複数(やよいおり その弐)


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[やよいお喧嘩と懺悔]
大喧嘩してしまったやよいと伊織。きっかけはほんの些細な事だった。
小鳥さんにそれぞれの言い分を聞いてもらったら、本当はお互い謝りたいけど、
きっかけが掴めなくて…と不器用な二人。
「じゃあ謝ってもらいましょう」
となにやら妙案が浮かんだ様子でPと打ち合わせ。

小鳥さんに連れて来られた場所は音響スタジオ。
「ここは懺悔室なのよ」
と指差す大きな鏡の上になにやら金の色紙で作られた十字架。
「迷える子羊よ、座りなさい」
と、作り声だか確かにPの声がスピーカーから流れる。
言われるままに鏡の前の椅子に座ると小鳥さんは出ていってしまった。

暫くは躊躇していたが、やがて意を決して伊織は懺悔する。
本当は自分が悪かった。すぐに謝りたかったのにやよいがあんなに怒りを現わにするなんて思わなかった…。
誰よりもやよいを大切にしていたつもりだったのに…傷つけるつもりなんてなかったのに…。
つまらない意地張った自分が情けない…。
「…ごめんなさぃ…」
と頬を涙がつたいながらも、やっと伊織は言うことができた。
「神は汝の罪を許すでしょう、さぁこちらに来なさい」
との声に鏡の横のドアが開く。
怖ず怖ずと入って見れば、暗い部屋にPがいた。
目が慣れてくるとそこはミキサー室だった。鏡と思ったのはガラスで音響室がまる見え。
こちらの部屋を暗くする事で音響室からはマジックミラーみたいになっていたのだ。
「さぁここに座って」
と、言われるままに椅子に座るとなぜか温かい。
Pが座っていたのかしらと思う間もなく誰かが小鳥に連れられて入ってきた。
「やよい?!」


小鳥さんはやよいを椅子に座らせるとそのまま出ていってしまった。よく見るとやよいは泣いている。
「…!」
すぐさま駆け寄ろうと椅子を立とうとするのをPが止めた
「なにを…!」
「今度はやよいの番なんだ、黙って聞きなさい」
とPは窘める。
今まで聞いた事のないPの重い声にそれ以上逆らえなくなる伊織はやよいを見るしかなかった。
よくよく見ればやよいはなぜか嬉しそうに泣いていた。 そしてやよいの懺悔が始まる。
「神さま…」

「私は伊織ちゃんが大好きです。いつもお姉ちゃんみたいに私の面倒を見てくれて、
いつも傍にいて支えてくれて、いつも…でもそんな伊織ちゃんを私は傷つけてしまいました…
本当の事言われてカチンと来てつい言い返してつまんない意地張って…
後から後から心の中が黒くてモヤモヤして悲しくて苦しくて、こんな思いをしたくないのに、
何故だか謝れなくて、もうどうしたらいいかわからなくなって…」
うっうっと鳴咽を漏らしながらやよいはまっすぐと、
こちらからは見えない筈の伊織を見つめていた。
「でも伊織ちゃんも同じ思いをしてたのがさっきわかったんです…」
と、泣きながらもにっこり笑う。
そこで伊織は、はっと気が付いた 。この椅子の温もりと嬉しそうに泣く理由を理解した。
「やよい…」


「ごめんなさい…私の我が儘でこんなに伊織ちゃんを傷つけてたなんて…
苦しめてたなんて…意地なんて張らなきゃよかった…ごめんなさい…ごめんなさい…」
伊織は口を両手で塞ぎながらやよいが謝る度に涙が零れそうになるのを必死に堪えていた。
「…お願いします、伊織ちゃんと…仲直りさせてください…ナム〜」
と小さな手を合わせるやよい。
「………仏様もお許しになりますよ、ほら」
と ドアが開くとそこにはもう限界にまでに涙目の伊織がいた。
その姿見た途端、もう顔じゅうくしゃくしゃにして、やよいは泣き出すが早いか、
駆け寄って大粒の涙をぼろぼろ流しながら、その小さな胸にしっかり抱きしめる伊織。
「い゛お゛り゛ぢゃ゛ーん゛うぁあぁあん」
「…やよい!馬鹿!うぅあぁあ…」
と、二人して抱き合ってわんわん泣いている様を見て
「青春だなぁ」
とにっこり笑う小鳥さんと
ウンウンとうなづき、二人を見守るPを想像した俺キモいですよっこらせっくす。


[歯科検診]
歯の検診日にやよいは虫歯が見つかり、すぐに治療をするハメに。
本来ならPが付いていなければならないのだが、検診を嫌がって逃げた亜美真美を捕まえに行かねばならなかった。
消毒薬の臭い漂う診察室。椅子に座らされたやよいの隣にいる伊織。
「伊織ちゃ〜ん…」
と、いつもの元気はどこへやら。怯えた目のやよいに、
「ちゃんとここにいるわよ」
と横で「(なんで私が…)」と、ちょっと虚勢を張る伊織。
差し出す手を握ってやると目で少し笑うやよい。覚悟を決めて、
「はい、高槻さんあ〜ん」
「あ〜〜」

ドリルが甲高い音を立てる度にギュッと握る手を優しく握り返す。その度に確認するかの様にチラッと横目で見るやよい。
すると伊織も怖いのか顔を背けながらもチラチラとやよいを見てた。
何だか可笑しくて、でも頼りがいがあって嬉しくて、このままでいたいけど早く終わらないかなと
もうごっちゃになるのがまた可笑しくて…。

「はい、終わりました、うがいしてー」
との歯医者の言葉に、やっと手が離すことができた伊織。ふぅと溜め息一つ、つくも
「では次は水瀬さんの番ですね」
に「え゛?!」と驚く。
どうやらPが歯石のケアも頼んでいたらしい。
「(あのP、余計なことを〜〜)」
と、憤るもやよいの前で逃げ出す訳にもいかず、
今度はやよいに手を握ってもらい、ちょっと怯えながら治療を受けている伊織であった。
のを想像したあいにくの天気だが俺キモいね。



[歯科検診2]
765プロの歯科検診の日、アイドル達は検診を皆受けるのだが、例によって逃げ出す亜美と真美。
「すまない、やよいに付いててくれ」
と、伊織にやよいを任せるとPは双子を追う。

しかし追うも捜すもなかなか捕まらない。双子のコンビネーションに翻弄されてしまうP。
「んっふっふ〜亜美達をつかまえよ→たって、そ→はイカの金ぴかだよ→あれ?きんぴらだっけ?」

「イカのきんぴらって律っちゃん好きそ→だねっ」
「ほほう、酒の肴には良さそーね」
「え゛?!」
双子が振り返ると、ニヤリと笑う眼鏡魔人。
首根っこを、がしりと捕まえられじたばたしてるところでやっとPが追い付いた。
「すまん律子、助かったよ」
「まったくもう、常に先の先を読めと言ってるでしょう!」
「うぅ…すいません…さぁ観念しろよこの悪戯っ子ども」
「兄(C)〜律っちゃ〜ん、見逃してよ〜」
「ヤダヤダヤ→ダ→ぎゃわわ〜ん」
と、泣き出す二人。
「うわっこんなとこで泣くなよ…これじゃ俺達誘拐魔みたいじゃないか」
「「わ〜〜〜ん」」
「困ったなあ…」
「「わ〜〜〜ん」」
「…!そうだ、そういう時は…」
と、何やら耳打ちする律子。
「…!成る程、あ〜二人とも、ちゃと検診受けたら」
「「わ〜〜〜ん」」
「3丁目角の『モンデンキート』でチョコパフェ奢るから…」
「「本当?!」」


そして帰り道、夕日の中ではしゃぎながら仲良く手を繋いで行く双子。
その後を手を繋いで上機嫌のやよいと少し照れ顔の伊織、遅れてPと律子。
「〜〜〜やよいと伊織にまで奢るハメになるとわ…」
「まぁ当然の結果よねぇ」
「……頼む律子、これ経費で」
「落ちませんよ」
「ぐっ…!」
「…ま、言い出しっぺの責任もありますし」
と、そっと畳んだ万札をPに渡す律子。
「…!すまん律子、恩にきる!」
「トイチでいいですから」
「ぐっ…解りました…」
と、世間の厳しさをしるP。
「兄(C)〜早く早く〜」
と亜美を筆頭にこっちを振り返るアイドル達に夕日を受けて光る歯が妙に眩しいPであった。
のを想像した俺キモいですぶーぶーぶー。



[やよいおエロ風、風はあくまで風]
「やっ…あ…あぁん」
「もう伊織ちゃんじっとして」
「だって…あぅ…ん…」
「そんなに気持ちいい?」
「そっ…んな……ぅん…き…気持ち…良いわ…」
「もう伊織ちゃん…ぐちゅぐちゅだよ?」
「やぁ!…だってお風呂のくぅっ…後だもん…ひぃ!」
「ほぅら伊織ちゃん、こんなにおっきぃよ…」
「やだぁ!そんなの…見せないでよぅ…」
「後はこれでぇ…」
「えっ?何?そっそれは…ぃやあぁあぁ!掻き回さないでぇえぇ!!」


「ふぅっ、はいこっちオシマイっと」
「はぁあぁあ〜やっと終わった…」
「うふふ、伊織ちゃんって耳敏感なんだね」
「もぅ、アンタが最後に、こよりで掻き回すからびっくりしたわよ」
「じゃあ次反対ね」
「えぇえ〜」
とやよいに耳そーじしてもらう伊織であった。
とちょっとエロ風なの想像した俺キモいの あふぅ。




[相合い傘]
「きゃっ」
「あ、ツバメさんだ」
後ろから伊織の頭をかすめる様に飛んでいく燕を見ながら商店街を行くやよいと伊織。
小鳥さんに買い出しを頼まれ、伊織は
「なんで私まで」
とブツブツとやや不満げ。
「ごめんねー伊織ちゃんつきあわせちゃって」
「もーいーわよ、あんたと一緒なら、その、嫌じゃないし…」
と、ちょい照れ顔。
「でもぉ…さっきツバメさんがあんなに低く飛んでたからぁ…」
「?なによ?」
「雨降ってくるかもっ、いそご!伊織ちゃん」
言われて見れば確かにどんより空。
「本当ね…」
と振り返れば、既に走りだしてるやよい。
「ちょっと!まちなさいよっ!」


「あーとうとう降りだしちゃったね」
「どうしよう…アイツに電話して向かえに来させようかしら」
などと雨宿りしながら話していたら、
「伊織ーっ、やよいーっ」
と、二人を呼ぶ声。
見ると春香が傘を2本持って駆けてきた。
「はぁっはぁっ…よかったぁ…本降りになる前に間に合って」
「うっうー!ありがとうございます春香さん」
「えへへっ、Pさんが『今、手が離せないから』って頼まれちゃってダッシュで来ちゃった」
「あんたにしてはよくやるじゃない…でもあんたの分の傘は?」
「へっ?あっ…!あーっっ!!うぅ…自分の忘れてたぁ…」
「…ドジねー春香は」
「大丈夫ですよ、春香さん」
「えっ?」


かくして伊織とやよいは相合い傘。春香も荷物を持って二人に続く。
「ほ、ほらっもっとくっつかないと濡れるじゃない」
「えへへー私は楽しいよ?」
はしゃぐやよいはピッタリくっつく。それを後ろからニコニコしながら見ている春香。
暑苦しいけど、まんざらじゃないこの状況で春香のドジにちょっとだけ感謝する伊織であった。
のを想像した俺キモっ!




[お菓子作り]
「ねー伊織ちゃん、今度のお休みの日…伊織ちゃんちでお菓子作りしてい?」
「え゛?!…ま、まぁ私も色々忙しいけど、どーしてもと言うなr」
「うぅ…やっぱり駄目ェ…?」
「だ、駄目なんて言ってないわよ!絶対来なさい!いいわねっ!」
「えー?!いいの?!やったぁ!!ありがとう伊織ちゃん!!」
「ちょっ…!いちいち仔犬みたいに抱き着かない!」
「えへへーありがとう伊織ちゃん、みんなー伊織ちゃんOっKだってー!」
「ヘッ?」
「さ→すがいおりんふとっぱら→」
「わ→いお菓子お菓子→楽しみ→」
「じゃあお言葉に甘えますか」
「お菓子作りって女の子らしいよな…よしっ!」
「お抹茶いれたら美味しそうかも…」
「私はお菓子作りなんて…」
「あらあら〜楽しそう〜」
「よーし、今度こそはこけない様にしないとっ!」
「めんどくさいから見てるだけにしとくね」

「なっななな…これはいったいどおゆう…」
「えへへー、この間、春香さんに教わったキナコクッキー、みんなに話したらぜひ食べたいっていうから
じゃあ、皆で作っちゃおうってっ事になって…
…そしたらなんだかいつの間にか伊織ちゃんちでみんなでやろうって事になっちゃって
……伊織ちゃん?どうしたの?伊織ちゃん?」

既に話しがとんでもないとこまで行っちゃってる事態に立ちくらみをしつつ、
自分とこの厨房が2週間は再起不能になりそうな予感に悪寒がする伊織であった。
と想像した俺キモいです〜Pさ〜んうふふふふ。


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