7月に日本を訪問したキム・ヒョンヒ元工作員が拉致被害者・田口八重子さんの家族と面会した際、「田口さんはピョンヤンにいる」と伝えていたことがわかりました。
「『八重子は今どこにいるんですかね?』と聞いたら、『平壌(ピョンヤン)にいますよ』という感じで小さな声で言ってくれました」(田口八重子さんの兄・本間勝さん)
これは東京都内で行われたキム元工作員との面会についての報告会で拉致被害者・田口八重子さんの兄本間勝さんが明らかにしたものです。長野県軽井沢町で面会した田口さんの家族に対し、キム元工作員は「田口さんはピョンヤンにいますよ」と話したということで、キム元工作員の口から田口さんの具体的な消息について語られたことが明らかになったのは初めてです。
田口さんをめぐっては7月22日に中井洽拉致問題担当大臣が6~7年前までピョンヤンで生存していたという情報を得ていることを明らかにしています。(31日22:11)
「キム元工作員「田口さんピョンヤンに」」 News i - TBSの動画ニュースサイト
田口八重子さん、昨秋まで平壌で生存の情報 読売 11年1月19日
北朝鮮による拉致被害者の田口八重子さん(55)が昨年秋に平壌で生存していたとの情報を、
政府が昨年末、韓国で拉致問題に取り組む関係者から入手していたことが19日、わかった。
警察庁で情報の分析を進めている。
政府の拉致問題担当者が昨年12月、韓国を訪問。関係者は、田口さんが平壌市万景台(マン
ギョンデ)区域にある集合住宅に居住し、昨年の秋頃に韓国人の拉致被害者の男性2人と一緒に
いる姿が目撃された、との情報を提供したという。田口さんに関しては、昨年8月、衆院拉致
問題特別委員会で中井洽・拉致問題担当相(当時)が「2003年まで元気で平壌に住んでいた
との情報がある」と発言していた。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110119-OYT1T00958.htm?from=y10