千早 七


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[千早の「くっ」な日々略してCHIKUBI]

真と真Pが家に遊びに来てすっかり夜遅くなってしまった。P達も酒盛りで酔い潰れてしまい、居間のソファ-で高鼾。
私は真に自分のベッドを提供し、自分はPのベッドに寝る事にした。
簡単に洗い物を済ませて雑魚寝しているP達に毛布を掛けてやり、真に私の予備のパジャマを渡すと
「ごめん千早、迷惑かけちゃって。」
と、すまなそうに言う。
「いいのよ気にしないで真、こういうのもなんか楽しいしね。」
「いいなぁ…ボクもPと一緒に住みたいなぁ…。」
「ぜんぜんいいものじゃないわよ、あの人、なんだか手間の掛かる子供みたいで。」
「そうかなぁ…。」
「いずれ、あなたも分かるわよ。じゃあおやすみ、真。」
「うん、おやすみ、千早。」

私はPのベッドに潜り込む。初めて寝るPのベッド、セミダブルの広さに煙草とあの人の匂いがする……。
なんだかPに抱かれてるみたいで、ドキドキして、落ち着きそうなのに、落ち着かなくて、
布団に包まりながらもなかなか寝付けなくて、じれったくて背中がむず痒い。
P…私には貴方のベッドが広すぎます…くっ…。


夜中にふと、廊下を歩く足音に目を覚ました。そしてトイレのドアが開け閉めする音。
歩き方の足音で、あぁPだなと分かる。私は一欠伸し、
そのまま二度寝しようと寝返りしたら、部屋のドアが突然開く。
Pが入ってきたのだ、しかもバサバサとそこら辺に服を脱ぎ捨てているのが音で分かる…。
えっ?えっ?まさかP…、寝ぼけている?そういえばP、酔っ払うとすっ裸で寝る癖があった…!
背中を向けたまま私は固まったまま冷や汗をかいていた。
どうしよう…と思ったその時、Pがベッドに入ってきた。そして私を後ろから抱いてきた…!
私は口から心臓が飛び出さんばかりにドキドキして声も出せず、ただ震えていた。
「ん〜俺、抱き枕なんて買ったっけ…まぁいいか…。」
そう呟くとグイッと力強いその腕で私を抱き抱える。
そしてぐるりと私の向きを代えるとそのまま私の胸に顔を埋めた。
「ぁぅ…!」

私はビクッと僅かに身体を震わせたが、それ以上何もしてこないので、恐る恐るPの顔を覗き込んでみると、
「千早〜絶対に行こうな…二人で…トップへ…zzz…。」
と今まで見た事もない、優しい顔で寝言を宣う。
やがて再び深い眠りに落ちていくP。
やっと腕の力が緩み、私は安堵の溜め息をついた。少し動けるようになり、
その幸福そうな、あどけない寝顔に、Pってこんな顔するんだなぁと眺めていたが
よくよく考えたら、安眠を邪魔された上に、セクハラまでされたので、段々腹が立ってきた。
私は壁を背にベッドで体育座りで毛布に包まり、Pを見張る事にした。
「ちひゃ〜、ちーちゃあぁあん♪」
と、Pは、また寝言。
私は一計を案じ、Pの耳元で
「P、大好きですよ…。」
と、囁いた。すると案の定、
「俺も大好きだぁあぁ…一生、一生守ってやるぅうぅ…。」
ベッドの脇に置いてあった携帯で、そのだらし無い寝顔と恥ずかしい寝言をムービーで撮ると
朝、皆の前でこれを公開した時のPの反応を眠い目をこすりながらしっかり見極めてやろうと思ったが
眠くて目がむず痒い。駄目…!今寝てしまったら、今度はどんな目に遭うか…くっ…!





友人から出張に行く間だけということで雄のアラスカン・マラミュートを預かることになった
とりあえず事務所に連れて行くと「兄ちゃんこれハスキー?」やら「大きいワンちゃんですねぇ」
「か、噛まないですよね?」と事務所の皆は興味津々のようだ
昼になり屋上でボール遊びをさせていると少しはなれたところで
千早がこっちを見ていることに気がついた
「ほれ、千早も混ざろうぜ」と誘うと「い、いえ私は見てるだけで十分ですから」と
遠慮するがあいつも千早と遊びたいと思っているぞとボロボロのテニスボールを渡した
「じゃあ……少しだけ」と千早がボールを投げるとアラスカンは一目散にボールへと走っていく
そして落ちたボールを咥え、千早の手前まで全速力でやってきた
千早がしゃがんでボールを受け取って、よしよしと頭を撫でてやると
アラスカンは千早が気に入ったのか千早に軽く突進し尻餅をつかせると
大きな舌で思いっきり舐め始めた
「あ、ちょっと!くすぐったい…!」とアラスカンの顔を抑えながらも
嬉しそうに笑っている千早をのんびり観察したい今日この頃の俺
べ、別にアラスカンが羨ましいわけではないぞ!





休日に良い天気なので千早と事務所の近くを散策することにした
いつもは通らない通りを通って、意外な穴場を見つけたり
お喋りしながら歩き続けて少し疲れたので近くにあった公園のベンチで一休みすることにした
二人でこうしてのんびりするのも久しぶりだよなと千早と話していると
ふと公園のベンチや歩道ではたくさんのカップルがいることに気がついた
「もしかして私達もそういうふうに周りから見られているんでしょうか?」と
おずおずと上目遣いで聞いてくる千早に胸が高鳴る
なんか良い感じっぽい雰囲気に千早の肩に手を乗せたくなるが
待て待て待てそれはマズイだろ俺!と千早の背に回した手を引っ込めた途端
自分の肩に心地よい重みがのしかかってきた
いったいなんだと思わず見ると千早が身を委ねる様に寄り添ってきた
予想外な展開に狂喜乱舞して千早に抱きつきたくなる衝動をなんとか抑えこむ
「少しの間、このままでいいですか?」と尋ねる千早に無言で頷きつつ
うららかな秋風を感じながら千早をのんびりまったり観察したい今日この頃の俺




今日は朝からPは会議に出ていた。ここ最近Pが疲れている様なのでそういう時は甘い物を摂れば良いと聞いた。
春香に相談したら、じゃあ一緒にシュークリームを作ろうと言う事になり、苦心惨憺の末にどうにか形には成った。
私はPがどんな顔をして食べてくれるだろうと期待した。そして長い会議が終わり、P達が戻ってきた。
「はぁい、お疲れ様でーす♪おやつですよぉ。」
春香は、いの一番に自分のPに駆け寄り、出来立てのシュークリームと煎れたての珈琲を渡し、皆にもふるまっていく。
その時、私は自分のPが部屋から出ていくのを見て、慌てて追い掛けた。
「P!あの、これ…。」
廊下で追い付き私はドキドキしながらシュークリームを差し出した。しかし、
「実は虫歯が悪化して痛くて食う気分じゃないんだ、千早にやるよ。」
と、非情な返事だった。
「そ、そうですか…。」
私は落胆しそうになるのを悟られない様にその場を離れるしかなかった。

屋上で私は落ち込んでいた。虫歯ならばしょうがない、一緒に居て気付かなかった自分のミスだ…。そう自分に言い聞かせている筈なのに…。
私はシュークリームを一口食べる。甘い筈のそれは何故だかしょっぱかった……くっ…。


その時、屋上のドアが激しく開き、Pが慌てて駆け寄って来た。
「P?」
「やっぱり、ここにいたか…。」
そして私の手にあるシュークリームを奪う。
「あ、それは私が既に口を…。」
「かまわん。」
そういうとPはシュークリームをほうばる。時々、虫歯が痛いのか顔をしかめるがそれでもPは食べてくれた。
「うん、旨い。痛いが旨かった!」
そう言い放つといきなり私を抱きしめた。
「プ、P?!」
「すまなかった…。」
「えっ?」
「知らなかったとは言え、千早の思いやりを傷つけてしまった…。春香にシュークリームの事聞かれて、
『千早にやった』なんて話したらすごく怒られたよ…。」
「と、とんでもないです、私こそPが虫歯なのに気付かなくて…。」
「俺は、たとえ歯が砕けていようとも千早の作ってくれた物ならコンクリでも食う!」
そう言ってPは私をまた抱きしめる。私は戸惑いながらも嬉しくなって素直に喜んだ、が
その有様を春香と他のPがニヤニヤしながら屋上のドア越しに見ているのに気付いてしまった。
プ、P!皆が見てます!あぁ駄目だ、全然放してくれそうもない…。
余りの恥ずかしさに抱きしめられたこの身がむず痒い、くっ……。




酔った勢いで明朝体で「君にメロメロ ゾッコンL♥VE」と書かれたネクタイを買ってしまった
何買ってんだよ俺と自己嫌悪に陥るが捨てるのももったいないので
明日一日くらいは締めてみて千早で遊ぼうと思う
翌日、事務所のミーティングで千早と二人きりになると
いつもと同じように淡々とミーティングが進行するも胸元に妙な視線を感じる
そこはあえて気にしない振りをしていると千早がついに「プロデューサー、そのネクタ――」と口を開いたところで
「いやぁクリーニングしたてのスーツは最高だなぁ!」と
無理やり話しをそらしみる
そんな調子で一日を通して何度もネクタイについてきこうとする千早を
無理やり受け流してみたときの反応をチラチラ見ながら観察したい今日この頃の俺



事務所の給湯室で千早にコーヒーを淹れてもらっていると
突然何かの割れる音と小さく千早の悲鳴が聞こえた
心配になって給湯室に駆け込んでみると千早が給湯室の真ん中でしゃがみこんでいる
「すみませんプロデューサー……」と叱られた子犬のような千早と
床に散乱している見覚えのある破片からしてどうやら何かの拍子に
俺のマグカップを落として割ってしまったようだった
何度も申し訳なさそうに謝り続ける千早に怪我とかしなかったか?
お湯かからなかったか?と尋ねると運良く怪我一つ負わなかったようでホッとした
「あの……本当にすいません」と落ち込んでいる様子の千早に
「千早が無事ならマグカップの一つや二つ安い物さ」とくしゃくしゃと頭を撫でてやる
後日、「一緒に使わないか?」と千早にペアルックのマグカップを買ってきたときの
彼女の反応をほんわか暖かく観察したい今日この頃の俺



なんとなく寝てる千早をのんびり見てみるとするか思い立ち
千早の部屋へなるべく音を立てずに入ってみる
すぅすぅと静かな寝息を立てて眠っている千早を見て寝顔も可愛いなと思ったり
安心して眠っているのを見るとなんだか和むというか癒されるなぁと感慨にふけってしまった
あんまり長居するのも悪いので去り際にとりあえず少し乱れた前髪を整えて額にキスしてみる
するとなんだか千早がもぞもぞと動いたので起こしてしまったかなと見てみると
「プロデューサー、その……寝てるときにそういうのは困ります」と
顔を真っ赤にしながら額に両手を当てて千早が見つめてきた
起こしちゃってごめんなと頭を撫でてやると
「プロデューサー、もし良かったら私が眠るまで手を握ってもらってもいいですか」と訊いてきた
こうか?と千早の手を両手で軽く握ってやると満足そうに千早が笑みを浮かべて目を閉じた
なんかこういうのが暖かな幸せってやつかなぁと思いつつ
千早の手の温もりを感じながら彼女が眠るまでほんわかと観察したい今日この頃の俺



長時間起きっぱなしで仕事をし続けたせいで睡魔と格闘しながら帰るはめになってしまった
耐え切れないほど重い瞼を擦りつつなんとか自宅に辿り着きドアを開ける
すると俺のただいまと言う声を聞いた学校の制服姿の千早が
おかえりなさいプロデューサーと玄関にやってきた
靴を脱ぎ家に上がると家に着いたという安堵感からか全身の力が抜けて
思わず千早を押し倒す形で倒れてしまった
プロデューサー!?しっかりしてください!と肩を揺すって呼びかける千早の声に
ごめんすぐ退くからと動こうとするも体が言う事を聞いてくれない
少し動揺していた千早も落ち着いてきたのか頭をゆっくり優しく撫でてくれるのが感触で分かる
沈みゆく意識の中で「お疲れ様です、プロデューサー」と語りかけてくれる千早の声を聞きつつ
微かに残る力で千早の様子を観察したい今日この頃の俺
千早の胸元ではかーなーり安心というか安らぐ



千早のライブが予想以上に大盛況で舞台脇でついつい感極まってしまった
何度かアンコールに応えてから、ようやくライブを終えた千早が
人気の少ない通路を上機嫌な声でプロデューサーと呼びながら歩いてきた
未だライブの興奮が覚めやらないのかライブ中どんな気持ちで
自分がどれだけ感激したのかやけに早口でまくしたててくる
「まぁ落ち着けよ」とタオルで顔を拭いてあげると嬉しそうに大人しくなった
「こんなすごいライブになるなんて思いもしませんでした」と笑う千早に
この娘のプロデューサーやってて本当によかったと思った
「あの、プロデューサーはどうでしたか?今回のライブ」と千早が尋ねてきた
その言葉についに興奮が抑えきれなくなり、「千早最高!愛してるぞぉ!」と
千早を抱き上げてクルクル回ってみた時の千早の反応を
あらんかぎりの賞賛と歓喜の声をあげつつハイテンションに観察したい今日この頃の俺



千早と繁華街を歩いているとちらほらとクリスマスの準備をしているのが目に付いた
もうそんな時期なんだよなと話しかけると千早も同感らしく
そうですねとどこか楽しそうにイルミネーションを眺めている
「そういえばプロデューサーはクリスマスのプレゼントは何がいいですか?」と聞かれ
何が良いだろうなと考えるもあまりパッと思いつくものがない
「プロデューサーのことですし、時計とかライターとかそういう物ですか?」と
若干上目遣いで微笑みながら見つめる千早にキュンとなってしまった
そうだなぁと千早の手を取り「俺が欲しいのはこの可愛い千早かな」と言ってみる
「えっ?プロデューサー……それって……あの」と
目を丸くして真っ赤になった千早をのんびりじっくりスマイリーに観察したい今日この頃の俺
俺が千早のものになるのはそれはそれで一向に構わない


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