基礎道徳学
序
概要
- 倫理と道徳の関係、哲学倫理と道徳神学の関係。
- 道徳、法、宗教の関係。
- 人間学と道徳の関係。
- 倫理と宗教の関係。
道徳神学史
- 一世紀- ヘブライズム
- 四世紀- ヘレニズム
- 十三世紀 大学/托鉢修道会/アリストテレス
- 十四世紀- ルネッサンス/宗教改革
- 十八世紀-
- 第二ヴァティカン公会議後
道徳の基礎
- 哲学
-分析哲学
-自民族中心主義と他律倫理
-マルクス主義
-実存主義
-人格主義
-フランクフルト学派
- 聖書
-旧約
-新約
キリスト教道徳
道徳行為
自由
- 自由とは、他者への開け。道徳行為を可能にするもの。自己実現を可能にするもの。
- 自由の三側面:心理的側面、道徳的側面、福音的・救済的側面。
- 道徳行為および道徳責任の諸条件。
責任
- 道徳責任は愛への応答
- 人(行為主体)とその行為:根本選択、態度、慣習、行為の四つのカテゴリー。
- 人の行為の要素:環境、行為それ自体(客観面)、目的(個人の意図。主観面)。
- 行為評価の原則:予測可能性、道徳的可能性。最少悪の原則、全体性の原則。
自覚 coscienza
- 自覚は神と人との対話の場。
- 自覚の要素、自覚のタイプ。
- 識別 discernimento から自覚へ。
- 自覚と自我意識 autocoscienza。
- 自律倫理と他律倫理。
- 自覚の形成と逸脱。
道徳法
道徳法の概念
- 規範=価値+社会的文化的環境。
- 価値・法・義務を通しての神の呼びかけ、法と自覚による人の応答。
- 道徳法と道徳規範。
- 様々な法:永遠の法、自然法、啓示的法(福音、キリスト自身)。
啓示道徳法
- 聖書にみる道徳法。
- 神学的考察における道徳法。
- 十四-十六世紀における概念の変化。
自然道徳法
- 自然法否定の傾向
- 誤った自然法理解
- 自然法の定義
市民法
- 道徳法との関係
教会の法
- 教会の生としての道徳的生活
- 教会の指導と道徳
- 教皇庁
- 教会の実定法(教会法)
罪
罪の概念
聖書にみる罪
神学的考察における罪
罪から回心へ
徳
徳の概念
キリスト教の徳
- 徳の結びつきと複数性:対神徳と道徳
- 賢明 prudentia
最終更新:2007年07月13日 03:33