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*魔人とは -''魔人''とは、人間の域を超えた身体能力や技術を持ち、また固有の超能力(特殊能力)を備えた存在です。 -彼らは生まれた時からそのような力を持っているわけではなく、何らかのきっかけによって魔人に覚醒します。 **覚醒者の傾向 -日頃から妄想ばかりしている人や、目立ちたがり屋、「オレは他のヤツラとは違う特別な人間なんだ」と思い込んでいる人などが魔人になりやすく、幼児期や少年期、特に中学二年生頃は魔人覚醒の可能性が高くなります。そのため魔人の持つエネルギーのことを、専門家は「''中二力(ちゅうにりょく)''」と呼んでいます。 -幼児期の子供は、手からエネルギー波を出したりする漫画の主人公などに憧れることが多く、覚醒した場合は特殊能力も攻撃的なものとなる傾向にあります。一方、中学~高校生頃に覚醒した魔人は、男女を問わず性的な能力を得る者が出てきます。 -一般的な中学、高校では、1学年に2~3人の魔人が含まれます(治安の良い学校における不良の割合と同程度)。ただし、魔人は差別の対象になりうるため、特定の学校以外では自分が魔人であることを秘密にしておくのが普通です。 -自分の能力に無自覚であったり、その力の詳細を知らない者もおり、同年代の不特定の他者が作り出す集合的無意識によって魔人となるものもいるとされています。 -また、ごく稀にではありますが、魔人として覚醒しやすい血統を持つ人間も存在します。 **特殊能力 -魔人の持つ''特殊能力''とは、「自己の認識を他者に強制する能力」であり、もっと端的に言うならば、「自分の妄想を他人に強制する力」のことです(ゲーム的には「プレイヤーの妄想(した超能力)を他者(他プレイヤー/ゲームキーパー/ゲーム全体)に強制する」と考えて下さい)。 -魔人同士の戦いとは互いの妄想のぶつけあいに他なりません。 -特殊能力は魔人にとって自己のアイデンティティに等しいものです。そのため、思春期の魔人たちは「自分らしさ」を表現するために能力を行使しようとする傾向があり、理由なき暴力、理由なき殺人を行う魔人も珍しくはありません。 -そのため、魔人は社会的には犯罪予備軍として認識されており、周囲からは差別的な視線を送られています。 -魔人の突発的犯罪、すなわち、「キレる魔人」は社会問題となっており、老人などは「ワシらの若い頃は村ぐるみで魔人を教育しとったから、今の若い魔人のように凶悪犯罪を犯すことはなかったんじゃ」などと言いますが、実際の魔人の犯罪率は以前に比べ減少傾向にあります。 **差別 -魔人は''差別の対象''となることがあります。 -そのため、理性的な者は自分が覚醒しても能力を見せびらかしたりはせず、ひた隠しにします(シークレット)。 -ただし、そのような理性的な魔人は、調子に乗ってすぐに能力をひけらかす魔人に比べて中二力が弱く、能力や肉体の強さで他の魔人より劣る傾向にあります。 **死ぬまで魔人 -覚醒した者はその後元に戻ることは無いため、若者だけでなく老年の魔人も多くいます。 -彼らは雇用差別や住居差別を受けることが多く、その鬱憤からやはり突発的犯罪を犯しがちです。犯罪者にならずとも、アル中になったり、ホームレスになったりする者も少なくありません。 -中には魔人の力を使って事業などに成功し、巨万の富や権力を得ている者もいますが、彼らは一般人から妬まれ、ユダヤ人や客家のように扱われます。 -魔人の覚醒には遺伝要因もあるらしく、成功した魔人の一族郎党が集まり、財閥のような形を取ることもあります。これら一族では子や孫が魔人へと覚醒することを厭わず、むしろ覚醒を促すような教育を施すケースもあり、「児童虐待ではないか?」と社会問題になっています。 -また、スポーツをする者の中には、強い相手との出会いを繰り返すことで魔人としての力が飛躍的に増大するケースがあるようです。 -なお、魔人の中には、大人になってから自分の特殊能力を「恥ずかしくて仕方ない」と思うようになる者もあり、場合によっては、鬱病や強迫神経症へと発展します。カウンセリングに行くと、「それもあなたの個性なのよ」と慰められます。 -その一方で、「ウオオ、オレの能力マジかっけえ!」と、一生自分に酔い続けている魔人もおり、彼らは周囲の差別など屁とも思わず、一生、明るく楽しく楽天的に生きます。 **魔人警察官 -警察も魔人を採用して、魔人の凶悪犯罪に対処しています。 -魔人警察官は、魔人が就職できる数少ない採用口であり、非常に倍率が高いです。 -また、他の魔人に比べ、一般人から受ける差別も比較的少なくてすみます。その代わり、魔人警察官は他の魔人に対する差別感情が強く、犯罪を犯した魔人への取調べは苛烈を極め、しばしば社会問題となります。 -魔人警察官の他には魔人機動隊もあり、1970年代初頭、過激派魔人学生が起こした山荘立てこもり事件に出動したことで有名になりました。自衛隊にも魔人のみを集めて構成された魔人中隊があり、魔人の一個小隊は通常の大隊相当の戦力にあたると言われています。 -なお、魔人自衛官は通常の二階級上の給与を得られますが、佐官へは昇進できません(魔人中隊の指揮官は一般人の一佐が務めます)。学園外での魔人の犯罪やテロ行為に対しては、これら魔人警察官等が対策に当たります。 **治外法権地区 -''学園内での犯罪に警察権力は介入できません''。 -1960年代に活発化した魔人学生による学生運動の結果、1970年代初頭に「学園自治法」が制定されたためです。これにより、全国の小・中・高・大学は校則を唯一の法律とする治外法権特区となり、学園内の治安は自己責任となりました。 -学園側は魔人体育教師などを雇い学園の治安維持に努めましたが、魔人学生たちは番長グループを組織してこれに対抗。多くの学園では番長グループが勝利し、学園を暴力で支配したため、校則は形骸化しました。 -1990年以降は、全国の手の付けられない魔人学生たちを私立希望崎学園他、いくつかの学園に集めることで、多くの学園の治安は回復して来ています。こういった魔人の受け入れを行う学校は、一般的に''魔人学園''と呼ばれます。 -しかし、それでも魔人の突発的な覚醒は防ぎようがなく、魔人学生による大量殺人は年に十数件報告され、ワイドショーなどで面白おかしく取り上げられています。 -なお、希望崎学園は魔人の占める割合が高いため、学園内での魔人への差別感情も少なく、治安はともかくとして魔人の精神衛生上はむしろ外部世界よりも良好です。 **転校生 -''転校生''とは、何らかの条件により魔人から進化する突然変異体ですが、詳しい発生原因などは解明されていません。 -もともと持っていた魔人としての能力は消失し、代わりにまったく異なるロジックの能力を身に着けています。 -身体的にも、能力的にも魔人を凌駕する恐るべき存在です。 -彼らは契約によって召喚され、異なる次元よりやってきます。 ----
*魔人とは -''魔人''とは、人間の域を超えた身体能力や技術を持ち、また固有の超能力(特殊能力)を備えた存在です。 -彼らは生まれた時からそのような力を持っているわけではなく、何らかのきっかけによって魔人に覚醒します。 **覚醒者の傾向 -日頃から妄想ばかりしている人や、目立ちたがり屋、「オレは他のヤツラとは違う特別な人間なんだ」と思い込んでいる人などが魔人になりやすく、幼児期や少年期、特に中学二年生頃は魔人覚醒の可能性が高くなります。そのため魔人の持つエネルギーのことを、専門家は「''中二力(ちゅうにりょく)''」と呼んでいます。 -幼児期の子供は、手からエネルギー波を出したりする漫画の主人公などに憧れることが多く、覚醒した場合は特殊能力も攻撃的なものとなる傾向にあります。一方、中学~高校生頃に覚醒した魔人は、男女を問わず性的な能力を得る者が出てきます。 -一般的な中学、高校では、1学年に2~3人の魔人が含まれます(治安の良い学校における不良の割合と同程度)。ただし、魔人は差別の対象になりうるため、特定の学校以外では自分が魔人であることを秘密にしておくのが普通です。 -自分の能力に無自覚であったり、その力の詳細を知らない者もおり、同年代の不特定の他者が作り出す集合的無意識によって魔人となるものもいるとされています。 -また、ごく稀にではありますが、魔人として覚醒しやすい血統を持つ人間も存在します。 **特殊能力 -魔人の持つ''特殊能力''とは、「自己の認識を他者に強制する能力」であり、もっと端的に言うならば、「自分の妄想を他人に強制する力」のことです(ゲーム的には「プレイヤーの妄想(した超能力)を他者(他プレイヤー/ゲームキーパー/ゲーム全体)に強制する」と考えて下さい)。 -魔人同士の戦いとは互いの妄想のぶつけあいに他なりません。 -特殊能力は魔人にとって自己のアイデンティティに等しいものです。そのため、思春期の魔人たちは「自分らしさ」を表現するために能力を行使しようとする傾向があり、理由なき暴力、理由なき殺人を行う魔人も珍しくはありません。 -そのため、魔人は社会的には犯罪予備軍として認識されており、周囲からは差別的な視線を送られています。 -魔人の突発的犯罪、すなわち、「キレる魔人」は社会問題となっており、老人などは「ワシらの若い頃は村ぐるみで魔人を教育しとったから、今の若い魔人のように凶悪犯罪を犯すことはなかったんじゃ」などと言いますが、実際の魔人の犯罪率は以前に比べ減少傾向にあります。 **差別 -魔人は''差別の対象''となることがあります。 -そのため、理性的な者は自分が覚醒しても能力を見せびらかしたりはせず、ひた隠しにします(シークレット)。 -ただし、そのような理性的な魔人は、調子に乗ってすぐに能力をひけらかす魔人に比べて中二力が弱く、能力や肉体の強さで他の魔人より劣る傾向にあります。 **死ぬまで魔人 -覚醒した者はその後元に戻ることは無いため、若者だけでなく老年の魔人も多くいます。 -彼らは雇用差別や住居差別を受けることが多く、その鬱憤からやはり突発的犯罪を犯しがちです。犯罪者にならずとも、アル中になったり、ホームレスになったりする者も少なくありません。 -中には魔人の力を使って事業などに成功し、巨万の富や権力を得ている者もいますが、彼らは一般人から妬まれ、ユダヤ人や客家のように扱われます。 -魔人の覚醒には遺伝要因もあるらしく、成功した魔人の一族郎党が集まり、財閥のような形を取ることもあります。これら一族では子や孫が魔人へと覚醒することを厭わず、むしろ覚醒を促すような教育を施すケースもあり、「児童虐待ではないか?」と社会問題になっています。 -また、スポーツをする者の中には、強い相手との出会いを繰り返すことで魔人としての力が飛躍的に増大するケースがあるようです。 -なお、魔人の中には、大人になってから自分の特殊能力を「恥ずかしくて仕方ない」と思うようになる者もあり、場合によっては、鬱病や強迫神経症へと発展します。カウンセリングに行くと、「それもあなたの個性なのよ」と慰められます。 -その一方で、「ウオオ、オレの能力マジかっけえ!」と、一生自分に酔い続けている魔人もおり、彼らは周囲の差別など屁とも思わず、一生、明るく楽しく楽天的に生きます。 **魔人警察官 -警察も魔人を採用して、魔人の凶悪犯罪に対処しています。 -魔人警察官は、魔人が就職できる数少ない採用口であり、非常に倍率が高いです。 -また、他の魔人に比べ、一般人から受ける差別も比較的少なくてすみます。その代わり、魔人警察官は他の魔人に対する差別感情が強く、犯罪を犯した魔人への取調べは苛烈を極め、しばしば社会問題となります。 -魔人警察官の他には魔人機動隊もあり、1970年代初頭、過激派魔人学生が起こした山荘立てこもり事件に出動したことで有名になりました。自衛隊にも魔人のみを集めて構成された魔人中隊があり、魔人の一個小隊は通常の大隊相当の戦力にあたると言われています。 -なお、魔人自衛官は通常の二階級上の給与を得られますが、佐官へは昇進できません(魔人中隊の指揮官は一般人の一佐が務めます)。学園外での魔人の犯罪やテロ行為に対しては、これら魔人警察官等が対策に当たります。 **治外法権地区 -''学園内での犯罪に警察権力は介入できません''。 -1960年代に活発化した魔人学生による学生運動の結果、1970年代初頭に「学園自治法」が制定されたためです。これにより、全国の小・中・高・大学は校則を唯一の法律とする治外法権特区となり、学園内の治安は自己責任となりました。 -学園側は魔人体育教師などを雇い学園の治安維持に努めましたが、魔人学生たちは番長グループを組織してこれに対抗。多くの学園では番長グループが勝利し、学園を暴力で支配したため、校則は形骸化しました。 -1990年以降は、全国の手の付けられない魔人学生たちを私立希望崎学園他、いくつかの学園に集めることで、多くの学園の治安は回復して来ています。こういった魔人の受け入れを行う学校は、一般的に''魔人学園''と呼ばれます。 -しかし、それでも魔人の突発的な覚醒は防ぎようがなく、魔人学生による大量殺人は年に十数件報告され、ワイドショーなどで面白おかしく取り上げられています。 -なお、希望崎学園は魔人の占める割合が高いため、学園内での魔人への差別感情も少なく、治安はともかくとして魔人の精神衛生上はむしろ外部世界よりも良好です。 **転校生 -''転校生''とは、何らかの条件により魔人から進化する突然変異体ですが、詳しい発生原因などは解明されていません。 -もともと持っていた魔人としての能力は消失し、代わりにまったく異なるロジックの能力を身に着けています。 -身体的にも、能力的にも魔人を凌駕する恐るべき存在です。 -彼らは契約によって召喚され、さまざまな次元を渡り歩きます。 ----

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