医療

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 一応日本文はある程度できたのでおいときます。何かヘンだったりしたらおしえてくださいな。   新家

みなさんは戦争中、最もおおくの死者をだした原因をご存知でしょうか?
それは銃弾やガス兵器などではないのかと思うかもしれません。しかし、実際は破傷風などの細菌感染で死亡する兵士が多く、かすり傷から死に到るほうがはるかに多かったです。それはその時代の一般市民においてもいえることで、病気にかかっても薬がないことがほとんどだったそうです。そのため細菌を退治できる新薬の研究にどの国も力を注いでいました。
 1928年、軍の病院に勤めていたアレキサンダー、フレミングという科学者が、カビには強力な殺菌作用があることを発見し、その物質をペニシリンと名付けました。このペニシリンという物質は、魔法の弾薬とよばれ、病原菌のみを選択的に攻撃するため、感染を抑え、人類の医学進歩に多大な貢献を果たしたのである。ペニシリンによって、不治の病とされてきたコレラ・結核などといった病気もあまり怖いものではなくなりました。
 その功績が称えられ、発見者であるフレミングと、ペニシリンの抽出に成功したフローリーとチェーンの三人はノーベル生理学・医学賞を受賞しました。
 ペニシリンは第二次世界大戦中には薬として大量生産が可能となっていて、多くの兵士、一般市民を救いました。その時代孤立していた日本でも、ペニシリンの抽出に成功し、多くの人を救いました。
 皮肉なものですが、何百万、何千万という人々の命をうばった戦争のうらでは、何百万、何千万もの人々が救われていました。もし戦争がおこっていなかったら、私たちはいまだに結核などの病におびえていたかもしれませんね。

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最終更新:2007年06月21日 04:40