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「あずさ4」(2008/07/20 (日) 10:13:28) の最新版変更点
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-[[あずさ まとめ]]へ
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>[結婚した〜い、相手がいなーいby小鳥]
オフの日の買物帰り、ショーウインドウのウェディングドレスに目を思わず奪われ、しばし立ち尽くすあずさとショタP。
花嫁の手を取る花婿の図で演出されて、
「まるで、マネキン同士が結婚するみたいですね〜うふふ♪」
と、あずさは未来の自分達を重ねて、嬉しそうに微笑む。
それとは反対に憂鬱な顔をして、溜息がでるショタP。
「…Pさん、こうゆうの…嫌…なんですか?」
と、不安そうにあずさが聞いてきたので、
「い、いやそういうんじゃなくてっ」
と、途端に焦りだして、あずさの笑顔を曇らせてしまった事にあたふたするショタP。
そんな顔されちゃあ……と、諦めて、あずさにまっすぐ向いて、
「僕、もっと背が欲しいんです。」
「えっ?」
と、突然の言葉に目が白黒。
「そしたら…その…花嫁姿のあずささんを、その…お姫様だっこ…してあげられるのに……。」
顔を真っ赤にしながら理由をしどろもどろに言ったショタPを見て、嬉しそうに笑いながら、後ろからふわりと抱きしめるあずさ。
「私がお姫様だっこじゃ駄目ですか〜?あ、この場合王子様だっこかしら〜♪」
「えぇっ?、いやその、でも…」
と、反論しようとしたけど、抱き寄せた腕がキュッと強くなって、あずさの息が耳にかかり、
いやそれよりも背中に当たる感触がもう、とじたばたしながら焦る様を
偶然通り掛かりの小鳥さんが見つけて、いいなぁ…と指をくわえるのを想像した俺、
フィギュアなんて置く場所ないから注文しなかった事に後悔して
背中がむず痒い。
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>[さよならの向こう脛2]
「…さん、あずささん、起きてくださいよー。」
ゆさゆさと、肩を揺り動かされてぼんやり目覚める。少し暗いのに周りが賑やかだ。
「ここはー…。」
「カラオケBOXの中ですよ、あずささん。目ェー覚めてますかーっおーいっ」
あぁ、そうだ。確か送別会の二次会だかでカラオケBOXに行こうと、誰かが決めたんだっけー……送別会?……誰の?…。
「ほらほら、ショタ君が歌いますよ、ちゃんと聞かなきゃ。これが最後なんですから。」
えっ…?とスポットライトが当たる先を見ると、一人ショタPがマイクを持って立っていた。
暫く、俯いたまま何も言わないショタPに、あずさは何故か不安に胸が高まる。
「…ごめんなさい、あずささん。そして皆さん。」
と、開口1番に謝るショタP。
何故謝るの…?
「まずは聞いて下さい。」
とショタPは歌いだす。
この歌はー確か…。
『ちょうど一年前のー…』
ショタPの意外に通る声が胸に染みた。何故だか涙が溢れてくる、
まるで歌詞の内容がそのまま自分の体験を語っているようだ。
『ー…二度とは戻れない夜ー…』
ショタPが最後の歌詞をやっと搾り出す様に歌い終えた。
泣いている。皆、泣いている。自分も溢れる涙が止まらない。
「……僕には許婚がいました。」
突然のショタPの告白に一同驚く。だがそれ以上に驚いたのはあずさである。
構わず、続けるショタPにあずさは何も言う事が出来なかった。
「幼い頃から一緒でした。僕が18、彼女が16の時に結婚しようと約束しあったんです。あの時は幸福でした…。」
そう言いながらショタPは胸からロケットを出した。開くと小さな写真が、
どこかあずさに似てるような、幸福そうに笑う彼女が写っていた。あずさは胸が痛んだ。
「でも、彼女の16の誕生日に…、その日に結婚しようとした、あの日に……!」
ショタPはそれ以上、言葉を失った。
ショタPの壮絶な過去に誰もが何も言えない、あずささえも何も言うことが出来なかった。
「これ以上、僕はあずささんを愛せない。日に日に彼女と被ってしまう、
僕はあずささんじゃなくて彼女の幻を追っていたんです。そんな僕は、あずささんを幸福に出来ない…出来る訳がない…。
ごめんなさい、あずささん。本当にごめんなさい。今日限りで僕は姿を消します。せめてもの罪ほろぼしに貴女とみんなとの記憶を消しておきます。」
えっ?と思った瞬間、ガクリと身体の力が抜けて立てなくなる。
他の皆も同様、テーブルに突っ伏してる。
「すみませんが、皆さんの飲み物に一服盛らせていただきました。次に目が覚めた時には
僕は皆さんの記憶の中から消えています。」
そ、そんな…!とあずさは必死に身体を動かそうとするが駄目だった。目が重い、真っ暗になっていくー…。
嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、
忘れたくない、側にいたいのに…ずっと支えていたいのに…酷い、Pさん、酷い…。
「さようなら、あずささんー…ありがとう、さようならー…。」
待って、行かないで、待って、Pさーんー…。
「…さん、あずささん、起きてくださいよー。」
ゆさゆさと、肩を揺り動かされてぼんやり目覚める。
少し暗いのに周りが賑やかだ。
「ここはー…。」
「カラオケBOXの中ですよ、あずささん。目ェー覚めてますかーっおーいっ」
はっと目が覚めた。あれ?泣いている、悲しい夢を見た筈なのに、何故だか思い出せない…。頭が痛いー…。
「大丈夫ですか、あずささん。あんなに飲むから、此処に来てすぐに寝ちゃったんですよ。はいっお水。」
と、コップを受け取る先にはー…。
そこにはいつもと変わらぬ笑顔で笑うショタPがいた。何故だか分からず、涙が溢れてくるー…。
「わっわっあずささん、どおしたんですか??」
訳も分からずオロオロするショタPと、訳も分からずはらはらと泣くあずさ。
そのまま、胸に飛び込み、勢いでショタPは壁に後頭部をしこたまぶつけ、
のびてしまって大騒ぎになってしまい、いつもの有様な連中であった。
「だ、大丈夫ですか、Pさん。」
「だ、大丈夫です。笑うと痛むだけですよ、あははは、あいててて…。」
「ごめんなさい〜、うぅぅ…。」
「あぁあ、泣かないで、あずささん。そうとう怖い夢だったんですね。」
ショタPをソファ-に寝かせ、介抱するあずさ。
その時、ショタPの胸ポケットから鎖が少し垂れているのに気付いた。
「あの〜これは…?」
「あぁ!…これは…そのー…。」
と、途端にしどろもどろになるショタP。やがて観念した様に、
顔を真っ赤にして、ロケットを取り出す。あずさはドキッとした。
そして、それを開いて見せるとー…。
「実はチェーンが切れちゃって、ポケットに入れてたんです…。あ、あれ、また泣いてる…。まだ怖かったんですか?」
ううん、と首を振り嬉しそうにショタPを抱きしめるあずさ。
「…!いたた、痛いですよぅ、あずささぁん…。」
手から零れたロケットには、幸福そうな微笑みで写ってたあずさがそこにいたのであった。
と、やっぱ鬱は苦手だなと痛感したら後頭部がむず痒い。
----
>[FinalAnswer?]
『クイズミ〇オネア』に出場する事になったあずささん。
回りの心配を他所に意外と、その運の良さとサポートであれよあれよと250万円まで行ったが、
ミ〇さんが「こんな映像があります。」
と、デビューの頃、恥ずかしながら水泳大会で競技をする映像が流れされてしまい、
おもいっきり動揺してしまう。そして〇ノさんの策略通り、次のクイズに落ちてしまった。
楽屋に戻り、凄く落ち込むあずささんに、ショタPが
「惜しかったですね、まぁそんなに落ち込まないで…。」
「違うんです〜。」
「え?」
「あの〜その〜。」
クイズに落ちた事よりも昔の恥ずかしい映像をPに見られた事が気になって落ち込んでいたのだが、
全然そんな事に気付かない様子のショタPに、ちょっと拗ねるあずささんであった。
と想像した俺、クイズが解けなくて歯痒くて脳がむず痒い。
----
>[スポーツの秋なんですよ〜]
めっきり冷え込む様になってきたある秋の日、
「Pさんは運動得意ですか〜?」
と、あずささんから聞かれた。
「まぁ、そこそこは。」
「じゃ、じゃあ朝、一緒にジョギングしませんか〜?」
と、もじもじしながらあずささんは上目使いで僕の返事を待つ。
「良いですよ。僕も最近、体が鈍ってきたかなーて、早朝ジョギングしようかなって思ってました。」
と答えたら、途端にあずささんはぱぁ〜っと明るくなり、
「じゃ、じゃあ、じゃあトレーニングウェアが要りますね〜♪実は用意してあるんです。」
「えっ?いや、僕持って…。」
「ほら〜♪やっぱりPさんにぴったり〜♪」
と、あずささんは嬉しそうにウェアを僕の背中に当てる。
「えっ…これ、買ってきたんですか…?」
「だ、駄目でしょうか〜?わ、私もほら…////」
あずささんは照れながら自分の分のウェアを見せる。
「あ…おそろい…なるほど…。」
翌朝、久々に走ったものの、やはり体力のなさが身に染みた。河原の道から先に階段を登り、
「Pさ〜ん、はやく〜。」
と、こちらを振り返ったあずささんの顔は朝焼けに照らされて、眩しくて目がむず痒い。
あぁあ、明日は筋肉痛確定だな…。
----
「おはようございますーPさん」
「おはようございますあずささん」
「今日もお仕事がんばりましょうー」
「ところで今日あずささんオフですよね?」
「あらー?そうでしたっけー?」
「今日俺別のPと一緒にTV局の方と番組の打ち合わせありますし
しかもここ出張先のホテルなんですが、よくここまで来れましたよね」
「ちょっと道に迷いましてー」
「マジですかここ新幹線使っても3時間とかかかるところですよ
って何でそこで脱ぐんですかアーッ!」
と出張先で朝っぱらからあずささんにレイプされ隊参上即会議遅刻
----
腹黒春香さんがどうにかしてあの年増からPの心をゲッチュー出来ないかと、 色々陰謀策略をめぐらすが、
作り物と天然物の違いか、あのボケにはかなう事出来ず、 こうなったら最大の作戦、
Pに実はあずささんがレズっこだったの、 男の人になんか興味なーい、
を実行しようと、まず菊池真を用意して、 三人でレッスンに行きましょう! といって、練習後のラフな格好の時、
ちょうど二人が口付けをしてるようにみえる角度で写メを撮ると、 その写真を早速三流記者に流し、スキャンダルに発展させ、
よし、これで目論見どおり! と思ったら、突撃インタビューを受けたあずささんが、
わ、私が好きなのはプロデューサーさんです!
と言ってしまい、 スキャンダルを上塗りするスキャンダルになり、しまいには公式発言となり、 とうとう結婚式の記者会見までする事になり、
今はあのスキャンダルに、 色々感謝していますーというあずささんに、ソンナバカナー春香さんを嘆かせ隊は地獄だぜー
----
まだ駆け出しアイドルの頃、誕生日でも仕事は目立たない裏方のような仕事。
それでもPが食事に連れてくれるというので、弾む気分で街に言ったのだが、
「ここらへんでいいですか」とPが指差したのは、どこにでもある大衆居酒屋。
ドブネズミ色のスーツをハンガーにかけ、脇に汗で染みを作ったサラリーマンが溢れるという、
女性にとっては非常に居心地が悪い中、ビールとチューハイで乾杯。
Pが話す事も、あずささんを祝う事でもなく、今後の方向性についてばかりで、
脂っこいあげものはなかなか喉に通らず、枝豆も刺身も冷凍の味が抜けず、
親父達の視線に、今日ばかりは自分の体を呪って……。
食事後、じゃあまた明日からよろしくという義務的な言葉で、タクシーで贈られ、
……その途中でコンビニによってもらい、400円のケーキを買い、
誰も居ない部屋でテレビもつけずケーキを机において、正座していたら、
なんともいえない虚しさが広がり、けれど涙でなく溜息ばかりが漏れて、
生まれた日ってなんなんだろう、と欝になるあずささん。
……自分で書いておいてなんだが、誰かコブラを呼んでくれ隊。
[[あずさ 5へ〜/あずさ 5]]
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-[[あずさ まとめ]]へ
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>[結婚した〜い、相手がいなーいby小鳥]
オフの日の買物帰り、ショーウインドウのウェディングドレスに目を思わず奪われ、しばし立ち尽くすあずさとショタP。
花嫁の手を取る花婿の図で演出されて、
「まるで、マネキン同士が結婚するみたいですね〜うふふ♪」
と、あずさは未来の自分達を重ねて、嬉しそうに微笑む。
それとは反対に憂鬱な顔をして、溜息がでるショタP。
「…Pさん、こうゆうの…嫌…なんですか?」
と、不安そうにあずさが聞いてきたので、
「い、いやそういうんじゃなくてっ」
と、途端に焦りだして、あずさの笑顔を曇らせてしまった事にあたふたするショタP。
そんな顔されちゃあ……と、諦めて、あずさにまっすぐ向いて、
「僕、もっと背が欲しいんです。」
「えっ?」
と、突然の言葉に目が白黒。
「そしたら…その…花嫁姿のあずささんを、その…お姫様だっこ…してあげられるのに……。」
顔を真っ赤にしながら理由をしどろもどろに言ったショタPを見て、嬉しそうに笑いながら、後ろからふわりと抱きしめるあずさ。
「私がお姫様だっこじゃ駄目ですか〜?あ、この場合王子様だっこかしら〜♪」
「えぇっ?、いやその、でも…」
と、反論しようとしたけど、抱き寄せた腕がキュッと強くなって、あずさの息が耳にかかり、
いやそれよりも背中に当たる感触がもう、とじたばたしながら焦る様を
偶然通り掛かりの小鳥さんが見つけて、いいなぁ…と指をくわえるのを想像した俺、
フィギュアなんて置く場所ないから注文しなかった事に後悔して
背中がむず痒い。
----
>[さよならの向こう脛2]
「…さん、あずささん、起きてくださいよー。」
ゆさゆさと、肩を揺り動かされてぼんやり目覚める。少し暗いのに周りが賑やかだ。
「ここはー…。」
「カラオケBOXの中ですよ、あずささん。目ェー覚めてますかーっおーいっ」
あぁ、そうだ。確か送別会の二次会だかでカラオケBOXに行こうと、誰かが決めたんだっけー……送別会?……誰の?…。
「ほらほら、ショタ君が歌いますよ、ちゃんと聞かなきゃ。これが最後なんですから。」
えっ…?とスポットライトが当たる先を見ると、一人ショタPがマイクを持って立っていた。
暫く、俯いたまま何も言わないショタPに、あずさは何故か不安に胸が高まる。
「…ごめんなさい、あずささん。そして皆さん。」
と、開口1番に謝るショタP。
何故謝るの…?
「まずは聞いて下さい。」
とショタPは歌いだす。
この歌はー確か…。
『ちょうど一年前のー…』
ショタPの意外に通る声が胸に染みた。何故だか涙が溢れてくる、
まるで歌詞の内容がそのまま自分の体験を語っているようだ。
『ー…二度とは戻れない夜ー…』
ショタPが最後の歌詞をやっと搾り出す様に歌い終えた。
泣いている。皆、泣いている。自分も溢れる涙が止まらない。
「……僕には許婚がいました。」
突然のショタPの告白に一同驚く。だがそれ以上に驚いたのはあずさである。
構わず、続けるショタPにあずさは何も言う事が出来なかった。
「幼い頃から一緒でした。僕が18、彼女が16の時に結婚しようと約束しあったんです。あの時は幸福でした…。」
そう言いながらショタPは胸からロケットを出した。開くと小さな写真が、
どこかあずさに似てるような、幸福そうに笑う彼女が写っていた。あずさは胸が痛んだ。
「でも、彼女の16の誕生日に…、その日に結婚しようとした、あの日に……!」
ショタPはそれ以上、言葉を失った。
ショタPの壮絶な過去に誰もが何も言えない、あずささえも何も言うことが出来なかった。
「これ以上、僕はあずささんを愛せない。日に日に彼女と被ってしまう、
僕はあずささんじゃなくて彼女の幻を追っていたんです。そんな僕は、あずささんを幸福に出来ない…出来る訳がない…。
ごめんなさい、あずささん。本当にごめんなさい。今日限りで僕は姿を消します。せめてもの罪ほろぼしに貴女とみんなとの記憶を消しておきます。」
えっ?と思った瞬間、ガクリと身体の力が抜けて立てなくなる。
他の皆も同様、テーブルに突っ伏してる。
「すみませんが、皆さんの飲み物に一服盛らせていただきました。次に目が覚めた時には
僕は皆さんの記憶の中から消えています。」
そ、そんな…!とあずさは必死に身体を動かそうとするが駄目だった。目が重い、真っ暗になっていくー…。
嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、
忘れたくない、側にいたいのに…ずっと支えていたいのに…酷い、Pさん、酷い…。
「さようなら、あずささんー…ありがとう、さようならー…。」
待って、行かないで、待って、Pさーんー…。
「…さん、あずささん、起きてくださいよー。」
ゆさゆさと、肩を揺り動かされてぼんやり目覚める。
少し暗いのに周りが賑やかだ。
「ここはー…。」
「カラオケBOXの中ですよ、あずささん。目ェー覚めてますかーっおーいっ」
はっと目が覚めた。あれ?泣いている、悲しい夢を見た筈なのに、何故だか思い出せない…。頭が痛いー…。
「大丈夫ですか、あずささん。あんなに飲むから、此処に来てすぐに寝ちゃったんですよ。はいっお水。」
と、コップを受け取る先にはー…。
そこにはいつもと変わらぬ笑顔で笑うショタPがいた。何故だか分からず、涙が溢れてくるー…。
「わっわっあずささん、どおしたんですか??」
訳も分からずオロオロするショタPと、訳も分からずはらはらと泣くあずさ。
そのまま、胸に飛び込み、勢いでショタPは壁に後頭部をしこたまぶつけ、
のびてしまって大騒ぎになってしまい、いつもの有様な連中であった。
「だ、大丈夫ですか、Pさん。」
「だ、大丈夫です。笑うと痛むだけですよ、あははは、あいててて…。」
「ごめんなさい〜、うぅぅ…。」
「あぁあ、泣かないで、あずささん。そうとう怖い夢だったんですね。」
ショタPをソファ-に寝かせ、介抱するあずさ。
その時、ショタPの胸ポケットから鎖が少し垂れているのに気付いた。
「あの〜これは…?」
「あぁ!…これは…そのー…。」
と、途端にしどろもどろになるショタP。やがて観念した様に、
顔を真っ赤にして、ロケットを取り出す。あずさはドキッとした。
そして、それを開いて見せるとー…。
「実はチェーンが切れちゃって、ポケットに入れてたんです…。あ、あれ、また泣いてる…。まだ怖かったんですか?」
ううん、と首を振り嬉しそうにショタPを抱きしめるあずさ。
「…!いたた、痛いですよぅ、あずささぁん…。」
手から零れたロケットには、幸福そうな微笑みで写ってたあずさがそこにいたのであった。
と、やっぱ鬱は苦手だなと痛感したら後頭部がむず痒い。
----
>[FinalAnswer?]
『クイズミ〇オネア』に出場する事になったあずささん。
回りの心配を他所に意外と、その運の良さとサポートであれよあれよと250万円まで行ったが、
ミ〇さんが「こんな映像があります。」
と、デビューの頃、恥ずかしながら水泳大会で競技をする映像が流れされてしまい、
おもいっきり動揺してしまう。そして〇ノさんの策略通り、次のクイズに落ちてしまった。
楽屋に戻り、凄く落ち込むあずささんに、ショタPが
「惜しかったですね、まぁそんなに落ち込まないで…。」
「違うんです〜。」
「え?」
「あの〜その〜。」
クイズに落ちた事よりも昔の恥ずかしい映像をPに見られた事が気になって落ち込んでいたのだが、
全然そんな事に気付かない様子のショタPに、ちょっと拗ねるあずささんであった。
と想像した俺、クイズが解けなくて歯痒くて脳がむず痒い。
----
>[スポーツの秋なんですよ〜]
めっきり冷え込む様になってきたある秋の日、
「Pさんは運動得意ですか〜?」
と、あずささんから聞かれた。
「まぁ、そこそこは。」
「じゃ、じゃあ朝、一緒にジョギングしませんか〜?」
と、もじもじしながらあずささんは上目使いで僕の返事を待つ。
「良いですよ。僕も最近、体が鈍ってきたかなーて、早朝ジョギングしようかなって思ってました。」
と答えたら、途端にあずささんはぱぁ〜っと明るくなり、
「じゃ、じゃあ、じゃあトレーニングウェアが要りますね〜♪実は用意してあるんです。」
「えっ?いや、僕持って…。」
「ほら〜♪やっぱりPさんにぴったり〜♪」
と、あずささんは嬉しそうにウェアを僕の背中に当てる。
「えっ…これ、買ってきたんですか…?」
「だ、駄目でしょうか〜?わ、私もほら…////」
あずささんは照れながら自分の分のウェアを見せる。
「あ…おそろい…なるほど…。」
翌朝、久々に走ったものの、やはり体力のなさが身に染みた。河原の道から先に階段を登り、
「Pさ〜ん、はやく〜。」
と、こちらを振り返ったあずささんの顔は朝焼けに照らされて、眩しくて目がむず痒い。
あぁあ、明日は筋肉痛確定だな…。
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「おはようございますーPさん」
「おはようございますあずささん」
「今日もお仕事がんばりましょうー」
「ところで今日あずささんオフですよね?」
「あらー?そうでしたっけー?」
「今日俺別のPと一緒にTV局の方と番組の打ち合わせありますし
しかもここ出張先のホテルなんですが、よくここまで来れましたよね」
「ちょっと道に迷いましてー」
「マジですかここ新幹線使っても3時間とかかかるところですよ
って何でそこで脱ぐんですかアーッ!」
と出張先で朝っぱらからあずささんにレイプされ隊参上即会議遅刻
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腹黒春香さんがどうにかしてあの年増からPの心をゲッチュー出来ないかと、 色々陰謀策略をめぐらすが、
作り物と天然物の違いか、あのボケにはかなう事出来ず、 こうなったら最大の作戦、
Pに実はあずささんがレズっこだったの、 男の人になんか興味なーい、
を実行しようと、まず菊池真を用意して、 三人でレッスンに行きましょう! といって、練習後のラフな格好の時、
ちょうど二人が口付けをしてるようにみえる角度で写メを撮ると、 その写真を早速三流記者に流し、スキャンダルに発展させ、
よし、これで目論見どおり! と思ったら、突撃インタビューを受けたあずささんが、
わ、私が好きなのはプロデューサーさんです!
と言ってしまい、 スキャンダルを上塗りするスキャンダルになり、しまいには公式発言となり、 とうとう結婚式の記者会見までする事になり、
今はあのスキャンダルに、 色々感謝していますーというあずささんに、ソンナバカナー春香さんを嘆かせ隊は地獄だぜー
----
まだ駆け出しアイドルの頃、誕生日でも仕事は目立たない裏方のような仕事。
それでもPが食事に連れてくれるというので、弾む気分で街に言ったのだが、
「ここらへんでいいですか」とPが指差したのは、どこにでもある大衆居酒屋。
ドブネズミ色のスーツをハンガーにかけ、脇に汗で染みを作ったサラリーマンが溢れるという、
女性にとっては非常に居心地が悪い中、ビールとチューハイで乾杯。
Pが話す事も、あずささんを祝う事でもなく、今後の方向性についてばかりで、
脂っこいあげものはなかなか喉に通らず、枝豆も刺身も冷凍の味が抜けず、
親父達の視線に、今日ばかりは自分の体を呪って……。
食事後、じゃあまた明日からよろしくという義務的な言葉で、タクシーで贈られ、
……その途中でコンビニによってもらい、400円のケーキを買い、
誰も居ない部屋でテレビもつけずケーキを机において、正座していたら、
なんともいえない虚しさが広がり、けれど涙でなく溜息ばかりが漏れて、
生まれた日ってなんなんだろう、と欝になるあずささん。
……自分で書いておいてなんだが、誰かコブラを呼んでくれ隊。
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