固茹で卵な半熟卵 遭遇


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作者:◆gGWjPaYNPw


ったく、ホントに録な事にならねぇな
俺は夜の街を虱潰しに捜す事にした
夜は流石に、木枯らしも強くない
つまり、落ちた物を探すにはうってつけって訳だ
取りあえず街の人間にも聞き込みもしてんぞ?
そんな時だ、つむじ風がふき、俺の前を紙が飛んで行った
「漸くか、この野郎!思ったより早かったな」
暗かったから確認は難しかったが、これ見よがしにさ迷うのは偶然じゃねぇ
『創作』の因果率って奴だ、別名ご都合主義
そして俺が紙の飛んで行った先を追い掛ける
ヤバい事も有り得るからな、力はツケで蓄えてんぜ
そして紙の飛んで行った方向から、悲鳴が聞こえて来た
「ちっ、荒事か」
俺の力が通じます様に!
そして裏路地ばかりを探すと、路地の折れた所に男の死体があった
「何だよ?殺害現場?」
俺は死体に寄って見ると、服事胸が切り裂かれ、心臓が抉られている
ちょっと、待て
これ、例の連続殺人の手口じゃねぇか
すると、後ろの方から別の影が走って来た
あれ?あのシルエットは?
「はぁっはぁっ、やっと手掛かりが……やっぱり居るし」
ゼイゼイと女が呼吸を整えて、俺に向かって確信の表情を向ける
「ちょっと待て、お前、関係者か?」
「だから、世界が大変な事になるって言ったでしょ?」
チクショウ、一体何なんだ?
俺の紙捜しが、何でこんな事になる?
そんな折り、武装した走る音が聞こえて来て、俺は青ざめる
まぁ、そんな風には見えんだろう
「今のこの現場は…」
「アンタがホシ扱いだね、うん」
速攻で射殺されんなこりゃ
グレネード撃たれたら堪らねぇ
俺は足音のする反対側から逃げ出し、女が続いた
「被害者発見。あ、アジョさん。重要参考人が逃走した。発砲を許可する。相手はアジョ中さんだ、手加減したら止まらないぞ?」
警官が無線で応援寄越しやがった
こりゃ堪らねぇ
俺は女と共に、何かワケわからない逃走劇が始まっちまった
俺達は狭い路地で息を潜めて、警官達が立ち去るのを待っている
「糞が、何で逃げんだよ?事情説明すれば良いだろうが?」
「アンタは自分の外見がどうしてそんなか、納得した説明出来る?」
「……納得だ」
どうやら、こっち側の事件かよ
ハルトシュラーよ、お前、どんなシナリオ描いたんだ?
きっと憶えてないんだろ?
一気にハードボイルドっぽく、なって来やがった
「良し、突破する。付いて来い」
女が頷くのを確認した俺は、公務執行妨害を犯すべく飛び出した


俺はアジョ中、人外だ
でも、依頼の為なら何でもやる、これでも契約には忠実な……人外だ

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