律子 2

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-[[律子メニュー]]へ ---- >[律子と耳かきとDa服] 今日はDa流行だったので律子にDa服とアクセを合わせてみた。 「はいはいっと。んー、このアクセサリーを選ぶとは思わなかったわねぇ」 多少テンションを下げつつも満更でもない返事を受けつつ、今日はオーデを受けてみるかと、 今週の開催予定のリストを小指の爪で耳をほじりながら見ていたら突然律子から耳を引っ張られた。 「いでででで、な、何すんだ律子」 「…やっぱり貯まってる。ちょっとこっちに来なさい!」 机の上のペン立てにあった耳かきを取ると強引に俺をソファーまで耳ごと引っ張って行く。 そして無理矢理ひざ枕をして俺の耳掃除を始めた。 「うわ…一体いつから耳掃除してないんですか?駄目ですよホント、ちゃんと手入れしないと。 私嫌なんですよ、目の前でぽろぽろ耳アカ落とされると。まったくもう!」 ぶつぶつ言いながらも律子の耳掃除は上手だった。全然痛くなくむしろ心地良い。 そういえば誰かに耳掃除してもらわなくなってどのくらいぶりかなー…。 「ほぅら、こんなに大きいの取れましたよ」 「大きいの取れるとつい見せたくなるのはなんでなんだろな」 「あははっあるある」 ティッシュでこよりを作って残りカスを掻き出し、最後に優しく、ふっと息をかけられた時 思わず、うひっと声を出しそうになった。 「はいっ反対向いて」 と律子の声に俺は今度は律子側の方に向く形で寝返りをうつ。 しかしそこで俺は彼女がある間違いを侵してた事に気が付いた。 俺の目の前には律子の剥き出しのお腹が間近にあった。 そう、彼女は自分が露出の高いDa服を着ていた事を失念していたのだ。 「わーこっちもあるある。これは取りがいがあるわ」 と耳掃除に夢中な律子。俺は眼前の律子のお腹をただ見ている事しか出来なかった。やがて律子の手が止まる。 「ちょ…プロデューサ…」 「ん?どした律子」 「あの…鼻息がへそに当たって…止めてくれませんか…息荒くするの」 流石に彼女も間違いに気付いたようだ。横目で見上げると顔が赤いのが分かる。 「いやー律子のへそってちゃんと掃除してんだな。ゴマ一つないわ」 「馬鹿ァ!」 「痛ぇ!」 バチンと頬を叩くと、そのまま立ち上がり、顔を尚更真っ赤にして事務所を出ていってしまった。 ちょっとテンション下げちまったかなーとまだ取り足りない耳がやたらむず痒い。 なにげに触るとまだ刺さったままの耳かきに血の気が引く俺。 ぅおぉい!律っちゃんこれ取ってくれぇえぇ!!!!! ---- >[俺と律子とプレゼント] 夕方からの誕生日パーティーを控え、朝から準備に追われるアイドル達。 料理を作る者、会場を飾り付ける者、買い出しに行く者と皆準備に余念がない。 毎回うまい具合にスケジュールを合わせて休みを入れる律子の手腕があってこそだが、 当の律子は 「これだけは片付けないと」 と、朝から事務所でPCの前。 俺はプレゼントは用意していたが、人前で渡すのは苦手なんで先に渡しちゃろうと、 こっそり準備中のパーティー会場を抜けだし事務室へ。 中に入ると調度、小鳥さんが春香達と一緒に買い出しの追加に行くのか一緒に出ていくところだった。 タイミング良く律子と二人きりになれたこの千載一遇のチャンスに俺は神に感謝しつつ律子に向かう。 …やばい…なんか緊張してきた…。 俺は律子に気取られない様ごく自然に声をかけようとしたが 「ヨウ!仕事は純情かァ?!」 ……アカン、声が裏返った…それに純情ってなんだ?それをゆーなら順調だろー?! しかし律子は黙々とPCのキーを叩いている。 気まずい沈黙が流れ、事務所の片隅のラジオから流れるFM音楽だけが虚しく響く。 焦る気持ちが高ぶり過ぎて全身むず痒い。 だぁれぇかぁ、誰か俺に勇気を!魔法をかけてぇ! 妙な空気の中、事務所で俺と律子の二人きり。俺はプレゼントを渡すタイミングを完全に外していた。 『…ーでは次はP.N私マーメイさん他多数のリクエスト、秋月律子「魔法をかけて」』 突然ラジオから流れ出す馴染みのメロディー、俺はこの歌をデビュー曲としてたあの頃を思い出していた。 レッスンも様にならず律子のがっかりした顔を見るのが辛くてがむしゃらに練習した。 その甲斐あって初めて優しい目で嬉しそうに笑う律子を見たあの時から、俺は魔法をかけられちまったんだ…。 ふと律子を見るとラジオに併せて一緒に歌っていた。いつもとは違う優しく囁く様に歌うその声に俺は感動した。 覚悟を決めて話しかけようとしたら突然、手を差し出す律子。面食らうと 「どうせ皆の前で渡すのが恥ずかしいクチなんでしょ?ほら、もらってあげるからさっさと出す!」 そっぽを向きながら手を差し出すその顔は赤く、今にも泣きだしそうだ。なんだ律子も恥ずかしかったんだ…。 「では恋を夢見るお姫様に相応しく…」 「えっ?」 俺は律子の手をそっと裏返すとその甲に恭しくキスをする。 そしてポケットの中から取り出した指輪をその指にはめた。 「えぇっ…こ、これ…!」 「誕生日おめでとう律子。俺の全ての気持ちをこの指輪に託す。愛してるよ、どんなときも、いつまでも」 「…やっと言ったわねっこの朴念仁!」 目に涙を貯めて嬉しそうに泣き笑うその姿に思わず抱きしめた。 「あ…」 「律子…」 涙を指で拭い顎をついっと持つと目を閉じた。そのままキスまであと3cm…2cm…1cm…。 突然、後ろの書類がバサバサと落ちた。俺達はギクリとして恐る恐る振り向くとそこには小鳥さん達が…。 「駄、駄目じゃない春香ちゃん、そんなに身を乗り出したら…」 「小鳥さんが押したんじゃないですかぁ」 「二人とも今はそんな事言ってる場合じゃ…あ、プロデューサーが…うわぁ、凄い怖い顔に…」 「いつから…いた……?」 「え?いや、その、あの」 「実は小鳥さんが『ティンと来た!』とか言って出ると見せかけて隠れて見ていたんです…」 「つまり最初っからと…」 ぅぐぁあぁあぁあ見られたぁあなぁんてぇこったぁあぁあ。 恥ずかしさのあまり、七転八倒してそこらを転げ回る俺。全身が震える程むず痒い。 だがその後、部屋に入って来た伊織の言葉に今度は律子と二人で転げ回る羽目になるのであった。 「ちょっと小鳥!あんたまたマイクのスイッチ切ってなかったでしょ! 社内中こっ恥ずかしい放送が流れまくったわよっ!聞いてるこっちが恥ずかしかったわ、もう」 ---- >[涼の探索] 「おはようございまーす」  親戚のところを訪ねてきて芸能界の挨拶っていうのもなんか変だなあと思いつつ、涼は扉を叩いた。 「はい、いらっしゃい涼」  扉を開き、律子が出迎える。  律子は少し前、アイドルを引退した。  そして律子のプロデュースを担当していたプロデューサーを社長に据えて新しい事務所を開設し、自らはプロデューサーへと転職したのだ。 「そっちのソファに座ってて。今、お茶持って来るから」  律子はそう言って事務所の奥に入っていく。  応接室に通された涼が周囲を見渡すと、どことなく昔訪ねたことのある765プロ事務所のそれに似ている気がする。  戻ってきた律子にそのことを訊くと、 「最初はこうした方が私も社長も落ち着けるかと思ったの。まぁ子会社みたいなもんだしね」  と答えが返ってきた。  さすがにまだまだ出来立ての弱小事務所で、まずは所属アイドルにしても事務職にしてもとにかく人手もノウハウも足りない、らしい。  なので今も社長さんが自らスカウトに走り回っているとか。  ただ、人を見る眼は正直微妙な気もするの。だって私を選んでトップアイドルにしようなんて思うくらいだから。  でも、手腕は確かよ。何せ私をトップアイドルにしてみせたんだから。  そんなことを話す律子はとても楽しそうに見えて、 (上手くやってるみたいだね)  ちょっとだけ、寂しさのようなものが涼の心を過った。  手持ち無沙汰でソファの隙間を探っていた涼の指先に、何かが当たる。 「ん?」 (なんだろう……ビニールの、何か小さな、袋?) 「どうしたの涼? 何か……ああっ!?」  律子はそれの正体に気付いたらしく身を乗り出しかけたが、涼がそれを取り出す方が一瞬早かった。 「これって……」 (コンドーム、だよね確か。保健体育の授業で教わった。  これがあるってことはつまり、姉ちゃんと、社長さん……ってことだよね?  でも事務所にあるって、えーと……つまり、えーと…)  じっとそれを見つめる涼の脳内を様々な憶測が駆け巡る。  涼の手から、律子がそれを強引に奪い取った。 「こ、これはその、プロデューサーが、じゃなくて社長が勝手に!  ここじゃダメっていつも言って、いやいつもじゃなくてその、いやいつものいつもってそういう意味じゃなくて…」  しどろもどろに弁明を始めた律子の言葉も耳に入らないまま、涼は以前に自分のグラビア仕事の参考にと買った律子の写真集の中身を思い出していた。  小さな頃の記憶や堅物のイメージが吹き飛ぶような大胆な水着や際どいポーズが満載の、正直困った代物だった。  あの肢体が、社長さんと、そういうことをしてるんだ……。  いけない、このままじゃ立てなくなっちゃう。たちそうだけど。  静まれ、静まるんだ落ち着け僕。  涼が自分自身と悪戦苦闘していると、外から足音が聞こえてきた。  足音は入り口の前で止まり、 「戻ったぞー」  事の原因を作った当事者である社長が帰って来た。 「じゃあ僕はこれで!バイバイ姉ちゃん!」  開いたドアを掴み、涼はちょっと前傾姿勢で事務所を飛び出した。 「あれ、今の涼くんじゃないのか」  さっきまでここで起きていたことなど知る由もなく、涼の背中を見送りながら俺が言い終わらない内に、 「社長」  ドスの効いた低音で律子が俺を呼んだ。  振り向くとこめかみに血管の浮いた笑顔の律子が、指で摘んだ避妊具のパッケージをひらひらさせている。  事務所入り口とそれを見比べて、次にそれぞれを交互に指差して律子が頷くの見て、俺はようやく事態を理解した。 「ああ、えーと……」 「正座」 「はい」  律子に促されるまま、堂に入った仕草で床に正座する俺。  応接室ということもあり、床はカーペットが敷いてあるため特に冷たかったりはしない。 「だからこんな所にこんなもの置いといたらダメって言ったじゃないですか!  見つけたのが涼だったからよかったけど、これが悪徳さんとかだったら大変なことになってましたよ!?」 「すいませんでした」 「それに涼にしたって、こんなのどう思われたか……」  頬を赤らめ、ばつが悪そうに言葉尻を濁す律子。 「どう思われたと思う?」 「どうって、それは……こんなところで、こんなの使うようなことを、社長とするような……」  俺はすっと立ち上がると律子の傍に寄り添り、 「そういう時はもっと違う呼び方がいいなあ。社長だとなんだか仕事でしてるみたいでイヤだ」 「え、えーと、こんなの使うようなことを、ダーリン、と……って何言わせるんですか」  きっちり言い直してから文句を言う律子の腰に手を回して抱き寄せた。 「涼くんにならそれくらいに思われててもいいと思うけど。実際にその通りなんだし正しい認識だ」 「そういう問題じゃありませんよ」 「それともいっそこんなの使わないでするような関係になるとか。っていうかなろう」  俺はそう言って、律子の手から避妊具を取り上げる。 「そ、そんなこと」 「イヤ?」 「イヤじゃない、ですけど、でもそれでもし、その、出来ちゃったら」 「責任とか覚悟とかって話なら、律子とこうなった時からとっくに俺の腹は決まってるよ」  まだ何か言おうとする律子の口を俺は自分の口で塞いだ。  律子の全身から力が抜けるまで何度も唇を重ねる。  とろんとした律子の腰を支えながら、ゆっくりとソファに寝かせる。  唇から頬、耳朶、首筋とキスをしながらブラウスのボタンを外してくと、白いブラに包まれた乳房が露わになった。  下からブラの内側に手を潜らせて直に乳房に触れると、指先に突起が当たる。 「んっ」  ぴくんと体を震わせる律子。  そのまま手で乳房全体を包み込むようにして捏ねると、 「ん、ふぅ、んんっ」  先ほどの突起が俺の掌の中で自己主張を強めてくる。  空いていた手を下半身に伸ばし、膝辺りからそっと触れて付け根へと滑らせていく。  スカートが捲れて、こちらも白いパンツが露出する。  手を太腿の内側でそっと数回往復させて、純白の布に隠された秘部へと侵入させると、 「ふぁっ」  指先に、湿った肉の感触。  見なくても、そこが今どんな状態か分かる。 「あっ、んあ、ふああっ」  指を溝に沿って動かす度に、律子の口から官能的な声が漏れる。  湿り気が強くなるのに合わせて、律子の声も甘さを増していく。  やがて水音がぴちゅ、くちゅ、と粘りのある音に変化してきたのを見計らって律子を見つめると、律子も俺を見つめ返して静かに頷いた。  咄嗟にコンドームを探そうとする俺を律子が制止する。 「さっき言ったじゃないですか。そういうのを使わない関係になるって」  律子のその言葉に、俺は返事の代わりに啄ばむようなキスをすると、 「それじゃいくぞ」  先端を律子の 「おはようございまーす! クッキー焼いて……あれ、誰もいないんですか?」  春香の声が入り口から響いてくる。 「鍵は?」  俺が訊くとかけてません、と律子が首を横に振る。  二人が大急ぎで服を整え終わったギリギリのタイミングで春香が部屋に辿り着いた。 「あ、こっちだったんですか。おはようございます、クッキー焼いてきた、んですけど……」 「や、やあ」 「いらっしゃい春香ー」  不自然な笑顔で応対する二人。  春香は眉を潜めた後、すんすんと鼻を鳴らした。 「なんだか匂いませんか? 甘いような、でもお菓子とかのとは違うような……なんだろ」 「そ、そう? 別にそんな匂いしないわよ?」  律子が首を盛大に振って否定すると、 「そうですか? ……まあいいや、それよりホラ! 今度のは色も形も上手に焼けてて我ながらこれはもうプロみたいだなーなんて」  春香はすぐに本題に移ってくれたようだった。 「お茶入れてくるからそこに座って、ちょっと待っててね。クッキーなら紅茶の方がいいかな?」  そう言ってそそくさと部屋を出ようとする律子を呼び止めて、 「愛してる」  そっと耳打ちすると、 「……バカ」  律子は耳まで真っ赤になって俯いた。 ---- >[オナニーはいかんぞ非生産的な] 無念 Name としあき 10/10/26(火)23:58:31 No.18338017 「プロデューサー、ちょっとそこに正座」 「はい…」 「まったく、なに事務所でオナニーなんてしてんのよ」 「いやその、最近ご無沙汰だったもんで…」 「まったくもう…そんな非生産的なことするなんて、本当に仕方ないんだから」 「…………」 「な、何なのよその目は?」 「律子…それ生産的なことだったらおっけーって意味だよな」 「ちょ、ちょっと!?」 「当然非生産的なゴムせーひんは使わないでおっけーって意味だよな?」 「ちょ、ちょっと!?なに鼻息荒くしてんの…あっ……ちょっと、こんなとこで……んっ……っ…………」 ---- >[聖なる夜に] 無念 Name としあき 10/12/05(日)21:47:43 No.24918326 「律子すまんな こんな日まで撮影が入ってしまって」 「気にしないで下さい 別に予定がある訳じゃないですから」 「じゃあ終わったら飯でも食いに行こうか」 「いいですね!でもプロデューサーは約束とかないんですか?」 「ああ、約束なら今したぞ ほら、呼んでるぞ 行って来い」 ----
-[[律子メニュー]]へ ---- >[律子と耳かきとDa服] 今日はDa流行だったので律子にDa服とアクセを合わせてみた。 「はいはいっと。んー、このアクセサリーを選ぶとは思わなかったわねぇ」 多少テンションを下げつつも満更でもない返事を受けつつ、今日はオーデを受けてみるかと、 今週の開催予定のリストを小指の爪で耳をほじりながら見ていたら突然律子から耳を引っ張られた。 「いでででで、な、何すんだ律子」 「…やっぱり貯まってる。ちょっとこっちに来なさい!」 机の上のペン立てにあった耳かきを取ると強引に俺をソファーまで耳ごと引っ張って行く。 そして無理矢理ひざ枕をして俺の耳掃除を始めた。 「うわ…一体いつから耳掃除してないんですか?駄目ですよホント、ちゃんと手入れしないと。 私嫌なんですよ、目の前でぽろぽろ耳アカ落とされると。まったくもう!」 ぶつぶつ言いながらも律子の耳掃除は上手だった。全然痛くなくむしろ心地良い。 そういえば誰かに耳掃除してもらわなくなってどのくらいぶりかなー…。 「ほぅら、こんなに大きいの取れましたよ」 「大きいの取れるとつい見せたくなるのはなんでなんだろな」 「あははっあるある」 ティッシュでこよりを作って残りカスを掻き出し、最後に優しく、ふっと息をかけられた時 思わず、うひっと声を出しそうになった。 「はいっ反対向いて」 と律子の声に俺は今度は律子側の方に向く形で寝返りをうつ。 しかしそこで俺は彼女がある間違いを侵してた事に気が付いた。 俺の目の前には律子の剥き出しのお腹が間近にあった。 そう、彼女は自分が露出の高いDa服を着ていた事を失念していたのだ。 「わーこっちもあるある。これは取りがいがあるわ」 と耳掃除に夢中な律子。俺は眼前の律子のお腹をただ見ている事しか出来なかった。やがて律子の手が止まる。 「ちょ…プロデューサ…」 「ん?どした律子」 「あの…鼻息がへそに当たって…止めてくれませんか…息荒くするの」 流石に彼女も間違いに気付いたようだ。横目で見上げると顔が赤いのが分かる。 「いやー律子のへそってちゃんと掃除してんだな。ゴマ一つないわ」 「馬鹿ァ!」 「痛ぇ!」 バチンと頬を叩くと、そのまま立ち上がり、顔を尚更真っ赤にして事務所を出ていってしまった。 ちょっとテンション下げちまったかなーとまだ取り足りない耳がやたらむず痒い。 なにげに触るとまだ刺さったままの耳かきに血の気が引く俺。 ぅおぉい!律っちゃんこれ取ってくれぇえぇ!!!!! ---- >[俺と律子とプレゼント] 夕方からの誕生日パーティーを控え、朝から準備に追われるアイドル達。 料理を作る者、会場を飾り付ける者、買い出しに行く者と皆準備に余念がない。 毎回うまい具合にスケジュールを合わせて休みを入れる律子の手腕があってこそだが、 当の律子は 「これだけは片付けないと」 と、朝から事務所でPCの前。 俺はプレゼントは用意していたが、人前で渡すのは苦手なんで先に渡しちゃろうと、 こっそり準備中のパーティー会場を抜けだし事務室へ。 中に入ると調度、小鳥さんが春香達と一緒に買い出しの追加に行くのか一緒に出ていくところだった。 タイミング良く律子と二人きりになれたこの千載一遇のチャンスに俺は神に感謝しつつ律子に向かう。 …やばい…なんか緊張してきた…。 俺は律子に気取られない様ごく自然に声をかけようとしたが 「ヨウ!仕事は純情かァ?!」 ……アカン、声が裏返った…それに純情ってなんだ?それをゆーなら順調だろー?! しかし律子は黙々とPCのキーを叩いている。 気まずい沈黙が流れ、事務所の片隅のラジオから流れるFM音楽だけが虚しく響く。 焦る気持ちが高ぶり過ぎて全身むず痒い。 だぁれぇかぁ、誰か俺に勇気を!魔法をかけてぇ! 妙な空気の中、事務所で俺と律子の二人きり。俺はプレゼントを渡すタイミングを完全に外していた。 『…ーでは次はP.N私マーメイさん他多数のリクエスト、秋月律子「魔法をかけて」』 突然ラジオから流れ出す馴染みのメロディー、俺はこの歌をデビュー曲としてたあの頃を思い出していた。 レッスンも様にならず律子のがっかりした顔を見るのが辛くてがむしゃらに練習した。 その甲斐あって初めて優しい目で嬉しそうに笑う律子を見たあの時から、俺は魔法をかけられちまったんだ…。 ふと律子を見るとラジオに併せて一緒に歌っていた。いつもとは違う優しく囁く様に歌うその声に俺は感動した。 覚悟を決めて話しかけようとしたら突然、手を差し出す律子。面食らうと 「どうせ皆の前で渡すのが恥ずかしいクチなんでしょ?ほら、もらってあげるからさっさと出す!」 そっぽを向きながら手を差し出すその顔は赤く、今にも泣きだしそうだ。なんだ律子も恥ずかしかったんだ…。 「では恋を夢見るお姫様に相応しく…」 「えっ?」 俺は律子の手をそっと裏返すとその甲に恭しくキスをする。 そしてポケットの中から取り出した指輪をその指にはめた。 「えぇっ…こ、これ…!」 「誕生日おめでとう律子。俺の全ての気持ちをこの指輪に託す。愛してるよ、どんなときも、いつまでも」 「…やっと言ったわねっこの朴念仁!」 目に涙を貯めて嬉しそうに泣き笑うその姿に思わず抱きしめた。 「あ…」 「律子…」 涙を指で拭い顎をついっと持つと目を閉じた。そのままキスまであと3cm…2cm…1cm…。 突然、後ろの書類がバサバサと落ちた。俺達はギクリとして恐る恐る振り向くとそこには小鳥さん達が…。 「駄、駄目じゃない春香ちゃん、そんなに身を乗り出したら…」 「小鳥さんが押したんじゃないですかぁ」 「二人とも今はそんな事言ってる場合じゃ…あ、プロデューサーが…うわぁ、凄い怖い顔に…」 「いつから…いた……?」 「え?いや、その、あの」 「実は小鳥さんが『ティンと来た!』とか言って出ると見せかけて隠れて見ていたんです…」 「つまり最初っからと…」 ぅぐぁあぁあぁあ見られたぁあなぁんてぇこったぁあぁあ。 恥ずかしさのあまり、七転八倒してそこらを転げ回る俺。全身が震える程むず痒い。 だがその後、部屋に入って来た伊織の言葉に今度は律子と二人で転げ回る羽目になるのであった。 「ちょっと小鳥!あんたまたマイクのスイッチ切ってなかったでしょ! 社内中こっ恥ずかしい放送が流れまくったわよっ!聞いてるこっちが恥ずかしかったわ、もう」 ---- >[涼の探索] 「おはようございまーす」  親戚のところを訪ねてきて芸能界の挨拶っていうのもなんか変だなあと思いつつ、涼は扉を叩いた。 「はい、いらっしゃい涼」  扉を開き、律子が出迎える。  律子は少し前、アイドルを引退した。  そして律子のプロデュースを担当していたプロデューサーを社長に据えて新しい事務所を開設し、自らはプロデューサーへと転職したのだ。 「そっちのソファに座ってて。今、お茶持って来るから」  律子はそう言って事務所の奥に入っていく。  応接室に通された涼が周囲を見渡すと、どことなく昔訪ねたことのある765プロ事務所のそれに似ている気がする。  戻ってきた律子にそのことを訊くと、 「最初はこうした方が私も社長も落ち着けるかと思ったの。まぁ子会社みたいなもんだしね」  と答えが返ってきた。  さすがにまだまだ出来立ての弱小事務所で、まずは所属アイドルにしても事務職にしてもとにかく人手もノウハウも足りない、らしい。  なので今も社長さんが自らスカウトに走り回っているとか。  ただ、人を見る眼は正直微妙な気もするの。だって私を選んでトップアイドルにしようなんて思うくらいだから。  でも、手腕は確かよ。何せ私をトップアイドルにしてみせたんだから。  そんなことを話す律子はとても楽しそうに見えて、 (上手くやってるみたいだね)  ちょっとだけ、寂しさのようなものが涼の心を過った。  手持ち無沙汰でソファの隙間を探っていた涼の指先に、何かが当たる。 「ん?」 (なんだろう……ビニールの、何か小さな、袋?) 「どうしたの涼? 何か……ああっ!?」  律子はそれの正体に気付いたらしく身を乗り出しかけたが、涼がそれを取り出す方が一瞬早かった。 「これって……」 (コンドーム、だよね確か。保健体育の授業で教わった。  これがあるってことはつまり、姉ちゃんと、社長さん……ってことだよね?  でも事務所にあるって、えーと……つまり、えーと…)  じっとそれを見つめる涼の脳内を様々な憶測が駆け巡る。  涼の手から、律子がそれを強引に奪い取った。 「こ、これはその、プロデューサーが、じゃなくて社長が勝手に!  ここじゃダメっていつも言って、いやいつもじゃなくてその、いやいつものいつもってそういう意味じゃなくて…」  しどろもどろに弁明を始めた律子の言葉も耳に入らないまま、涼は以前に自分のグラビア仕事の参考にと買った律子の写真集の中身を思い出していた。  小さな頃の記憶や堅物のイメージが吹き飛ぶような大胆な水着や際どいポーズが満載の、正直困った代物だった。  あの肢体が、社長さんと、そういうことをしてるんだ……。  いけない、このままじゃ立てなくなっちゃう。たちそうだけど。  静まれ、静まるんだ落ち着け僕。  涼が自分自身と悪戦苦闘していると、外から足音が聞こえてきた。  足音は入り口の前で止まり、 「戻ったぞー」  事の原因を作った当事者である社長が帰って来た。 「じゃあ僕はこれで!バイバイ姉ちゃん!」  開いたドアを掴み、涼はちょっと前傾姿勢で事務所を飛び出した。 「あれ、今の涼くんじゃないのか」  さっきまでここで起きていたことなど知る由もなく、涼の背中を見送りながら俺が言い終わらない内に、 「社長」  ドスの効いた低音で律子が俺を呼んだ。  振り向くとこめかみに血管の浮いた笑顔の律子が、指で摘んだ避妊具のパッケージをひらひらさせている。  事務所入り口とそれを見比べて、次にそれぞれを交互に指差して律子が頷くの見て、俺はようやく事態を理解した。 「ああ、えーと……」 「正座」 「はい」  律子に促されるまま、堂に入った仕草で床に正座する俺。  応接室ということもあり、床はカーペットが敷いてあるため特に冷たかったりはしない。 「だからこんな所にこんなもの置いといたらダメって言ったじゃないですか!  見つけたのが涼だったからよかったけど、これが悪徳さんとかだったら大変なことになってましたよ!?」 「すいませんでした」 「それに涼にしたって、こんなのどう思われたか……」  頬を赤らめ、ばつが悪そうに言葉尻を濁す律子。 「どう思われたと思う?」 「どうって、それは……こんなところで、こんなの使うようなことを、社長とするような……」  俺はすっと立ち上がると律子の傍に寄り添り、 「そういう時はもっと違う呼び方がいいなあ。社長だとなんだか仕事でしてるみたいでイヤだ」 「え、えーと、こんなの使うようなことを、ダーリン、と……って何言わせるんですか」  きっちり言い直してから文句を言う律子の腰に手を回して抱き寄せた。 「涼くんにならそれくらいに思われててもいいと思うけど。実際にその通りなんだし正しい認識だ」 「そういう問題じゃありませんよ」 「それともいっそこんなの使わないでするような関係になるとか。っていうかなろう」  俺はそう言って、律子の手から避妊具を取り上げる。 「そ、そんなこと」 「イヤ?」 「イヤじゃない、ですけど、でもそれでもし、その、出来ちゃったら」 「責任とか覚悟とかって話なら、律子とこうなった時からとっくに俺の腹は決まってるよ」  まだ何か言おうとする律子の口を俺は自分の口で塞いだ。  律子の全身から力が抜けるまで何度も唇を重ねる。  とろんとした律子の腰を支えながら、ゆっくりとソファに寝かせる。  唇から頬、耳朶、首筋とキスをしながらブラウスのボタンを外してくと、白いブラに包まれた乳房が露わになった。  下からブラの内側に手を潜らせて直に乳房に触れると、指先に突起が当たる。 「んっ」  ぴくんと体を震わせる律子。  そのまま手で乳房全体を包み込むようにして捏ねると、 「ん、ふぅ、んんっ」  先ほどの突起が俺の掌の中で自己主張を強めてくる。  空いていた手を下半身に伸ばし、膝辺りからそっと触れて付け根へと滑らせていく。  スカートが捲れて、こちらも白いパンツが露出する。  手を太腿の内側でそっと数回往復させて、純白の布に隠された秘部へと侵入させると、 「ふぁっ」  指先に、湿った肉の感触。  見なくても、そこが今どんな状態か分かる。 「あっ、んあ、ふああっ」  指を溝に沿って動かす度に、律子の口から官能的な声が漏れる。  湿り気が強くなるのに合わせて、律子の声も甘さを増していく。  やがて水音がぴちゅ、くちゅ、と粘りのある音に変化してきたのを見計らって律子を見つめると、律子も俺を見つめ返して静かに頷いた。  咄嗟にコンドームを探そうとする俺を律子が制止する。 「さっき言ったじゃないですか。そういうのを使わない関係になるって」  律子のその言葉に、俺は返事の代わりに啄ばむようなキスをすると、 「それじゃいくぞ」  先端を律子の 「おはようございまーす! クッキー焼いて……あれ、誰もいないんですか?」  春香の声が入り口から響いてくる。 「鍵は?」  俺が訊くとかけてません、と律子が首を横に振る。  二人が大急ぎで服を整え終わったギリギリのタイミングで春香が部屋に辿り着いた。 「あ、こっちだったんですか。おはようございます、クッキー焼いてきた、んですけど……」 「や、やあ」 「いらっしゃい春香ー」  不自然な笑顔で応対する二人。  春香は眉を潜めた後、すんすんと鼻を鳴らした。 「なんだか匂いませんか? 甘いような、でもお菓子とかのとは違うような……なんだろ」 「そ、そう? 別にそんな匂いしないわよ?」  律子が首を盛大に振って否定すると、 「そうですか? ……まあいいや、それよりホラ! 今度のは色も形も上手に焼けてて我ながらこれはもうプロみたいだなーなんて」  春香はすぐに本題に移ってくれたようだった。 「お茶入れてくるからそこに座って、ちょっと待っててね。クッキーなら紅茶の方がいいかな?」  そう言ってそそくさと部屋を出ようとする律子を呼び止めて、 「愛してる」  そっと耳打ちすると、 「……バカ」  律子は耳まで真っ赤になって俯いた。 ---- >[オナニーはいかんぞ非生産的な] 無念 Name としあき 10/10/26(火)23:58:31 No.18338017 「プロデューサー、ちょっとそこに正座」 「はい…」 「まったく、なに事務所でオナニーなんてしてんのよ」 「いやその、最近ご無沙汰だったもんで…」 「まったくもう…そんな非生産的なことするなんて、本当に仕方ないんだから」 「…………」 「な、何なのよその目は?」 「律子…それ生産的なことだったらおっけーって意味だよな」 「ちょ、ちょっと!?」 「当然非生産的なゴムせーひんは使わないでおっけーって意味だよな?」 「ちょ、ちょっと!?なに鼻息荒くしてんの…あっ……ちょっと、こんなとこで……んっ……っ…………」 ---- >[聖なる夜に] 無念 Name としあき 10/12/05(日)21:47:43 No.24918326 「律子すまんな こんな日まで撮影が入ってしまって」 「気にしないで下さい 別に予定がある訳じゃないですから」 「じゃあ終わったら飯でも食いに行こうか」 「いいですね!でもプロデューサーは約束とかないんですか?」 「ああ、約束なら今したぞ ほら、呼んでるぞ 行って来い」 ---- >[エコロジー] 無念 Name としあき 10/12/15(水)10:15:26 No.26337626 P「律子、何やら876プロでは人間ストーブがいて省エネに成功してるらしいな」 律子「そんな事涼も言ってたような その娘がいれば暖房がいらないって」 P「そこでうちも省エネのために事務所ではこうやって暖を取る事に決めたぞ!」ガバッ! 律子「こっこらっ!いきなり何をっ!!!」 P「省エネのため!事務所の経費削減のためだ!!我慢しろ!!!」 (こう言えば律子は文句はいえまい あ~っ暖ったけえ~~!!!) //---- #hr(width=80%) 「くっ付いていては仕事が出来ません 経費削減の前にお金が入ってきませんよ  なので早く離れてカイロでも買ってきてください」 //---- #hr(width=80%) 「大丈夫大丈夫 代わりに小鳥さんが最近異様にがんばって仕事してるみたいだし」 「あれはただ年末に向けて追い込みに入ってるだけだから仕事になってませんよ」 小鳥さんが仕事してる画を入れようとしたが無かった //---- #hr(width=80%) 「ならば人間椅子だ!これなら仕事もできるぞ! さあ律子、俺にシットダウン!」 //---- #hr(width=80%) 股間踏み潰す画像と共に 「はいはい。いい加減にしましょうね」 //---- #hr(width=80%) 夜事務所で二人きりになったらやさしくちんこを手当てする律子 まで妄想した //---- #hr(width=80%) 「律子キツイ!キツイ!壊死する!」 「だったら大きくしないでくださいよ」 ---- >[勝負は決戦日の前に] 無念 Name としあき 11/02/06(日)22:23:18 No.34922657 律子が複数のチョコを持って 「今度のバレンタインイベントに使うチョコで流行のをいくつかそろえてみたんですけどどれがいいですか」 と聞いてきたんで「俺はこれが好みかな」と選んだら 「協力ありがとうございます。お礼にそれ、あげますよ」と選んだチョコを渡された でも良く考えたら今度のイベントってチョコ渡す話とかあったっけと思い確認を取ろうとしたら もう彼女はどっかいってしまったみたいだった なんだったんだろう? ……あれ、カードがついてる ----

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