回路(回線)
「魔法回路には表と裏しかない。二番回路なんて嘘っぱちだよ。」
疑似魔導配列を二番回路、魔導配列の表を一番回路、裏を三番回路という?
一番回路
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一番回路は、魔法専用の回線を持つ
魔物は魔法そのものである
だからハロゥは一番回線を通して非数世界へと転送される
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ここに魔王召喚の儀はなる
降り落ちた光が、足元に輝線を刻んでいく
描かれる幾何学模様は、魔法回路と酷似している
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二番回路
- 人間の無意識の集合
- ユニオン
- 実は後付け
- こきゅーとすと深くつながる
- 魔改造の実を結実させる大本
- 魔どんぐりは神について
- 魔さくらんぼは魔法以外の魔法じみた力について
- 二番回路は精密機械を誤作動させる
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「ドミニオン!」
土魔法は、二番回路から生まれた魔法だ
二番は無意識の領域を司る魔法回路だった
三つの魔法回線を通して、魔法は現世に召喚される
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豊穣属性は、魔王の果実に干渉する魔法だ
これら二つの要素に因果関係はあるようで
じつは、まったくない
魔法には三つの回路がある
豊穣属性は、二番回路から生まれた魔法だ
しかし真相は異なる
順序が逆なのだ
果実に干渉できても、そう違和感のない豊穣属性を生み出すために
おれたちが、二番回路を作ったのだ
子狸の前足を、色とりどりの果実が取り巻いた
果実は未来から落ちてくる
過去、未来に干渉できるバウマフ家の人間ならば
果実に前足が届く
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魔物たちは、はっきりと異能を扱いにくいものだと認識している
魔法に抗おうとする、危険な力だ
そして同時にこうも言える
この世界の適応者たちは、異世界よりの侵攻に対する切り札になりうる
だから「一目で適応者を特定できる」という状況を避けてきた
二番回路は、人間たちの「正常性」を利用するために設置された大魔法だ
逆算魔法の支配下では「永続魔法」が通らないので、施行者は特赦を持つバウマフ家の人間である
説明しても納得してくれないと思ったから、無駄な過程を省いて嘘を吐いたのは仕方のないことだった
だからなのか? 二番回路には未知の部分がある
魔物たちも解明しようとはしているのだが、それが出来るなら彼らはここまでバウマフ家に振り回されたりしない
異能の発現を抑え込んでいた二番回路に不具合が生じている
ドライが健在である以上、魔法動力兵による干渉という線は除外してもいい
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三番回路
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圧縮された空気を元に算出された運動量を固定し
対象の三番回路に数値を入力
退魔性などの抵抗を通して成否判定を行う
――これが圧縮弾と呼ばれる魔法だ
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最終更新:2016年03月08日 02:59