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**ワールドイメージ スチームパンクファンタジー世界+亜細亜+ケモノ。 蒸気機関に似た、不思議な石炭「龍炭」の生み出す煙による蒸煙機関という技術が存在する。 **神話 遠い昔、世界は赤と青の双子の龍で出来ていた。 ある日のこと、青の龍が体を丸めたまま動かなくなっていた。 片割れの赤い龍は、硬くなった青い龍を抱き、途方もない長い間を泣き続けた。 青い竜の体の窪みに涙が溜まり、海ができた。 それを見た龍は、戯れに自らの鬣を使い、土と植物とを作った。 そして、自らの尻尾を切り裂いて、自分に似せたヒトを作った。 ヒトビトは自ら土の上に立ち、増え、地に満ちた。 ヒトビトは言葉を持たずしても、心を通わせることができた。 その姿に龍に満足し、安らかに眠りについた。 それから途方もない歳月が流れた。 過ぎ行く永い時間の中で、ヒトビトは自らの始祖である龍の存在を忘れた。 次第にヒトビトの中の龍が薄れ、それに伴って姿も変化していった。 あるものは立派な鬣や髭や毛並みが短くなり、あるものは鱗や角や翼が落ちる。 龍の力が薄れ、龍の力によって繋がりあっていたヒトビトの心も互いに離れていった。 それからまた永い年月が経ち、龍が目覚めた。 龍でない姿をしたものたちが繁栄している様に、龍は赤い吐息を漏らしながら怒った。 龍は、龍の姿を捨て、真の姿を忘れたヒトびとを呪った。 呪いは龍を象った姿で、ヒトビトを襲い始めた。 ヒトビトは、龍の呪いを、畏敬の念を込めてこう呼ぶ。 威形、と―― **世界のカタチ 二足歩行する獣、いわゆる獣人が住む。 世界はテーブル状。 ちょっと待って後でまとめる。 **文明 生体エネルギーの一種とされる『龍素』と龍素を大量に含んだ鉱石、通称『龍炭』を媒体とした『蒸煙機関』の技術が発展し、浸透している。 -龍素(ロンソ) 生体エネルギーの一種で、万物に存在し、生き物の「生気」や「存在感」を構築する要素である。 全ての生き物が有し、胎児~幼少期の過程で自然に取り込まれ、常に血液と共に全身を巡る。 主に、生命維持及び固有の生物としての機能を高める役割を果たしている。 高まる機能や保有量は種によって異なるが、現在、最も保有量が多い種は「人間」である。 無機物にも含まれ、太古の生物の死骸がある地層では多くの龍素が鉱石となって産出される。 生物から取り出す研究もなされているが、コストがかかりすぎて実用には至らないという見解が一般的である。 ただし、秘密裏に保有量の多い人間から搾取する研究をする者がいるという噂もある。 -龍炭(ロンタン) 龍素を多く含む鉱石のこと。 特殊な方法で着火することで高圧の赤褐色の煙へと変化する。 この文明を支える『蒸煙エネルギー』を作り出す媒体であり、日々の生活欠かせない燃料である。 従来の燃料よりも軽量で燃費もよく非常に便利な燃料であるが、毒性があり、誤って体内に大量摂取したりすると脳を冒され、場合によっては死に至るという。 扱う場合は十分注意されたし。 鉱石自体の形は様々だが、共通してうっすらと赤い光を帯びていることが特徴。 その光の照度が高ければ高いほど龍素を多く含んでおり、高値で取引されている。 一般的には専用の鉱山から産出されるが、後述の威形を屠ることで少量の龍炭を手に入れることもできる。 その場合は独自の精製技術が無ければ燃料として扱うことができない。 -龍脈 龍炭が多く含まれる地形は、『龍脈』と呼ばれ、近年では龍脈のある場所に都市が形成されることが多くなっている。 ただし、何の因果か龍素の多い場所は『威形』と呼ばれる凶暴な生物が多く徘徊するところでもある。 そのため、龍脈のある地域を開拓することは非常に困難を伴う。 -蒸煙機関 龍炭を媒体とした機構の総称。 燃焼させると、赤褐色の煙と莫大な圧力を生み出す。 蒸煙機関には煙を排出するための「排煙管」や「排煙機構」が備え付けられている。 また、それが都市規模の大きさとなるとそれ専用の機能を有した「排煙塔」と呼ばれる建物が建つこともある。 蒸煙機関を利用した機械を総じて『蒸煙機』と呼ぶ。 -龍素と感情 龍素は、人間が社会性を構築する上で必要な「感情」「生気」の形成に深く影響を及ぼし、他人の気配や読みなど「第六感」を使う場合のリソースとなる。 龍素の少ない人間は感情を持ちにくく、他人から認知されにくい。 なお、影響はするが、絶対的なものではないらしく、龍素がなくとも生存本能によって、「快」「不快」「恐れ」等は感じることがわかっている。 **威形 かいぶつ。 **排煙城砦都市 参考イメージは九龍城砦。 煙を上げる無数の蒸気機関と狭い地域に密集した高層建築群が並び、周囲を城壁でぐるりと囲まれている小国。 さながらその景観が、煙を排出する城砦の様な印象を与える為、『排煙城砦都市』と呼ばれている。 小国ながら洗練された最新鋭の蒸煙機関技術と、龍炭採掘による貿易で独立を保っている。 主に地位の高いの人間の住む「上流街」と、それを取り囲むような形で、庶民が生活する「下流街」がある。 更に「下流街」は4つの地区に分かれている。 最先端をひた走る都市国家だが、人口流入による人口増加に伴った土地不足や、貧富の差などの問題に悩まされている。 そういったもろもろの事情により、建物を高く高く建て増され、それが極端に密集しているという特異な都市の形を生み出した。 下流民は原則として上級街への立ち入りは禁止されている上、街の外は基本的に威形や他国の侵攻を妨げる為の塀と門扉によって封鎖されている。 -上流街 排煙城砦都市の中心に位置する、いわゆる貴族街。国土の1/3を占める。 上品かつ綺麗なビル郡、高度なテクノロジーの研究機関施設、高級量販店、住宅街などが存在している。 整備も行き届いており、清潔かつ治安も非常に良い。 主に貴族や上級の研究者、官人等、上流階級に属する人々が住んでいる。 国の政治の拠点とされる一方、技術発展の爆心地でもある。 この国のテクノロジーのほとんどは此処に集約され、蒸煙技術はもちろんのこと、大本である龍素の研究も盛んで、またそれに伴った医療技術、軍事技術等が発展している。 ただし、その豊かさの陰では非合法的な人体実験なども行われているようで、下流街から身寄りのない人間を攫う人身売買業者も存在している。 下流街とは、高い塀によって分断されており、下流民は許可なく上流街に入ることはできない。 出入りするには政府の発行するハイテクな割符が必要である。 また、下流街をまたいで東西南北を十字に突っ切る通り道(通称:大十字道)があり、外国の重臣達は、貧民街である下流街を直接見ることなく上流街に入る事が出来る。 -下流街 暗闇の中に豊かさを怪しさを内包した貧民街。 上流街を囲む二層の壁の間に位置し、違法的な高層建築物が立ち並ぶ。 丸い上流街をぐるりと取り囲んだ環状で、4つの地区(南に位置する赤雲区、東に位置する緑雲区、北に位置する黒雲区、西に位置する白雲区)に分かれ、それぞれの区長(ボス)が納めている。 上流街からあぶれた貧民や、技術発展に目をつけ一旗揚げようと外国から来た人々が、ここに雪崩れ込んだ結果、爆発的な人口増加が起こった。 建ててはその上にまた建てを繰り返した結果、狭い土地に多くの建物が密集し、思わぬところに空き地があったり、裏道や階段があったり、上に行くための梯子があったり、さながら複雑な迷宮のような街並みとなっている。 建て増された町の中は日の光が届きにくく、昼でも薄暗い。 大通りや人が住むところでは、絶えず小さなガス燈の明りが灯っている。 半ば非合法的な都市であるため、政府の管理は行きとどいておらず、上級街よりは治安が悪く、衛生的とはいいにくい。 場所によってはストリートギャングやマフィアの巣窟であったりする。 しかし、地区ごとに「保安傭兵」と呼ばれる自警団が組織される等、ある程度は秩序が保たれている。 非力な者達は、互いに補助を出し合って「保安傭兵」を頼り、身を守っている。 様々な人間が入り乱れて暮らしており、その中には上流街にはないような人情や助け合いの精神があるだろう。 ライフラインは整備されているものの、上流街よりは不安定。 水道は一日に何回か断水したりするので、数ヵ所に井戸を掘り、そこから足りない分を補給している。 4つの地区を環状につないだ線路が地下に配備されており、そこを環状蒸気機関車が走る。
**ワールドイメージ スチームパンクファンタジー世界+亜細亜+ケモノ。 蒸気機関に似た、不思議な石炭「龍炭」の生み出す煙による蒸煙機関という技術が存在する。 **神話 遠い昔、世界は赤と青の双子の龍で出来ていた。 ある日のこと、青の龍が体を丸めたまま動かなくなっていた。 片割れの赤い龍は、硬くなった青い龍を抱き、途方もない長い間を泣き続けた。 青い竜の体の窪みに涙が溜まり、海ができた。 それを見た龍は、戯れに自らの鬣を使い、土と植物とを作った。 そして、自らの尻尾を切り裂いて、自分に似せたヒトを作った。 ヒトビトは自ら土の上に立ち、増え、地に満ちた。 ヒトビトは言葉を持たずしても、心を通わせることができた。 その姿に龍に満足し、安らかに眠りについた。 それから途方もない歳月が流れた。 過ぎ行く永い時間の中で、ヒトビトは自らの始祖である龍の存在を忘れた。 次第にヒトビトの中の龍が薄れ、それに伴って姿も変化していった。 あるものは立派な鬣や髭や毛並みが短くなり、あるものは鱗や角や翼が落ちる。 龍の力が薄れ、龍の力によって繋がりあっていたヒトビトの心も互いに離れていった。 それからまた永い年月が経ち、龍が目覚めた。 龍でない姿をしたものたちが繁栄している様に、龍は赤い吐息を漏らしながら怒った。 龍は、龍の姿を捨て、真の姿を忘れたヒトびとを呪った。 呪いは龍を象った姿で、ヒトビトを襲い始めた。 ヒトビトは、龍の呪いを、畏敬の念を込めてこう呼ぶ。 威形、と―― **世界のカタチ 二足歩行する獣、いわゆる獣人が住む。 世界はテーブル状。 ちょっと待って後でまとめる。 **文明 生体エネルギーの一種とされる『龍素』と龍素を大量に含んだ鉱石、 通称『龍炭』を媒体とした『蒸煙機関』の技術が発展し、浸透している。 -龍素(ロンソ) 生体エネルギーの一種で万物に存在し、生き物の「生気」や「存在感」を構築する要素。 全ての生き物が有し、胎児~幼少期の過程で自然に取り込まれ、常に血液と共に全身を巡る。 主に、生命維持及び固有の生物としての機能を高める役割を果たしている。 高まる機能や保有量は種によって異なるが、現在最も保有量が多い種は「人間」である。 無機物にも含まれ、太古の生物の死骸がある地層では多くの龍素が鉱石となって産出される。 生物から取り出す研究もなされているが、コストがかかりすぎて実用には至らないという見解が一般的である。 ただし、秘密裏に保有量の多い人間から搾取する研究をする者がいるという噂もある。 -龍炭(ロンタン) 龍素を多く含む鉱石のこと。 特殊な方法で着火することで高圧の赤褐色の煙へと変化する。 この文明を支える『蒸煙エネルギー』を作り出す媒体であり、日々の生活欠かせない燃料である。 従来の燃料よりも軽量で燃費もよく非常に便利な燃料であるが、毒性があり、誤って体内に大量摂取したりすると脳を冒され、場合によっては死に至るという。 扱う場合は十分注意されたし。 鉱石自体の形は様々だが、共通してうっすらと赤い光を帯びていることが特徴。 その光の照度が高ければ高いほど龍素を多く含んでおり、高値で取引されている。 一般的には専用の鉱山から産出されるが、後述の威形を屠ることで少量の龍炭を手に入れることもできる。 その場合は独自の精製技術が無ければ燃料として扱うことができない。 -龍脈 龍炭が多く含まれる地形は、『龍脈』と呼ばれ、近年では龍脈のある場所に都市が形成されることが多くなっている。 ただし、何の因果か龍素の多い場所は『威形』と呼ばれる凶暴な生物が多く徘徊するところでもある。 そのため、龍脈のある地域を開拓することは非常に困難を伴う。 -蒸煙機関 龍炭を媒体とした機構の総称。 燃焼させると、赤褐色の煙と莫大な圧力を生み出す。 蒸煙機関には煙を排出するための「排煙管」や「排煙機構」が備え付けられている。 また、それが都市規模の大きさとなるとそれ専用の機能を有した「排煙塔」と呼ばれる建物が建つこともある。 蒸煙機関を利用した機械を総じて『蒸煙機』と呼ぶ。 -龍素と感情 龍素は、人間が社会性を構築する上で必要な「感情」「生気」の形成に深く影響を及ぼし、他人の気配や読みなど「第六感」を使う場合のリソースとなる。 龍素の少ない人間は感情を持ちにくく、他人から認知されにくい。 なお、影響はするが、絶対的なものではないらしく、龍素がなくとも生存本能によって、「快」「不快」「恐れ」等は感じることがわかっている。 **威形 かいぶつ。 **排煙城砦都市 参考イメージは九龍城砦。 煙を上げる無数の蒸気機関と狭い地域に密集した高層建築群が並び、周囲を城壁でぐるりと囲まれている小国。 さながらその景観が、煙を排出する城砦の様な印象を与える為、『排煙城砦都市』と呼ばれている。 小国ながら洗練された最新鋭の蒸煙機関技術と、龍炭採掘による貿易で独立を保っている。 主に地位の高いの人間の住む「上流街」と、それを取り囲むような形で、庶民が生活する「下流街」がある。 更に「下流街」は4つの地区に分かれている。 最先端をひた走る都市国家だが、人口流入による人口増加に伴った土地不足や、貧富の差などの問題に悩まされている。 そういったもろもろの事情により、建物を高く高く建て増され、それが極端に密集しているという特異な都市の形を生み出した。 下流民は原則として上級街への立ち入りは禁止されている上、街の外は基本的に威形や他国の侵攻を妨げる為の塀と門扉によって封鎖されている。 -上流街 排煙城砦都市の中心に位置する、いわゆる貴族街。国土の1/3を占める。 上品かつ綺麗なビル郡、高度なテクノロジーの研究機関施設、高級量販店、住宅街などが存在している。 整備も行き届いており、清潔かつ治安も非常に良い。 主に貴族や上級の研究者、官人等、上流階級に属する人々が住んでいる。 国の政治の拠点とされる一方、技術発展の爆心地でもある。 この国のテクノロジーのほとんどは此処に集約され、蒸煙技術はもちろんのこと、大本である龍素の研究も盛んで、またそれに伴った医療技術、軍事技術等が発展している。 ただし、その豊かさの陰では非合法的な人体実験なども行われているようで、下流街から身寄りのない人間を攫う人身売買業者も存在している。 下流街とは、高い塀によって分断されており、下流民は許可なく上流街に入ることはできない。 出入りするには政府の発行するハイテクな割符が必要である。 また、下流街をまたいで東西南北を十字に突っ切る通り道(通称:大十字道)があり、外国の重臣達は、貧民街である下流街を直接見ることなく上流街に入る事が出来る。 -下流街 暗闇の中に豊かさを怪しさを内包した貧民街。 上流街を囲む二層の壁の間に位置し、違法的な高層建築物が立ち並ぶ。 丸い上流街をぐるりと取り囲んだ環状で、4つの地区(南に位置する赤雲区、東に位置する緑雲区、北に位置する黒雲区、西に位置する白雲区)に分かれ、それぞれの区長(ボス)が納めている。 上流街からあぶれた貧民や、技術発展に目をつけ一旗揚げようと外国から来た人々が、ここに雪崩れ込んだ結果、爆発的な人口増加が起こった。 建ててはその上にまた建てを繰り返した結果、狭い土地に多くの建物が密集し、思わぬところに空き地があったり、裏道や階段があったり、上に行くための梯子があったり、さながら複雑な迷宮のような街並みとなっている。 建て増された町の中は日の光が届きにくく、昼でも薄暗い。 大通りや人が住むところでは、絶えず小さなガス燈の明りが灯っている。 半ば非合法的な都市であるため、政府の管理は行きとどいておらず、上級街よりは治安が悪く、衛生的とはいいにくい。 場所によってはストリートギャングやマフィアの巣窟であったりする。 しかし、地区ごとに「保安傭兵」と呼ばれる自警団が組織される等、ある程度は秩序が保たれている。 非力な者達は、互いに補助を出し合って「保安傭兵」を頼り、身を守っている。 様々な人間が入り乱れて暮らしており、その中には上流街にはないような人情や助け合いの精神があるだろう。 ライフラインは整備されているものの、上流街よりは不安定。 水道は一日に何回か断水したりするので、数ヵ所に井戸を掘り、そこから足りない分を補給している。 4つの地区を環状につないだ線路が地下に配備されており、そこを環状蒸気機関車が走る。

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