「う、ううん」
 なんだかずごいよく寝た気がする。時計は6時過ぎ、学校に行かなきゃと思い体を起こそうとするが体が重い。風邪かなぁ。ボンヤリと体を起こすと体の前でドユンドユンと見慣れないものが盛大に揺れている。
「うふふふ」
 うれしくなって両手で持ち上げる。と言っても両腕でも抱えきれないくらいの巨大なバストは持ち上げることすらできないほど重い。その手のひらに収まらないほどの大きさにさらに満足感を得る。汗を流そうと風呂場に向かうと水音が聞こえてきた。
「学子~?」
 私の気配に気が付いたニナが風呂場の奥から声をかける。返事をしながら体操着を脱ぐ。
「そうだよ~」
 ブルマはすぐに脱げたが体操着が引っかかって中々脱げない。
ムニュンッユッサユッサ
 やっと体操着から開放してやると勢いよく胸が飛び出す。戒めから開放されて一回り大きくなったようだ。私はうれしくなって風呂場に駆け込んだ。
「あぁん、もうせっかちねぇ。お風呂、入れないわよ」
 見ると湯船にニナが浸かっているのだが昨晩よりもさらにボリュームアップしたむちむちボディで浴槽にギュウギュウだ。
「んしょ」
 ニナが浴槽から上がり、洗い場に立つ。胸がバユンバユンと揺れる私より一回りは大きい乳房、ぷっくりとした乳輪の上に親指大の乳首があり、その先から湯をしたたらせている。お尻はたっぷりとしたボリュームで太ももはパンパンではちきれそうだ。豊満な肢体の二人が向かい合うとそれだけで洗い場はむちむちのギュウギュウ詰めだ。
「洗いっこしようか」
「え?あはぁんっ」
 ニナはおっぱいを私のおっぱいに押し付ける。ムニュウンっとおっぱい同士が潰れ合い広がる。ニナの方が大きいから私のおっぱいが僅かに包まれるような形になる。その間で乳首と乳首が擦れ合い。私の全身に電気のような快感が走りぬける。
「んもぅ、えっちな声上げちゃって…感じやすいのね」
 そう言ってボディソープを手に取ると白い乳白色の液体を互いの胸に満遍なく塗りたくる。ムニュンッニュルンッ潤滑剤となったボディソープが私たちのおっぱいを包み、泡立つ。互いの体をおっぱいで洗い合う。敏感なった乳首が相手の肌に触れニュルニュルと擦れるのがなんとも気持ちいい。タプンタプンブルンブルン互いの豊満な肢体が泡を飛ばし揺れる。
「背中洗って上げるね」
 ニナが私の背中にまわる。ムニュンっと背中一杯にニナのおっぱいが押し付けられムニュムニュと背中を上下に擦る。押し付けられた胸は私の腕まで包み込み私の胸に触れそうだ。
「私もまさかここまで大きくなるとは思わなかったわ」
 ギュゥッと胸がより一層押し付けられ体の脇から二ナの腕が伸び、おっぱいの先端、乳首を掴む。腕がおっぱいに食い込み、乳首を掴むために乳房が引き寄せられ潰れる。
「あぁぁん、乳首らめぇ」
「うふふ、こんなに乳輪もぷっくり膨らましちゃって。いやらしいおっぱいね」
 ギュッと乳首を握られる度に私の体がビクンビクンと反応する。ヌルヌルとした肌の触感でニナとの肉の境界線が混ざり合ってしまいそうだ。グチュグチュと互いの肉体が汁を滴らせ泡立つ。
不意にニナの手が離され、私は風呂場の床にペタリと座り込んでしまう。そのまま押し倒され覆いかぶさられる。ニナに唇を奪われ、口の中に舌が入ってきた。ニュルニュルと互いに体を擦り付けあう。口の中では互いの舌が相手の唾液をすすり出そうと蠢く。ニナも乳首同士を擦り付け気持ちよさそうだ。互いの体と舌の動きは激しくなり、最高潮を向かえ。
「イクゥゥゥゥッ!!!」
 二人して絶頂を迎えた。互いの体が痙攣し汁を振りまきおっぱいが跳ね回る。
「うふふ、素敵だったわよ」
 ニナがシャワーで私の体を洗い流す。ぼんやりとした意識にシャワーが気持ちいい。不意に温水が乳首にかかると
「ひゃんっ」
「もう、敏感なんだから。早くしないと学校遅れるんじゃない?」
「そうだった!」
 さっきまでの夢見心地から一気に目が覚め飛び起きる。おっぱいがタップンタップン揺れるのも気にせずに風呂場を飛び出した。
「うふふ、本当に想像以上ね。食べつくした頃には私がパンクしちゃうかも…」
 学子を見送ったニナの胸はパンパンに張り詰め、乳首からはトロトロと白い筋が流れ落ちる。その白い筋はそのまま胸よりもさらにパンパンに膨らんだお腹を伝うのだった。

急いで部屋に戻った私だが、こんな体に切れるものがなくて四苦八苦していた。ひとまず、パンティは母親の下着からくすねてきた両サイドを紐で結ぶタイプのものに紐を付け足してなんとか大事なところだけは隠せるようにしたがお尻はほとんど丸見えである。問題は胸だこのままではブラウスも着られないので何かで押さえつける必要がある。父のランニングシャツに無理やり乳房を押し込む。しかし、胸の半分までしか覆えず脇からは押し出された乳房がたっぷりとはみ出してしまっている。それでも僅かに大きさを抑えることができた。私はその上からさらに父のYシャツを着る。しかし、それはボタンが合わさることもなく、乳首のあたりまでを覆っただけで布が尽きてしまった。上は諦めてスカートを履くことにする。しかし、細いスカートは太ももの途中で引っかかりそれ以上は上がらない。力をこめて引っ張るとジッパーの部分がビィーッと引き裂け、スカートの3分の2くらいまで破けてしまう。やっとのことで履いたスカートも巨大なヒップに布を奪われ股下数センチの超ミニスカートになってしまっている。もし、風でも吹こうものならほとんど隠されていない下半身が丸見えである。それでも私は諦めずにブレザーを羽織った。鏡の前に立ち確認するとむちむちの体にボロボロの制服をまとったみすぼらしい姿になっている。それでもなんとか遠めには普通に制服を着ているようには…100歩くらい譲れば見えそうだ。
「そうだ、学校の保健室なら!」
 一筋の光明を見出し私は鞄を抱えダッシュする。時計は7時45分。生徒達の登校がピークになる前に学校につけるはずだ。
バユン、タップン、ブルン
 私が走ると今まで鳴らしたことのないような音が体中から鳴り響く。胸はゆっさゆっさと揺れあっという間にYシャツを弾き飛ばしてしまった。着ているランニングシャツは揺れに合わせてギシギシと悲鳴を上げている。スカートはまくれ、恐らく後ろから見ればむっちりとした巨尻が丸見えだろう。それも構わず、私は学校目指し走る。さすがに正門は人が多いだろうと踏んで裏口を目指しひた走る。慣れない体に汗が噴き出る。おっぱいとお尻が重くてしょうがない。

「はぁはぁ…」
 たかだか10分程度の通学路なのに私の体からは汗が滝のように噴き出し、額からポタポタと汗のしずくが零れる。ランニングシャツはまくれ上がりYシャツが辛うじて乳首を隠しているがぷっくりと膨らんだ乳輪がはみ出してしまっている。読みどおり裏口に人はおらず、私は恥ずかしい格好を見られずに保健室に忍び込むことが出来た。

「よし、誰もいない」
 保険医は職員会議に出ていていない。朝からサボりの不届き物がいるかと思ったがそれもいないようだ。私はホッと息を吐く。窓とドアのカーテンを閉め、鍵をかける。これであと30分は誰も部屋に入ってくることはできないはずだ。タパタパと汗の雫が床に落ちる。私は水道で喉を潤す。ゴクゴクと水を飲み一息つく。次第に汗も収まり、呼吸も落ち着いてくる。ボロボロになった制服を脱ぎ捨てる。心なしか家を出た時よりも体が膨らんでいる気がする。タオルでぬれた体を拭く。一通り拭き終えるとタオルはたっぷりと汗を吸収しポタポタと雫が零れる。私はタオルをゴミ箱に放り込み、目的の品を探し始める。タンスには学校に忘れられたジャージや制服が洗濯され、綺麗にしまってあった。まずは下着を探す。しかし、巨大なバストが視界を遮り、なかなか上手く探すことができない。下着の引き出しを調べたが流石に今の私の体を覆えるようなものは見つからなかった。
「おや?」
 綺麗に並べられた下着の中に一際巨大なブラジャーが収められている。取り出すとカップだけでも私の顔を余裕で包めるくらい大きい。間違いない高柳美紀のものだ。豪奢なレースの縁取りのシルクのブラを手に取り私の胸に当ててみるが半分も収まりそうもない。それを見て勝ち誇る私。それと一緒に巨大なパンティも発見した。これも美紀のものだろう。こっちは伸縮が利きそうなのでなんとか履けるかもしれない。何とか履けたものの腰の締め付けがちょっときつかった。それでも家から履いてきたものよりは大分ましだった。ブラジャーは諦めYシャツを探す。こっちは程なくして特大のYシャツを見つけることができた。腕はダボダボで、袖でダラリと余ってしまったのでまくってなんとかする。しかし、胸はなんとか収まったというレベルにしかならない。やっとのことでボタンを留めてもボタンホールは真横に引き伸ばされギチギチと悲鳴を上げている。その隙間からは健康的な肌色と深い谷間が見える。真っ白な布地はパッツンパッツンに引き伸ばされ、乳首がぷっくりと浮かび上がってしまっている。そのくせお腹のあたりはダボダボなので下から除かれたら胸が丸見えである。スカートは高柳美紀のものであろうものを拝借しなんとかなった。Yシャツの裾をスカートに入れると巨大な胸がさらに強調され砲弾のように前に突き出す。その上から特大のブレザーを引っ掛ければなんとか乳首も隠すことはできたが。制服のあちこちではミチミチと嫌な音が鳴り止むことはなかった。

ガララ…
授業前の教室のざわめきは私の入室と同時にシンと静まり返り、視線が私に集中する。その異常な視線の集中に私は後ずさりしそうになるが胸を張って、ブツっとボタンが弾けて飛んだのも気にせず、自分の席に座りドサッとその超乳を机の上に載せた。ギギッと机と椅子が軋む。静まり返った教室内だったが次第にざわめきを取り戻す。私に視線を向けながら。
「うひょぅ、なんなんだ?あのデカパイ女は?」
「おっぱいだけじゃないぜ、全身むちむちだよ~、たまんねぇ~」
「あそこの席って知識さんでしょ?じゃあ、彼女が?」
「うっそぉ、信じられない。知識さんってあんなに迫力ある体つきだっけ?」
「そうよねぇ。高柳さんよりも全然大きいし」
 口々に私の体を噂する。視線を集めるのがこんなにも気持ちいいものだとは思わなかった。体が今までになかった興奮に震える。
「おはよう。知識さん」
 そんな私に話しかけてきた影。視線を上げるとその自慢の爆乳の山の向こうから高柳美紀の鋭い視線があった。
「おはよう。高柳さん」
「知識さんったら、昨日とは随分雰囲気が違うんですね」
「そうかしら、最近成長期なのか。発育が激しくって困るわ」
 そう言って、これ見よがしに胸を寄せ上げる。
「そうよねぇ。私も人よりちょっと発育がよくって下着とかにすごく困るのよねぇ。知識さんのお胸は一体いくつあるのかしら?」
「ちょっと、家にあるメジャーじゃ計りきれないから計ってないのよねぇ」
「それじゃあ、下着とかに困るんじゃなくて?」
「そうなのよねぇ。私も高柳さんみたいに特注品で収まるくらいの体で十分なのに…」
 高柳美紀が言葉に詰まる。見るとさっきまでの鋭い視線はなくなり、頬を赤く染め涙目になっている。
「そうですわねぇ。でも、くれぐれもご自分の体はきちんと管理した方がいいですわよ!」
 そう吐き捨てると一目散に教室を飛び出していってしまった。私は心の中で勝利のガッツポーズ。ふと視線を感じて振り返ると北川君がこっちを見ていた。北川君は私と視線が交差すると顔を赤らめあさってを見た。
「うふふ、北川君には後でたっぷり私の体のこと教えてあげる・・・」
 そう思うと体が熱くなりギュッと体が締め付けられた。放課後を思うと授業は上の空だった。どうせ大分前にやってしまった内容だし。ノートを取ることもない。もっとも巨大な胸が邪魔してノートが取れるかどうかも怪しいが。休み時間に興味本位で話しかけてくる人たちを適当にあしらい、私は目の前に広がるたぷたぷの枕でウトウトと午前中を過ごした。お昼休みになり食堂に向かう。ゆっさゆっさと揺れる胸とプルンプルンと左右に振れるお尻に生徒達の視線は釘付けだ。
「あんたすごい体してるねぇ。たーんと食わないと駄目だよ」
 食堂のおばちゃんにそんなことを言われ普通の倍はあろうかという量のおかずとご飯をよそわれてしまう。まぁ、朝も食べてなかったしお腹も空いているので食べきれなくはないのだが。目の前にある大盛の食事よりも自前の特盛のおっぱいが邪魔でなかなか食事が進まない。周りは山盛りのご飯とドッサリとテーブルに載せられた胸に興味津々である。そんな好奇の視線にでさえ体が反応してしまう。

「げぇぷぅ。さすがに食べ過ぎた」
 山盛り特製ランチを平らげると周りから拍手を貰ってしまった。それが完食した私に対する賛辞なのか、目の前でタップンタップンと揺れまくる胸に対するものなのかは謎だったが。張り詰めたお腹をさすりながら角を曲がったところで
バユン!
「うわぁ!」
「きゃぁ!」
 曲がり際に誰かと鉢合わせたらしい。私の胸がクッションになりお互いを吹き飛ばしてしまった。
「ごめん、知識さん。大丈夫かい」
 かけられた声は北川君の声だった。立ち上がった北川君が転んだ私に対して手を差し伸べている。その顔は真っ赤に染まっている。
「大丈夫です」
 北川君はそれを聞くと真っ赤な顔をして横を向いてしまった。私はぶつかったはずみでYシャツのボタンが弾け飛び胸の上半分がはみ出し、深い谷間が露になってしまっていることに気付いた。
「きゃっ、ごめんなさい」
 私はシャツの端を引張り精一杯胸を隠そうとする。片手で胸元を押さえながらもう片方の手で北川君の手を取る。始業式と変わらない暖かい手。その手が僅かに震えてるのに気付いた。
「よっと」
「ありがとう」
 北川君が起こしてくれる。それに合わせゆっさと胸が弾む。
「すまない、角を曲がった瞬間に知識さんの…その胸が飛び込んできたもんだから…」
 そう言って北川君は恥ずかしそうに下を向く。今しか言うチャンスはない。私は勇気を振り絞って声にだす。
「あの…北川君にどうしても伝えたいことがあるの…。放課後、教室で待ってて下さい」
 そう告げると私は一目散に走り去る。胸がどんなに揺れようとも、スカートが翻るのも気にせずその場を離れた。
「言っちゃった。言っちゃった…」
 さっきの言葉を反芻しながら女子トイレに駆け込む。個室に入り鍵を閉める。私の体にトイレの個室は手狭だった。一苦労してトイレに腰を下ろす。プラスチック製の便座がミシミシと音を立てる。とりあえず、落ち着くためにも用を足す。個室の扉をぼんやりと眺めながらさっきのセリフをもう一度思い出す。
「放課後、教室に来てくれるかなぁ…」
 私は頭の中で勝手に放課後のシチュエーションを浮かべ、顔を赤らめた。
キーンコーンカーンコーン
 予鈴が校舎に鳴り響く。
「わ、いけない~」
 我に返って気が付く。なんだか個室が午前中に来たときよりもずっと狭く感じる。おっぱいは両側の壁にくっ付きそうだし、便座からはみ出すお尻のお肉の量も増えてる気がする。
「午前中そんなに勉強してないよなぁ…」
 午前中は寝てしかいなかったのに成長するわけがないのだが今の私には「この体なら北川君に気に入ってもらえる」ということで頭が一杯で僅かな時間に起こった急成長などきにも止めなかった。授業に遅れないためにもゆっさゆっさと体を揺らしトイレを後にする。

誰も居なくなったトイレの壁にすっとニナが姿を現す。
「フフフ…思っていた以上のスピードだわ。あの子、体の成長に伴って自分の欲望も肥大化していることに気が付いてないのかしら…」
 今朝の体に比べ、ニナの体は乳房が二周りは大きく成長し、二つの塊は既にニナの顔6つ分はありそうだ。ヒップと太ももはこれ以上にないほど皮下脂肪を蓄えパッツンパッツンに張り詰めている。しかし、風呂場で見た大きなお腹はその成長の比ではない。本人の体よりも大きいのではないかというくらいにまで膨らんだ腹はニナが僅かに前に倒れこむだけで床についてしまいそうだ。その巨大な腹の上に先程の超乳が押し上げられるように載っているため正面から見るとニナの体は巨大なお腹と胸と顔がわずかに見えるだけになっている。その重さ何百キロというお腹は時々胎動し、僅かながらもその大きさが増しているようである。

 授業が耳に入らないどころの話ではない。私の頭の中は放課後のことで頭が一杯である。振り向いて、北川君と目が合ったときは思わず悲鳴を上げそうになる。心臓の高まりは留まるところを知らない。バクンバクンと長距離を走った後でもならないような速度と強さで高鳴っている。こんな状態じゃ、放課後実際に顔を合わせたときにはどうなってしまうんだろうか…
「んふぅぅぅ…」
 声を押し殺し、胸の谷間に顔を埋める。午前中よりも柔らく、弾力に富んだ感触に我ながらため息が出てしまう。不意に胸の先端が前の席の男子生徒に当たっていることに気付いた。
「あれ?私のおっぱい今朝からこんなだっけ?」
 気が付けば机からはみ出す量が朝来たときよりも増えている気がする。座っているイスも今やお尻の半分くらいしか座っていない。ひとまず、座りなおそうとするが大きくなりすぎたお尻のせいで大しておっぱいの位置は変わらない。しかし、動いたせいで男子生徒の背中を撫でるような動きになってしまう。生徒は体を前屈みにしながらもその感触を味わおうと背中を押し付けてくる。その懸命な姿に私はニヤリと口元を歪めた。机と合わせて徐々に前に体をずらす。向こうも気が付いたのか慌てて体を元に戻そうとするが後ろに重心がかかっていたせいで僅か及ばず、私の胸に飲み込まれてしまった。谷間に挟まった生徒は両側からかかる乳圧で身動きが取れない。上半身を必死に動かし脱出を図る。
「ウリウリ、早くしないと窒息しちゃうわよ」
 生徒が必死にもがけばもがくほど私は被虐心を狩り立てられた。さらに机とおっぱいを前に進め、生徒を取り込もうとする。胸の谷間での生徒の動きがこそばゆい。私がそんな快楽に溺れていると…
「そこ!何ガチャガチャやってる!知識!今の問題答えてみろ!」
「はい!」
 先生の注意に反射的に立ち上がる。ゆっさとその動きに合わせて胸が持ち上がりタップッタップと揺れ動く。その際に、ズルリと生徒は谷間から抜け落ちた。もちろん、私は授業どころか先生の話も全く聞いてなかったが、板書を見てサラリと答えを言う。
「X=5、Y=7、Z=1です」
「正解だ…」
「ちなみに途中式の第二式の第四項と第五式の第二項の符号が逆になってしまっているのでそのままだと誤った答えが出てしまいますよ」
 先生は自分のノートと板書を交互に見比べる。みるみるうちに先生の顔が赤くなる。
「あ、それはすまなかった…。ありがとう」
「座ってもよろしいでしょうか?」
「あぁ、結構だ」
 そのまま腰を降ろすとドシンっと音を立てておっぱいも机に着地する。それと入れ替わるように前の席の生徒が前屈みになりながら立ち上がって
「先生!」
「今度はなんだ!」
「すいません、トイレに…」
「さっさと行って来い!!!」
 生徒は前屈みになりながらヨタヨタと教室を出て行く。
「うふ、ゴメンネ」
 私は教室を出て行った生徒に向かって舌を出して小さくウィンクした。

キーンコーンカーンコーン
 退屈な授業がやっと終わりを告げる。前の席の彼は授業が終わって帰ってくるとゲッソリとやつれており、そのまま早退してしまった。
「ちょっとやり過ぎちゃったかな?」
 しかし、放課後は北川君との対決!と言っては大げさだが運命の瞬間が待っている。そう思えば前の席の彼など前哨戦に過ぎない。HRが終わり、いよいよ放課後になった。生徒が一人、また一人と帰っていき。遂に私と北川君の一人きりになった。北川君は約束を守ってくれた。私は意を決して席を立つ。ドクンドクンと心臓が鼓動を打つ。その鼓動に合わせて私の胸も合わせて揺れているんじゃないかと思うくらい大きな音が体中に響く。一歩一歩北川君に向かって行く。彼は顔を赤く染めて立っている。
「話って何かな?」
 北川君から切り出す。私はどう切り出したらいいか分からない。今まで蓄えた知識など欠片も役に立たない状況に頭が真っ白だ。私は咄嗟にハンカチを差し出した。始業式、北川君が貸してくれたハンカチ。
「これは…」
「あの、始業式の時に私、挨拶、上手くできなくて…」
「あぁ、あの時のか。知識さんは律儀だなぁ。それくらいいつでもいいのに」
 北川君はホッとしたような表情になるとハンカチを受け取ろうとする。ところが、受け渡そうとした時に北川君がつまずいてしまう。
「危ない!」
ボニュウン
 私は咄嗟に受け止める。その巨大な又球で。北川君の体が私の胸の谷間に挟み込まれる。
「あぁ、ごめん。すぐどくから!」
「うぅん、大丈夫、そのままでいて」
「え?」
 山のような胸を挟んで私と北川君が向き合う。いい感じだ…。今なら全てが上手くいく気がした。私は…
「北川君!私っ…!」
「止めておきなさい!」
 突如、横から入った一喝に二人の視線が教室の入り口に集まる。そこにいたのはスイカのような胸と豊満なヒップ。昨日まで学園一の豊満な肢体を持っていた者。高柳美紀だった。
「高柳さん!なんでここに!?」
「知識さん、悪いことは言わないわ。その先は言わない方が貴方のためよ」
 まるで全てを知っているかのような美紀の話し方に私はカッとなる。
「何よ!!今までその体で北川君とイチャイチャしてたのに自分よりも魅力的な体になった私に北川君を取られるのが怖いの!?」
「そんなつもりでここに来たんじゃないわ!」
「じゃあ、どんなつもりよ!私の方が胸もお尻も大きくなって嫉妬しているんでしょう!」
「それもない」
「嘘よ!いつも自慢げにおっぱい揺らしてブラジャーのサイズ自慢してたあなたがそんなわけないじゃない!」
「私はパパとママがくれたこの体を誇りに思っているわ。でも、他人との優劣なんて考えたこともないわ!」
「え?」
 予想してなかった返答に私は思わず戸惑う。
「私のパパとママ、お薬の研究しているの」
「だからどうしたのよ!」
「私のパパとママは人の体の発育を助けるお薬の研究をしてるの。発育不良な赤ん坊や子供達を助けるためのね」
「まさか…」
「そうよ。パパとママの薬の初めての被験者は私だった。超未成熟で生まれた私は生まれてすぐ保育器に入れられた。普通ならしばらくすれば他の赤ん坊と同じように育てることができるはずだった…。しかし、慢性的な発育不良で私はなかなか保育器から出られなかった。そんな中、私を救ったのがパパとママのお薬だったの。私は薬のおかげで順調に発育し、1歳になる頃には普通の赤ん坊においついた。でも、その後に成長期に受けた投薬の影響で私の体は平均的な女の子よりも発育がよくなりすぎてしまった。そのおかげで私もよく苛められたわ。その内、自分の体を隠すようにして生活するようになった」
 美紀は自分の体を抱きしめるようにして話を続けた。
「そんなある日、私の元にパパとママの薬のおかげで助かった女の子が訪ねてきたの。その女の子はね。私の体を見て言ったの「私もお姉ちゃんみたいな素敵な体になってお母さんになるの。そして赤ちゃんいーっぱい産むんだぁ」って。それを聞いて思ったの。私は私の体に自信を持っていいんだって、この体はパパとママに一杯愛されてできた体なんだって」
「ふーん、美しいお話だけど、私には関係ないわね。私はこの体に自信を持ってるし。第一、今の話も本当かどうか…」
「そうね」
 美紀は少し残念そうな顔をするとブラウスとスカートを脱ぎシルクのブラジャーとショーツだけになる。その体は学子には劣るものの一般人から見れば豊満でいやらしい肢体だった。
「何をする気!今更色仕掛け?」
「そんなもの、貴方の前でするだけ空しいわ」
美紀は胸の谷間から金属のケースを取り出し、注射器とアンプルを取り出す。慣れた手つきで注射器に薬液を満たす。注射器内に満たされた薬液は夕日を受けピンク色に怪しく光る。
「まずはこの体の真実を見てもらいましょうか…」
 そう言って美紀は注射器を腕に刺す。薬液が体に注入されると美紀の体から汗が噴き出す。
「んんぅぅぅ」
 僅かながら美紀の胸を描く円が大きくなる。昨日の学子の成長ほどではないが徐々にピッタリだったブラジャーのカップから胸がはみ出しているのが分かる。太もももむっちりと太くなっていく。少し余裕の合ったショーツの皺がなくなり、ぴっちりと肌に張り付き食い込み始めた。増量した乳肉はブラのカップから溢れ脇からもはみ出している。数分の変化を終えると美紀はすっきりとした顔でこっちを向いた。
「どう?信じてもらえた?」
「すごいわね。今までもそうやって体を成長させて周りの反応を楽しんでたのね」
「そうね、そんな節もあったかも知れない」
「っ!!!…」
 あまりにもあっさりしている。本当に北川君にも自分の体の豊満さもなんら問題にしていない。そんな美紀に私は焦りすら感じ始めた。
「ご自慢の薬ですら私には追いつけなかったようね。見てみなさい。私は貴方がちんけな薬に頼っている間にも発育しているのよ!」
 自分でも不思議だった。勉強していないのに私の体はさっきからギュッギュッと音を立てて増量されているのが分かる。制服も徐々に体を締め付け始めている。
「可哀想な子。自分を信じられずに私のような体に惑わされてしまったのね」
「何を言ってるの!?」
「貴方、自分がどれだけ魅力的だったか気が付かなかったのね。自分に自信がないから噂を信じて私の真似をした…」
「貴方を真似たんじゃないわ!私は貴方を超えたのよ!」
「そのこと事態がそもそもの無駄なのよ」
 そう言って美紀は儚げに微笑んだ。
「そんなことはない。私のおっぱいは貴方の倍は大きいし。お尻もあなたのパンティを引きちぎっちゃうくらい大きいのよ!」
「可哀想にそれがそもそもの間違いなのよ…」
 美紀では話にならない。全く別次元の生物に思える。私はすがるように北川君を見つめた。
「北川君!私、貴方のことが好きなの!始業式の時からずっと貴方のことが好きだったの!」
「っ…!!!」
 北川君は少し驚いたが特に答える様子もない。
「私、がんばったんだよ!北川君好みの女の子になろうっておっぱいだってこんなに大きくなったし、お尻だって!」
「もう止めてくれ!」
「え?」
 北川君は吐き捨てるように答えた。頬には一筋の涙が零れている。
「僕も君のことが好きだった。頭がよくってスポーツもできて、いつも本を読んでいて周りと溶け込めないところはあったけど。体育の時に見る陶器のような白い肌がいつも眩しかった」
「それなら!今の私でも好きなはずじゃない!」
 私の悲鳴にも近い叫び。両方の頬には涙が伝いその豊満な乳房の表面を流れていく。
「聡明な君でさえもみんなと同じような大きな胸に憧れるんだね…」
 私が近づくと北川君は後ろに下がる。徐々に逃げ場がなくなる。私が手を伸ばそうとするとそれよりも先に巨大に膨れ上がったおっぱいが北川君に迫る。
「ごめん、僕!おっぱいの大きな女の子はどうしてもだめなんだ!!!」
 そう叫んでスルリと私の脇を抜けると教室を飛び出していってしまった。私には追いかける気力もなかった。私はその場でくずおれた。ムニュウと床一杯におっぱいが押し広がる。暖かい胸に触れる床は氷のように冷たく感じられた。
「だから言わんこっちゃない。彼、小学校の頃はアメリカに住んでいたんだけど、その時に近所の物凄いおっぱいの大きな女の子達に苛められてたんだって。その子達におっぱいで窒息させられそうになったりとか性的な悪戯もされてたみたい。それ以来、胸の大きな女の子を見ると蕁麻疹が出るほど嫌いになっちゃんだって」
 美紀の話す北川君の過去の話は私の右から左へ抜けていくばかりだ。
「私も告白した時、北川君ったら体中に蕁麻疹作って泣きながら今の話するもんだから、初めて見た時の憧れなんて吹き飛んじゃったわ。でも、彼も貴女のことはショックでしょうね。好きだった相手が2日の間にこの世で最も嫌いな体になってたんだから」
 そう言いながら美紀は脱いだ制服を着始める。
「うわ、きつい。これは新しくブラジャー作らないと…。知識さんも折角、そんな体になったんだから別の男の子探しなさいよ。貴女みたいな体好きな男の子ならこの学校にも掃いて捨てるくらいいるんだから」
 学子は全く返答しない。息を殺して涙を流し続けている。美紀はそっとその場を離れ教室を出て行った。

「ふぃー食った食った~、ご馳走様~」
 まるでお腹に体がくっついている。そう表現してもいいくらいの巨大な腹を抱えたニナが入れ替わるように教室に入ってきた。お腹のそこが床を掃いてしまっている。
「流石、私が見込んだだけあるわぁ。おいしぃ~欲をたっぷり食べさせてもらったわ」
 その言葉に学子がピクリと反応する。
「あなた、私の何の欲を食べたの?」
「うーん、ここまで来ると欲でなくてもいいんだよねぇ。例えばほら、この部屋一杯に充満してる悲しみとかさ」
 学子が顔を上げると辺りにはドス黒い靄が漂っている。ニナは大きく息を吐くと一気に当たりの黒い靄を吸い込み始めた。掃除機を何倍も強力にしたような吸引力であっという間に教室中の靄を飲み込んでしまった。ズズズッと鈍い音を立てて巨大なお腹が地に付き前へと迫り出してくる。
「げぷぅ。うーん、やっぱりさっきまでの方がおいしかったなぁ~。でも、まぁまぁの質と量ねぇ。ついつい食べ過ぎちゃうわ。げぷ」
「あなた、私の知識欲だけを食べるんじゃないの?」
「最初はそのつもりだったんだけどね。あなたが勉強して成長してから徐々に黒い欲望が出てきたからおいしくいただいちゃってたの」
「黒い…欲望?」
「あら、気が付かなかった?初めは純粋な知識欲だったものが成長した途端、あの高柳美紀とかいう女に対する嫉妬に代わって、昨日の晩には対抗心と競争心になっていたわ。朝になると今度は自己顕示欲に。そのあとはどんどん雪だるま式に大きく真っ黒になっていったわ」
「騙してたのね!」
「騙してたなんて人聞きが悪い。私は欲を食べてあなたに一部を還元するだけ。欲がどんどん黒く大きくなっていったのはあなたのせいよ。まぁ、唯一騙してたとすれば欲だけじゃなく黒い感情も好物ってことかしらね」
「うるさい」
 私はニナに掴みかかろうとした。しかし、途端に体が重くなり、その巨大な乳房に引きずられるように床にひれ伏した。
「何!?体に力が入らない」
「力が入らないんじゃないくて、それがあなたのもとの力なの。そんな大きなおっぱいとお尻、普通の人間が支えられると思ってたの?私が力を貸して上げなきゃ、今の貴女は立つこともできないでおっぱいを床に押し付けてでっかいお尻を空に突き上げることしかできないのよ」
「くそぉぉぉ!!!」
 私はニナの顔を憎悪を込めて睨む、ニナはうれしそうに体を揺らす。
「あぁ、おいしいわ。あなたの憎悪~」
 目の前のニナのお腹がズズズッと迫り出してくる。もはやニナの顔は巨大なお腹の影になって見えない。声だけが震える肉塊の無効から響いてくる。
「あらやだ、ついつい食べ過ぎちゃうわ。ホント、あなたって最高よ。学子ちゃん」
「馴れ馴れしく呼ぶなぁ!」
「まぁ、怖い。さて、いつまでも圧縮して溜め込むのも体に悪いし。そろそろ消化しちゃおうかしら」
 そう言うと目の前のニナのお腹がグググッと徐々に縮まり始めた。目の前の白いお腹が縮むにつれて徐々に黒く褐色の肌に染まっていく。程なくしてニナのお腹は縮まっていき、元のニナの体にまとまった。戻ったニナの体は大きく身長は180センチ強はありそうだ。真ん丸に膨らんだおっぱいは下腹部の当たりまで下がり、体の倍くらいの幅がある。褐色の肌に映えるぷっくりと膨らんだ乳輪の頂からはドプドプと母乳が垂れ流れている。お尻は大きく後ろに突き出し、おっぱいほどではないが横に豊に張り出している。褐色の肌はどこもかしこも脂肪でパンパンではちきれそうだ。
「ふぅ~。疲れた。あれだけの量は一度に消化するもんじゃないわね」
 そう言うニナの顔は妖艶な美女の顔に変わっていた。
「どう、新しい私は?」
 確かにむちむちとした肢体はボリュームアップしているが、あれだけのお腹を消化した割には変化が乏しく感じられる。
「周りを見てみなさい」
 学子は周りを見て唖然とした。さっきまで夕方だった教室が真っ暗なのだ。違う、教室の壁という壁が黒いもので覆われている。
「翼…」
「そうよ、よく分かったわね」
 教室全部を覆うような翼。初めて会った時に見せた羽とは比べ物にならないような大きさである。その翼の持ち主が妖艶な笑みを浮かべる。
「さぁ、これで誰も邪魔に入れないわ。学子ちゃんの成長ぶりったぷり見せてもらうわ」
そう言って私は体を起こされる。手足に力が戻り、立つことができるようになっている。しかし、そんなことを思う間もなく私の体は熱く加熱し始める。
「いやぁぁぁぁ」
 体中から汗が噴き出す。胸の奥が熱くなって乳首が掻き毟りたくなるほどむずがゆい。思わず私は腕をめり込ませ、乳首を握り絞める。
「ひぐぅぅぅ!!!」
 触れた途端、脳天を突き抜けるような快感が体を走り、
ビュルッビュルルルゥゥゥ
乳首のからスゴイ勢いで黄色味かかったねっとりとした母乳が噴き出した。ビュルビュルととめどなく溢れる母乳。教室の机や椅子を瞬く間に白く染め上げる。
「うふふふ、スゴイ量だな。しかもこんなにネットリとしていて色は黄色っぽい。」
 そのミルクの奔流を舌で受け止めるニナ。
「これは、上手い。ネットリとした濃厚な味だ。どれ、ニナには私のを飲ませてやるか」
 私のおっぱいの上にニナの巨大な乳房が載せられ、顔の前に乳首が差し出される。
「それ、学子。咥えるんだ」
 私は握り拳ほどもある乳首を口に咥えた。中から甘ったるいニナの母乳が私の口の中に流れ込む。
「おぉぉぉ、そうだ。上手いぞ」
 ニナは私に母乳を吸われて歓喜の声を上げる。そうしているうちにも学子の乳房は母乳を吐き出し続け、さらに膨らみ始めた。お尻も大きくなって邪魔なパンティを弾き飛ばしす。むちむちの臀部も大きくなっているのだがそれ以上に乳房の成長が早く、激しい。みるみるうちに大きくなりニナのおっぱいを持ち上げ、私の体も持ち上げ始めた。真っ白に染まった机や椅子が胸でグシャリと潰れていくのが分かる。私から見えるのは白い柔肌とニナの乳首だけだ。教室は私のおっぱいだけで埋め尽くされてしまった。
「はぁはぁ、どうだ。学子。今の気分は?」
「と、とっても気持ちいい」
 胸の下で乳首がドクドクと母乳を吐き続けているのが分かる胸全体が性感帯のようでニナが触れているだけで気持ちがいい。
「どうだ、学子。私たちの仲間にならないか?」
 それもいいかもしれない。こんな体になってしまってはもう元の生活には戻れないし。北川君も振り向いてはくれないだろう。
「それとも、その体の全てを私に返し、元の体に戻り、元の生活に戻るか?」
 それを聞いた途端、ピクンと体が跳ね上がる。もうどうでもいいと思っていた日常。このまま快楽のまま生きようと傾きかけていた心が元の生活を渇望する。
「もとの…もとの体に戻りたい…」
「そう言うと思ったよ」
 そう言ってニナは唇を重ねた。目の前で二ナの体がムクムクと膨らんでいく。私の胸が縮んでいくのが分かる。ニナの体が風船みたいに膨らんでいき、褐色の肌がに包まれ私は気を失った。

 気づいた時には私は夕暮れの教室に一人だった。咄嗟に体を確認する。制服は2日前まで着ていたものだし、眼鏡もかけている。教室はどこも壊れてないし、母乳の匂いもしない。まるで今までが夢だったかのようなフワフワしか感じが私を包んでいた。
「ニナ…?」
 誰もいない教室に向かって呟く。当然、誰も答えはしない。
「全く、苦労したんだからね」
「ニナ!?」
 どこからともなく聞こえる声。しかし、教室の隅々を探しても声の主を見つけることはできない。
「教室とあんたの制服はサービスで治してあげたわ。教室は私のせいでもあるしね」
「ニナ!?どこにいるの!?」
 学子は教室に向かって話す。
「そんなに必死に呼びかけないで。ここを離れにくくなっちゃうわ」
「どこに行くの?」
「私は淫魔だからね。あまり一つの場所に留まるのはよくないのよ」
 その声はどこか寂しげだった。
「そっか、ちょっと仲良くなれたと思ったんだけどな」
「そう言ってくれるのはあなたが初めてだわ…」
 言葉が続かず沈黙する。
「もう行くわ」
「そう、気をつけてね」
「淫魔に「気をつけて」もないと思うけど…」
「そうね。全くだわ。ふふふ…」
「ははは…」
「そうそう、もう一つサービスとして昨日と今日のみんなの記憶は消してあるわ。欠席の理由でもよーく考えておくことね」
「それって…ニナ、ありがとう」
 ニナの気遣いに学子の胸が熱くなる。
「じゃあ、そろそろ本当に行くわ。これ以上いると姿現しちゃいそうだから…」
「さよなら」
「さよなら、あぁ、最後にその胸はサービスじゃないわ。本当のあなただから大切にしなさい」
 言われて学子が胸に手を当てると真っ平らだった胸がなだらかに盛り上がりAAカップのブラジャーがきつくなっていた。
「ニナ!」
 呼びかけたがそこには返事をする淫魔はいなかった。
「バイバイ、優しいサキュパスさん」

「ぐぁー腹減ったー」
 ニナは夜の街を彷徨っていた。せっかく学子でたっぷりと余るほど腹を膨らませたのに最後の最後で学子の欲が二ナの許容量を僅かに上回りパンクしてしまったのだ。おかげで今の二ナの背丈は中学生くらいだがその体はガリガリのヒョロヒョロ。また力を節約するために幼児形態を取らなくてはならなくなるのは時間の問題だろう。今一度学子で腹を満たそうかとも考えたが、しばらくして戻った学園で学子は北川とラブラブに幸せ一杯で、とても二ナが食べられそうな欲を持ち合わせていなかった。しかも、学子は北川と付き合い始めてからムクムクと胸が膨らみ、美紀と変わらない爆乳になったのに北川は好きな女の子が爆乳になったならとトラウマはどこかへ消え去ったらしく毎日学子の胸を揉み育成に余念がない。全く男というのは単純なものである。
「くそー!私にもハッピーエンドをよこせー!!!」
 ニナが叫ぶと同時に力尽き幼児形態に戻ってしまう。そこに強烈な欲の波動にニナの髪の毛の一本が逆立つ。
「おいしそうな欲みーつけた!」
 そして、また二ナは夜の街に消えていくのであった。

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