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性道徳・結婚道徳

 PARTE SISTEMATICA

 第一部 性、愛、結婚
  第一章 人の性の意味
   1.1 集合存在としての人間
   1.2 人間存在としての結婚の意味
   1.3 身体性における結婚の意味
   1.4 「一つの肉」と課題-祝福としての生
   1.5 侵害された性
  第二章 夫婦愛
   2.1 エロスとアガペーの間の夫婦愛
   2.2 夫婦愛の特徴
    2.2.1. Gaudium et spes
    2.2.2. Humanae vitae
    2.2.3. Familiaris Consortio
   2.3 夫婦愛の弱さ
   2.4 夫婦愛と処女性


第一章 人はどう創られたか。創世記第二章、孤独な男は「深い眠り」の後に男と女として目覚める。男は女を見ること、のみならず女に見られることにより孤独から解放される。「愛は私を人にする」(N. ベルディエフ)。人は受肉した霊。独自の言語により出会い結合する身体。
何度でも出てくる創世記2,24。男は家族を捨てて女と一つの肉になる。互いを識りながら新しい世界へ、人間的に完全な状態へ。女はすべての母なるエヴァになり(Gen 3,20)、男は象りとしての存在を未来に伝える(Gen 5,3)。増殖し計画を実行する神の象り。うじゃうじゃ。
性の計画の逸脱はまなざしに表れる。目覚めてパートナーを認めた視線から、互いの裸を認識する欲望の視線へ。後者は、本質的に他者を認めぬエゴイスティックな視線。ゆがんだまなざしから性を守ることが倫理の課題。

第二章 自分のために愛する情欲の愛と、相手ゆえに愛する友愛の愛。エロスとアガペー。神はアガペー。人においては両方あり。夫婦の相互愛はエロスとアガペーの調和。
教皇庁文書に見る夫婦愛。現代世界憲章 Gaudium et spes(1965年)は、全き、相互的、意志的愛、および夫婦愛と神の創造的愛への参加の関係を強調。回勅 Humanae vitae(1968年)は、人間的、全き、忠実かつ唯一の、実りある(=子をなす)愛を強調。また夫婦の営みと夫婦愛の関係も。1981年の使徒的勧告 Familiaris consortio はこれを総括。言語としての夫婦の営み。だから避妊いくない(話のつながりがよくわかりません)。
しかしながら人は弱いもの。罪にうち勝つ強さを持ってのみ、自己中心主義を克服して他者を意志することができる。愛が罪にうち勝つか、罪が愛にうち勝つか。
結婚と処女性は、召命を実現する二つの形態。結婚への召し出しは、民を愛する神のまねび、教会を愛するキリストのまねび。処女性への召し出しは、愛の探求の隠された意味である神のためにのみ生きるキリストのまねび。