「はぁー、皆どうしてるんだろうなー」
B-11のエリアにぽつりと存在する海の家に青色の髪の毛、アホ毛と泣き黒子が特徴的な人物、泉こなたがいた。
「かがみんなら大丈夫だと思うんだけどつかさやみゆきさんが心配だよねー……あっ、そうだ」
まだ見ぬ友達の心配をする彼女はディパックを漁る。中から取り出したのは赤色と白色、中央にはボタンが付いているボールが一つと携帯電話だった。
「モンスターボール……?なにが入ってるんだろ?わくわくするよねーこういうの。ふむふむこのボタンを押せばいいみたいだね」
嬉々として彼女は中央のボタンを押す。
中から出てきたのは普通の大きさより何倍もあるカブトムシ、これを見た彼女はあまりの大きさに呆然としてしまった。
「こ、これは予想外だよ……。んと、名前は……ヘラクロスって言うんだ。見たまんまだね、あれ?でも英語じゃヘラクレスだったっけ?ま、どうでもいいや。じゃあかがみん達を探しにいこう!!行くよヘラクロス!!」
ヘラクロスを引き連れ彼女は意気揚々と海の家を後にするのだった。
【B-11/海の家/一日目・深夜】
【泉こなた@らき☆すた】
【状態】健康
【装備】陵桜高校の制服
【道具】基本支給品、携帯電話、モンスターボール(ヘラクロス)@ポケットモンスター
【思考・状況】
基本:かがみん達と合流しないとね
1:とりあえずうろついてみよう。
2:殺しはしない。
[備考]
※高校三年生時からの参戦です。
※ヘラクロスの技、携帯電話の機能については次以降の書き手さんに任せます。
【携帯電話@現実】
至って普通の携帯電話。通話とメールなどが出来る。本ロワでの機能は現段階では不明
【ヘラクロス@ポケットモンスター】
たかさ 1.5m
おもさ 50.4kg
とくせい むしのしらせ
じまんのツノを あいての おなかの したに ねじのみ いっきに もちあげ ぶんなげてしまう ちからもち。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
「ハァッ、ハァッ……!!」
時同じく、こなたが探している一人である柊かがみはひたすら草原を駆けていた。
(どうしよう。誰でもいい、誰でもいいから助けて……)
(助けて……こなた……)
彼女が何故この状態になったかを知るには少し時間を遡らなければいけない……。
○ ● ○ ● ○ ● ○ ●
彼女は目を覚ました後にB-2エリアの廃病棟の一階フロアをおどおどと歩き回っていた。どうやら自分以外に人はいないらしい。だが確証は持てないがこのままこの中を散策するのは気が滅入る為、この場を去ろうとした時だった。
カツ……カツ……カツ……カツ。
聞こえてた恐らくであろう靴の音、だが今の彼女にとっては恐怖心を煽るものでしかなく身震いが激しくなる。
(だ、誰?ど、どうしよう……、もしかして、死ぬ……?)
「イ、イヤ。イヤよ……死にたくない……まだ死にたくない」
ふと思い出したかの様に、
「そ、そうだ。これを、これを使おう……大丈夫、当てなければいいんだから……」
取り出し手に取ったのはベレッタM92。震えながら足音が聞こえてくる方に向いて銃を構える。そして、引き金に恐る恐る指を添えて────
パァン────。
発砲した。
一瞬の静寂の後、かがみはその場にへたりこむと同時に身体中から嫌な汗がどんどんと湧き出てくる。
「ど、どうしよう…………、でも、しょうがないよね?み、皆なら許してくれるよね?うん皆なら許してくれる……。こなたもつかさもみゆきも……、だってしょうがないじゃない!!」
彼女は涙を浮かべて自分に言い聞かせる、平静を保てるように。
「誰か分からないけど……アンタが悪いのよ!!アンタが……!!」
誰かも分からない相手に叫ぶ。
だが────、
カツ……カツ……カツ……カツ……。
と、かがみの耳に再び靴の音が届いた。
「い、いや。いやよ……!!」
かがみは自分の荷物を放置したまま、訳の分からぬ内にその場から逃げるように駆け出したのだ……。
──そして時間は戻る。
走って、走って、走り続けて、気がつけば森の中。近くにあった切り株に腰を下ろす。
「ここ、どこだろ……?荷物、置いて来ちゃった……、ははっ……」
もはや笑うしかない、笑ってもどうこうできる状況では無いが。
「これから、どうしよ……。こなた……つかさ……みゆき……私、皆に会いたい……皆に会いたいよぉ……!!」
森の中、柊かがみの泣く声が小さく聞こえるだけだった──。
【B-6/森林部/一日目・深夜】
【柊かがみ@らき☆すた】
【状態】健康、精神疲弊(大)、強い恐怖心
【装備】陵桜高校の制服
【道具】無し
【思考・状況】
基本:死にたくない……
1:こなた達に会いたい……
2:これからどうしよう……
[備考]
※高校三年生時から参戦です。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
「あっぶねぇー、マジで死ぬかと思ったー」
廃病棟に残っていた人物、藤崎佑助は安堵していた。誰かが近くにいると感じた彼は近くに行こうとした。だが近づく途中でその誰か分からない人物に発砲された……、しかしながら発砲された弾は大きく外れたので一命はとりとめた。だが恐怖心を大分煽らされ、びくつきながらもう一度近くに行こうとしたが今度は発狂したかのような叫び声を上げて逃げ出したのだ。
「これじゃあ俺が完全に悪者みてぇじゃねぇか」
彼に何とも言えない何かが重くのし掛かったような感じがしたのは言うまでも無いようだ。
「つーかこれ、どうしよう」
手に持つのは逃げてしまった人物の物であろうデイパックとベレッタM92だった。
「まぁ、持ち主に返してやるしかねぇよな。」
と、誰のものか分からぬディパックを自身のディパックに納めて行動を開始し始めた。
【B-2/廃病棟一階/一日目・深夜】
【藤崎佑助@SKET DANCE】
【状態】健康
【装備】開盟学園の制服、ツノ付き帽子
【道具】基本支給品、個別支給品1~3、柊かがみのディパック、ベレッタM92(残数14、マガジン15発×2個)
【思考・状況】
基本:ディパックを元の持ち主に返す
1:鬼塚一愛、笛吹和義との合流、椿は気が向いたら
2:そういえばゴーグルが無ぇ……
[備考]
※ポケット団結成時以降からの参戦です。
【ベレッタM92@現実】
9mmのパラベラム弾を用いる自動拳銃
最終更新:2012年09月28日 23:59