退魔性


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退魔性

  • リシス(連合語)
  • 本来の名を正常性という
    • 魔法
    • 反作用
    • 異能
      • 異種権能
+...
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魔法はこの世界の法則ではない
異なる法則が、元あった法則を押しのけて一方的に働くということはない
異能は魔法の反作用だ
自我を獲得した魔法が魔物を生み出したように――
強固に結実した退魔性は異物の像を結ぶ
+...
異能に適応したものを適応者や異能持ちと呼ぶ
対して異能そのものの事を異能者と呼ぶ
+...
適応者の異能は、世代が進むごとに劣化する性質を持っている
その性質は、外部への働きかけが強いものほど顕著だ
+...
強力な異能は
 概念の世界を飛び出して
 現実の世界に干渉してくるから
 極めて暴走しやすい構造になっている
意図的に暴走を引き起こすこともできるということだ
+...
子狸「“異能持ち”か……!」
異能持ちとは!?
――人間の中には、ごくまれに不思議な力を生まれ持つものがいる
魔法では説明が付かない超感覚、もしくは超常的な現象を引き起こす人間だ
そうしたものを、適応者もしくは異能持ちと呼ぶ……!
+...
例外的に強力な送信系というのも、いちおう設定上は存在しますが、作中には登場しません。
と申しますか、カットされて過去の出来事になりました。
早い話が他者を洗脳できる異能持ちで、子狸と巫女さんが成敗しました。
早々に洗脳された子狸が敵の手先になっていましたが、いつものことです。さすがランプレーの似合う男。
+...
うさぎ「イリス。悠長に話しているひまはなさそうだ」
 イリスというのは、牛のひとの本名だ
 彼女は舌打ちした
牛「暴走か? そこまで追いつめたのか、適応者を」
トカゲ「レベル7……」
うさぎ「ああ。凄まじい意思力だ、アトン・エウロ……。怪物……これが共和国の……」
魔法と異能の構造は似たものになる
 なぜなら、異能というのは魔法の反作用だからだ
トンちゃんが姉妹の姿をしたものを傷付けたくないと考えたなら
 暴走した物体干渉は、他のものに牙を剥くことになる
無差別な殺傷圏内の渦中にあって、トンちゃん本人が無事なのは
 それが唯一、残された最後の理性だったからだ
+...
羞恥心など、勇者さんにとっては自分を構成する手足の一つに過ぎない。
心の中に「扉」がある。扉の奥は、生命の根源に根差す「何か」が眠る「子供部屋」だ。それはアリア家の人間に共通する観念の一つだった。
扉を開けると、顔のない子供が色とりどりの積み木で遊んでいる。
差し出された手には積み木が乗っている。小さな手だ。その手は、幼い頃の自分の――。
異能は魔法の反作用だ。物理法則からしてみれば魔法は異物でしかないから、魔法を用いるたびに音が反響するように一定の反動が生じる。
そして、それらは魔法が活性化していくに従い、取り返しのつかない歪みを生み出すことになる。
異種権能とは世界の悲鳴であり、もしも物理法則を含める世界の最果てに行き届く秩序を「神」と定義するなら、その正体は「神の遣い」ということになる。
国によっては「法術」もしくは「神通力」と呼ばれる力だ。
異能が神聖なものであるとしたら、その対極に位置する魔法は許されざる禁忌ということになる。
だから、そうではないのだと「異能」と名付けた。
+...
今回はさらに奥まった難しい話をしようと思う
 さて、勇者さんはどこまでついてこれるかな……?
属性魔法の正体は映像だ。しかし、それだけではない
 発火魔法は術者がそうと命じれば何かを燃やすことができるし、一度燃え移った炎は魔法を解いても勝手に消えることはない
 魔法から物理現象への移行がある
 これは正常性の働きによるものだ
発火魔法が熱いのは
 術者の正常性による現象なのだ
だから正統なスペルを受け継ぐバウマフ家の人間は
 発火魔法で何かを燃やさないことができる
正常性は魔法の存在を否定するが
 一方、反発することで魔法に定着を促してしまう
+...
子狸の顔面を鷲掴みにしたまま、近衛兵は不思議そうに首を傾げる
 フルフェイスの兜は、元帥と共通した造りになっていた
 中の人などいないことになっているので、肌が露出しないよう工夫されている
唯一、露わになっている両眼に輝線が走る
 魔物にとっての眼球とは、映像の一部でしかない
 だが“目”と定義された器官で情報収集することが
 高度な魔法環境では意義を持つケースもある
ようは、観測者の退魔性を利用することができるということだ
 この場合は、子狸が“見られている”と認識することが重要だった
+...
 王国最強の騎士、アトン・エウロは極めて強力な異能を持つ。
 たちが悪いことに異能は暴走を前提とした構造になっているので、真価を発揮するためには暴走させるしかない。
 そしてトンちゃんの異能は、暴走すると周囲一帯の物体をサイコロ状に分解してしまう凶悪さを持っていた。
 物体と物体の「つながり」を捕食し、自分に近しい下位の異能を生み出すのだ。
 異能は質量保存の法則にしたがう。魔法ではないからだ。何かを生み出すためには犠牲を要する。


異能(スペシャル?)

  • 大半の人間は、異能を五感の延長上にあるものだと認識している
  • 気のせいでは済まされない大きな力が動くとき、目に見えるビジョンがなくてはならない。
  • あまねく異能は、物体干渉を起源に持つ
    • 因子を取り込んだ人間へと異能は“感染”する
    • 物体干渉の異能は、まず遺伝しない
  • 送信系は最下位に属するため、もっとも数が多く、そして極めて高い確率で遺伝しやすい。

四つの系統

  • 物体干渉(ネウシス)
      • 2cm、時計さん
        • 2cmは極めて暴走しやすい構造になっている
        • アトン・エウロ
  • 精神干渉
    • 制御系(クレア)(クレアボヤンス)
      • 感情制御
        • アーライト・アジェステ・アリア
        • アテレシア・アジェステ・アリア
      • 変域統合
        • 感情制御の第二世代、感情制御より出力が弱く距離が広い
        • アレイシアン・アジェステ・アリア
    • 受信系(メトラ)
      • 未来視もどき
        • ずれた時間軸を認識する
        • だから規定の未来が否定されたとき、その力は永遠に失われることになる
        • タマさん
      • 読心術
        • 一つ目の小鳥、正常な時間軸上にない?
        • コニタ
    • 送信系(テレパス)
      • 洗脳?
        • イベルカとサルメア、レチアとルルイト
      • 念波を相殺できる“無効”のテレパス
        • ポンポコ騎士団

魔物による疑似退魔性

+...
壁を突き破って背後から迫る圧縮弾を、女神は倒れ込むようにして避ける。空中で一回転し、片手を突き出す。
手のひらに顕現した銀色の輪がまばゆい光を放った。
退魔性の擬似的な再現。
法術、あるいは神通力と呼ばれる力だ。
開放レベルを剥ぎ取られた圧縮弾が、まるで自滅するように霧散した。
子狸さんが振り返る。
背後に転移してきた女神と目が合った。
反応が早いという次元ではない。この子狸は、あきらかに未来を読んでいる。