複数(Pとアイドル達4)

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[[複数(Pとアイドル達)]]へ [[複数(Pとアイドル達2)]]へ [[複数(Pとアイドル達3)]]へ ---- >[秋といえば食欲の秋でしょ] 親戚が経営してたレストランをもう閉めるから、前からお前が欲しがってた物やるよ、 と連絡が入ったので、早速業務用の寸胴鍋とか、色々分取ってきた。 昔を思い出しながら、鍋を磨き、楽に50人前は作れそうなこの鍋。さて何か皆に作ってやろうかな、 とあれこれ考えて、ティンと来た。 屑野菜や安い牛肉を塊ごと鍋にほうり込み、安い赤ワインを、どぼどぼと材料が浸るぐらいに入れて、 自慢の業務用冷蔵庫にほうり込んで一晩寝かせる。 翌日のオフの日、会社に持っていって給湯室の片隅に、業務用コンロとガスボンベを設置して、ひたすらグツグツと煮込んだ。 夕方、給湯室から漏れる匂いに引き寄せられる様に皆が寄ってくる。 「何作ってるんですかぁ…わぁ良い匂い♪」 「これは…ビーフシチューですね。しかも市販の物ではなく本格的な。」 「兄(C)お腹すいた→それ食べた→い。」 「ちょっと!この私をわざわざオフの日に呼び出すなんて…あら?」 「伊織ちゃん美味しそうな匂いだねっ」 と、興味津々なアイドル達。 皆が揃ったところで、ちょっとしたシチューパーティ。 「美味しい!美味しいですよPさん!」 「本当に屑野菜と、牛の…これはテールの部分ね…これなら750円でも売れるわ!」 「美味しいです〜。肉がもぉ軟らかくって。」 「美味しいね、真ちゃん。」 「…うん!…ゴクン。P!おかわり良いですか?」 「あ→まこちんずる→い。」 「真美もおかわりする→!」 「あの……私も…。」 「ハニー!ほら、あーん♪あん、照れてないで。美味しいよ?」 「ま、まぁ家のシェフの次にマシのようね…ほらっさっさとおかわり注ぎなさいよっ」 と、上々の評価を得る。こうやって、アイドルに日頃の感謝と何より喜ぶ顔を見れた事で 作った甲斐があったなぁと、みるみるうちに無くなっていくシチューを見てたら、 おかわりしに来たやよいが 「P!あの〜これ、お持ち帰り出来ますか?」 と、予想通りの反応に嬉しくて、 「ちゃんとタッパーに詰めて取ってあるよ。だから遠慮せんで、もっと食え。」 「…♪はいっ!」 と、元気よく返事した時の嬉しそうに笑顔に輝くやよいを見てたら 俺も腹減った、胃がむず痒い。 社長ーっ、小鳥さーんっ早く来ないと無くなっちゃいますよ? ---- >[湯煙旅情編千早の巻] 「久々だなぁ…一緒に風呂入んの。」 「プ、Pっ、誤解を招く発言をしないでくださいっ、第一、この間、銭湯に行ったじゃないですか。」 たぶん、着ているであろう水着の上から胸まで巻いているタオルを片手でしっかり持ちながらも 千早は焦りながら答える。 髪も上げて、普段見られない千早のうなじの後れ毛がなんかまた色っぽい。 「兄(C)兄(C)、それ何の話し→?んっふっふ〜。」 と、双子がザバザバとお湯を掻き分けやってくる。すーぐ冷やかしに来るなこいつらわ…。 「ね→ね→千早お姉ちゃん、そこんトコく→わ→し→く→」 「ちょっ、ちょっと真美。」 千早の後ろに回り、べったりくっつき、真美は千早を尋問する。 「こらこら、二人とも、大人をからかうものじゃ…。」 「兄(C)は、千早お姉ちゃんの事好きなんディスか?」 いきなりの直球ド真ん中。 千早も、ちょっと気にしている様子で俺を見る。 「そぉだよ、愛してるよ、ラブラブだよ。文句あっか?」 と、わざとらしく言ってやると、途端に千早がお湯で少し染まった頬が尚更、赤くなる。 「ヒュ→ヒュ→兄(C)あっついねぇ→」 と、囃したてる双子。 「羨まし→くらいだよ→、そんな兄(C)にご・ほ・お・び♪」 「えっ?」 突然、千早のタオルを下にずらす双子。しかも、真美のやつ、さっきくっついた時に千早の水着の紐を…! 俺は、神様の存在を今だけ信じ、感謝した。例え、悪戯の神であっても…。 と、思った瞬間、千早にビンタ喰らって頬がむず痒い。 千早の盛大な悲鳴が響く中、双子は春香の元にこっそり寄る。 「ね→ね→はるるん、あれでよかったの?」 「うん♪やっぱり風呂は裸で入らないとねっ。水着なんて邪道よ邪道。亜美達もそー思うでしょ?」 「そ→だよね→せっかく、温泉に来たんだから、裸のつきあいしなくちゃね→♪」 自分一人が不幸になるのをよしとしない春香の腹いせは、今、双子をも巻き込んで始まったばかりだった。 ---- >[秋刀魚焼くなら七輪で] まだ、アイドル達が売れてない頃、七輪を使って、仕事が定時に終わった時とか、会社の屋上でこっそり、 缶ビール片手にツマミをちまちま焼いて、食って一杯やって帰るのが楽しみだった。 たまに、やよいや美希に焼きおにぎりとかしてやったら、喜んで食べてくれてた。 今日は珍しく早く終わったので、久々に、と七輪と食材抱えて屋上へ。 まずは鯵の干物を焼いて、チビチビしていたら 「お前が七輪持って上がるのが見えたんでな。」 と、他のPが自分の食材を持って上がって来た。 コンビニで買って来た冷凍焼きおにぎりやらを網に乗っけて、雑談してたら、 「あーっ、P達だけずるいですーっ」 「やっぱりここだったの〜。」 と、やよいと美希が匂いに誘われたのか、やってきた。 しょうがねぇな、と五千円札を出して、 「ほら、これで自分の好きな食材と、飲み物、後、秋味の6本パック買ってこい、一緒に食おう。」 と、渡すと嬉々としてダッシュで買物に行くやよい。 「やよいは買物上手だから任せるのー。」 と、美希は当然のごとく、Pの後ろにべったりひっつく。もう目の前の焼きおにぎりが欲しくてたまらないらしく、 「ハニー〜早くぅ〜。」 と、せかす。 焼きたてを小皿に取ってやると、一番の笑顔で、はふはふと食べる美希。 そんな美希の嬉しそうな顔をぼんやり見てたら、 「あんた達!何してんのよ!」 と、伊織様襲来。 「この私に黙ってこんな事してるなんて、ずるいわよっ」 よく見ると両手いっぱいに食材やらの袋。そして、やよいが遅れて帰って来た。 どうやら、やよいが買物行くところを、伊織に見つかったらしい。ちゃっかり自分の分の食材までせしめていた。 「おっ、やってるな。」 「仲間に入れてくれや。」 と、他のPとアイドル達も続々とやってくる。ちゃんと自分達の七輪も忘れず、持ってきた。 「はいっ、焼けましたよ、Pさんっ」 「ずるいなー、P。こんな事してたなんて。あ、このミノ、ボクのですからねっ。」 「まったく〜ちゃんと火の用心に水バケツは置いておく!」 「ほら〜Pさん、このししゃも、こんなに子持ちで〜うふふ。」 「ハニー、焼きおにぎりもっと〜。」 「あ、あの、焼きタラコ…。」 「伊織ちゃん、ほら焼けたよ、ウィンナー。」 「あら、ありがと。あちちっ、肉汁がっ」 「「兄(C)、焼きマシュマロして→」」 「焼鳥も塩で食べると、タレと違った美味しさがあるものなんですね。」 夕暮れの中、この簡易ビアガーデンで、これから先、いつまでもアイドル達と笑っていられたらなぁ、と思ってたら、 七輪の煙が目に滲みてむず痒い。さぁて秋刀魚焼くぞ、煙凄いぞ。 ---- >[まこにゃんと猫ぽっぽ物語2] 九月二十日 晴 小猫二匹はまことぽっぽと改名して二週間、怪我や病気一つせず、すくすくと元気いっぱいに育っている。 意外と、ぽっぽの方がやんちゃでまこはおとなしめである。 今日、事務所でショタPと打ち合わせをしていた。真らは自己トレーニングでジム室で汗を流している最中。 あずささんは、外回り疲れかソファーに横になってお昼寝中。 小猫もあずささんの膝の上で一緒に寝ていた。 ところが二匹が目を覚ました途端、またじゃれついて遊び出したと思ったら、あずささん登りを始めた。 俺達二人は呆気にとられて見ていたが、あずささんは目を覚まさず、小猫らがその豊満な胸によじ登ったその時、 「あ…駄目ですぅ〜Pさ〜ん。」 と、とんでもねぇ寝言を宣った。 これにはショタPも飲んでたお茶を吹いて、持ってた湯飲みも膝に落として、 あたふたする様をこっちはニヤニヤしながら見させてもらった。 そのままあずささんの胸の上で二匹丸まってまた眠りだしたまことぽっぽを見てたら、 小猫が羨ましくて胸の辺りがむず痒い。 あ、あずささんうなされてる…。 ---- まるでそれが定められた仕事だというように毎回毎回悪戯を仕掛けてくる亜美と真美 今日こそはガツンといかなければと思い立ち「コラ!亜美、真美!」とすごんでみても 「あっはっは→兄(c)が怒った→」と流される始末 さすがにちょっとムッとしたので亜美真美を追いかけていると 「あの~亜美ちゃん真美ちゃんはまだ子供ですから、そこまでムキにならなくても~」とあずささん 「いや、こういうのは一度言ってやらないとエスカレートしていくものですから」 「う~ん、そういうものでしょうか~」 とやっているうちに近づいてきた双子 「兄(c)とあずさお姉ちゃんなんだかパパとママみたいだ→」 突然の指摘に 「「違う!(います~)俺(私)はいいけどあずささん(Pさん)に失礼です(~)!」 とハモッてしまい顔を見合わせ赤くなってうつむいてしまう うやむやで仕事に戻り後日春香から聞いた話によるとあの後双子はあずささんにケーキをおごってもらったらしい ---- 千早と春香がデュオを組んでオーディションに参加することになった 合格枠は3位までなので楽勝かと肩を括っていると参加しているユニットが強豪ぞろいで驚いた 千早のほうは相手に不足は無いですねと自信満々のようだが 春香のほうは対照的にど、ど、どうしまょうプロデューサーさん!?と かなり焦って半べそかきそうな顔ですがりついてきた どうしようかと考えた結果、とりあえず春香に 「いいか?もし春香達がこのオーディションで1位合格したら、とっておきのご褒美をやる」 と勇気付けて送り出した まぁ、千早のリードで2~3位には食い込むだろうと予想していると春香の頑張りもあり堂々の1位合格してしまった やべぇ……ご褒美なんて用意してねぇぞと焦っていると 廊下の遠くからプロデューサーさーんと春香が手を振って嬉しそうに俺のもとに走ってきた 春香が満面の無垢な笑みを浮かべながら何かを期待するような目で見つめてくるものだから 千早も見てるけど仕方ないかと春香の頬にそっとキスしてみたときの千早と春香の反応を 恥ずかしさでそっぽを向きつつチラ目で観察したい今日この頃の俺 ----
[[複数(Pとアイドル達)]]へ [[複数(Pとアイドル達2)]]へ [[複数(Pとアイドル達3)]]へ ---- >[秋といえば食欲の秋でしょ] 親戚が経営してたレストランをもう閉めるから、前からお前が欲しがってた物やるよ、 と連絡が入ったので、早速業務用の寸胴鍋とか、色々分取ってきた。 昔を思い出しながら、鍋を磨き、楽に50人前は作れそうなこの鍋。さて何か皆に作ってやろうかな、 とあれこれ考えて、ティンと来た。 屑野菜や安い牛肉を塊ごと鍋にほうり込み、安い赤ワインを、どぼどぼと材料が浸るぐらいに入れて、 自慢の業務用冷蔵庫にほうり込んで一晩寝かせる。 翌日のオフの日、会社に持っていって給湯室の片隅に、業務用コンロとガスボンベを設置して、ひたすらグツグツと煮込んだ。 夕方、給湯室から漏れる匂いに引き寄せられる様に皆が寄ってくる。 「何作ってるんですかぁ…わぁ良い匂い♪」 「これは…ビーフシチューですね。しかも市販の物ではなく本格的な。」 「兄(C)お腹すいた→それ食べた→い。」 「ちょっと!この私をわざわざオフの日に呼び出すなんて…あら?」 「伊織ちゃん美味しそうな匂いだねっ」 と、興味津々なアイドル達。 皆が揃ったところで、ちょっとしたシチューパーティ。 「美味しい!美味しいですよPさん!」 「本当に屑野菜と、牛の…これはテールの部分ね…これなら750円でも売れるわ!」 「美味しいです〜。肉がもぉ軟らかくって。」 「美味しいね、真ちゃん。」 「…うん!…ゴクン。P!おかわり良いですか?」 「あ→まこちんずる→い。」 「真美もおかわりする→!」 「あの……私も…。」 「ハニー!ほら、あーん♪あん、照れてないで。美味しいよ?」 「ま、まぁ家のシェフの次にマシのようね…ほらっさっさとおかわり注ぎなさいよっ」 と、上々の評価を得る。こうやって、アイドルに日頃の感謝と何より喜ぶ顔を見れた事で 作った甲斐があったなぁと、みるみるうちに無くなっていくシチューを見てたら、 おかわりしに来たやよいが 「P!あの〜これ、お持ち帰り出来ますか?」 と、予想通りの反応に嬉しくて、 「ちゃんとタッパーに詰めて取ってあるよ。だから遠慮せんで、もっと食え。」 「…♪はいっ!」 と、元気よく返事した時の嬉しそうに笑顔に輝くやよいを見てたら 俺も腹減った、胃がむず痒い。 社長ーっ、小鳥さーんっ早く来ないと無くなっちゃいますよ? ---- >[湯煙旅情編千早の巻] 「久々だなぁ…一緒に風呂入んの。」 「プ、Pっ、誤解を招く発言をしないでくださいっ、第一、この間、銭湯に行ったじゃないですか。」 たぶん、着ているであろう水着の上から胸まで巻いているタオルを片手でしっかり持ちながらも 千早は焦りながら答える。 髪も上げて、普段見られない千早のうなじの後れ毛がなんかまた色っぽい。 「兄(C)兄(C)、それ何の話し→?んっふっふ〜。」 と、双子がザバザバとお湯を掻き分けやってくる。すーぐ冷やかしに来るなこいつらわ…。 「ね→ね→千早お姉ちゃん、そこんトコく→わ→し→く→」 「ちょっ、ちょっと真美。」 千早の後ろに回り、べったりくっつき、真美は千早を尋問する。 「こらこら、二人とも、大人をからかうものじゃ…。」 「兄(C)は、千早お姉ちゃんの事好きなんディスか?」 いきなりの直球ド真ん中。 千早も、ちょっと気にしている様子で俺を見る。 「そぉだよ、愛してるよ、ラブラブだよ。文句あっか?」 と、わざとらしく言ってやると、途端に千早がお湯で少し染まった頬が尚更、赤くなる。 「ヒュ→ヒュ→兄(C)あっついねぇ→」 と、囃したてる双子。 「羨まし→くらいだよ→、そんな兄(C)にご・ほ・お・び♪」 「えっ?」 突然、千早のタオルを下にずらす双子。しかも、真美のやつ、さっきくっついた時に千早の水着の紐を…! 俺は、神様の存在を今だけ信じ、感謝した。例え、悪戯の神であっても…。 と、思った瞬間、千早にビンタ喰らって頬がむず痒い。 千早の盛大な悲鳴が響く中、双子は春香の元にこっそり寄る。 「ね→ね→はるるん、あれでよかったの?」 「うん♪やっぱり風呂は裸で入らないとねっ。水着なんて邪道よ邪道。亜美達もそー思うでしょ?」 「そ→だよね→せっかく、温泉に来たんだから、裸のつきあいしなくちゃね→♪」 自分一人が不幸になるのをよしとしない春香の腹いせは、今、双子をも巻き込んで始まったばかりだった。 ---- >[秋刀魚焼くなら七輪で] まだ、アイドル達が売れてない頃、七輪を使って、仕事が定時に終わった時とか、会社の屋上でこっそり、 缶ビール片手にツマミをちまちま焼いて、食って一杯やって帰るのが楽しみだった。 たまに、やよいや美希に焼きおにぎりとかしてやったら、喜んで食べてくれてた。 今日は珍しく早く終わったので、久々に、と七輪と食材抱えて屋上へ。 まずは鯵の干物を焼いて、チビチビしていたら 「お前が七輪持って上がるのが見えたんでな。」 と、他のPが自分の食材を持って上がって来た。 コンビニで買って来た冷凍焼きおにぎりやらを網に乗っけて、雑談してたら、 「あーっ、P達だけずるいですーっ」 「やっぱりここだったの〜。」 と、やよいと美希が匂いに誘われたのか、やってきた。 しょうがねぇな、と五千円札を出して、 「ほら、これで自分の好きな食材と、飲み物、後、秋味の6本パック買ってこい、一緒に食おう。」 と、渡すと嬉々としてダッシュで買物に行くやよい。 「やよいは買物上手だから任せるのー。」 と、美希は当然のごとく、Pの後ろにべったりひっつく。もう目の前の焼きおにぎりが欲しくてたまらないらしく、 「ハニー〜早くぅ〜。」 と、せかす。 焼きたてを小皿に取ってやると、一番の笑顔で、はふはふと食べる美希。 そんな美希の嬉しそうな顔をぼんやり見てたら、 「あんた達!何してんのよ!」 と、伊織様襲来。 「この私に黙ってこんな事してるなんて、ずるいわよっ」 よく見ると両手いっぱいに食材やらの袋。そして、やよいが遅れて帰って来た。 どうやら、やよいが買物行くところを、伊織に見つかったらしい。ちゃっかり自分の分の食材までせしめていた。 「おっ、やってるな。」 「仲間に入れてくれや。」 と、他のPとアイドル達も続々とやってくる。ちゃんと自分達の七輪も忘れず、持ってきた。 「はいっ、焼けましたよ、Pさんっ」 「ずるいなー、P。こんな事してたなんて。あ、このミノ、ボクのですからねっ。」 「まったく〜ちゃんと火の用心に水バケツは置いておく!」 「ほら〜Pさん、このししゃも、こんなに子持ちで〜うふふ。」 「ハニー、焼きおにぎりもっと〜。」 「あ、あの、焼きタラコ…。」 「伊織ちゃん、ほら焼けたよ、ウィンナー。」 「あら、ありがと。あちちっ、肉汁がっ」 「「兄(C)、焼きマシュマロして→」」 「焼鳥も塩で食べると、タレと違った美味しさがあるものなんですね。」 夕暮れの中、この簡易ビアガーデンで、これから先、いつまでもアイドル達と笑っていられたらなぁ、と思ってたら、 七輪の煙が目に滲みてむず痒い。さぁて秋刀魚焼くぞ、煙凄いぞ。 ---- >[まこにゃんと猫ぽっぽ物語2] 九月二十日 晴 小猫二匹はまことぽっぽと改名して二週間、怪我や病気一つせず、すくすくと元気いっぱいに育っている。 意外と、ぽっぽの方がやんちゃでまこはおとなしめである。 今日、事務所でショタPと打ち合わせをしていた。真らは自己トレーニングでジム室で汗を流している最中。 あずささんは、外回り疲れかソファーに横になってお昼寝中。 小猫もあずささんの膝の上で一緒に寝ていた。 ところが二匹が目を覚ました途端、またじゃれついて遊び出したと思ったら、あずささん登りを始めた。 俺達二人は呆気にとられて見ていたが、あずささんは目を覚まさず、小猫らがその豊満な胸によじ登ったその時、 「あ…駄目ですぅ〜Pさ〜ん。」 と、とんでもねぇ寝言を宣った。 これにはショタPも飲んでたお茶を吹いて、持ってた湯飲みも膝に落として、 あたふたする様をこっちはニヤニヤしながら見させてもらった。 そのままあずささんの胸の上で二匹丸まってまた眠りだしたまことぽっぽを見てたら、 小猫が羨ましくて胸の辺りがむず痒い。 あ、あずささんうなされてる…。 ---- まるでそれが定められた仕事だというように毎回毎回悪戯を仕掛けてくる亜美と真美 今日こそはガツンといかなければと思い立ち「コラ!亜美、真美!」とすごんでみても 「あっはっは→兄(c)が怒った→」と流される始末 さすがにちょっとムッとしたので亜美真美を追いかけていると 「あの~亜美ちゃん真美ちゃんはまだ子供ですから、そこまでムキにならなくても~」とあずささん 「いや、こういうのは一度言ってやらないとエスカレートしていくものですから」 「う~ん、そういうものでしょうか~」 とやっているうちに近づいてきた双子 「兄(c)とあずさお姉ちゃんなんだかパパとママみたいだ→」 突然の指摘に 「「違う!(います~)俺(私)はいいけどあずささん(Pさん)に失礼です(~)!」 とハモッてしまい顔を見合わせ赤くなってうつむいてしまう うやむやで仕事に戻り後日春香から聞いた話によるとあの後双子はあずささんにケーキをおごってもらったらしい ---- 千早と春香がデュオを組んでオーディションに参加することになった 合格枠は3位までなので楽勝かと肩を括っていると参加しているユニットが強豪ぞろいで驚いた 千早のほうは相手に不足は無いですねと自信満々のようだが 春香のほうは対照的にど、ど、どうしまょうプロデューサーさん!?と かなり焦って半べそかきそうな顔ですがりついてきた どうしようかと考えた結果、とりあえず春香に 「いいか?もし春香達がこのオーディションで1位合格したら、とっておきのご褒美をやる」 と勇気付けて送り出した まぁ、千早のリードで2~3位には食い込むだろうと予想していると春香の頑張りもあり堂々の1位合格してしまった やべぇ……ご褒美なんて用意してねぇぞと焦っていると 廊下の遠くからプロデューサーさーんと春香が手を振って嬉しそうに俺のもとに走ってきた 春香が満面の無垢な笑みを浮かべながら何かを期待するような目で見つめてくるものだから 千早も見てるけど仕方ないかと春香の頬にそっとキスしてみたときの千早と春香の反応を 恥ずかしさでそっぽを向きつつチラ目で観察したい今日この頃の俺 ---- (モスにて) P「さーて、今日は俺のおごりだ、じゃんじゃん食え」 千早「…これはどう食べればいいのでしょうか?」 春香「あっ、千早ちゃん、紙は全部取らなくていいんだよ。こうして紙で包んで手を汚さないようにして食べるんだよ」 千早「ああ、なるほど…」 律子「マックで良かったんじゃないですか、プロデューサー?モスって結構高いんですよ?」 真「いやぁ、おいしいなぁ!マックとは一味違いますね!(ハグハグ)」 雪歩「はぅ~、ハンバーガー一個でお腹いっぱいですぅ…」 美希「ハンバーガーって食べるの面倒なの、ミキはポテトだけでいいや…」 伊織「(モグモグ)…なかなかおいしいじゃない、まぁお金を出して食べるほどじゃないけどタダだから食べてあげるわ」 やよい「あ、あのプロデューサー!お、弟たちの…ご、ごめんなさい!やっぱりいいで…えっ?いいんですか!?ありがとうございます、プロデューサー!」 あずさ「ん~、どれにしようかしら…(まだ注文してる)」

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