やよい

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やよい」(2008/06/10 (火) 01:01:05) の最新版変更点

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やよい 妄想文 殴り書き ---- 「ううー、ごめんなさい……また私です……」 「仕方ないなぁ……休憩入れるか?」 やよいはドラマ収録中。今は恋とスポーツの狭間で揺れる少女の役を演じていた。 しかし、こう言ってはなんだがやよいはそういった方面には疎い。『愛』が何かよく分かっていないようだ。 よって最初からNGを連発していた。あまりにやよいの失敗が多いので今休憩が入った。 「プロデューサー……私、どうすればいいんでしょう?」 「どうすればって言われてもなぁ……俺もよく分からないんだ。どっか痛くなったりするとは聞いたことあるけどな」 「うぅ~……あ、またです。最近プロデューサーと話してると胸のあたりがきゅ~ってなって……」 「お、奇遇だな。俺もやよいと話してると腹の上あたりが痛くなるんだ。……どういうことなんだろうな?」 と悩んでいる二人を見て『何やってんだこのバカップルは』とイライラするスタッフになりたい ---- 事務所の郵便受けを覗くと、近くの学校で開催する文化祭のチラシが入っていた。 「ほぅ、最近はチラシも配るのか……なかなか豪勢だな」 俺の学校では口コミ程度のものだった。精々がポスターかな。 そんなわけで物珍しさにチラシをまじまじと見つめていると、やよいが近づいてきた。 「どうしたんですか、プロデューサー……あっ!」 「ん? どうかしたか?」 「そこ、私の友達の学校です! へー、今度文化祭あるんだー……」 嬉しそうな顔で呟くやよい。……そういえばやよいも中学生だったな。いまいちそんな感じはしないのだが。 「よし、じゃあ……今度この日、予定空けておくか? たぶん調整できると思う」 「えっ!? ……いいんですか?」 「勿論。行きたいんだろ?」 「…………はい!」 大きな声で答える。天真爛漫をそのまま表すやよいの笑顔は、やはり他の何物にも代え難い。 それを見て、俺の選択は間違っていないことを確信した。 みたいにやよいの笑顔を見るために何かしてやりたい ---- 今日は怖い話系列の番組収録だった。内容はよくあるもので、大した映像もない退屈なものだった。 かといってオカルトフリークの俺以外もそうとは限らない。やよいも然り。 「うう~、今日は凄かったですね、プロデューサー」 「そうか? 俺は全然そうとは思わないが……まさか怖かったわけじゃないよな?」 やよいがもじもじしているのを視認しつつ言う。これはやはりアレだろう。 「~~! そ、そんなわけありません! ……トイレ行ってきます!」 真っ赤な顔で叫ぶやよい。そのままトイレの方へと駆けて行ってしまった。 しばらくしてから、奥の方から 「プロデューサーの馬鹿ー!!」 とやよいの大きな声が聞こえた。 そこまで聞いて満足した俺はやれやれ、全くやよいは可愛いな、とトイレの入口で待っているのだった。 鬼畜無理 ---- 「うっうー! お山で食べるご飯はおいしいです!」 今日はやよいと山登り。無論プライベートではなくドラマの撮影のため、だが。 辺りに積もる雪は太陽光を反射し、銀世界を作り出す。 幻想的な風景を見ながら弁当を食べるというのも、またおつなものだ。 「……しかし、こうしてみると雪山が大きな怪物だなんて思えないな」 「怪物? どうしてですか?」 「簡単に遭難しちゃうことがあるからだよ。やよい、お前も気を抜くと遭難するかもな?」 驚かすつもりで言う。しかし反応は予想外のものだった。 「うー、そうですね…………でも」 「でも?」 「プロデューサーが一緒にいてくれるなら、別に遭難してもいいかなーって……」 かなー、って ---- さて、今日は月に一度の大掃除の日です。大変ですね。 とかそんなこと言ってられないくらい腰が痛い。まだまだ若いつもりだったんだけどな……。 そんなわけで隅っこで座っていると、やよいが近寄って来た。 「プロデューサー、大丈夫ですか? あんまり無理しちゃいけませんよ」 「あぁ、少し頑張りすぎただけだって。心配すんな」 ふと目線を上にあげると、やよいの髪に埃が付いているのを見つけた。 「……ん、やよい、ちょっと目瞑ってろ」 「え? ……はい、こーですか?」 何故唇を突き出す。 みたいな感じにやよいに積極的に迫られたい ---- 目の前にあるのはオセロ盤。黒と白のマーブル模様が少し目に痛くもある。 「うっうー! 凄いです、プロデューサー強いです!」 「まぁやよいに負けるほど落ちぶれちゃいないさ、ははは……」 などと強がってみたものの、実際かなり危なかった。相手のミスを誘発できなければ負けてしまっていた。 今までの局面、ほとんどがそう。やよいは強い、この齢にしてオセロマスターと呼ばれた俺が苦戦させられるとは… …。 「ううっ、ひどいです。じゃあ……  そろそろ本気、……出してもいいですよね?」 背筋が凍る。瞬間変わる場の空気。俺の周囲だけが本来の空間と断絶される。 圧倒的な存在。目に見えるほどのオーラ。そこに在る脅威。 間違いない、今のやよいこそ……この、やよいこそが、真の姿。 俺は、目の前にいるやよい……いや、最早怪物と化した『何か』に怯えていた。 なんだこれ ---- 何と明日は久し振りに一日まるまる自由に使えるが……何も予定がない。 さて、一体何をしようかな、と思案に耽っていると誰かに肩をつつかれる。 振り向くとやよいがいた。何か用か、と聞いてみると、 「あのー、……明日一緒にお出掛けしてくれますか?」 ときたもんだ。別に何も問題はないのだが、折角のオフなのに俺を誘うのか? 「え、いや、その……ぷ、プロデューサーだからお誘いしました! ……やっぱり嫌ですか?」 などと泣きそうな顔で尋ねる。えー、何それ。 「いや、嫌っていうか寧ろ嬉しいくらいっていうか……うおい! 何故泣く!」 慌てて泣き止むまで慰めていたのだが、うっすら笑っているように見えたのは気のせいだろうか? みたいな感じでやよいと触れ合いたい ---- そう……そこでハイキック……いや、やっぱり巴投げ……はっ! ソファーに座っていたら眠っていたようだ。疲れてたのかな……。 目を開ける。やよいの顔があった。 「ぬわっ!?」 「おはよーございます、プロデューサー」 成程、こんな目覚めも悪くはないかも……って待て。 「……やよい? 何故、俺は、やよいに、膝枕、されているんだ?」 「え? だってプロデューサー、甘えん坊さんですから。いいこいいこー」 ……こう、なんと言うか、色々すっ飛ばしてるが頭を撫でられるのも悪い気はしないな……。 ていうかされたい ---- 「プロデューサー! 一緒に子育てしましょう!!」 勢いよく口から飛び出るお茶。一体何回吹き出させれば気が済むんだこの娘は。 「はぁ……またあの双子か? 今度は何だ?」 「えっと、お母さんが『やよいはきっと良いお母さんになる』って褒めてくれたんです。  でも、私だけじゃ多分何もできないから……プロデューサーにお手伝いしてもらいたいんです!」 「は?」 意味が全く分からないので詳しく聞いてみると、つまりはただ弟たちの面倒を見てもらいたいそうだ。 気がつけば高槻家の子供たちが事務所内を駆け回っていた。拒否権はなしってことか。 慌てて子供たちを叱るやよい。しかし、こう見るとあれだな……本当に良いお母さんになりそうだな。 「……もし私がお母さんになったら、その時はプロデューサーも良いお父さんになって下さいね?」 ……いやいやいや、ちょっと待て。 みたいな日常を送りたい ---- 世間はテストの結果が返ってくる時期。やよいも同様だった。 「うう~プロデューサー、ごめんなさい~」 と突き出されたのはテストの答案。どれも一桁に近い。 このように成績が悪いせいで今度追試があり、事務所に来れないそうだ。 「よし、じゃあ俺が勉強を見てやろう。一緒にやれば頑張れるだろ?」 と言うとやよいは目をキラキラと輝かせながら、 「本当ですか? うっうー! 私頑張ります! プロデューサー、宜しくお願いしまーっす!」 と元気よく返事をした。 が、実は俺もそんなに頭が良くはない。結局二人で教科書とにらめっこするハメになるのだった。 みたいなやり取りをしたい ---- 「い」で始まるもの買うんです、とか言われて イワガキか、それともイロメーターかしらん、としばし悩んで …突然もじもじし始めるもんだから更に悩んで 「『いえ』、です…」の回答と同時に 「プロデューサーのお部屋も作って良い、って、言われました」、とか 「事務所に近いほうが良いですよね…」、とか 色々言われるけど「へー、すごいなー」、なんて素っ気無い返事になって 顔真っ赤のまんまやよいが事務所を出ていって 暫くしてからアタマが再起動して ちきちきちーん♪と、ようやくレジスタが噛み合った末に出した答えが 「そんな無駄遣い許しませんヨ!」だったもんで 小鳥さんに後頭部をバットでブン殴られて失神し隊 ---- やよいにプレゼントしてもらった車で一緒にネズミーランドとか家族ぐるみで行って やよいとの仲は家族公認になり実家の出入りも許可され 季節の行事には毎回同席し周りからはお兄ちゃん的な存在と思われ でもやっぱりそれ以上でもなく以下でもない、微妙な関係を保ち続ける そんな日常が続いたある日じれったくなったやよいから初々しいファーストキスをプレゼントされたい ---- やよいが子ども向け化粧品の広告のモデルに抜擢された P「ピンクの口紅も良く似合ってかわいいじゃないか」 や「これ実物貰って持ってるんですけど、つけるの恥ずかしくて・・・」 P「ちょっとつけて見せてくれよ」 や「え?!あ…い、良いですけど、向こうむいててください…。(つけてる) ……あ、そうだ、プロデューサーもおそろいでつけてみませんか?」トントン P「おいおい、俺は男・・・ん、もう良いのか━━」クルッ チュ や「・・・えへへ・・・おそろいです・・・」 P「・・・こ、こら、大人を・・・からかうんじゃない!」 その後 P「ん?小鳥さんが俺をきつい目で見てる・・・?」 小鳥「口紅ついてますよ」 P「忘れてたあぁぁあぁぁ!?」 ---- そこそこ顔が売れて来たにも関わらずあまり服装に変化がないやよいに、たまにはオシャレでもしてみてはどうか、 と提言してみたことを切っ掛けにオフを利用して二人で街まで出掛けることに。「私、値段が5ケタもあるような服を見るの初めてです〜 !」 並ぶ高額商品を前に、すっかりテンションを落としてしまった様子だ。「…まぁ見るだけならタダだし、気に入ったのがなければ他の店 で買えばいいんじゃない?」「あ、それもそうですね♪」気を取り直して、再び店内を楽しそうに見て回るやよい。 そうするうちに一着の衣装に目が止まる。「気に入ったの、あった?」「え?あ、はい、いえ〜…」「まぁ着るだけならタ ダだし…」渋るやよいを半ば無理矢理試着室に押し込んだ。数分後。「いいじゃん。可愛い可愛い」「ホントですか! ?…う〜、でも〜」「買ったる」「え…そんな…」「いいから、やよいはいつも頑張ってるからたまにはな…それにア イドルを可愛く見せるのはPの役目だろ?」なんて遣り取りをしながら可愛いやよいを可愛くコーディネートし隊。 ---- >[やよいとぬか炊き] 故郷のお袋からぬか床と野菜と送ってもらい、早速ぬか漬けを作った。 事務所のみんなにおすそ分けと、作った漬物と後、鰯と鯖のぬか炊きも作って持っていったら、 やよいが、いの一番に興味を示したので、試食させてみたら、 「おいしいですーっ、これの作り方教えてくださいーっ。」 と、えらく気に入った模様。 そして仕事の終わりに鰯と鯖を買って来て、給湯室で一緒に作ってやり、 「今夜のおかずが出来ましたーっ♪」 と、嬉しそうにタッパーに積めた出来立てのぬか炊きを持ってにっこり笑うやよいの笑顔を見ながら ほっこりした鯖のぬか炊きをつまみながら冷酒が欲しいなぁと思う俺、 給湯室がぬか臭くて鼻がむず痒い。 え?臭くした罰として没収?!そんなぁ小鳥さぁん!!一緒に飲みに行くから許して…。 ---- 「うっうー!魚ですー!それに今度は海草も!すごいですー!」 「ははは、元気だなやよい」 「はい!こんなにいっぱい食べ物あるのは初めてですー!イェイ」 「そうか・・・しかし船が見えないな・・・」 とロケ移動中の船が座礁してしまい、漂流3日目なのでそろそろ救助され隊参上即ダイビン 「あ、P!船が見えますよ!うっうー!」 「いや、助かりました」 「ニュースで聞いて驚いてましたよ。無事で本当によかった」 「P、P、魚や海草、あとサメとか鯨とか持って帰っていいですか?うっうー」 ----
やよい 妄想文 殴り書き ---- だからと言ってこれはないだろ。 目の前にあるのは一枚の絵。その横にやよいがちょこんと正座で座っている。 たまたま見ていたテレビ番組で絵心クイズがやっていたので、俺たちも描いてみることにしたのだが……。 ……いや、予想はついていた。何となくわかった。やよいには絵心など皆無、だと。 にしてもこれはひどすぎやしないか? 「……これは……あれか、水たまりで溺れているアリ、とか?」 「ぶぶーっ! 外れでーっす! 正解はー、えへへー!」 満面の笑みを浮かべて言うやよい。 「プロデューサーでーす!」 これが俺かよ。……まずい、俺はやよいの感性を侮りすぎていた。頭が痛くなってくるほどだ。 ……いやいや待て待て、本当に俺なのか!? 何かの間違いじゃないのか? 明らかにおかしいじゃないか! 改めてやよいの純粋な恐ろしさを実感する俺であった。完 みたいなほのぼのとした日々を送りたい ---- 「ううー、ごめんなさい……また私です……」 「仕方ないなぁ……休憩入れるか?」 やよいはドラマ収録中。今は恋とスポーツの狭間で揺れる少女の役を演じていた。 しかし、こう言ってはなんだがやよいはそういった方面には疎い。『愛』が何かよく分かっていないようだ。 よって最初からNGを連発していた。あまりにやよいの失敗が多いので今休憩が入った。 「プロデューサー……私、どうすればいいんでしょう?」 「どうすればって言われてもなぁ……俺もよく分からないんだ。どっか痛くなったりするとは聞いたことあるけどな」 「うぅ~……あ、またです。最近プロデューサーと話してると胸のあたりがきゅ~ってなって……」 「お、奇遇だな。俺もやよいと話してると腹の上あたりが痛くなるんだ。……どういうことなんだろうな?」 と悩んでいる二人を見て『何やってんだこのバカップルは』とイライラするスタッフになりたい ---- 事務所の郵便受けを覗くと、近くの学校で開催する文化祭のチラシが入っていた。 「ほぅ、最近はチラシも配るのか……なかなか豪勢だな」 俺の学校では口コミ程度のものだった。精々がポスターかな。 そんなわけで物珍しさにチラシをまじまじと見つめていると、やよいが近づいてきた。 「どうしたんですか、プロデューサー……あっ!」 「ん? どうかしたか?」 「そこ、私の友達の学校です! へー、今度文化祭あるんだー……」 嬉しそうな顔で呟くやよい。……そういえばやよいも中学生だったな。いまいちそんな感じはしないのだが。 「よし、じゃあ……今度この日、予定空けておくか? たぶん調整できると思う」 「えっ!? ……いいんですか?」 「勿論。行きたいんだろ?」 「…………はい!」 大きな声で答える。天真爛漫をそのまま表すやよいの笑顔は、やはり他の何物にも代え難い。 それを見て、俺の選択は間違っていないことを確信した。 みたいにやよいの笑顔を見るために何かしてやりたい ---- 今日は怖い話系列の番組収録だった。内容はよくあるもので、大した映像もない退屈なものだった。 かといってオカルトフリークの俺以外もそうとは限らない。やよいも然り。 「うう~、今日は凄かったですね、プロデューサー」 「そうか? 俺は全然そうとは思わないが……まさか怖かったわけじゃないよな?」 やよいがもじもじしているのを視認しつつ言う。これはやはりアレだろう。 「~~! そ、そんなわけありません! ……トイレ行ってきます!」 真っ赤な顔で叫ぶやよい。そのままトイレの方へと駆けて行ってしまった。 しばらくしてから、奥の方から 「プロデューサーの馬鹿ー!!」 とやよいの大きな声が聞こえた。 そこまで聞いて満足した俺はやれやれ、全くやよいは可愛いな、とトイレの入口で待っているのだった。 鬼畜無理 ---- 「うっうー! お山で食べるご飯はおいしいです!」 今日はやよいと山登り。無論プライベートではなくドラマの撮影のため、だが。 辺りに積もる雪は太陽光を反射し、銀世界を作り出す。 幻想的な風景を見ながら弁当を食べるというのも、またおつなものだ。 「……しかし、こうしてみると雪山が大きな怪物だなんて思えないな」 「怪物? どうしてですか?」 「簡単に遭難しちゃうことがあるからだよ。やよい、お前も気を抜くと遭難するかもな?」 驚かすつもりで言う。しかし反応は予想外のものだった。 「うー、そうですね…………でも」 「でも?」 「プロデューサーが一緒にいてくれるなら、別に遭難してもいいかなーって……」 かなー、って ---- さて、今日は月に一度の大掃除の日です。大変ですね。 とかそんなこと言ってられないくらい腰が痛い。まだまだ若いつもりだったんだけどな……。 そんなわけで隅っこで座っていると、やよいが近寄って来た。 「プロデューサー、大丈夫ですか? あんまり無理しちゃいけませんよ」 「あぁ、少し頑張りすぎただけだって。心配すんな」 ふと目線を上にあげると、やよいの髪に埃が付いているのを見つけた。 「……ん、やよい、ちょっと目瞑ってろ」 「え? ……はい、こーですか?」 何故唇を突き出す。 みたいな感じにやよいに積極的に迫られたい ---- 目の前にあるのはオセロ盤。黒と白のマーブル模様が少し目に痛くもある。 「うっうー! 凄いです、プロデューサー強いです!」 「まぁやよいに負けるほど落ちぶれちゃいないさ、ははは……」 などと強がってみたものの、実際かなり危なかった。相手のミスを誘発できなければ負けてしまっていた。 今までの局面、ほとんどがそう。やよいは強い、この齢にしてオセロマスターと呼ばれた俺が苦戦させられるとは… …。 「ううっ、ひどいです。じゃあ……  そろそろ本気、……出してもいいですよね?」 背筋が凍る。瞬間変わる場の空気。俺の周囲だけが本来の空間と断絶される。 圧倒的な存在。目に見えるほどのオーラ。そこに在る脅威。 間違いない、今のやよいこそ……この、やよいこそが、真の姿。 俺は、目の前にいるやよい……いや、最早怪物と化した『何か』に怯えていた。 なんだこれ ---- 何と明日は久し振りに一日まるまる自由に使えるが……何も予定がない。 さて、一体何をしようかな、と思案に耽っていると誰かに肩をつつかれる。 振り向くとやよいがいた。何か用か、と聞いてみると、 「あのー、……明日一緒にお出掛けしてくれますか?」 ときたもんだ。別に何も問題はないのだが、折角のオフなのに俺を誘うのか? 「え、いや、その……ぷ、プロデューサーだからお誘いしました! ……やっぱり嫌ですか?」 などと泣きそうな顔で尋ねる。えー、何それ。 「いや、嫌っていうか寧ろ嬉しいくらいっていうか……うおい! 何故泣く!」 慌てて泣き止むまで慰めていたのだが、うっすら笑っているように見えたのは気のせいだろうか? みたいな感じでやよいと触れ合いたい ---- そう……そこでハイキック……いや、やっぱり巴投げ……はっ! ソファーに座っていたら眠っていたようだ。疲れてたのかな……。 目を開ける。やよいの顔があった。 「ぬわっ!?」 「おはよーございます、プロデューサー」 成程、こんな目覚めも悪くはないかも……って待て。 「……やよい? 何故、俺は、やよいに、膝枕、されているんだ?」 「え? だってプロデューサー、甘えん坊さんですから。いいこいいこー」 ……こう、なんと言うか、色々すっ飛ばしてるが頭を撫でられるのも悪い気はしないな……。 ていうかされたい ---- 「プロデューサー! 一緒に子育てしましょう!!」 勢いよく口から飛び出るお茶。一体何回吹き出させれば気が済むんだこの娘は。 「はぁ……またあの双子か? 今度は何だ?」 「えっと、お母さんが『やよいはきっと良いお母さんになる』って褒めてくれたんです。  でも、私だけじゃ多分何もできないから……プロデューサーにお手伝いしてもらいたいんです!」 「は?」 意味が全く分からないので詳しく聞いてみると、つまりはただ弟たちの面倒を見てもらいたいそうだ。 気がつけば高槻家の子供たちが事務所内を駆け回っていた。拒否権はなしってことか。 慌てて子供たちを叱るやよい。しかし、こう見るとあれだな……本当に良いお母さんになりそうだな。 「……もし私がお母さんになったら、その時はプロデューサーも良いお父さんになって下さいね?」 ……いやいやいや、ちょっと待て。 みたいな日常を送りたい ---- 世間はテストの結果が返ってくる時期。やよいも同様だった。 「うう~プロデューサー、ごめんなさい~」 と突き出されたのはテストの答案。どれも一桁に近い。 このように成績が悪いせいで今度追試があり、事務所に来れないそうだ。 「よし、じゃあ俺が勉強を見てやろう。一緒にやれば頑張れるだろ?」 と言うとやよいは目をキラキラと輝かせながら、 「本当ですか? うっうー! 私頑張ります! プロデューサー、宜しくお願いしまーっす!」 と元気よく返事をした。 が、実は俺もそんなに頭が良くはない。結局二人で教科書とにらめっこするハメになるのだった。 みたいなやり取りをしたい ---- 「い」で始まるもの買うんです、とか言われて イワガキか、それともイロメーターかしらん、としばし悩んで …突然もじもじし始めるもんだから更に悩んで 「『いえ』、です…」の回答と同時に 「プロデューサーのお部屋も作って良い、って、言われました」、とか 「事務所に近いほうが良いですよね…」、とか 色々言われるけど「へー、すごいなー」、なんて素っ気無い返事になって 顔真っ赤のまんまやよいが事務所を出ていって 暫くしてからアタマが再起動して ちきちきちーん♪と、ようやくレジスタが噛み合った末に出した答えが 「そんな無駄遣い許しませんヨ!」だったもんで 小鳥さんに後頭部をバットでブン殴られて失神し隊 ---- やよいにプレゼントしてもらった車で一緒にネズミーランドとか家族ぐるみで行って やよいとの仲は家族公認になり実家の出入りも許可され 季節の行事には毎回同席し周りからはお兄ちゃん的な存在と思われ でもやっぱりそれ以上でもなく以下でもない、微妙な関係を保ち続ける そんな日常が続いたある日じれったくなったやよいから初々しいファーストキスをプレゼントされたい ---- やよいが子ども向け化粧品の広告のモデルに抜擢された P「ピンクの口紅も良く似合ってかわいいじゃないか」 や「これ実物貰って持ってるんですけど、つけるの恥ずかしくて・・・」 P「ちょっとつけて見せてくれよ」 や「え?!あ…い、良いですけど、向こうむいててください…。(つけてる) ……あ、そうだ、プロデューサーもおそろいでつけてみませんか?」トントン P「おいおい、俺は男・・・ん、もう良いのか━━」クルッ チュ や「・・・えへへ・・・おそろいです・・・」 P「・・・こ、こら、大人を・・・からかうんじゃない!」 その後 P「ん?小鳥さんが俺をきつい目で見てる・・・?」 小鳥「口紅ついてますよ」 P「忘れてたあぁぁあぁぁ!?」 ---- そこそこ顔が売れて来たにも関わらずあまり服装に変化がないやよいに、たまにはオシャレでもしてみてはどうか、 と提言してみたことを切っ掛けにオフを利用して二人で街まで出掛けることに。「私、値段が5ケタもあるような服を見るの初めてです〜 !」 並ぶ高額商品を前に、すっかりテンションを落としてしまった様子だ。「…まぁ見るだけならタダだし、気に入ったのがなければ他の店 で買えばいいんじゃない?」「あ、それもそうですね♪」気を取り直して、再び店内を楽しそうに見て回るやよい。 そうするうちに一着の衣装に目が止まる。「気に入ったの、あった?」「え?あ、はい、いえ〜…」「まぁ着るだけならタ ダだし…」渋るやよいを半ば無理矢理試着室に押し込んだ。数分後。「いいじゃん。可愛い可愛い」「ホントですか! ?…う〜、でも〜」「買ったる」「え…そんな…」「いいから、やよいはいつも頑張ってるからたまにはな…それにア イドルを可愛く見せるのはPの役目だろ?」なんて遣り取りをしながら可愛いやよいを可愛くコーディネートし隊。 ---- >[やよいとぬか炊き] 故郷のお袋からぬか床と野菜と送ってもらい、早速ぬか漬けを作った。 事務所のみんなにおすそ分けと、作った漬物と後、鰯と鯖のぬか炊きも作って持っていったら、 やよいが、いの一番に興味を示したので、試食させてみたら、 「おいしいですーっ、これの作り方教えてくださいーっ。」 と、えらく気に入った模様。 そして仕事の終わりに鰯と鯖を買って来て、給湯室で一緒に作ってやり、 「今夜のおかずが出来ましたーっ♪」 と、嬉しそうにタッパーに積めた出来立てのぬか炊きを持ってにっこり笑うやよいの笑顔を見ながら ほっこりした鯖のぬか炊きをつまみながら冷酒が欲しいなぁと思う俺、 給湯室がぬか臭くて鼻がむず痒い。 え?臭くした罰として没収?!そんなぁ小鳥さぁん!!一緒に飲みに行くから許して…。 ---- 「うっうー!魚ですー!それに今度は海草も!すごいですー!」 「ははは、元気だなやよい」 「はい!こんなにいっぱい食べ物あるのは初めてですー!イェイ」 「そうか・・・しかし船が見えないな・・・」 とロケ移動中の船が座礁してしまい、漂流3日目なのでそろそろ救助され隊参上即ダイビン 「あ、P!船が見えますよ!うっうー!」 「いや、助かりました」 「ニュースで聞いて驚いてましたよ。無事で本当によかった」 「P、P、魚や海草、あとサメとか鯨とか持って帰っていいですか?うっうー」 ----

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