作者:ID:+WKs6Scx
倉「あれ師匠、何読んでるんです?」
ハ「倉刀か。今良いところなんだ、邪魔をするな」
倉「って、ししし師匠が漫画読んでるーっ!?」(ガビーン!)
ハ「む。何だその反応は。漫画も立派な作品だぞ」
倉「そ、そうですよね、失礼しました。
……で、何読んでるんです?」
ハ「…………。これだ」
倉「すごいよマサルさんだーっ!!」(ガビーン!)
ハ「倉刀、ギャグマンガをバカにするな。
人は泣かせるよりも、笑わせる方が難しいのだぞ」
倉「え、あ、そ、そうですよね」
ハ「分かったら邪魔をするな」(ぺらっ)
倉(……師匠が漫画か。イメージから遠いなぁ)(ちらっ)
ハ「…………」(ぺらっ)
倉(しかもマサルさんって。あまりに予想外すぎるっていうか)(ちらちらっ)
ハ「…………」(ぺらっ)
倉(ていうか師匠、どんな風に笑うんだ?)(そわそわ)
ハ「……っ!」(ぺらっ)
倉(お、笑うか!? 笑うのか!?)(ぐぐぐっ)
ハ「――ッ!
えええぇぇぇい! さっきから人の前をちょろちょろとっ!
邪魔をするなと言っているだろうがぁっ!!!!」
ボグシャー☆
倉「ぐはぁっ!!」
師匠のお怒りを勝った倉刀は廊下で正座。
結局、彼女の笑い顔は拝めなかったという。
最終更新:2012年06月11日 20:01