【スウィーツ☆パスポート】
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「うう…もうダメっ… これ以上はお腹、破裂しそう…」
「わ わたしもぉ… 今日はこれくらいにしようか…」
「う… そうね またいつでも来れるんだし」

「ありがとうございましたー♪」
店員の女性の声に見送られ、甘い匂いの漂う店内から
セーラー服姿の少女が二人ふうふうと息を切らしながら顔を出した。
二人とも、限界まで胃袋にスウィーツを詰め込んで、歩くのもやっとという有様。
セーラーシャツは妊婦のように膨れた腹でずり上がり、へそがチラチラと覗いている。

かがみとつかさ、彼女たちの通う学校と実家の神社のちょうど中間にその店ができたのは半年前のことである。


「しかしこんな片田舎にスイーツバイキングなんてね!」
「でもいつ来ても流行ってるよね。だっておいしいもん!」
「そうね…確かにこれだけ通って飽きないのはすごいかも」

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