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Dies irae -楽しい大歌劇- 17話
セイバー「どこまでもムカつく男ですね・・・」 ベア「苦労してるんですね・・・」 -- 名無しさん (2012-12-12 19:34:56)
やれやれ……と首を振ってから、セイバー「では、気を取り直して」ベア「ええ、仕切り直しです」 -- 案山子さん (2012-12-12 19:51:52)
士郎は後方に下がっていた。セイバー「先の話を戻しましょう……あなたとの戦いは、私の誉れです。故に」不可視の剣が、不意に揺れた。セイバー「――――本気で、行きます」刹那、風の結界がはがれ、爆風が荒れた。 -- 案山子さん (2012-12-12 19:53:52)
ベア「光栄ですね……ですが私も負けられない……」 雷光を纏い構えるベアトリス -- 名無しさん (2012-12-12 20:00:37)
構える中、ついに秘蔵とされていた彼女の――その伝説の由来となったモノが姿を現した。 -- 案山子さん (2012-12-12 20:02:42)
ベア「それが・・・ですか」 セイバー「はい、これが我宝剣『エクスカリバー』です」 -- 名無しさん (2012-12-12 20:04:15)
曰く――最強の幻想(ラスト・ファンタズム)。 -- 案山子さん (2012-12-12 20:04:59)
輝けるかの剣こそは、過去現在未来を通じ、戦場に散っていくすべての兵たちが、今際のきわに懐く哀しくも尊きユメ――『栄光』という名の祈りの結晶。それが――エクスカリバーなのだ。 -- 案山子さん (2012-12-12 20:06:49)
ベア「宝剣中の宝剣ですね……間近で見て分かりますよ」 -- 案山子さん (2012-12-12 20:07:32)
セイバー「本当に私たちはどこまでも似ているようだ・・・」 ベア「ですね・・・」 お互い笑い合う -- 名無しさん (2012-12-12 20:11:06)
ベア「えーと、そこの少年」 士郎「ん?俺は士郎だ」 ベア「もう少し離れていてくだい、巻き込まれると死にますよ?」 -- 名無しさん (2012-12-12 20:12:20)
士郎「ああ、大丈夫……セイバーの闘いなら、慣れたから」ベア「……慣れたって?」 -- 案山子さん (2012-12-12 20:15:02)
セイバー「彼は私とともに『聖杯戦争』を駆け抜けた、私のマスターだった人です -- 名無しさん (2012-12-12 20:16:57)
ベア「なるほど・・・それでアーチャーさんとまともにやり会えたわけだ・・・・」 -- 名無しさん (2012-12-12 20:17:40)
……一方。 アーチャーは虐げられていた……黒髪の少女に。足でゲシゲシと。 -- 案山子さん (2012-12-12 20:19:07)
???「来るのが遅いじゃない!思わず自力で脱出しちゃったじゃない!どうしてくれるのよもう!!!!バカアーチャー!!!!」 -- 案山子さん (2012-12-12 20:19:40)
アーチャー「すまんな・・・いろいろ邪魔が入っていた・・・私だってホモに狙われたのだぞ!!?」 -- 名無しさん (2012-12-12 20:20:46)
アーチャーは言い返すが・・・ -- 名無しさん (2012-12-12 20:21:13)
???「うっさい!あんたの事情なんか知るか!!!!」ゲシッ!!!! -- 案山子さん (2012-12-12 20:21:28)
アーチャー「尻をけるな・・痛いじゃないか」 ???「それになんか聞こえてきたんだけど?誰が寝坊助だって(⌒▽⌒)?」 -- 名無しさん (2012-12-12 20:22:38)
無駄にいい笑顔で距離を詰める黒髪の少女・・・ -- 名無しさん (2012-12-12 20:23:16)
アーチャー「!?な、ナンノコトカナ~」 -- 案山子さん (2012-12-12 20:23:55)
???「この完全無欠の美少女『凛』様に向かってねぼすけたぁ~覚悟できてんでしょうねえ(⌒▽⌒)?」 -- 名無しさん (2012-12-12 20:26:04)
アーチャー「いや違うだろ?」……士郎「美少女ではないな」 -- 案山子さん (2012-12-12 20:26:51)
凛「アーチャー、命令よ!!士郎を今すぐ矯正しなさい!!」 -- 名無しさん (2012-12-12 20:28:17)
士郎「俺はまともだ!!!」 -- 名無しさん (2012-12-12 20:28:31)
セイバー「別の階にいるのに……相変わらずですね、リンも;」 -- 案山子さん (2012-12-12 20:29:10)
ベア「誰です?そのリンってのは?」 -- 案山子さん (2012-12-12 20:29:37)
士郎「なんというか・・・自分で完璧とか言っててもどこか抜けてるやつ・・・俺の友人で仲間だ・・・」 -- 名無しさん (2012-12-12 20:32:07)
……凛「うっ……」アーチャー「ニヤニヤ」 -- 案山子さん (2012-12-12 20:32:50)
凛「ふふふ・・・・私を怒らせたわね・・・衛宮くん・・・」 凛が悪魔のような笑みを浮かべた・・・ -- 名無しさん (2012-12-12 20:34:27)
士郎「(;゚Д゚)!!!?」 悪寒が走ったようだ・・・ -- 名無しさん (2012-12-12 20:35:44)
アーチャー「……骨は拾ってやるか;」 -- 案山子さん (2012-12-12 20:36:04)
ベア「……なるほど。これがあなたたちの日常なのですね」 -- 案山子さん (2012-12-12 20:36:50)
セイバー「そうですね・・・」 ベア「私はしょっちゅう焼かれてますね・・・少佐に・・・」 -- 名無しさん (2012-12-12 20:37:57)
二人は同時に頭を抱えた・・・ -- 名無しさん (2012-12-12 20:38:26)
……別の階。ザミ「私に焼かれろおおおおおおおお!!!!!!!!」別の階から、ベアトリスに向かって炎が放たれた。 -- 案山子さん (2012-12-12 20:38:47)
もう元○玉顔負けの極大だった。 -- 案山子さん (2012-12-12 20:39:18)
士郎&セイバー「(;゚Д゚)!!!?」 -- 名無しさん (2012-12-12 20:40:59)
そのでかさに驚愕の表情で固まった -- 名無しさん (2012-12-12 20:41:37)
ベア「どひゃあああああああ!!!!!!!!!!?」クリーンヒット。パチンコ玉のように壁を飛びながら、最後は地面に頭から激突した。 -- 案山子さん (2012-12-12 20:42:03)
ベア「わ……私……た、戦う……ま、まえ……なのに……」痙攣するベアトリス。 -- 案山子さん (2012-12-12 20:42:38)
士郎「大丈夫か?」 -- 名無しさん (2012-12-12 20:43:24)
ザミ『加減はしてやったんだ!日々の特訓と比較すれば軽いほうであろうが!馬鹿娘!』 -- 案山子さん (2012-12-12 20:43:47)
声だけが響く。 -- 案山子さん (2012-12-12 20:43:57)
セイバー「あれで軽いと(;゚Д゚)!」 ザミエル「当然だ、この場所でわれらが出せる全力は一割程度らしいからな・・・全力を見せられんのが悔しい限りだ」 -- 名無しさん (2012-12-12 20:45:32)
士郎「あれで一割程度ってでたらめだろ・・・」 -- 名無しさん (2012-12-12 20:46:08)
……凛「……なに?あのデタラメ。私の師父と同じぐらいの化け物よ?あれ」アーチャー「…………;」 -- 案山子さん (2012-12-12 20:46:34)
アーチャー「彼女に至ってはこの中で確実に進化している・・・」 -- 名無しさん (2012-12-12 20:47:39)
ザミ「ははははは!褒めるな!」 -- 案山子さん (2012-12-12 20:47:57)
ベア「でも………マキナ卿か双首領なら………あれを打ち消せます…………」 -- 名無しさん (2012-12-12 20:49:12)
士郎「マジで(;゚Д゚)!!!?」 -- 案山子さん (2012-12-12 20:49:36)
ベア「マジです・・・」 -- 名無しさん (2012-12-12 20:49:59)
ベア「マキナ卿は素手で・・・総首領ならモロにくらっても無傷です・・・」 -- 名無しさん (2012-12-12 20:50:46)
凛「デタラメすぎるでしょ(;゚Д゚)!!!?」 -- 案山子さん (2012-12-12 20:52:04)
ザミエル「本当だ」 -- 名無しさん (2012-12-12 20:53:36)
アーチャー「まあ……彼らならばそうだろうな;」 -- 案山子さん (2012-12-12 20:55:55)
……別の階。シュライバーは別々に切り離され、一人単身でいた。 -- 案山子さん (2012-12-12 20:57:03)
何もない空虚の空間。あるいは廃墟。あるいは伽藍堂。そんな今までで異質かつ此の世界にある意味で適応している空間にいる中、シュライバー「…………誰だい?」シュライバーが感じ取っていたそのとき、一方通行である階段の前に轟!!と吹き荒れた魔力の奔流に、シュライバーは予測していなかった。 -- 案山子さん (2012-12-12 20:57:36)
巻き上がる魔力が次第に凝固して形成し、屈強な人影として実体化させ、その実体化した影は直立不動で立っていた。 -- 案山子さん (2012-12-12 20:59:11)
シュライバー「君は、誰だい?」 -- 名無しさん (2012-12-12 20:59:58)
短くそう返す・・・ -- 名無しさん (2012-12-12 21:00:09)
だが、無反応。 -- 案山子さん (2012-12-12 21:01:27)
長身で肩幅の広い「男」の総身は、一分の隙もなく甲冑に覆われていた。 -- 案山子さん (2012-12-12 21:01:58)
しかもどこか黒い・・・ -- 名無しさん (2012-12-12 21:02:38)
威圧感と同時に禍々しいものを感じる・・・ -- 名無しさん (2012-12-12 21:02:59)
シュライバー「……………………」 それに気づいてか警戒を強めるシュライバー -- 名無しさん (2012-12-12 21:04:32)
面貌すらも無骨なヘルメットに覆われて視認できなかった。ただ、細く穿たれたスリットの奥から覗かせる爛々と燃える双眸の不気味な輝きだけが……そこにはあった。 -- 案山子さん (2012-12-12 21:06:25)
黒い騎士から放たれるのは、掛け値なしの殺気、つまり殺意のみ。魔力から生じた旋風すらもが、怨嗟の呻り声に似て禍々しい。 -- 案山子さん (2012-12-12 21:08:15)
シュライバー「……へぇ」身体から匂い立つ殺意を嗅ぎわけ、シュライバーの中でスイッチが入る。 -- 案山子さん (2012-12-12 21:08:32)
シュライバー「いいねえ、そのさ殺気・・・乗れそうだよ・・・」 -- 名無しさん (2012-12-12 21:09:38)
歪んだ笑みを浮かべそ呟くシュライバー -- 名無しさん (2012-12-12 21:10:06)
妄執、情熱、狂愛が目まぐるしくその眼球の奥で掻き混ぜられていく。 -- 案山子さん (2012-12-12 21:10:46)
それに反応するように立ち上がり甲冑騎士は吠えた・・・ -- 名無しさん (2012-12-12 21:12:09)
甲冑「ぐおおおおおおああああああああああ!!!!!!!!」 -- 名無しさん (2012-12-12 21:12:27)
そしてシュライバーに特攻をかける・・・ -- 名無しさん (2012-12-12 21:12:50)
シュライバー「うあはははははは!ノロイんだよ!!!!」 -- 案山子さん (2012-12-12 21:13:26)
だが、最速のシュライバーには届かない。 -- 案山子さん (2012-12-12 21:13:42)
だが、地面をこすりつけながら振り返り、低く地を這うような不気味な気迫とともに、手にした「得物」をシュライバーの脳天に向かって投げていた。 -- 案山子さん (2012-12-12 21:14:31)
シュライバー「へへ~ん!こんなもの余裕で――――ッ!?」また躱そうとしたのだが、飛んでくる獲物に違和感を覚え、咄嗟に上空へ飛んだシュライバー。 -- 案山子さん (2012-12-12 21:15:33)
それはどこまでもシュライバーを追ってくる・・・まるで自分がトマホークであるかのように・・・ -- 名無しさん (2012-12-12 21:16:44)
シュライバー「コレ、ベイのよりウザイね・・・」 -- 名無しさん (2012-12-12 21:17:09)
一瞬の空白。その瞬間、黒いのがシュライバーの視界から消えていた。 -- 案山子さん (2012-12-12 21:17:47)
シュライバー「!!?」 -- 名無しさん (2012-12-12 21:19:37)
しかし漏れてくる殺気で解る・・・ -- 名無しさん (2012-12-12 21:20:12)
シュライバー「後ろ!?」振り返ると、壁を蹴って突貫してくる奴がいた。目の前からはトマホーク。 -- 案山子さん (2012-12-12 21:21:03)
シュライバー「やるか・・・・」 -- 名無しさん (2012-12-12 21:21:51)
シュライバーは二丁拳銃を取り出した・・・ -- 名無しさん (2012-12-12 21:22:24)
シュライバー「キミは早いね……けどね」ギラッ シュライバー「僕より遅いんだよ!!」 -- 案山子さん (2012-12-12 21:23:00)
シュライバーは叫ぶとギリギリまで二つひきつけ、躱した・・・その刹那にトマホークを打ち落とす -- 名無しさん (2012-12-12 21:27:07)
背後から迫っていた者は地面に着地して、同様に着地したシュライバーを無言で見ていた。 -- 案山子さん (2012-12-12 21:28:49)
やがて、黒い騎士の総身を塗り潰していた霧が晴れていく。 -- 案山子さん (2012-12-12 21:30:53)
シュライバー「そんななりをしてるんだ・・・・」 -- 名無しさん (2012-12-12 21:32:22)
その問に答えずただ無言・・・・まるで言葉をすべて忘れたかのように -- 名無しさん (2012-12-12 21:33:00)
猛々しくも流麗な、それでいて匠が技の限りを尽くしたかのような細緻な拵えに加え、刻み込まれた無数の疵さえも数多の武勲を物語る彫り細工となって勇猛の華を添えている。 -- 案山子さん (2012-12-12 21:33:59)
これはマキナと似ている無双の剣士。誰よりも、何者よりも遥か高みに完成させられた騎士。 -- 案山子さん (2012-12-12 21:34:54)
シュライバー(……そういえば、あの門の玉座の隣って真っ黒になってたねぇ)唐突に思い出したシュライバー。 -- 案山子さん (2012-12-12 21:38:51)
それはそう――あのセイバーが待ち構える門に刻まれていた画だ。 -- 案山子さん (2012-12-12 21:42:14)
シュライバー「君、『ランスロット』って言うんじゃないの?」 -- 名無しさん (2012-12-12 21:43:01)
とりあえず言ってみるシュライバー -- 名無しさん (2012-12-12 21:43:32)
???『……Ar《アァ》……thur《サァ》……』 -- 案山子さん (2012-12-12 21:43:50)
シュライバー「アーサー・・・・・・?」 -- 名無しさん (2012-12-12 21:45:10)
なんか絞り出してる言葉を読み取っていく・・・ -- 名無しさん (2012-12-12 21:45:32)
すると、???「■■■■■■■■■■■■■■(アァァァァァァァァァァサァァァァァァァァァァァァ)ッ!!」 -- 案山子さん (2012-12-12 21:46:42)
――獣の咆哮。否、これは凶獣の咆哮だ。シュライバーも大概だが、これは怨嗟や私怨などがシュライバーの比ではない。 -- 案山子さん (2012-12-12 21:47:29)
シュライバー「僕はアーサーとかいうのじゃないいだけどな・・・」 -- 名無しさん (2012-12-12 21:49:40)
ぼやきつつも戦闘態勢を取るシュライバー -- 名無しさん (2012-12-12 21:50:03)
――かつて、数多の婦人を羨望の虜としたとされるその端然たる美貌は、今では無惨なまでに見る影もなくなっていた。昔年の憎悪にヤツれ果て、ただ憎しみを滾らせる双眸だけが爛々と光を放つ鬼相をしていた。 -- 案山子さん (2012-12-12 21:50:36)
そう――彼こそが、円卓最強とされ、あのセイバーでさえ勝てない無謬にして無窮の騎士。湖の騎士――サー・ランスロット本人だ!! -- 案山子さん (2012-12-12 21:52:01)
シュライバー「君のことは知ってるよ?だけどね・・・・僕は君より強いよ?」 彼の咆哮に答えるように笑う -- 名無しさん (2012-12-12 21:53:38)
シュライバー「ああ私は願う どうか遠くへ」 -- 案山子さん (2012-12-12 21:55:47)
それはアルベドの渇望。水銀には感情の昂りは危険だと言われたが、この騎士を斃すのに、また戦うのに本気で戦わないのは、この狂気のシュライバーといえども、失礼に値するだろう。 -- 案山子さん (2012-12-12 21:56:44)
シュライバー「美しく繊細なるものよ、恐ることはない手を伸ばせ!!・・・」 -- 名無しさん (2012-12-12 21:59:38)
更に謳うように言葉を紡ぐシュライバー それは彼にとっては地獄の獣へと変えるための凱旋歌にほかならないのだ・・・・ -- 名無しさん (2012-12-12 22:00:53)
彼の礼儀であり自分の望んだ真の姿・・・それを見せずして勝てるほど彼は安くない・・・ -- 名無しさん (2012-12-12 22:01:54)
シュライバー「我は汝の友であり 奪うために来たのではないのだから!!!!」 -- 案山子さん (2012-12-12 22:02:51)
シュライバー「ああ、恐るな、怖がるな、誰も汝を傷つけない」 -- 名無しさん (2012-12-12 22:08:10)
シュライバー「和夫が腕の中で愛しきものよ、永劫安らかに眠るがいい!!!」 -- 名無しさん (2012-12-12 22:11:32)
シュライバー「創造(ブリアー)!!」 -- 名無しさん (2012-12-12 22:12:21)
シュライバー「人世界(ニブルヘイム)・凶獣変生(フェンリスボルフ)!!!!!!!!!!」 -- 案山子さん (2012-12-12 22:21:49)
纏う空気が変わり・・・狂気一色に染まった・・・ ランスロットはそれに応えるように咆哮を上げる -- 名無しさん (2012-12-12 22:26:29)
……神父「困りましたね……分散されてしまいましたか。ねえ?リザ」リザ「ええ……そのようね」 -- 案山子さん (2012-12-12 23:09:05)
ここはあの黄金の城の内部のような場所だった。広い空間内に、今は二人しかいない。 -- 案山子さん (2012-12-12 23:11:46)
神父「しかも私たちは非戦闘員……弱りましたねぇ」リザ「あまりそういう風には見えないんだけど?」 -- 案山子さん (2012-12-12 23:16:49)
そう言いながら目の前の門を開けると―― 玲愛「ようやく来たわね。ド腐れ外道神父。あ、UNOだよ。おじいちゃん」イザーク「……強いな、テレジア」なんか、UNOをやってる二人がいた。 -- 案山子さん (2012-12-12 23:36:01)
二人『なにしてるの?』イザーク「見てわからんか?」玲愛「UNOよ」 -- 案山子さん (2012-12-13 00:15:48)
そう言いながらトランプに興じていた。リザ「あなた、囚われていたんじゃ――」イザーク「その意味がなくなったから、用済みということだ」神父「どういうことです?」玲愛「つまり――私たちの魂をコピーしたから、オリジナルは帰れってことらしいよ」イザーク「手荒いことはされてはおらんよ」 -- 案山子さん (2012-12-13 00:23:52)
二人は首を傾げていたが、納得した。神父「ならば、ここから離脱しましょうか」リザ「ええ」玲愛「藤井君は?」イザーク「父様は?」 -- 案山子さん (2012-12-13 00:25:43)
二人『二人なら、平気です/よ』 -- 案山子さん (2012-12-13 00:44:06)
……別の階。蓮は見えないアサシンと悪戦苦闘をしていた。 -- 案山子さん (2012-12-13 01:06:01)
蓮「やれやれ…本当に面倒なのばかりあてがってくれるよな…」 ぼやきつつ攻撃をはじき落とす -- 名無しさん (2012-12-13 08:08:13)
???「その割にはよく耐える……狩りがいがあって良いぞ小僧」 闇の中からうざったらしい声が響く -- 名無しさん (2012-12-13 09:32:25)
蓮「そりゃどうも」素っ気なく返す蓮。 -- 案山子さん (2012-12-13 11:13:51)
???「それより小僧、ひとつ確認だ?」 蓮「何だ?」 ???「わしの神話、読んだ?」 やけ不安そうに聞いてきた・・・ -- 名無しさん (2012-12-13 11:19:54)
先の一件を見てたのだろう・・・それで不安になったらしい・・・ -- 名無しさん (2012-12-13 11:21:49)
蓮「あ〜……その、だな;」どもる蓮。 -- 案山子さん (2012-12-13 11:50:54)
蓮「し、知らないって言ったら……ど、どうする?;」流石に気まずいのか、蓮がそう尋ねると、 -- 案山子さん (2012-12-13 12:10:04)
???「まずいじけるな・・・」 -- 名無しさん (2012-12-13 12:12:37)
どよーんとした声が返ってきた・・・ -- 名無しさん (2012-12-13 12:13:10)
蓮「け、けどよ……お、俺の仲間の本城ってのがお前のこと、知ってたぜ?;」 -- 案山子さん (2012-12-13 12:13:54)
???「そうか・・・知っていてくれる輩がいればいいか・・・だが小僧では、貴様はわしのことが書かれた本を手にしたことはあるか?」 蓮「あるにはある・・・」 -- 名無しさん (2012-12-13 12:15:37)
蓮(司狼と同じく冒頭三ページで放置してるんて言えねえ・・・・) -- 名無しさん (2012-12-13 12:16:39)
???「そうか・・・わしの知名度もなかなか捨てたもんではないな・・・あの『妖怪爺』は貴様のことを知っておるのはわしぐらいのもんだとかほざいていたが・・・そうではなかったのだな・・・」 なんか歓喜に満ちた声が響いてきた・・・ -- 名無しさん (2012-12-13 12:29:27)
蓮「でも暗殺者が有名って正直どうよ? まるで闇に隠れてないわけだし評価下がるもんじゃね?」 素朴な疑問をぶつける。 -- 名無しさん (2012-12-13 12:44:04)
???「問題ない! 暗殺者といえども名を馳せたい気持ちはある! 英雄王然り! 腹ペコ王然り! 征服王然り! 色男然り! 狗然りだ!」心からの本音を暴露する。そして、蓮の前に姿を現して蓮の肩を掴みながら咽び泣いていた。 -- 案山子さん (2012-12-13 12:56:36)
???「無名はイヤなのですよ……(泣」 -- 案山子さん (2012-12-13 12:57:13)
……Wセイバー「ムカっ!!?」 ランサー「ムカッ!!?」 うわさの英雄たちはキレていた…… -- 名無しさん (2012-12-13 13:08:47)
アーチャー「色男か・・なかなかいい言われようだな(-_☆)」 -- 名無しさん (2012-12-13 13:09:42)
士郎「ど、どうしたんだ?せ、セイバー?;」 -- 案山子さん (2012-12-13 13:10:26)
セイバー「いえ、先に滅人滅相しておかなければならない存在がいるようです」 -- 名無しさん (2012-12-13 13:12:11)
……ランサー「悪いなバゼット。ちょいと野暮用ができた」 -- 案山子さん (2012-12-13 13:12:44)
バゼット「!!?どういうことです?」 ランサー「どっかの馬鹿が俺ら『赤枝の騎士』を馬鹿にしている・・・」 -- 名無しさん (2012-12-13 13:14:19)
バゼット「わかりました・・・私も行きましょう・・・」 -- 名無しさん (2012-12-13 13:14:48)
……黒セイバー「すまないな、漢。私も出かける」戒「へっ!?」螢「え!?」 -- 案山子さん (2012-12-13 13:16:19)
ちなみに黒セイバーの相手は、戒と螢だった。 -- 案山子さん (2012-12-13 13:16:42)
オルター「私のことを馬鹿にした罪・・・先に滅人滅相されたいようだな・・・」 -- 名無しさん (2012-12-13 13:18:22)
……アサシン「!?!!?」 -- 案山子さん (2012-12-13 13:19:55)
悪寒を感じ取ったアサシンは、蓮の肩を掴みながら尋常じゃないぐらい震えていた。仮面がカタカタと音を鳴らしていた。 -- 案山子さん (2012-12-13 13:20:28)
四人「そこだな……待ってろよ……滅人滅相おおおおおおおおおおお!!!!!!」 叫んで走り出した -- 名無しさん (2012-12-13 13:21:21)
居場所をつかんだようだ・・・ -- 名無しさん (2012-12-13 13:22:02)
アサシン「助けて下され!藤井殿!なんでもします故!」 -- 案山子さん (2012-12-13 13:23:36)
蓮「どうした!!?急に?」 -- 名無しさん (2012-12-13 13:24:16)
異常な領域の脅えように蓮はさすがに驚いた・・・ -- 名無しさん (2012-12-13 13:24:41)
アサシン「お慈悲を!お慈悲を!どうかお救いくだされ!!!!」 -- 案山子さん (2012-12-13 13:25:16)
蓮は後ろに迫る異常な殺気を感じ取り『無理だ』と短く答えた・・・ -- 名無しさん (2012-12-13 13:26:38)
アサシン「なんと!!?」 -- 名無しさん (2012-12-13 13:26:57)
蓮「俺死にたくないし」 -- 案山子さん (2012-12-13 13:27:47)
言うと同時に扉が蹴破られた・・・ -- 名無しさん (2012-12-13 13:28:34)
四人「見つけたぞ(-_☆)」 悪鬼なスマイルを浮かべて四人がそこにいた・・・ -- 名無しさん (2012-12-13 13:29:13)
アサシン「HIYAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!!!!!!!!?????」 -- 案山子さん (2012-12-13 13:31:59)
もはや暗殺者としての面子なんてない……あるのは「恐れ」であった。まあ、理由は分かる。 -- 案山子さん (2012-12-13 13:32:32)
アサシン「ま、待てお前たち!?あ、あれはそうだな……そ、そう!言葉のあやだ!許せ!な!?」 -- 案山子さん (2012-12-13 13:38:00)
四人「無理(^_☆)」 余計凶悪になった・・・ -- 名無しさん (2012-12-13 13:44:19)
蓮は最速で効果範囲から逃げていた・・というかむしろ攻撃側に回っていた・・・ -- 名無しさん (2012-12-13 13:46:35)
蓮「加勢するぞ」 -- 案山子さん (2012-12-13 13:47:39)
アサシン「八方塞がり!?ま、待て!話し合おうではないか!!わ、我らは英雄同士だ!話せば通じる!!そ、そうであろう!?」 -- 案山子さん (2012-12-13 13:48:26)
蓮「俺は英雄じゃねーぞ?」 -- 名無しさん (2012-12-13 13:49:20)
ランサー「小僧、抜かるなよ?」 t蓮「おうよ」 -- 名無しさん (2012-12-13 13:49:50)
オルター「貴様ら、手心なんぞ必要ないぞ?」 セイバー「わかっている!!」 バゼット「そうですね」 -- 名無しさん (2012-12-13 13:50:46)
聞く耳持たれずだ・・・・ -- 名無しさん (2012-12-13 13:51:43)
アサシン「くっ!?こ、こうなれば――」全員『こうなれば、なんだ?』 -- 案山子さん (2012-12-13 13:54:24)
アサシン「逃げるが勝ち!暗殺者がそう簡単に死んだのでは話にならない!」そう言って暗闇の中に消えていくアサシン。気配断ちによって気配が完全に消えた。 -- 案山子さん (2012-12-13 13:55:32)
蓮「逃がさん!!」 -- 名無しさん (2012-12-13 14:00:19)
蓮が若夜刀と化し・・・気配を集中させる・・・ -- 名無しさん (2012-12-13 14:01:27)
アサシン(何だあの姿は・・・やけに神々しくすら感じる・・・) -- 名無しさん (2012-12-13 14:05:06)
蓮「…………――――そこだ!!左斜め二時の方向だ!!」アサシン(!!!!!???) -- 案山子さん (2012-12-13 14:22:58)
ランサー「おっしゃああああああああ!!!!!!!!!」 飛び出すランサー -- 名無しさん (2012-12-13 14:24:12)
セイバー「その姿は・・!!?」 -- 名無しさん (2012-12-13 14:24:37)
蓮の変貌ぶりに驚愕するセイバー -- 名無しさん (2012-12-13 14:24:57)
蓮「説明はあとだ!ランサー!」ランサー「任せろや!!」 -- 案山子さん (2012-12-13 14:25:44)
ランサーの本気の鉄槌(魔槍)が飛ぶ・・・ -- 名無しさん (2012-12-13 14:26:51)
バゼット「私も行きましょう・・・」 -- 名無しさん (2012-12-13 14:27:29)
それにあわせる様にバゼットが鉄球を飛ばす・・・ -- 名無しさん (2012-12-13 14:30:22)
黒セイバー「面倒だ…………まとめて消すか」黒い聖剣を握るオルター。 -- 案山子さん (2012-12-13 14:33:00)
セイバー「待て、消すのはアサシンだけだ・・・」 -- 名無しさん (2012-12-13 14:33:45)
黒セイバー「甘いな……だから貴様は国を滅ぼしたのだ」 -- 案山子さん (2012-12-13 14:34:10)
セイバー「貴様も元は私だろうが!!?」 -- 名無しさん (2012-12-13 14:35:02)
セイバーが叫び返す -- 名無しさん (2012-12-13 14:35:18)
黒セイバー「一緒にするなモグモグ」 -- 案山子さん (2012-12-13 14:35:41)
セイバー「それは私がおやつに食べようと思っていたどら焼き!!?」 -- 名無しさん (2012-12-13 14:36:42)
黒セイバー「おいしくいただかせてもたらったぞ?」 -- 名無しさん (2012-12-13 14:37:18)
黒セイバー「ズズズズー」なんか飲んでいた。 -- 案山子さん (2012-12-13 14:37:48)
セイバー「貴様、食後のお茶まで・・・・もう許さん!!」 -- 名無しさん (2012-12-13 14:38:31)
ご丁寧に湯飲みで飲んでいる・・・ -- 名無しさん (2012-12-13 14:39:00)
黒セイバー「これが私とおまえとの差だ……ついでに、あの優男に新たに創らせたどら焼きもある……ほれほれ」 -- 案山子さん (2012-12-13 14:40:22)
見せびらかすオルター。 -- 案山子さん (2012-12-13 14:40:37)
セイバーは神速の踏み込みでそれを奪い取った -- 名無しさん (2012-12-13 14:41:30)
黒セイバー「貴様!!?それは私のだ!!」 -- 名無しさん (2012-12-13 14:42:04)
セイバー「いいえ!私のです!」 ……士郎「セイバー;;」 -- 案山子さん (2012-12-13 14:42:56)
戒「あ、あははははは;」螢「似た者同士というか……まあ同一人物だからそうだけど。食いしん坊なのね;」 -- 案山子さん (2012-12-13 14:43:32)
二人「一緒にするな!!」 -- 名無しさん (2012-12-13 14:44:17)
同時に叫んだ・・・・ -- 名無しさん (2012-12-13 14:44:27)
ついでに、アサシンは三名によってボッコボコにされていた。 -- 案山子さん (2012-12-13 14:46:26)
ランサー「赤枝の騎士を犬呼ばわりしたこと、死んでわびろやああああああああああああああ!!!!!」 -- 名無しさん (2012-12-13 14:51:51)
アサシン「ぷげらー!!!??」 -- 案山子さん (2012-12-13 14:54:01)
派手に回転しながらアサシンが空中を舞う。 -- 名無しさん (2012-12-13 15:26:16)
ランサー「てめえの場合、その長い腕の能力さえ封じて置けば、この俺に勝てる道理はねえんだよ」バゼット「アンサー!!!!」 -- 案山子さん (2012-12-13 15:29:59)
それを聞いた蓮が両腕を迷わず切り落とした・・・ -- 名無しさん (2012-12-13 15:31:17)
バゼット「ナイス(-_☆)」 -- 名無しさん (2012-12-13 15:31:56)
そこから更にヒートアップ・・・ -- 名無しさん (2012-12-13 15:36:37)
アサシン「わ、私の出番を消す気ですか!?鬼ですか!あなた方は!?」 -- 案山子さん (2012-12-13 15:36:56)
五人「無くていい(-_☆)」 二人はどら焼き争奪戦を繰り広げながら叫ぶ・・・ -- 名無しさん (2012-12-13 15:39:04)
特に英雄三人からの殺気が半端でなく注がれている・・・ -- 名無しさん (2012-12-13 15:40:56)
ぶっちゃけ無理もないが・・・ -- 名無しさん (2012-12-13 15:41:46)
アサシン「ぎゃあああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!????」 ……そのあと、アサシンの姿を見たものはいなかったとさ。 -- 案山子さん (2012-12-13 15:42:13)
……黒セイバー「仕方ない。あいつが作ったこのぺろぺろキャンディーをくれてやる。頭を下げて詫びるがいい」 -- 案山子さん (2012-12-13 15:43:07)
セイバー「ふざけるな、そのどら焼きをよこせ!!」 -- 名無しさん (2012-12-13 15:45:15)
黒セイバー「これはわたしのだモグモグモグモグ……ごちそうさまでした」 -- 案山子さん (2012-12-13 15:45:41)
セイバー「貴様あああああああああああああああああ!!!!!!!!」 叫んで『エクスカリバー』を振りかぶった・・・ -- 名無しさん (2012-12-13 15:46:30)
黒セイバー「うまかったなおかわりを貰ってくるか」 -- 名無しさん (2012-12-13 15:47:17)
目もくれず立ち上がった・・・ -- 名無しさん (2012-12-13 15:47:31)
戒「あはは・・・とりあえず作ってくるよ・・・」 -- 名無しさん (2012-12-13 15:48:29)
士郎「俺も手伝うよ・・・」 二人は離れた場所で同じものを感じ取っていた・・・ -- 名無しさん (2012-12-13 15:49:13)
セイバー「シロウウウウウウウ!!!!!!!!!!!早く作りなさあああああああああい!!!!!!!!」 -- 案山子さん (2012-12-13 15:50:39)
オルター「こちらも早くしろおおおおおおおおお!!!!」 -- 名無しさん (2012-12-13 15:51:22)
二人「はっはいいいいいいいい!!!!!」 -- 名無しさん (2012-12-13 15:51:56)
二人はせっせとどら焼を作る・・・ -- 名無しさん (2012-12-13 15:52:50)
アーチャー「……やれやれ、私も手伝ってやるか;」凛「アーチャー」アーチャー「ああ、了解した。君の分も作ろう……お子様ランチでいいかね?」 -- 案山子さん (2012-12-13 15:53:15)
凛「殺すわよ(⌒▽⌒)?」 -- 名無しさん (2012-12-13 15:54:12)
無駄にいい笑顔で凄まれた・・・ -- 名無しさん (2012-12-13 15:54:28)
アーチャー「ハハハハハ!もう可愛いなリンは……仕方ない。創ってくるか……プリンもつけておこう」 -- 案山子さん (2012-12-13 15:55:30)
懲りないアーチャー。凛の人差し指に魔力が籠っていく。 アーチャー「!?よせ、リン!どこぞの破壊魔法少女になる気かね!?」 -- 案山子さん (2012-12-13 15:56:19)
凛「いいえ? 消し飛ぶのはあたただけ♪」 -- 名無しさん (2012-12-13 15:57:05)
更にいい笑顔だ……しかも怖い…… -- 名無しさん (2012-12-13 15:57:30)
アーチャー「お、落ち着けリン! 君はあれだ! そう……その……あ、あれだ;」 -- 案山子さん (2012-12-13 15:58:10)
凛「何?私が完璧すぎてついからかいたくなっただけよね(⌒▽⌒)?」 -- 名無しさん (2012-12-13 15:59:12)
アーチャー「そ・・・そうだ、私は君に嫉妬して・・・ついな・・・」 -- 名無しさん (2012-12-13 16:01:34)
身の危険を感じてそう返した・・・ -- 名無しさん (2012-12-13 16:02:05)
凛「ふ~ん……嫉妬、ねえ……アーチャー、あなたでも嫉妬ってするんだ?変わったものね~」 -- 案山子さん (2012-12-13 16:03:18)
アーチャー「人間変われば変わるものだぞ?」 -- 名無しさん (2012-12-13 16:03:50)
凛「それなら、解るわよね?私が何をご所望か(⌒▽⌒)?」 -- 名無しさん (2012-12-13 16:04:33)
アーチャー「あし~たがある♪さあ明日がある~♪」現実逃避。 -- 案山子さん (2012-12-13 16:05:22)
青筋浮かばせながら迫る赤い悪魔。何故かあの宝石剣を持っていた。 -- 案山子さん (2012-12-13 16:05:50)
アーチャー「お、落ち着き給え!!?解った・・すぐ用意する!!」 -- 名無しさん (2012-12-13 16:07:00)
……ベイ「あいつも苦労人なんだな;」離れた処で同情するベイ。 -- 案山子さん (2012-12-13 16:07:21)
凛「そう……良い心がけね♪」すんごい良い笑顔を浮かべる凛。これが、彼らを怖がらせる赤い悪魔の微笑みなのだ……故に、次はない。 -- 案山子さん (2012-12-13 16:07:59)
アーチャー「では行くぞ、アレレらに格の違いを見せてやる」 凛を背負って戒たちのもとへ向かった・・・ -- 名無しさん (2012-12-13 16:09:08)
しかもなぜかエプロン姿になっている・・・ -- 名無しさん (2012-12-13 16:09:32)
途中にアラヤがいたが蹴り飛ばして進んだ・・・ -- 名無しさん (2012-12-13 16:10:01)
……ベイ「さて……んじゃま、こっちも始めるか」 -- 案山子さん (2012-12-13 16:10:55)
一方、ベイはベイで彼らのことを感じつつも、眼前にいる男を見据えていた――明らかに、ヤバイ次元にいるヤツを。 -- 案山子さん (2012-12-13 16:11:24)
ベイ「名乗れや……名乗りを聞いてやる。戦の作法だァ」 -- 案山子さん (2012-12-13 16:12:37)
???「…………ケタ」ベイ「あン?」???「ケタ……ケタ、ケタ、ケタケタケタタタタケタケケケケタタタタ……ケタッ!!」 -- 名無しさん (2012-12-13 16:13:37)
ベイ「そんなにおかしいか?」 -- 名無しさん (2012-12-13 16:14:22)
ベイはとりあえず温厚にそう返してみる・・・ -- 名無しさん (2012-12-13 16:14:46)
???「ワタシ……オマエ……食ベタイ……ケタタタタタタタタタタタタタタタタ!!!!!!!!」 -- 案山子さん (2012-12-13 16:15:41)
狂ったようにカタカタ音をならしながら笑う男。それはまるで―― ベイ「はっ……てめえも人形ってか?しかも生粋の」 -- 案山子さん (2012-12-13 16:16:20)
???「ソノトオリダ……ケタケタ……」 -- 名無しさん (2012-12-13 16:17:09)
小馬鹿にしくさったようにそう返す・・・ -- 名無しさん (2012-12-13 16:17:27)
ベイ「……あ~あ。俺もあいつらみてえな英雄と闘いたかったんだが……ま、いいか」 -- 案山子さん (2012-12-13 16:17:54)
心底残念そうだ・・しかし奴のメルクリウス以下でウザイ笑いはやまない -- 名無しさん (2012-12-13 16:19:05)
そう言いながらも杭を生やすベイ。その殺気は推して知るべし。今のベイは永劫回帰の世界にいた頃と寸分違わずの実力を発揮できているのだ。それは恐らく、この空間のせいもあるのであろう。いわゆる――同調だ。 -- 案山子さん (2012-12-13 16:19:24)
ベイ「名前が無いじゃ、名乗っても仕方ねえか・・・」 -- 名無しさん (2012-12-13 16:20:18)
呟くと挨拶がわりだと言わんばかりに杭を放つ -- 名無しさん (2012-12-13 16:20:45)
だが、???「イタダキマス」その杭を――飲んだ。 -- 案山子さん (2012-12-13 16:21:24)
ベイ「!!?」 その行動に驚愕した -- 名無しさん (2012-12-13 16:22:51)
彼の杭は枯渇させる闇の賜物だ。それを―― ???「……ふムフム。なルほドなルほド……おモしロい」 -- 案山子さん (2012-12-13 16:23:38)
徐々にではあるが、言葉が……人間らしく? -- 案山子さん (2012-12-13 16:24:02)
ベイ「なんだこいつ・・・」 変貌ぶりに警戒心を強める -- 名無しさん (2012-12-13 16:25:22)
だが、そこに仮説が立った。ベイ「てめえ……まさか、俺の杭から情報をかすめ取りやがったなァ!?」 -- 案山子さん (2012-12-13 16:26:16)
???「……そういうコトらしイな。カズィクル・ベイ……いイや、ハくボうか?」 -- 案山子さん (2012-12-13 16:26:56)
ベイ「……なるほどなァ。掠め取った情報を取り込んで、俺のことを知りやがったか……面倒くさいタイプだな、おい」 -- 案山子さん (2012-12-13 16:29:48)
???「そういうことだ・・・・キサマに、勝ちの目は・・・ナイ」 -- 名無しさん (2012-12-13 16:31:26)
人形はいうがベイは笑う・・・ -- 名無しさん (2012-12-13 16:32:04)
ベイ「…………ほざくな、カスが」彼の双眸が真紅に燃え上がった。ベイ「……セレーナ、俺に力を貸してくれ。俺は殺してきた……ああ、俺は畜生だ。けどな、お前の弔い合戦だ……頼む」 -- 案山子さん (2012-12-13 16:32:50)
黒円卓に属する吸血鬼は、己の内に取り込んだ魂へ声をかける。無為なことなのは百も承知。だが、それでも彼女をこのようにしたこいつらを殺したい。その衝動を許してくれるか?という彼の心に、セレーナ『ヴィルヘルム様……愛しい人(モン・シェリ)』 -- 案山子さん (2012-12-13 16:34:07)
ベイ「いいのか?下手すりゃ消えるぞ?」 その声に返す・・・ -- 名無しさん (2012-12-13 16:36:26)
彼の最後に理性だ・・・ -- 名無しさん (2012-12-13 16:36:50)
セレーナ『……私は、あなたと共に』そこまで言って、ベイは強い意志を目に宿した。 -- 案山子さん (2012-12-13 16:37:47)
ベイ「……あんがとな」そして、ベイ「おい人形野郎……悪いが、俺には負けられない理由があってな……消えちまいなァッ!!」今まで感じたことのない高揚感。そして感じる彼女の波動と鼓動。それを背に――ベイは紡ぐ。己の渇望を。 -- 案山子さん (2012-12-13 16:38:27)
ベイ「かつて何処かで そしてこれほど幸福だったことがあるだろうか」 -- 案山子さん (2012-12-13 16:39:29)
ベイ「幼い私はまだあなたを知らなかった……」 -- 名無しさん (2012-12-13 16:39:55)
言葉を紡ぐにつれてベイの纏う気質が変わる…… -- 名無しさん (2012-12-13 16:40:34)
ベイ「いったい私は誰なのだろう いったいどうして 私はあなたの許に来たのだろう」 -- 案山子さん (2012-12-13 16:41:12)
それは己が渇望・・・自分が思い描いた最強の自分へ変えるための思い・・・それをカタチにする力・・・ -- 名無しさん (2012-12-13 16:42:58)
ベイ「もし私が騎士にあるまじき者ならば、このまま死んでしまいたい 何よりも幸福なこの瞬間 私は死しても 決して忘れはしないだろうから」 -- 案山子さん (2012-12-13 16:43:39)
ベイ「故に恋人よ、枯れ落ちろ・・・」 -- 名無しさん (2012-12-13 16:45:02)
ベイ「死骸を晒せ」 -- 名無しさん (2012-12-13 16:45:22)
アメーバのようにドロドロと揺らめく濃い闇。夜が、更なる夜に包まれていく。 -- 案山子さん (2012-12-13 16:45:47)
ベイ「何かが訪れ 何かが起こった 私はあなたに問いを投げたい」 -- 案山子さん (2012-12-13 16:46:09)
ベイ「本当にこれでよいのか 私は何か過ちを犯していないか 恋人よ 私はあなただけを見 あなただけを感じよう 私の愛で朽ちるあなたを 私だけが知っているから」 -- 案山子さん (2012-12-13 16:46:49)
――そこに、鬼女も脈動した。内に眠っていた――ヤンデレ鬼女が。 -- 案山子さん (2012-12-13 16:47:47)
それと同時にベイの中の闇が威る・・・そして大気が軋みを上げ始めた・・・ -- 名無しさん (2012-12-13 16:49:24)
瞬間、爆発する深い闇――ベイ「ゆえに恋人よ 枯れ落ちろ」 -- 案山子さん (2012-12-13 16:50:09)
ベイ「創造(ブリアー)」 -- 名無しさん (2012-12-13 16:51:16)
白貌を喜悦に歪め、高らかに謳う。ベイ「死森の薔薇騎士(ローゼンカヴァリエ・シュヴァルツヴァルド)!!!!!!!!!!!!!!!!」 -- 案山子さん (2012-12-13 16:51:57)
――――瞬間、かつての世界で発したことのないような規模で、彼の世界が展開された。しかも、流出並の強さと同時に彼の世界が流れ出したのだ。 -- 案山子さん (2012-12-13 16:52:48)
それは正しく、深淵・・・地獄の底の底にいるのかと錯覚させるほどだ・・・ -- 名無しさん (2012-12-13 16:53:44)
???「!!!??」ベイ「俺の情報を? 取り込んだ? だからどうした? あァ? 俺に勝てるのは……」あの小僧はああまあいいだろう。だがな、言わせてもらう! ベイ「あの人だけだあああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!」 -- 案山子さん (2012-12-13 16:55:04)
怒号とともに詰め寄り人形の腕を粉砕した・・・ -- 名無しさん (2012-12-13 16:56:14)
だが、ベイ「な――にィ!?」粉砕した腕から、彼の杭が放たれていた。 -- 案山子さん (2012-12-13 16:56:47)
それはまさしく――先程放った己の杭に相違ない。 -- 案山子さん (2012-12-13 16:57:08)
人形は笑う・・・この程度ではつぶせんぞと言いたげに -- 名無しさん (2012-12-13 16:58:36)
それに対してベイも笑う・・・ -- 名無しさん (2012-12-13 16:58:53)
ベイ「もう俺の杭は用済みってか?クソがっ!!舐めるなァ!!」怒号一閃。彼の咆哮が敵を吹き飛ばす。 -- 案山子さん (2012-12-13 16:59:23)
そして壁にぶつかった・・・ -- 名無しさん (2012-12-13 17:00:21)
すると、身体が激突したと同時にバラバラになってしまった。 -- 案山子さん (2012-12-13 17:00:53)
しかしベイは気を抜いていない・・・ -- 名無しさん (2012-12-13 17:01:27)
それどころかここからが本番だと思っているようだ・・・ -- 名無しさん (2012-12-13 17:01:53)
ベイ「……這い上がれやァ」???「……く、くふふふ」 -- 案山子さん (2012-12-13 17:02:24)
その声は人形からだが……女の声も混じっていた。 -- 案山子さん (2012-12-13 17:02:50)
ベイ「あん?」 -- 名無しさん (2012-12-13 17:03:14)
???「痛いわね~……なにするのよ」バラバラになった人形が元の人型へと戻っていく。 -- 案山子さん (2012-12-13 17:03:46)
だが、聞こえる声はどう考えてもあの人形からだが、あれそのものではないだろう。となれば―― -- 案山子さん (2012-12-13 17:04:10)
ベイ「そういや、魔女がいるとか言ってたな?」 -- 名無しさん (2012-12-13 17:04:51)
とりあえず声を投げてみる -- 名無しさん (2012-12-13 17:05:54)
???「…………ケタケタ」人形が嗤う。 -- 案山子さん (2012-12-13 17:06:58)
ベイ「やれやれ……怖くて本人は出てこれねえか……」 -- 名無しさん (2012-12-13 17:08:16)
がっかりだと言いたげに呟く -- 名無しさん (2012-12-13 17:08:35)
???「用心深いといいなさい……吸血鬼」 -- 案山子さん (2012-12-13 17:09:13)
すると、人形の真横の空間が不意に揺れた。ゆらゆらと。 -- 案山子さん (2012-12-13 17:09:42)
ベイ「そういやあんた『神代の魔女』って言われてんだってな?」 -- 名無しさん (2012-12-13 17:11:17)
そして――像を成した。紫に黒の色が入ったローブを被る、女が。???「ええ、そうよ」 -- 案山子さん (2012-12-13 17:12:12)
ベイ「嬉しいね?英雄殿と戦える歴戦の英雄と戦えるなんざ」 -- 名無しさん (2012-12-13 17:13:05)
それは彼の本音だ・・・ -- 名無しさん (2012-12-13 17:13:36)
???「ふふふ、カワイイ坊やだこと」 -- 案山子さん (2012-12-13 17:14:33)
そう言いながら前に音もなくスライドする魔女。キャスター「初めましてになるかしら?私はキャスター」 -- 案山子さん (2012-12-13 17:15:09)
ベイ「俺は、名乗らなくていいよな?知ってるだろ?」 -- 名無しさん (2012-12-13 17:17:11)
キャスター「ええ……聖槍十三騎士団黒円卓第五位、ヴィルヘルム・エーレンブルグ=カズィクル・ベイ。通称『白貌』と呼ばれている、でいいかしら?」 -- 案山子さん (2012-12-13 17:18:23)
ベイ「ご察しの通りで」 -- 名無しさん (2012-12-13 17:18:57)
そう言いながら、ベイは身構える。無頼でありながら、彼なりの流儀だ。 -- 案山子さん (2012-12-13 17:21:17)
ベイ「そこの木偶人形じゃなく、あんたと闘えるってことでいいんだよな?」 -- 案山子さん (2012-12-13 17:21:42)
キャスター「ええ、いいわよ?神代の魔術とくと拝ませてあげる」 -- 名無しさん (2012-12-13 17:23:09)
そう言うと魔術で球体を作り出した -- 名無しさん (2012-12-13 17:23:31)
ベイ「そりゃ、楽しみだ・・・・」 -- 名無しさん (2012-12-13 17:25:37)
二人は対峙した。魔女と吸血鬼。決して関係ないこの両者の火蓋が今――下ろされた。 -- 案山子さん (2012-12-13 17:26:04)
……一方、マキナは彼らの中で一番特別な場所にいた。 -- 案山子さん (2012-12-13 17:27:38)
そこは――まさしく、また因縁深い闘技場だった。 -- 案山子さん (2012-12-13 17:27:57)
人は死ぬ。救われぬ。この蠱毒にいる以上、決して救われることはない。ミハエル・ヴィットマンはそれを誰よりも理解している。この蠱毒において彼ほど相応しく、また似合い過ぎてはいないだろう。それほどまでに、この蠱毒は彼を受け入れていた。だが、今の彼はマキナであってミハエルでもあるのだ。かつての修羅道に囚われていた存在ではなく、確固たる自我と本来の己を掴んだ己がある。故に、この蠱毒に対して彼は否と唱える。 -- 案山子さん (2012-12-13 17:28:20)
俺は違う。己は蠱毒の住人ではない。そう強く己に思うことで堅固となる。求道の使者であるマキナにこの程度の蠱毒など無為。だが、少なからず今の彼に精神を蝕む手法として、これほど効果的なものはないだろう。 -- 名無しさん (2012-12-13 17:28:35)
??『そう……今のあなたは黄金の理(ほうそく)から半分解脱を果たしている存在。故に、悲しいですね。その魂は稀少であり、生み出された機械仕掛けの人形であるあなたは完成されていたのだ。だが、あなたは変わられた』心底残念、無念であると告げるこの声に、マキナは構える。マキナ「どこだ、いるのであろう?……出てこい」??「無論、隠れる気は毛頭ありませんので」そう言ってマキナが瞬きをした時には、中央部分に漆黒のフードを頭から被り、本を片手に持ち、顔が隠れている男が佇んでいた。 -- 案山子さん (2012-12-13 17:29:21)
マキナ「俺が哀れか・・・」 -- 名無しさん (2012-12-13 17:32:06)
???「ええ」 -- 名無しさん (2012-12-13 17:32:36)
???「あなたは変わられた……ただの人形ではないのですからね」 -- 案山子さん (2012-12-13 17:33:29)
マキナ「黙れ」黙殺するかのように剛拳が唸る。瞬時に繰り出された鉄槌が目前の相手まで飛翔し、補足したはず。だが、その拳は虚しく空を穿つだけで、目標には掠りもしていなかった。 -- 案山子さん (2012-12-13 17:33:36)
??「厳然たる実力さ。これは総じて目の前で見せることで意味を成す……分かりますね?この言葉の意味が」マキナ「……ああ」対して驚きもせずに振り返ると、左手で本を持ちながら読書をする男がいた。マキナ「空間転移か?」??「似ていますが、異なりますね」振り返ると同時に背後へ飛び、後ろ回し蹴りを放っていたが、それも無意味。掠ることなく、また外す。そして、目標はまた中央部分で中空に浮かびながら読書をしていた。??「ああ、原理は聞かないように。推察できるようなことでもありませんので」 -- 案山子さん (2012-12-13 17:34:05)
丁寧な口調でそう告げるフードの男。マキナ「そうか」 -- 名無しさん (2012-12-13 17:44:06)
マキナ「ではこちらからお前を見た視点を話してやろうか?」 -- 名無しさん (2012-12-13 17:48:06)
フードの男を見ずに話し始めた・・・ -- 名無しさん (2012-12-13 17:50:26)
マキナ「お前と話して最初に感じたこと・・・お前は『生きることに絶望している』そう映る、それにお前は自分から傀儡に成り下がったというところか?」 -- 名無しさん (2012-12-13 17:53:36)
??「ええ、そうです。その通り……中々の洞察力」 -- 案山子さん (2012-12-13 17:57:03)
マキナ「まあ・・・哀れとは言わんがな・・・」 -- 名無しさん (2012-12-13 17:58:22)
マキナ「俺も違った意味で似たようなものだったからな・・・」 -- 名無しさん (2012-12-13 17:59:19)
???「では、自分は哀れではないと?」 マキナ「前を向けただけだ・・・」 -- 名無しさん (2012-12-13 17:59:56)
『お前は一人で――どうやって成長するんだ』思い出す言葉。 -- 案山子さん (2012-12-13 18:02:14)
『未来(あした)を見ないで――どうやって、前に進む』かつて、己に向かって言ってくれた言葉。 -- 案山子さん (2012-12-13 18:02:54)
それは彼の言葉、唯一戦友と認め殺しあった最大の友・・・ -- 名無しさん (2012-12-13 18:03:59)
マキナ「暗闇の中にいた俺に『輝き』を灯してくた奴がいたんだよ」 -- 名無しさん (2012-12-13 18:05:31)
???「輝き――――――――ですか」 -- 案山子さん (2012-12-13 18:06:17)
マキナ「おかしく映るか?」 -- 名無しさん (2012-12-13 18:06:57)
問いを投げる・・ -- 名無しさん (2012-12-13 18:07:15)
???「……いいえ」そこに関して、彼は首を横に振った。 -- 案山子さん (2012-12-13 18:09:09)
マキナ「お前も『求めて』いたのだな?」 -- 名無しさん (2012-12-13 18:09:52)
自分に光を『輝き』を灯してくれる存在を・・・唯一と言える存在を・・・ -- 名無しさん (2012-12-13 18:11:05)
彼はあえてそこまで続けなかった・・・ -- 名無しさん (2012-12-13 18:11:30)
???「――――――――求めて『いました』よ」 -- 案山子さん (2012-12-13 18:15:34)
そこまで言って男は右手で中空で十字を切ると、空間が波紋のように揺れ動き、一振りの武器が出てきた。それの柄を掴んで一気に引っ張りだした。 -- 案山子さん (2012-12-13 18:16:00)
すると、マキナ「……槍?」??「いいえ、戟です」 -- 案山子さん (2012-12-13 18:19:03)
それは三日月を描くように反り返った刃の薙刀で、朱色に染められた柄と刻まれた紅の龍の紋章が鮮やかだった。何よりも、あの刀身。如何なることか、マキナは否が応にも視認していた。あの戟から滲み出る血色の瘴気を。??「この戟はかつて幾千万もの者たちを葬った正真正銘本物の聖遺物です。いや……宝具というべきか。まあどちらにせよ、私専用に改良した概念武装でしてね。これでお相手しましょう」そう言って立ち上がり、戟の矛先を向ける。 -- 案山子さん (2012-12-13 18:19:51)
マキナ「そうか……それだけ聞ければ十分だ……」 -- 名無しさん (2012-12-13 18:22:30)
マキナの目に宿ったのは殺意でではなかった…… -- 名無しさん (2012-12-13 18:23:05)
???「……同情ですか?その目は」 -- 案山子さん (2012-12-13 18:24:43)
マキナ「違うな・・・・」 -- 名無しさん (2012-12-13 18:25:51)
マキナ(見ていろ……兄弟、ロートス……お前たちのくれたもので俺はこいつを照らしてみせる) -- 名無しさん (2012-12-13 18:26:58)
マキナの思い……それは今は貰った物なんかじゃ断じてない……彼自身でそうしようと決めたのだ…… -- 名無しさん (2012-12-13 18:27:58)
そしてここに、新たな激闘が始まった―― -- 案山子さん (2012-12-13 18:28:44)
……黒セイバー「……ふむ。馳走になった、美味かったぞ、美味だった」セイバー「お世話になりました♪」士郎「ひゃ、百人分全部食い切りやがった;」 -- 案山子さん (2012-12-13 18:29:41)
アーチャー「以前より悪化しているぞ?セイバー」 -- 名無しさん (2012-12-13 18:30:20)
セイバー「失礼な!これでも制限しています!」 -- 案山子さん (2012-12-13 18:30:47)
戒「これ……一般家庭なら破産してるね;」 -- 案山子さん (2012-12-13 18:30:58)
アーチャー「以前はここまでではなかったがな・・・」 -- 名無しさん (2012-12-13 18:31:47)
螢「どのくらいだったのよ;」 -- 案山子さん (2012-12-13 18:32:07)
士郎「今の十分の一・・・いや・・・20分の1ぐらいだった」 -- 名無しさん (2012-12-13 18:33:36)
セイバー「それだけにここのごはんは不味すぎる」 オルター「同感だ」 -- 名無しさん (2012-12-13 18:34:07)
きっぱりと切り捨てた・・・ -- 名無しさん (2012-12-13 18:34:23)
戒「ま、マズイ……」ガーン、とショックを受ける戒。 -- 案山子さん (2012-12-13 18:35:11)
螢「兄さん!?Σ(゜□゜;)」 -- 案山子さん (2012-12-13 18:35:25)
Wセイバー「あなたのご飯は美味しい!!だがここで支給されるご飯は不味すぎるだけだ!!」 -- 名無しさん (2012-12-13 18:37:01)
士郎「確かに俺が食べてもあんたのご飯は美味しかった」 -- 名無しさん (2012-12-13 18:37:50)
凛「ここで支給されるご飯ってクソ不味いのよね~」 -- 名無しさん (2012-12-13 18:38:28)
蛍「一体どんなのが支給されるんですか・・・」 -- 名無しさん (2012-12-13 18:39:17)
凛「見た目まとも・・・中身ゲテモノ?」 思い出したくないと言いたげな顔をしていった・・・ -- 名無しさん (2012-12-13 18:40:02)
???「失敬な……私の麻婆豆腐の入ったご飯がマズイわけがない」 -- 案山子さん (2012-12-13 18:40:51)
――そこに、死んだはずの男の声が聞こえた。 -- 案山子さん (2012-12-13 18:41:10)
敵陣営「黙れ、味覚音痴!!」 -- 名無しさん (2012-12-13 18:42:11)
それは戦っていた陣営にも同時に言われていた -- 名無しさん (2012-12-13 18:43:01)
綺礼「失敬な……あれほどの美味いご飯があるまい。何故わからん」 -- 案山子さん (2012-12-13 18:43:45)
敵陣営「真実の麻婆豆腐を知ってからほざけ!!!!」 -- 名無しさん (2012-12-13 18:45:24)
綺礼「真実の麻婆豆腐……だと……!!!?」 -- 名無しさん (2012-12-13 18:45:50)
そして脳内には水銀の言葉が再生された・・・ -- 名無しさん (2012-12-13 18:46:15)
『貴様に真実の麻婆豆腐を見せてやる・・・・』 -- 名無しさん (2012-12-13 18:47:24)
綺礼「彼に・・・彼に合えば解るのか・・・真実の麻婆豆腐が・・・・」 -- 名無しさん (2012-12-13 18:48:10)
綺礼「あの男のことを知れば、私もまた……真実に辿り着けるのであろうか」 -- 案山子さん (2012-12-13 18:53:19)
綺礼「私は水銀殿に遭わねばならん!!」 明確な意思ととも綺礼は水銀を探すべく先へ進んだ・・・・ -- 名無しさん (2012-12-13 18:56:54)
ベア「副首領に遭えば彼は確実に『さらなる変態』になりますね・・・」 -- 名無しさん (2012-12-13 18:58:26)
敵陣営「(;゚Д゚)!!!?」 ベアトリスの呟きに絶句した敵陣営の皆さん -- 名無しさん (2012-12-13 18:59:40)
……最上階。 レリウス「……随分と楽しそうだな奴らは、それにひきかえ君の方は随分と気分が悪そうだが、大丈夫かね?」 ヨハン(気持ち悪い……) ヨハンはこの世界に渦巻く邪念に限界が近かった。水銀の加護があろうと、なんら異能を持たない常人の彼には負担が大きすぎた。 レリウス「観客席に誘ってみたが、戦士でなく実験体にする価値も持たない魂ではこんなものか。……キャスター、介抱してやれ」 キャスター「はいは~い♪ 了解しましたマスター」 焦燥しきっているヨハンを興味も無く見つめるレリウスの呼びかけに、今ベイと戦っているものと同じクラス名を持つ狐耳を付けた導師服の女性がこたえる。 -- 名無しさん (2012-12-13 19:00:38)
キャスター「大丈夫ですか~」 ヨハン「ありがとうございます・・・お姉さん」 -- 名無しさん (2012-12-13 19:02:02)
ヨハン「……う、あ」 かろうじて答えるが、焦点の定まっていない瞳からも意識の混濁が見て取れる。 -- 名無しさん (2012-12-13 19:02:55)
キャスター「少し横になってなさい・・・」 ヨハン「ごめんなさい・・・・」 弱々しく呟いてキャスターの膝の上で横になった -- 名無しさん (2012-12-13 19:06:53)
ヨハン「……うう」 キャスター(狐)(良く見るとこの子結構可愛いわね~。私もいつか愛しの旦那さまとの子供を……) -- 名無しさん (2012-12-13 19:10:12)
キャスター(狐)(しかし・・・目の前の、男は論外と・・・) -- 名無しさん (2012-12-13 19:11:04)
内心そんなことを思いながらヨハンをの様子を見ていた・・・ -- 名無しさん (2012-12-13 19:15:40)
ヨハン(……漣君…………) 横になりながら、ヨハンは弟のように思っていた友達を思い浮かべていた。 -- 名無しさん (2012-12-13 19:16:36)
ヨハン(……死んじゃったんだ……本当に) -- 名無しさん (2012-12-13 19:17:18)
倒れながら目尻に涙を浮かべていた・・・ -- 名無しさん (2012-12-13 19:19:25)
ヨハン(漣君………) -- 名無しさん (2012-12-13 19:30:53)
キャスター(狐)(やばい・・・可愛すぎる・・・///) -- 名無しさん (2012-12-13 19:34:46)
レリウス「あの坊やが死んで悲しんでいるのかな?」 ヨハン「……」 人形師の言葉には配慮も嘲りも何もなかった。ただ、無機質な人形のように言葉が響く。そこには言葉通りの意味以外本当に何の感情も交じっていない。 レリウス「沈黙は肯定と受け取ろう。ひねりも何もなく凡人だね君は。あの坊や水銀の回帰で元に戻ると言うのに感情を処理できていない」 -- 名無しさん (2012-12-13 19:36:35)
普通分かっていても無理なものがある・・・こいつにはそれが解っていないかの如くないいようにキャスターが声を上げた・・・ -- 名無しさん (2012-12-13 19:38:46)
キャスター(狐)「マスター、問題はそこではありません。……他者に思いを向けるならば、いかなる理由があろうと割り切れるものではないんですよ」 ヨハン(……この人は) 冷徹さを張り付けた言葉の裏には、大きな憤りと僅かな悲しみが感じられた。 -- 名無しさん (2012-12-13 19:48:24)
レリウス「そういうものなのか?」 まともに取り合っているのかさえわからない回答が帰ってきた -- 名無しさん (2012-12-13 19:52:48)
レリウス「その辺りに転がっている常識どおりに死者が戻らないならば、その言葉もまあ理屈には合っているだろう。代えの効かない者は必然希少価値が上がる。だが、治す事が戻す事が出来るならばその前提は崩れる。あの水銀の技をもってすれば、回帰で戻すことも寸分たがわぬ同じ存在を作ることも可能だろう、修理のきく量産品の価値は相対的に下がる、当たり前の理屈ではないか?」 ヨハン(なんだよ……あの人) 全てを理屈で数値で表現する。それは科学というものを学問たらしめるために必要な行為であり、科学者としてみれば真っ当な思考なのかもしれない。 -- 名無しさん (2012-12-13 20:00:39)
キャスター(狐)(こいつ人間としてはクズの領域だわ・・・・) -- 名無しさん (2012-12-13 20:03:13)
ヨハンも同じような結論に至っていた・・・ -- 名無しさん (2012-12-13 20:03:36)
ヨハン(……気持ち悪い……) 腹の底から不快感がわき上がってくる。 -- 名無しさん (2012-12-13 20:04:37)
… 漣「うっ………」 漣が目を覚ますと、そこは真っ暗な闇の中だった。 -- 名無しさん (2012-12-13 20:07:14)
漣「ここは・・・」 -- 名無しさん (2012-12-13 20:08:29)
上がっているのか下りているのか、立っているのか浮いているのか、それさえもわからない空間。 -- 名無しさん (2012-12-13 20:12:09)
ただの暗闇 漣「僕は・・・死んだんだ・・・」 それを思い出した・・・ -- 名無しさん (2012-12-13 20:12:47)
漣の姿は元の少年の姿……とは少し違っていた。蓮や水銀の面影をまるで残していない。神の因子と水銀製の肉体を自ら砕いたためだろう。 -- 名無しさん (2012-12-13 20:13:06)
漣「……は、ははは」 笑みが零れる -- 名無しさん (2012-12-13 20:13:39)
絶望でも悲しみでもない、満たされたような安らかな笑顔。 -- 名無しさん (2012-12-13 20:14:03)
漣「……僕は……自由になったんだ……ほんのちょっとの間だけど…………誰の手も届かない所に」 -- 名無しさん (2012-12-13 20:14:58)
同時に涙が溢れていた・・・じぶんではなぜかわからない・・・ -- 名無しさん (2012-12-13 20:17:00)
なぜ泣いているのか・・・それがそういう理由なのか自分ではわからない・・・ -- 名無しさん (2012-12-13 20:17:32)
神の保護下から外れた脆弱な魂は程無くして消えるだろう。回帰によって肉体と魂を戻されようと、欠陥品の今の魂は綺麗に消されるだろう。 漣「……でもいいや、今こんなにうれしい」 -- 名無しさん (2012-12-13 20:18:04)
???「…………本当にそれでいいのか?」 -- 名無しさん (2012-12-13 20:20:38)
漣「だれ・・・?」 -- 名無しさん (2012-12-13 20:21:10)
それは水銀の声だった・・・ -- 名無しさん (2012-12-13 20:21:36)
水銀の蛇に飲まれたのだ・・・当然のことである・・・ -- 名無しさん (2012-12-13 20:22:50)
漣「……メルクリウスさんね」 やれやれと言いたげに肩を竦める。どうせ消えるのだから、もう少し余韻に浸りたいところなのだが。 -- 名無しさん (2012-12-13 20:23:11)
水銀「そういえば、君には話してなかったね?」 -- 名無しさん (2012-12-13 20:24:28)
漣「何を?」 水銀「私がそのうち死ぬということを」 -- 名無しさん (2012-12-13 20:24:59)
ふざけていない水銀の声はマジだ・・・ -- 名無しさん (2012-12-13 20:25:22)
漣「……話、長くなる?」 -- 名無しさん (2012-12-13 20:25:50)
聞いてあげたいとは思ったが、自分の時間も長くは無い。 -- 名無しさん (2012-12-13 20:26:59)
水銀「手っ取り早く行こう、壊れるなよ?」 -- 名無しさん (2012-12-13 20:27:42)
漣「早くしてよ・・・」 水銀「これは大事なことだ・・・悲惨な光景でもある」 -- 名無しさん (2012-12-13 20:28:28)
漣「解った・・・」 -- 名無しさん (2012-12-13 20:28:54)
漣はコイツがこれから死ぬのだろうぐらいの認識だった・・・ -- 名無しさん (2012-12-13 20:29:58)
水銀「そうか、なら行くぞ・・・」 そう言ってそう遠くない未来の悲惨すぎる光景を記憶として見せた・・・ -- 名無しさん (2012-12-13 20:30:47)
漣「……何あれ?」 実感がわかない。悲惨極まりないが、まるで作り物を見せられているような感覚だ。 -- 名無しさん (2012-12-13 20:33:12)
水銀「事実だ・・・近いうちに起こる出来事・・・あれが座を握るという未来だよ」 -- 名無しさん (2012-12-13 20:35:53)
漣「どういう事? あの邪神っていうのはやっつけたんじゃないの?」 -- 名無しさん (2012-12-13 20:36:34)
水銀「つい先程も現れたよ・・・本体も別にどこかにある」 -- 名無しさん (2012-12-13 20:38:02)
その事実に漣は言葉を失った・・・ -- 名無しさん (2012-12-13 20:39:10)
水銀「あれはある並行世界で起こる出来事、そしてこれはアレを倒し私が回帰させた世界だ・・・」 -- 名無しさん (2012-12-13 20:40:54)
水銀「そして遠からずまた、遠からず同じことが起こるだろう・・・まあそんなことはさせんがね?」 -- 名無しさん (2012-12-13 20:41:56)
漣「…………」 -- 名無しさん (2012-12-13 20:44:13)
水銀「どうやら、私にお客さんのようだ・・・、君は私が必ず回帰させる・・・このことだけは忘れないでいて欲しい・・・」 それだけ言うと水銀は消え始めた・・・ -- 名無しさん (2012-12-13 20:45:58)
お客さんとは無論あの麻婆豆腐をこよなく愛するあいつだ・・・ -- 名無しさん (2012-12-13 20:47:29)
漣は再び真っ暗な闇の中に取り残される。 -- 名無しさん (2012-12-13 20:48:56)
漣「…………」漣は再び考えた。 -- 名無しさん (2012-12-13 20:50:13)
漣(僕は…………このまま死んでいいのかな?) -- 名無しさん (2012-12-13 20:51:04)
神の因子を埋め込まれる苦痛は覚えている。 -- 名無しさん (2012-12-13 20:53:01)
しかし今の事実を知った・・・ -- 名無しさん (2012-12-13 20:53:30)
それはどうしても現実味がない・・・それどころか認めたくすらない・・・ -- 名無しさん (2012-12-13 20:53:56)
それに、散々みんなに迷惑をかけて心配させて………今だってみんな頑張っているはずなのに、自分だけこんなところで………みんなに「ごめんなさい」も言えないままに……… -- 名無しさん (2012-12-13 20:54:57)
それは遠くない未来の話・・・だがそれが意味するものは何もない未来だ・・・ -- 名無しさん (2012-12-13 20:56:21)
水銀が、黄金が、黄昏が、魂レベルで壊される未来・・・そして刹那が天魔に堕ちてまで殺意に駆られる・・・ -- 名無しさん (2012-12-13 20:58:30)
漣(…………いやだ)ポロリと漣の目から涙が零れる。 漣(いやだ………いやだ、いやだいやだ………このまま消えるのはいやだ!)こんなところで、こんなかたちで、何もないまま消えるだなんて -- 名無しさん (2012-12-13 20:59:09)
漣(僕は………僕は………) ???「……で、お前はどうするんだ?」 漣「!?」 その時、水銀のものではない青年の声が響いた。 -- 名無しさん (2012-12-13 21:01:03)
見ればそこにいたのは、ベイによく似た青年だった。 -- 名無しさん (2012-12-13 21:01:53)
漣「ヴィルヘルム…さん?」 -- 名無しさん (2012-12-13 21:05:06)
???「違えよ。まあ知っても意味はないと思うぜ? どうせお前にとって会うのはこれっきりになるだろうからな」 -- 名無しさん (2012-12-13 21:07:28)
漣「…………?」 ???「まあそのなんだ、お前に一言に言いにきてやった」 漣「え……」 ???「お前なあ………甘ったれんじゃねえぞ」 -- 名無しさん (2012-12-13 21:10:29)
???「男だったら意地を通せ・・・生きてえなら、意地でも抗えや」 -- 名無しさん (2012-12-13 21:12:01)
それは彼がそう生きてきたからにほかならない言葉だ・・・ -- 名無しさん (2012-12-13 21:13:11)
漣「な………」 ???「だってそうだろ? 今のお前はやっと嫌な思いをしなくてすむから、消滅することに甘えきってるんだよ」 漣「そ、そんなことは…!」 ???「んで、周りが大変だっていうのに、自分だけ楽な思いをしていることに罪悪感と迷いを感じているわけだ」 漣「っ………」 -- 名無しさん (2012-12-13 21:15:36)
???「お前は何だ?お前の親は何だ?」 -- 名無しさん (2012-12-13 21:18:20)
???「関係ないなんて言えるのか?」 言葉が続く -- 名無しさん (2012-12-13 21:19:14)
???「だから俺から言ってやる。『ふざけんな』」 漣「!?」 ???「痛いのが、苦しいのが、怖いのが嫌だ? んなもん誰だっておんなじようなもんだろうが。嫌な思いをしない人間なんて、どんな世界にも1人もいねえ。それはそいつが『生きている』からだ」 漣「!」 -- 名無しさん (2012-12-13 21:21:58)
???「苦痛、不幸、苦悩、みんな上等だ。満たされないからこそ人間ってのは今を一生懸命に生きるんだ」 -- 名無しさん (2012-12-13 21:24:31)
???「あいつらは人じゃねえ、神様だ、それが全部背負ってたってんだぞ?、お前は人以下に成り下がる気か?」 -- 名無しさん (2012-12-13 21:26:35)
辛辣な言葉だが・・・それは同時に彼にとっての血の叫びだ -- 名無しさん (2012-12-13 21:27:22)
漣「…………」それまで虚ろだった漣の目が見開かれる。 -- 名無しさん (2012-12-13 21:28:30)
???「空っぽじゃねえというなら見せてみろよ・・・お前の本当をよぉ!!!!」 -- 名無しさん (2012-12-13 21:29:24)
それだけ言うと彼の体が消え始めた・・・ ???「もう時間かよ・・・」 -- 名無しさん (2012-12-13 21:29:58)
漣「…………どこ、へ」 -- 名無しさん (2012-12-13 21:31:39)
???「ワリーな、時間みてーだわ・・・せっかくあの変態に時間もらったってのによ・・・」 -- 名無しさん (2012-12-13 21:32:50)
???「けど伝えることは伝えたぜ?あとはお前で何とかしろや、漣」 -- 名無しさん (2012-12-13 21:33:33)
漣「待って……せめて名前を……」 -- 名無しさん (2012-12-13 21:34:37)
しかしどこか懐かしい・・・昔の自分を見ているような感じだ…… -- 名無しさん (2012-12-13 21:37:18)
それは生まれるもっと以前のこと…… -- 名無しさん (2012-12-13 21:37:45)
???「俺の名か……俺の名は『凶月刑士郎』だ」 -- 名無しさん (2012-12-13 22:02:58)
そう言い残すと、青年は消えていった。 -- 名無しさん (2012-12-13 22:07:08)
漣「……『刑士郎』さんか」 -- 名無しさん (2012-12-13 22:10:37)
再び1人になる漣。しかし、その目には虚ろな色はなくなっていた。 漣(僕は……そう、僕は……)それは決意の光。もはやどれほどの苦悩にも負けることがない信念があった。 漣「僕は決して……神様の良いように遊ばれるおもちゃなんかじゃない……僕は」 -- 名無しさん (2012-12-13 22:12:40)
漣「僕も名前は……漣だ!」 -- 名無しさん (2012-12-13 22:13:26)
なんてことはない。今ここに、こうやって存在する自分が、まごうことなき『自分自身』なのだ。 -- 名無しさん (2012-12-13 22:14:48)
(いいのか?) 誰かの声が聞こえる -- 名無しさん (2012-12-13 22:16:21)
しかしその声に自信を持って『応』と答える -- 名無しさん (2012-12-13 22:17:24)
漣「こんな……神様に利用されたあげくの結末なんて、僕自身じゃない。だから……」 -- 名無しさん (2012-12-13 22:17:50)
(なら行けよ……見せてやれよ?『自分自身』をよ……) -- 名無しさん (2012-12-13 22:19:19)
再び響く声…… -- 名無しさん (2012-12-13 22:19:33)
漣「うん」そして、漣の信念に呼応するかのように、暗闇に亀裂が入る。気づけば、崩れかけていた漣の魂はもとに戻っていた。 -- 名無しさん (2012-12-13 22:21:24)
………… そして外 水銀と綺礼は語り合っていた…… -- 名無しさん (2012-12-13 22:22:12)
水銀「食べたまえ(-_☆)」 これが真実の麻婆豆腐だと言わんばかりにつきだした・・・ -- 名無しさん (2012-12-13 22:22:58)
綺礼「これが……真実の……なのか」 -- 名無しさん (2012-12-13 22:23:54)
そしてレンゲですくって一口食べて目を見開いた…… -- 名無しさん (2012-12-13 22:24:34)
綺礼「なんだ、これは……私が食べてきた麻婆豆腐がすべて偽りだったとでも言うのか……(ToT)」 -- 名無しさん (2012-12-13 22:26:06)
急に泣き始めた -- 名無しさん (2012-12-13 22:26:17)
水銀「ようやく理解したかね」 -- 名無しさん (2012-12-13 22:33:12)
綺礼「この麻婆豆腐こそ究極の至高だ・・・ヽ(;▽;)ノ」 -- 名無しさん (2012-12-13 22:34:42)
涙を流してガツガツと食べ始めた・・・ -- 名無しさん (2012-12-13 22:35:10)
水銀の意識はその途中孫と彼との対話に向いていた……そして漣が悟ったのを知った…… -- 名無しさん (2012-12-13 22:39:36)
水銀(子の成長というのは思いのほか早いものだな……) 内心ほくそ笑んでいた…… -- 名無しさん (2012-12-13 22:40:21)
水銀(もう大丈夫だな……私の手がなくとも自力で戻ってこれる。目下の問題は……目の前の神父か。まさか仲間になるなどと言い出さないよな) -- 名無しさん (2012-12-13 22:53:42)
…その頃、ほかのメンバーは -- 名無しさん (2012-12-13 23:02:42)
アーチャー「凛、どうするのだ?これから?」 改めて凛に問う -- 名無しさん (2012-12-13 23:17:05)
凛「そうね~理由もなくなっちゃったし・・・」 -- 名無しさん (2012-12-13 23:22:09)
ベアトリス「とりあえず、進むしかないのでは?」 -- 名無しさん (2012-12-13 23:47:20)
凛「そうね、とりあえずここを潰す側に回りましょうか」 -- 名無しさん (2012-12-13 23:49:18)
ものすごくあっさり言ってのけた・・・ -- 名無しさん (2012-12-13 23:49:57)
凛「じゃあ行くわよ!」 -- 名無しさん (2012-12-13 23:58:50)
士郎「何時もながら、本当に軽い性格だな…(゚Д゚;)」 -- 名無しさん (2012-12-14 00:08:00)
アーチャー「そこのベアトリスとセイバーを足して2で割れば、「遠坂凛」の出来上がりだ……」 -- 名無しさん (2012-12-14 00:18:52)
士郎「ああ、凄いわかりやすいな。ベアトリスさんの性格が」 -- 名無しさん (2012-12-14 01:08:39)
三人「アンタらから滅相しましょうか(^_^)?」 三人から笑顔で詰め寄られた… -- 名無しさん (2012-12-14 01:16:00)
士郎・アーチャー(あ、凄いBADENDフラグ) 聖杯戦争においてあらゆる死亡フラグをくぐりぬけた男が久しぶりにマジモンの死臭を嗅ぎ取る。 -- 名無しさん (2012-12-14 01:21:07)
コレにザミエルが加わればまず回避不可能だ… -- 名無しさん (2012-12-14 01:24:13)
………そのころシュピーネは屈強な男と対峙していた… -- 名無しさん (2012-12-14 01:29:07)
???「貴様がよの相手か?」 シュピーネ「そうなりますね?私は聖槍十三騎士団黒円卓第十位ロート・シュピーネ、お見知りおきを」 一礼する… -- 名無しさん (2012-12-14 01:32:09)
???「騎士か…自らの名を此ほど丁寧に明かされるとは…世も独りの《王》として名乗らねばならん!」 -- 名無しさん (2012-12-14 01:35:02)
???「我が名はライダー、名は《征服王・イスカンダル》だ!!!!!!」 シュピーネ「なんと(゚Д゚;)!!??」 高らかに告げられたら名前に驚愕する -- 名無しさん (2012-12-14 01:37:51)
シュピーネ「し、しかしイスカンダルにしては随分と大柄ですな……かなり小柄な人物と思われる逸話があると言うのに」 -- 名無しさん (2012-12-14 02:06:58)
イスカンダル「あー、貴様も我の伝説を読んだのだな?あれは強ち間違ってはいないが…恐らく我の遺骨が見つかった際に間違った結果を出したのだろう?《歴史は勝者の勝手な日記帳》と言うではないか?」 -- 名無しさん (2012-12-14 02:22:44)
言葉を継げガハハと笑う、噂どうりでかなり豪快な性格のようだ -- 名無しさん (2012-12-14 02:24:04)
シュピーネ「な、なるほど……ご、豪快な方ですねぇ」イスカンダル「そう褒めるな!アハハハハハハ!…………んで?そこの男」 -- 案山子さん (2012-12-14 03:36:45)
そこでようやく目の前の屈強な男の視線が、シュピーネを敵対者として見た。イスカンダル「余の相手を務める以上、手を抜くでないぞ?余はこうして顕現した身なれど、加減をした覚えなど一つもない!あの英雄王かてそうだ!」シュピーネ「おや?あの金ピカ王とはお知り合いで?」 -- 案山子さん (2012-12-14 03:42:30)
イスカンダル「うむ!余が認めたまっこと王の頂にある男よ!余はあやつを認めようではないか!ぬははははははははは!」そこで腰に刺していた短剣を抜き放ち、イスカンダル「――――では、逢い見えようか」シュピーネ「荒事は得意ではないのですが……お相手いたしましょう」ここにもまた、奇妙な組み合わせによる戦が起きていたのだった。 -- 案山子さん (2012-12-14 06:49:33)
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「Dies irae -楽しい大歌劇- 17話」をウィキ内検索
最終更新:2021年11月23日 21:06
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