Heroes of Might & Magic V: Tribes of the East
- Release:2007年10月16日 対応OS:Windows2000/XP 19.99$
“Tribes of the East(ToE)”は,“Hammers of Fate(HoF)”に続く,Heroes5の拡張パック第二弾だが,スタンドアロンでも稼動する。Heroes5およびHoFの内容を包括したうえで,更に多くの要素が追加されている。ただし,Heroes5,Hammers of Fateの各専用マップおよびキャンペーンは含まれていない。なお,2008年4月現在の最新パッチは3.0である。 |
HoFからの追加要素
- ストロングホールド陣営:バーバリアン率いるオークの巣,ストロングホールドが追加された。
- オルタナティヴアップグレード:全てのクリーチャーがアップグレードに2つの枝分かれをもっており(うちひとつは従来のもの),同じ建物でどちらの形態にするかを選択することができる。例えば,スケルトンは,スケルトンアーチャーか,スケルトンウォリアーにすることができる。また,アップグレード済みのクリーチャーも,コストの10%を支払うことによって,他方の形態に変更することができる。
- ヒーロー:8人のバーバリアンヒーローおよびバーバリアンキャンペーン専用のヒーローが各陣営に追加されている。8人の通常ヒーローに追加はない。
- デュエルヒーロー:新ルールに併せて,デュエルヒーローは劇的に変更された。
- スキル:バーバリアンの固有技能としてブラッドレイジが追加された。また,スキルシステムが全体的に大幅に変更され,どちらかといえば陣営による制約が取り払われることになった。そのおかげで,より戦略性が高まり,オリジナリティあるヒーローの育成が可能となった。ただし,選択肢が増えた分,獲得経路が複雑になったので,スキルホイールの理解は欠かせないだろう。
- スぺル:バーバリアンは魔法を使うことができないが,その代替技として,ウォークライを使うことができる。また,従来の4つの魔法系統(光,闇,召還,破壊)にそれぞれ2つずつ新呪文が追加された。Heroes3のディメンジョンドアーに相当する呪文も実装された。
- アーティファクトおよびアーティファクトセット:8つの新アーティファクトが追加された。また,アーティファクトセットという新概念が導入され,特定の数個のアーティファクトを同時に装着することにより(例えば,ドラゴンシリーズを全て揃えるなど),追加ボーナスを得ることができるようになった。
- 新クリーチャー:Water Mummy、Black Scorpioなど、野良専用のクリーチャーが何体か追加された。このうちエレメンタルの色違いであるSone Head、EumoniaなどはSummon Elementalsの呪文で戦闘中に呼び出して使役することも出来る。
HoFから削除された要素
- Renegadeの仕様変更:HofでHavenにのみ先行実装されていたオルタナティブアップグレード(事実上野良クリーチャー及びキャンペーンの敵軍専用だったが)の能力に大きい調整が入り、一部のユニットは名称も変更された。Fallen angel(堕天使)などはSeraph(熾天使)に名前が変更され吸血能力が無くなっており、事実上の別物である。