強の動力兵が少女の姿をしているのは
お屋形さまの手加減を期待できるからだった
それなのに
彼女の可憐と言ってもいい容姿は
むしろ子狸さんに効果がばつぐんだった
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それは詠唱変換の終着点
あるいは連弾の
そして爆破術の遥か先にある完成形……
魔法で物理法則を再現することは不可能ではない
魔法の内燃機関を積み
魔法の人工筋肉で駆動し
魔法の電子回路を搭載する
魔力の筋道を人為的に作り上げることができれば
その思考速度は有機生物の限界を軽々と突破するだろう
呪われし魔法動力兵
あれこそは、魔王が生み出した禁断の呪言兵だ
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最終更新:2016年03月08日 00:43