Dies irae 夏といえば海、ならば縁日もでしょ!第4話

- 漣「それにしても・・・」ナハト「なんだ?」漣「君けっこうかわいいね」ナハト「はぁ?」旧世界で罪悪の王と恐れられた彼が初めて目を点になるという間抜けな顔を晒す。言われてみて首を動かして自分の姿を見てみると・・・現在の自分の姿にようやく気が付いた。ナハト「な、なんだこれはぁあ!?」  -- 名無しさん  (2012-08-17 02:04:17)
- 漣「かわいーv」  -- 名無しさん  (2012-08-17 04:33:04)
- ナハト「ふ、ふ、ふざけんなあああああああ!!!!なんでこの俺がこんなファンキーな格好になってやがんだよ!?」  -- 案山子さん  (2012-08-17 08:15:07)
- 漣「ファンキー?」  -- 名無しさん  (2012-08-17 08:38:32)
- ナハト「あん?ファンキーも分かんねえのか、あん!?」  -- 案山子さん  (2012-08-17 08:44:46)
- 凄んでみせるナハトだが、それすらも可愛らしくなってしまう。  -- 名無しさん  (2012-08-17 08:55:32)
- 漣「ナハト、可愛いv」ナハト「こ、この俺を、可愛いなんて言うんじゃねええええええ!!!!!」  -- 案山子さん  (2012-08-17 09:06:23)
- リザ「ヨハンー! 漣君ー!」  -- 名無しさん  (2012-08-17 09:36:57)
- と、そこでようやく相当探したのか、着物が所々切れていい感じに妖艶な感じを醸し出しているリザが、二人を見つけた。胸元に汗が滴り、胸部など枝で切ったために、ギリギリのラインがパックリ見えていた。  -- 案山子さん  (2012-08-17 09:42:41)
- 漣「あ、リザお母s」ナハト「んだよ、BBAじゃねえかよ」リザ「……………………(ブチッ」  -- 案山子さん  (2012-08-17 09:47:14)
- ナハト「ああ、なるほど妙な感じがしたのはこれか・・・こいつらは何人もの魂を体に詰め込んでやがる。この女の場合は・・・可哀想なことに無理やり“あちら”側とのチャンネルをつなげられた・・・顔に似合わずえげつねえことしやがんだなぁ」リザ「!?」  -- 名無しさん  (2012-08-17 10:05:40)
- ナハトの言葉に、リザは眼を見開いた。  -- 案山子さん  (2012-08-17 10:13:39)
- リザ「あ、あなたは一体・・・・・・・・・というかぬいぐるみが喋った!?」  -- 名無しさん  (2012-08-17 10:15:45)
- ナハト「ぬいぐるみ言うんじゃねえぞBBA!!」  -- 案山子さん  (2012-08-17 10:18:08)
- リザ「誰がババアですって?」 ギリギリギリギリギリギリギリ  -- 名無しさん  (2012-08-17 10:24:06)
- ナハト「ぎゃあああああああああああ!!!!!!!ば、馬鹿な!?こ、この俺がこんなBBAにやられるだと!?て、てめえ俺様を誰だと思ってやがるんだ!?っていうか、なんでぬいぐるみなのにダメージがあんだよ!?」  -- 案山子さん  (2012-08-17 10:33:21)
- ナハト「ちぃ・・・こんなナリじゃせいぜい野生の猛獣程度みてえだな。おい、小僧」漣「な、なに?」ナハト「体を借りるぜ」ナハトは黒い影となって再び漣の体に入り込んだ。  -- 名無しさん  (2012-08-17 10:42:46)
- 漣(ナハト)「いい気になってんじゃねえぞ!BBAaaaa!!」次の瞬間、漣(ナハト)の周りに毒気が渦巻く。リザは毒気の圧力で吹き飛ばされる。その際に髪と皮膚の一部がボロボロと崩れ落ちる。聖遺物の使徒でなければ、素粒子ごと滅却されていただろう。  -- 名無しさん  (2012-08-17 10:48:14)
- リザ「くっ!?」漣(ナハト)「く、くははははは!!泣け!喚け!跪け!!それが敗北者の絵図って奴よ!!」  -- 案山子さん  (2012-08-17 10:49:41)
- ベアトリス「ヨハンくん!リザさん!」戒「漣くん!・・・これは」 漣(ナハト)「他のメンツも来やがった。ちょうどいいぜ・・・今の俺がどこまでできるのか試すにはちょうどいい」  -- 名無しさん  (2012-08-17 10:53:40)
- 戒&ベアトリス「!?」  -- 案山子さん  (2012-08-17 11:00:21)
- 漣(ナハト)「ヘメンエタン・エルアティ・ティエイプ・アジア・ハイン・テウ・ミノセル・アカドンヴァイヴァー・エイエ・エクセ・エルアー・ハイヴァー・カヴァフォット」詠唱を終えると黒円卓の魔人をもってしても耐えがたい毒気が瘴気へと変わり、先程までの漂っていた悪臭が眼球を蒸発させ、鼻腔を焼き尽くさんとする物質化寸前の力の奔流に変わる。  -- 名無しさん  (2012-08-17 11:11:10)
- その力の奔流は彼らの元まで届き 「ベルゼバブ「この瘴気・・・あいつか?」水銀「これはさらに厄介なことになったようだ」  -- 名無しさん  (2012-08-17 11:24:55)
- 黄金「どうするのだ?こちらは人員が裂けぬ状態なのだぞ?」司狼「おいムッツリ!!てめえ行って『幕を下ろそう』とか言ってぶっ潰してこいよ!!」マキナ「貴様こそ、お前の力が俺たちにも影響しているのを……忘れてはいないだろうな?」蓮「喧嘩している場合か!!」  -- 案山子さん  (2012-08-17 11:30:30)
- 漣(ナハト)「ははははははははは! 見たか!?」 漣(・・・・・・・・やめてよ) ナハト「あん?」 漣(やめてよおおおおおおおおおお!!) ナハト「な!? こ、こいつまた」  -- 名無しさん  (2012-08-17 11:37:29)
- またしてもぬいぐるみ状態になってしまったナハト  -- 名無しさん  (2012-08-17 11:38:00)
- ベルゼバブ「どうやら罪をばら撒きすぎたかな・・・早く終わらせるか」ベルゼバブは余波で大地を割るほどの跳躍をし、上空から彼らを見下ろすと銃口を向けて式を紡ぐ。  -- 名無しさん  (2012-08-17 11:51:44)
- ベルゼバブ「アクセス―――我がシン  イザヘル・アヴォン・アヴォタヴ・エル・アドナイ・ヴェハタット・イモー・アルティマフ・・・・・・ イフユー・ネゲット・アドナイ・タミード・ヴェヤフレット・メエレツ・ズィフラム おお、グロオリア。我らいざ征き征きて王冠の座へ駆け上がり、愚昧な神を引きずり下ろさん・・・落ちろ。堕ちろ。墜ちろ」魔性を秘めた大気が銃口に収束し、彼女は引き金を引く。ベルゼバブ「レスト・イン・ピース・・・」発射と同時に幾条にも分裂した魔の大気の弾丸はそれぞれ独自の意思を持つかのように回転を増し、それはいくつもの巨大な竜巻へと姿を変える。強大な罪科で発生させられた魔の災害は破壊と蹂躙を顕現する。  -- 名無しさん  (2012-08-17 12:01:27)
- 水銀「これはまた強力だな……」  -- 名無しさん  (2012-08-17 12:06:57)
- ベルゼバブ「ヴァイルバシュ・ケララー・ケマドー・ヴァタヴォー・ハマイム・ベキルボー・ヴェハシュメン・ベアツモタヴ… 呪いを衣として身に纏え。呪いが水のように腑へ、油のように骨髄へ纏いし呪いは、汝を縊る帯となれ 我こそ偽りの神、這う蟲の王なり」女の美しい肉体の中に張り巡らされる毛細血管が破裂して血が噴き出る。噴き出た大量の血液が旋風と共に彼女を包み込むと巨大な紅き暴風雨<ハリケーン>へと姿を変えた。秒単位でそれは巨大化していきやがて先程生み出した竜巻とも混ざり合うと成層圏へと達し、大陸を丸ごと飲み込むであろう破滅を孕む鮮血の台風<サイクロン>と化した。  -- 名無しさん  (2012-08-17 12:22:17)
- 蓮「うおおおおおおおおおおおおお!!!!」  -- 名無しさん  (2012-08-17 12:36:24)
- その暴風雨に蓮は時を停止させながら対抗していたが、この中ではやはり彼が不利であり、蓮「ぐあああああああああああああああああ!!!!」司狼&マキナ「蓮・兄弟!!」  -- 案山子さん  (2012-08-17 12:42:18)
- 蓮「ぐっ! ちくしょおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」  -- 名無しさん  (2012-08-17 13:28:38)
- 二人が救いの手を差し伸べたが、蓮は相手の攻撃をモロに受けて、血飛沫を上げた。水銀「息子おおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!」流出で拮抗していたメルクリウスは、血達磨になって吹き飛ぶ蓮を呼んだが、そのまま吹き飛ばされてしまった。ベルゼバブ「くふふふ……まずは一人。所詮は人、そこの男に作られただけの狂った人形程度じゃあ、このゼルベバブには勝てないさ」拮抗しながらも、女は吹き飛ぶ蓮を嘲笑った。  -- 案山子さん  (2012-08-17 13:33:57)
- 水銀「……………」ブチッ  -- 名無しさん  (2012-08-17 13:47:17)
- 黄金「頭を冷やせ、カール」憤慨する水銀の肩に手を置く  -- 名無しさん  (2012-08-17 13:58:30)
- 黄金「あれがあの者の手の内なのだろう。挑発に乗るな」ベルゼバブ「どうだか。なんだっけ?刹那、だっけ?んなちんけな幻想を抱いたまま今が愛しいだなんて、破綻していると思わないかい?餓鬼の妄想じゃないか。流石はそこの男の最高傑作。狂った思想の元に生み出された、哀れな玩具。憐れんであげるよ。今が愛しいよ、ってね。あははははははははははは!!!!!!!!」哄笑、哄笑、哄笑、大哄笑。女は蓮の抱き皆が良しとも思える美しき幻想(ゆめ)を、塵だと価値がないだと、そう言ったのだ。この場にいる者の中でそれを見過ごすことができないのは黄金を除いた三名。  -- 案山子さん  (2012-08-17 14:02:50)
- マキナ「貴様・・・」司狼「てめぇ・・・」水銀「・・・性格だけならあの下劣畜生と良い勝負のようだな」  -- 名無しさん  (2012-08-17 14:06:20)
- ???「では続けていくよ―――ケララー・ケマドー・ヴァタヴォー・ハマイム・ベキルボー・ヴェハシェメン・ベアツモタヴ  されば6足6節6羽の眷属、海の砂より多く天の星すら暴食する悪なる虫ども。 汝が王たる我が呼びかけに応じ此処に集え そして全ての血と虐の許に、神の名までも我が思いのままとならん。喰らい、貪り、埋め尽くせ<SAMECH・VAU・RESCH・TAU> 来たれゴグマゴグ」詠唱と共に女の哄笑はピタリと止んだかと思うと、紅い台風の密度が増す・・・何かが変質していく。そう見ればわかるはずだ、耳を澄ませば聞こえるはずだ、雨が幾千幾万の蟲に、風が幾億幾兆の翅音に変化していくのを・・・おぞましい暴食の権化どもは異形の天災・・・否、魔災と化していた。  -- 名無しさん  (2012-08-17 14:14:45)
- それを前に、水銀&マキナ&司狼「黙れ!!」  -- 案山子さん   (2012-08-17 14:17:58)
- しかし、魔災はそれをあざ笑うかのように彼らを飲み込んでしまうと、続いて彼らの守りたい者たちをも飲み込まんと巨大化し始める暴食の大魔群は彼女たち逃亡先に迫っていた。  -- 名無しさん  (2012-08-17 14:28:40)
- 黄金「いかん!」マキナ「ぬがああああああああああ!!!!」司狼「クソ野郎があああああああああ!!!!!!!!」水銀「させん!!」  -- 案山子さん  (2012-08-17 14:33:33)
- 漣「何あれ・・・?」ガタガタ震えながら目をやると 魔の起こした災厄は彼らの目前に迫っていた。ナハト「派手に暴れやがって・・・あの虫けらが」  -- 名無しさん  (2012-08-17 14:45:47)
- 漣「知ってるの?」  -- 案山子さん  (2012-08-17 14:54:19)
- ナハト「まあな」 漣「………いやだ」 ナハト「いやだ……怖いのはいやだ」  -- 名無しさん  (2012-08-17 15:25:15)
- その時、漣の周りに神気の渦が吹きすさぶ。漣の口から詠唱が紡がれる。  -- 名無しさん  (2012-08-17 15:28:06)
- ナハト「(!まずい、このままじゃまた“閉じ込められちまう”・・・)おい!」漣「!? なに?」ナハト「ちょっと体を貸せ、あの“バカ”を何とかしてやるから」  -- 名無しさん  (2012-08-17 15:43:59)
- 漣「本当?」ナハト「断るんなら別にいいぜ、お前の好きな両親やジジイが死ぬだけだ。いまそいつらを助けられるのは俺だけだぜ」漣「うっ・・・」ナハト「さあ、この手を掴んで念じろ、力が欲しいと叫べ、お前の哀哭を聞かせてくれればあとは簡単だ」人間に契約をせまる悪魔は笑みを浮かべて誘惑する。  -- 名無しさん  (2012-08-17 15:53:52)
- 漣「本当にみんなを助けてくれる?」ナハト「ああ、いいだろう。宿賃として助けてやる」漣「・・・」ナハト「さあ共に呪文を唱えよう。式を紡ぎ、組み上げよう・・・汝は出て行け<ツィエム・エレーヌ> 我は彼らを識りたい<ヴェネドゥアー・オタム>」 漣「・・・アクセス―――我がシン」その瞬間、漣の周りを渦巻いていた神気が瘴気へと変わった。  -- 名無しさん  (2012-08-17 16:02:44)
- 漣「…………」  -- 名無しさん  (2012-08-17 16:07:03)
- 漣「・・・されば我が前に闇よ在れ<BEFORE DARKNESS>ヘメンエタン・エルアティ・ティエイプ・アジア・ハイン・テウ・ミノセル・アカドンヴァイヴァー・エイエ・エクセ・エルアー・ハイヴァー・カヴァフォット アクセス―――我がシン。 我こそ無価値なる者、罪悪の王なり」詠唱を終えると漣は巨大な黒い火の玉と化し、暴食の大魔の群勢に突撃する。ベルゼバブ「これは・・・ぐぉおおおおおお!!」命中した暗黒の大火球は黒い超新星といっても過言ではない超爆発を起こす。黒炎に焼かれながら弾き飛ばされる蟲の女王と腐滅される彼女の僕たち。  -- 名無しさん  (2012-08-17 16:16:55)
- ベルゼバブ「ば、バカな………なぜお前が………!?」  -- 名無しさん  (2012-08-17 16:19:25)
- 漣(ナハト)「新しい宿主に泣かれると困るんでね。児戯もその辺にしときな偽りの神」黒い炎を身にまといながら、女を見下ろす漣。ベルゼバブ「新世界の王国に来てまでやらかしてくれるね・・・この無頼め」火傷を再生させながら  -- 名無しさん  (2012-08-17 16:29:41)
- ベルゼバブ「そう言われて、はいそうですかって言うかよ!!」  -- 名無しさん  (2012-08-17 16:33:52)
- 激昂する蟲の女王。だが対峙する魔王は彼女の言葉に答えない。 漣(ナハト、大丈夫なの?) ナハト「ああ? はっ! そういや言って無かったなあ、俺があいつに勝てる根拠……俺はあいつに勝つ一番確実な手段がとれる…簡単だ、悪魔を殺す一番手っ取り早い方法…同じ悪魔の力で死ぬまでブッ飛ばす!!!!!」 宿主との対話を終えると、凄まじい速度で突撃する。  -- 名無しさん  (2012-08-17 16:35:11)
- ナハト「はああああああああああああああああ!!!!」 ベルゼバブ「このおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」  -- 名無しさん  (2012-08-17 16:36:40)
- 傷を癒した暴食の魔群は新たな式を展開する。ベルゼバブ「イザヘル・アヴォン・アヴォタブ・エルアドナイ・ヴェハタット・イモー・アルティマフ ヴァイルバシュ・ケララー・ケマドー・ヴァタヴォー・ハマイム・ベキルボー・ヴェハシュメン・ベアツモタヴ・・・アクセス――我がシン」罪悪の王へと向けた銃口に瘴気を汚びた大気が収束し、その反動は天空を鳴動させる。ベルゼバブ「呪いを衣として身に纏え。呪いが水のように腑へ、油のように骨髄へ纏いし呪いは、汝を縊る帯となれゾット・ペウラット・ソテナイ・メエット・アドナイ・ヴェハドヴェリーム・ラア・アル・ナフシー 暴食のクウィンテセンス。肉を食み骨を溶かし、霊の一片までも爛れ落として陵辱せしめよ 死に濡れろ――――暴食の雨 <グローインベル>!!!」銃口から罪<シン>と化した大気の弾丸が放たれる。本来なら空に放って先程のような全てを溶かして喰らう悪魔の涙とするものだが、これを直接標的に放つことで悪魔の悲鳴を直接たたきつけることで威力を優先したものだ。直撃すれば霊魂ごと物質を消滅せしめるだろう。  -- 名無しさん  (2012-08-17 16:53:48)
- ベルゼバブ「死ねえ!!」  -- 名無しさん  (2012-08-17 16:54:54)
- 漣(ナハト)「ディエスミエス・イェスケット・ボエネドエセフ・ドゥヴェマー・エニテマウス アクセス――我がシン」対する無価値なる者も迎撃せしめんと式を紡ぐ。その余波による圧力によって目下の大地を割り崩していく。漣(ナハト)「無頼のクウィンテセンス。 肉を裂き骨を灼き、霊の一片までも腐り落として蹂躙せしめよ 死を喰らえ―――無価値の炎<メギド・オブ・ベリアル>」旧世界において世界の覇者となった巨大文明を滅ぼした黒き腐炎。物質界たるこの王国を構成するものと逆の波動を持つこのメギドの火は、この世界に存在するあらゆる物を蹂躙し、一瞬で腐滅させ、魂をも塵とし殺す負の奔流。罪悪の業火に焼けぬものは存在せず、例え姿形なきものであろうとも焼き払い抹消する。つまり・・・  -- 名無しさん  (2012-08-17 17:06:27)
- ナハト「てめえがな!!」  -- 案山子さん  (2012-08-17 17:07:29)
- ベルゼバブ「な、なにい!!!?」  -- 名無しさん  (2012-08-17 17:08:00)
- 悪魔の鳴き声は漆黒の猛火により腐滅され、その余剰エネルギーで起こった大爆発がベルゼバブを襲う。ベルゼバブ「ちぃいいいいい!」  -- 名無しさん  (2012-08-17 17:12:55)
- ナハト「あばよ」 ベルゼバブ「おのれえええええええええええええええ!!!!」  -- 名無しさん  (2012-08-17 17:14:20)
- 断末魔の叫びとともにベルゼバブは消滅していった。  -- 名無しさん  (2012-08-17 17:26:53)
- 同時に大気中にまき散らされる高濃度の瘴気。 ナハト「おっと」 その瘴気を残さずナハトが食い尽す。 ナハト「周りの連中に何かあったら宿主がうるさそうだしな」  -- 名無しさん  (2012-08-17 17:29:55)
- 漣(………お父さん?)  -- 名無しさん  (2012-08-17 17:31:15)
- 漣が目を向けた先にはボロボロになっていた蓮たちの姿があった。  -- 名無しさん  (2012-08-17 17:35:26)
- 蓮「っ………な、なにが起こった?」  -- 名無しさん  (2012-08-17 17:41:13)
- 司狼「あのムシケラはどうなったんだ?」マキナ「・・・それに先程蔓延していた瘴気がなくなっている」  -- 名無しさん  (2012-08-17 17:48:10)
- 漣(お父さん!!) ナハト「あ!? お前また勝手に」 蓮「! 漣……?」 漣「お父さああああああん!!」  -- 名無しさん  (2012-08-17 17:51:34)
- 流血によって立てない蓮に、漣はボロ泣きしながら駆け寄っていった。  -- 案山子さん  (2012-08-17 18:07:02)
- 漣「お父さん! うえええええええん!!」  -- 名無しさん  (2012-08-17 18:38:34)
- 蓮「な、おい!!俺は血だらけなんだ、離れろ」漣「いやだ!!お父さんの側を離れたくない!!うえええええええん!!」  -- 案山子さん  (2012-08-17 18:42:02)
- マリィ「レンー!」  -- 名無しさん  (2012-08-17 18:43:31)
- ベルゼバブ(逃げてた連中も戻ってきたか…甘いね無価値なる者) ベルゼバブ「全部まとめて消し飛ばしてやるよおおおおお!!!」 再び現れたベルゼバブ……ナハトと同じように漣の背中につながったぬいぐるみのような姿で。 ベルゼバブ「…あれ、力が使えない」 ナハト「おー、さっき瘴気を吸収した時に一緒に入ったか?」  -- 名無しさん  (2012-08-17 19:30:36)
- ベルゼバブ「!?Σ(゜□゜;)」  -- 名無しさん  (2012-08-17 19:36:16)
- ベルゼバブ「なんだそれは!?ふざけるんじゃない!!だったら、この体をのっとってやる」精神を通して肉体を乗っ取る無価値なる者とちがって暴食の魔群は赤血球と融合して、宿主の頭脳を侵食することで乗っ取る。宿主の心喰らうことにおいてはベルゼバブはナハトをも凌駕しているのだが・・・  -- 名無しさん  (2012-08-17 20:35:21)
- ベルゼバブ「…………あれ?」乗っ取れない。  -- 名無しさん  (2012-08-17 20:41:16)
- ナハト「理屈は俺にもわからねえが、こいつの身体は奪えねえ。さっきも身体を借りただけですぐに主導権は奪い返されたしな」 ベルゼバブ「そんな…バカな、こんな子供に」 ナハト「とりあえず、お前自分の心配した方がいいぞ」  -- 名無しさん  (2012-08-17 20:44:48)
- ベルゼバブ「え?」振り替えるとそこには……  -- 14番目の黒円卓  (2012-08-17 20:46:04)
- 水銀「(^ー^)」珍しく顔面に血管を浮き上がらせた神が居た。彼らを生み出した神を打倒した神、をも下した歴代最強の変た…変質者である、  -- 愛の伝道師?  (2012-08-17 20:48:44)
- その笑顔?は自滅因子・ラインハルトでさえ一線を引くほどの恐怖を覚える程である。  -- 愛の伝道師?  (2012-08-17 20:50:08)
- さらにその両隣には……  -- 名無しさん  (2012-08-17 20:51:04)
- 蓮「(σvσ)」マリィ「(σvσ)」…共に歴代最強の変質者を倒した、善神と悪神。  -- 愛の伝道師?  (2012-08-17 20:55:03)
- 水銀「やぁ、ベルゼバブ君。私の聖遺物(読み:息子)を乗っ取れると思ったかね?」蓮「あー、こう言う時ってなんて言ったらいいのかな?」マリィ「超うぜぇー、とか?」  -- 愛の伝道師?  (2012-08-17 20:56:42)
- それぞれが禍々しいオーラを纏って、ぬいぐるみとなったベルゼバブを見下ろしていた。  -- 名無しさん  (2012-08-17 20:57:12)
- 司狼「そういえばよお」 マキナ「貴様は戦友を侮辱してくれたな」 更に鬼神が現れる。  -- 名無しさん  (2012-08-17 21:00:33)
- さらに後ろから声が聞こえる。  -- 名無しさん  (2012-08-17 21:02:26)
- ベルゼバブ「!!!?Σ(゜□゜;)」おそるおそる振り向いてみると……  -- 名無しさん  (2012-08-17 21:12:49)
- リザ「わたしはBBAじゃないわよね?」  -- 愛の伝道師?  (2012-08-17 21:14:42)
- エレオノーレ「害虫は駆除せんとな」 ベアトリクス「お供しますよ、害虫駆除だろうと」 戒「塵の相手は僕の方が相応しい」  -- 名無しさん  (2012-08-17 21:16:28)
- ベルゼバブ「えええええええええええええええええええええ!!!!!?Σ(゜□゜;)」  -- 名無しさん  (2012-08-17 21:17:54)
- イザーク「父様だけではなく、ヨハンにも危害を加えた罪、万死に値する」 シュライバー「ハイドリヒ卿の敵ならば」 ベイ「俺達が見逃すわけにはいかねえなあ」  -- 名無しさん  (2012-08-17 21:22:37)
- 香純「死罪を!!」螢「極刑よ!!」玲愛「滅尽滅相!!!!この汚泥は私のお婿さんを汚した罪を!!滅尽滅相を!!!!」  -- 案山子さん  (2012-08-17 21:27:15)
- 神父「テレジアにまで危害を加えた罪は、ああ……殺しても壊しても足りませんね。ああ愉快ですね~ここまで吹っ切れると、粉微塵にしたくなる!!」  -- 案山子さん  (2012-08-17 21:28:19)
- 完全に頭にきてブチ切れ中の四名は、他のものよりも分かりやすく、単純ゆえにトンデモナイ圧力と殺気が入り乱れている。  -- 案山子さん  (2012-08-17 21:30:27)
- ベイ「テメェを送る丁度良いセリフが有ったなぁ」  戒「ウジには腐肉を」 ルサルカ「蝿には糞を」 ベイ「百舌鳥には蛙の串刺しを」 三人「今宵の聖遺物は血に飢えている」  -- 名無しさん  (2012-08-17 21:34:01)
- ベルゼバブ「ちょ、ちょっと待ちなよ!? 見えないのかい、僕の身体はあの子供とつながっているんだ! 僕に危害を加えたらどうなるんだろうねえ!!」 悪あがきをするベルゼバブ。  -- 名無しさん  (2012-08-17 21:37:59)
- 司狼「オレの出番だな」  -- 名無しさん  (2012-08-17 21:39:05)
- マキナ「仕方ない……ここは譲ろう」蓮「た、頼んだぞ……司狼」  -- 案山子さん  (2012-08-17 21:40:13)
- ???「ATEH MALKUTH VE-GEBURAH VE-GEDULAH LE-OLAM AMEN」ナハト「・・・この式は!?」ベルゼバブ「・・・どうやら運が尽きたわけじゃないらしいね」懐かしい力を感じ取り、罪悪の王は驚愕を、這い寄る虫の王は愉悦を浮かべる。 ???「我が前に五芒星は燃え上がり<BEFORE ME FLAMES THE PENTAGRAM>、我が後ろに六芒星が輝きたり<BEHIND ME SHINES THE SIX-RAYED SATER>――― されば神意をもって此処に主の聖印を顕現せしめん<ATEM MALKTH VE-GEBURAH VE-GEDULAH LE-OLAM>―――アクセス、マスター。モード”エノク”より、サハリエル実行―――」  -- 名無しさん  (2012-08-17 21:42:14)
- 全員『なに!?』  -- 案山子さん  (2012-08-17 21:43:56)
- 次の瞬間、黄金に輝く光子の縛鎖が漣とナハトとベルゼバブ以外を除いた全員の体に絡みついた。  -- 名無しさん  (2012-08-17 21:45:44)
- マキナ「ぐっ……舐めるな!!」司狼「しゃらくせええええ!!!」  -- 案山子さん  (2012-08-17 21:48:24)
- しかし、二人の人外の筋力をもってしても光子の鎖をちぎることはできない。しかも、そのうちの一人は黒円卓の中でも随一を膂力を誇る黒騎士の力をもってしても破れないとは・・・ナハト「無駄だぜ。俺ですら手こずらされることのある代物だ。てめえらじゃちぎれねえよ」  -- 名無しさん  (2012-08-17 21:54:17)
- 黄金「この程度で私を戒めるか…笑止」  黄金色の神気が膨れ上がる  -- 名無しさん  (2012-08-17 21:56:08)
- 水銀「茶番は終わりだ。疾く去るが良い。敗者」  -- 名無しさん  (2012-08-17 21:57:39)
- ベルゼバブ「な!?」  -- 名無しさん  (2012-08-17 21:58:46)
- なんと、二柱の獣と蛇は容易に相手の戒めを解除したのだった。  -- 案山子さん  (2012-08-17 22:00:15)
- ベルゼバブ「急げ!中傷者<クリミナトレス>!」その直後、閃光が迸ったかと思うと・・・漣とナハト、ベルゼバブの姿が消えていた。マリィ「漣!」蓮(女)「!上を見て!!」上空を見上げると、そこには白いショートヘアが特徴的な小柄で可憐な外見をした少女が漣を抱きかかえていた。しかし、背に生える片翼がその少女が人ではないことを物語っていた。  -- 名無しさん  (2012-08-17 22:02:24)
- シュライバー「死世界・凶獣変生」  -- 名無しさん  (2012-08-17 22:04:15)
- ???「アクセス、マスター。モード“ソロモン”より、アスタロス実行」それはかつて彼女が自分の主を神格の領域へと引き上げた力、時空を超える素粒子にまで自身を分解、再構築するというものだが応用で因果律を書き換えることも可能とするその力は白騎士の絶対先制をもキャンセルする。  -- 名無しさん  (2012-08-17 22:18:44)
- シュライバー「な!?」  -- 名無しさん  (2012-08-17 22:19:30)
- 水銀「大道芸を披露するか。演じ終えた役者は疾く退場するが良い」  -- 名無しさん  (2012-08-17 22:22:07)
- そこへ水銀が一歩前へ出る。  -- 名無しさん  (2012-08-17 22:23:59)
- 少女はそんな水銀の蛇を睨みつける。無理もない、あらゆる人間が理想とするであろう楽園<ツォアル>を・・・人形にすぎなかった自分に心というものをくれ、楽園でようやく幸せをつかむことができた愛する男と自身の敬愛する主<父>をこの蛇は女への盲目の恋によって無残な形で壊されたのだから。  -- 名無しさん  (2012-08-17 22:35:27)
- ???「…………許さない」  -- 名無しさん  (2012-08-17 22:37:23)
- だが、そんな少女を見て、水銀「ほう?残骸になった男の亡骸にまだご執心かね?まあ私には関係のないことだがね」???「……お前のせいで」水銀「私に何かモノを申そうなど笑止千万。塵芥風情が私に語りかけるな。憎悪?嫌悪?なんだそれは。私の女神に捧げるものに比較すれば、そこらの小石程度ではないか」  -- 案山子さん  (2012-08-17 22:41:08)
- ???「っ………ふざけるなあ!!」  -- 名無しさん  (2012-08-17 22:42:06)
- ナハト「へぇ・・・」???「なんですか?」ナハト「良い面するようになったじゃねえか・・・今のお前は悪くないぜ。アスタロス」ベルゼバブ「恋は女の子を変えるねぇ・・・アストちゃん」アスト「・・・落としますよ」ベルゼバブ「それくらい軽く流してくれよ」ナハト「おいおい、この俺がせっかく祝福してやったのに・・・まあ、俺もお前も悪魔だけどな」  -- 名無しさん  (2012-08-17 22:45:48)
- アスト「…………」  -- 名無しさん  (2012-08-17 22:46:57)
- アスト「…あなた達、そんな性格でしたか? 姿も随分と変わって」  -- 名無しさん  (2012-08-17 22:51:22)
- 水銀「朗らかなところ悪いが<少女のいる場所に一瞬で移動し>、そもそも私は彼を倒してなどいない。「こ、こんな変態を生み出すとは・・・私は間違っていたというのか(棒)」と言いながら”座の奥の方(控室)”に去って行っただけだ。ちょっと刺激すれば出てくるぞ?どうする?出してやろうか?首謀者の名を言ったらだがな」  -- 愛の伝道師?  (2012-08-17 22:54:03)
- 黄金「その前にカール」水銀「何かね?」黄金「卿と彼女は何やら因縁があるようだが・・・まさかそれは」水銀「ああ、彼女らは生き残りだよ」マリィ「・・・どういうことなの?カリオストロ」  -- 名無しさん  (2012-08-17 22:55:43)
- 水銀「まあ話せば長くなるが………」  -- 名無しさん  (2012-08-17 22:56:49)
- 水銀「彼らは元々旧世界・・・曙の明星が築いた楽園の使徒だよ。彼の世界はまさに多くの人類が望んでいるであろう恒久平和を成し遂げ、不幸という概念を過去のものとした正に楽園だったよ。その前の世界はいささか汚濁と退廃が蔓延していてね・・・それを悲嘆した明星が塗り替えたのだよ。そこの彼女の力を使って流出し、歴史を変えることによってね」  -- 名無しさん  (2012-08-17 23:54:25)
- ベルゼバブ「それをそこの変態がぶち壊しちゃったのさ。そこの女神様への歪んだ片思いを成就させるためだけに・・・マスターはああ見えて自他共に厳しい人だったからね。そんな毒蛇が湧いて出たのがそりゃショックだったんだろう。壊れた楽園に残ったのは魔境の中傷者<アスタロス>は王冠に共に至った際に手に入れた力をフル活用してかつての同胞やそれと関わりある者たちを情報化して自分の中に取り込んだわけさ。当時は死後なんてなかったから、死んだらそこでおしまいだったからね」  -- 名無しさん  (2012-08-18 00:46:34)
- ナハト「だが、俺達は悪魔・・・人間とは違って罪<シン>というエネルギーの塊で存在を構成している。罪がある限り俺たちは何度存在を消滅させられようが時をかけて蘇ることができる。だが、あの男が至った際にこの王国から罪が一掃されちまって罪の源である地獄への門も閉じられちまった。しかも前の宿主に一度滅ぼされてたもんだから、地獄では蛆虫以下の存在に格下げされて一時は自分が何者かさえわかんなくなっちまった。あれ程の苦痛はなかったぜ」  -- 名無しさん  (2012-08-18 01:11:29)
- ベルゼバブ「僕も当時の宿主に一杯食わされて地獄に閉じ込められちゃってね。でも、皮肉なことにそこの変態の蛇が楽園を壊してくれたおかげで地獄への扉がまた開いたのさ。しかも、恋が破れる度にやり直してくれるもんだから罪が僕らのいる地獄へと供給されたのさ」ナハト「なるほど、謎が一つ溶けたぜ。それで俺はあの蛆虫の状態からここまで復活できたわけか・・・それでも前ほど地上にはばら撒かれてねえもんだから、入ってくる魔素を初めいろんなものが微量だった。だから罪としてここまでかき集めんのに長い時間がかかっちまったが」  -- 名無しさん  (2012-08-18 01:20:42)
- ベルゼバブ「まったく、僕じゃあるまいし・・・しぶといね君も」ナハト「あんな終わり方じゃ死んでも死にきれねえからな」アスト「正直、あなたまで呼び戻す気はなかったのですが・・・」  -- 名無しさん  (2012-08-18 01:41:43)
- 水銀「解せんな・・・」ベルゼバブ「何さ?」水銀「旧世界においてお前たちには神格である先程のように我々を圧する程の力はなかったはず。いくら私の回帰によって罪が供給されたとはいっても・・・」ベルゼバブ「ああ、それは君たちも知ってるあの糞まみれのお蔭だよ。あれが世界を糞尿まみれにしてくれたおかげで罪<シン>を活性化させてくれたからね。あいつの世界から流れ込んでくる罪はそりゃ格別だったよ・・・それが僕らを神格に匹敵する魔格へと押し上げてくれたのさ」水銀「あの下劣畜生め・・・どこまで」  -- 名無しさん  (2012-08-18 01:59:44)
- 水銀「………」黄金「どうした、カール?」水銀「いや、少しばかり”はしゃいで”明星を呼び出すのはどうかと。そうすれば少なくともこの…この……?…ぬいぐるみ?を消すことが出来る。しかし、そうなると首謀者、幼子を狙ったモノをかくまっているあの少女も同時に咎人として消滅してしまう。そうなると、首謀者が分からなくなる。いや、この様な小物臭がする行為をするモノはおおよそ見当はつくのだが…」黄金「…それでも聞き出したいと?」水銀「もしかすると、未知かもしれん。」  -- 愛の伝道師?  (2012-08-18 02:14:45)
- その頃 シュピーネ「陰の功労者であるこの私をいつも蔑にして・・・今回の縁日の手配・段取りのほとんどは誰がやったと思っているんですか。今日は存分に酷い目にお会いなさい・・・まあ、殺さないようには言っておきましたから死にはしないでしょうが。あんな人たちでも死なれるのは後味が悪い気もしますからね・・・もちろん副首領閣下は除きますが。さて、彼女への謝礼の用意と二日目以降の縁日の準備と施設の修繕の手配を工兵の髑髏たちに命じておきますか」  -- 名無しさん  (2012-08-18 02:36:04)
- ???「へ~……酷い目に、ねえ」???「こっちは死ぬ寸前だったんだぜ?」シュピーネ「ああ、それはすみません。こちらもまさか……へ?」  -- 案山子さん  (2012-08-18 03:38:05)
- 近くの廃墟と化していた建物でコソコソしていたシュピーネに、背後から迫る影。その声に彼はようやく気づき、表情を真っ青にしていた。彼は今背を向けており、その背後は――  -- 案山子さん  (2012-08-18 03:39:06)
- 背後に巨躯で血涙を流している白狼を顕現させている隻眼と、全身から杭を囃し嬉々として笑みを浮かべる二人の白騎士がいた。  -- 案山子さん  (2012-08-18 04:23:02)
- シュピーネ「ぎゃああああああああああああああああああ!?Σ(゜□゜;)」思いっきり後退る彼だが、二人の男は愉悦に満ちていた。ベイ「よぅ……ようやく見つけたぜ。この蜘蛛野郎」シュライバー「今度という今度は、僕も切れてるの……分かってる?」笑顔のまま珍しく青筋を浮かばせているシュライバーは、いつにも増して禍々しいオーラを発していた。ベイなど既に退路を彼の空間の隙間すら埋め尽くすほどの狂気の杭が生えていた。  -- 案山子さん  (2012-08-18 04:42:48)
- シュピーネ「a」ベイ「ああ、てめえには喋る権利はねえよ蜘蛛野郎」シュライバー「なんで僕らが先に尖兵として来たか、分かるかい?形成ちゃん♪」シュピーネ「」顔面蒼白となりながら、何かを言おうとするのだが、問答無用の杭が乱射され、シュピーネの周りの空間を杭が埋め尽くす。  -- 案山子さん  (2012-08-18 04:45:32)
- ベイ「なんでかっつうと」シュライバー「単純なことなんだよ。誰よりも鼻が利くベイと、僕の速さがあれば逃がす訳ないからね。発見された時点で君の末路は決まっていたんだ」  -- 案山子さん  (2012-08-18 04:47:10)
- シュピーネ「」 マキナ「………待たせたな」  -- 名無しさん  (2012-08-18 08:16:49)
- そして、そこにシュライバーとベイの連絡によって、ついに鬼神たちが勢揃いし始めていた。闘気を纏う鋼鉄は大地が揺れるほどの重い一歩を、前へ前へ踏み出し接近していた。司狼「ようエテ公。てめえのような小物がよくもやってくれたな」同時に最も早く辿り着いた司狼が、拳銃と鎖を現出させて殺気を尋常じゃないぐらい高めていた。知らず、彼の瞳もマキナの瞳も真紅になっていた。  -- 案山子さん  (2012-08-18 09:17:38)
- シュピーネ「」後退ることも出来ずに真っ青にしていると、さらに追い討ちが来た。  -- 案山子さん  (2012-08-18 09:18:23)
- エレ「見つけたぞ、奸賊輩!!」ベア「いましたね、醜顔!!」螢「その顔面、ゆっくり溶かしながら剥いであげるわ!!」戒「生温いよ、螢。やるなら拳の一撃だ。加減なく、油断なく、躊躇なく、微塵残さず粉砕するだけだ。汚れ役なら僕が総て受け持つよ?」武に秀でし黒円卓の精鋭が焔やら雷やら腐敗する瘴気やらを纏いながらドスッ!!と踏み込んでいた。  -- 案山子さん  (2012-08-18 09:23:38)
- アンナ「どう料理してあげようかしら〜♪」  -- 名無しさん  (2012-08-18 09:27:08)
- 妖艶な笑みを浮かべながら、巨大な影や無数の影、内在する総ての拷問器具をありったけ展開しながら、華奢な身体から想像が出来ないようなドンッ!!という足音が響いた。  -- 案山子さん  (2012-08-18 10:23:28)
- リザ&イザーク「お前(貴方)がヨハンを………」  -- 名無しさん  (2012-08-18 10:25:04)
- さらに、後続として続いていた二人はシュピーネの姿を補足すると、目つきが変わった。  -- 案山子さん  (2012-08-18 10:27:44)
- 玲愛「パパ!!いたわ!!あの顔面汚く醜く生きていても仕方のないゾウリムシ以下の塵芥に裁きの鉄槌を!!滅尽滅相よ!!」神父「ええ、分かっていますよテレジア。そう焦らずに大丈夫今の私も怒りを超えて、沸点を超えて私も今あの俗物を滅殺しないと、この衝動が抑えられなくなっていますから」第二ゾーネンキントと真白鳥が永劫の敗者たるものを睨みながら接近していた。  -- 案山子さん  (2012-08-18 10:32:26)
- 黄金「シュピーネよ……覚悟はできているか?」  -- 名無しさん  (2012-08-18 10:43:37)
- シュピーネ「ヒィ!?は、ハイドリヒ卿!?」ついに、黄金の獣が姿を現した。彼の背後に本物の黄金の獅子が現出しており、ハイドリヒ自身も聖槍を握る手に力が篭っていた。  -- 案山子さん  (2012-08-18 10:45:48)
- ベルゼバブ「お前のせいで、こんな姿になったぞ………」  -- 名無しさん  (2012-08-18 10:46:41)
- 水銀「くくく……」  -- 名無しさん  (2012-08-18 12:14:31)
- 水銀「こんな気分は久しぶりだ、この感情言葉で飾り立てても陳腐になる。ゆえに一言だけ言わせていただくならば―――永劫死に続けるがよい」  -- 名無しさん  (2012-08-18 12:38:24)
- シュピーネ「いやああああああああああああああああああ!!!!!!;」  -- 名無しさん  (2012-08-18 12:39:55)
- 黄金「シュピーネよ、お前には明日以降にもやるべき仕事が山とあるだろう。ゆえにだ、明日の仕事が出来なくなるようにはせんよ」 蓮の時間停止空間、水銀の回帰、無限によみがえるグラズヘイム城…皆の気がすむまで粛清しつつ、シュピーネが仕事をやり遂げられる環境は整っていた。  -- 名無しさん  (2012-08-18 12:49:36)
- 黄金「不問にする……とまではいかんが、もし下らぬことを次企てた場合」スッ、と黄金の双眸に凶悪な念が宿り、黄金「私自ら相手をしてやる」  -- 案山子さん  (2012-08-18 12:52:52)
- 次の瞬間、黄金の随神相が現れた。  -- 名無しさん  (2012-08-18 12:58:54)
- ???「他人を使い自身の保身と利益を求める。怠惰の罪<シン>。私の理想郷<ツォアル>より前の世界ならお前も魔王級の罪<シン>を得ていたかもしれないな。」  -- 愛の伝道師?  (2012-08-18 13:34:50)
- 水銀「いや、それはないww」  -- 愛の伝道師?  (2012-08-18 13:35:12)
- 漣「おじさん、だあれ?」  -- 名無しさん  (2012-08-18 13:36:02)
- ???「私か?」  -- 名無しさん  (2012-08-18 13:48:59)
- ???「私は」水銀「イカロスだ。」???「は?」黄金「カール。それは少し不味いぞ。」水銀「異論は認めん断じて認めん私が法だ黙して従え神たる私が言うのだからそれ即ち真実」  -- 愛の伝道師?  (2012-08-18 13:56:06)
- 蓮「あんな変態を自分が生み出したなんて思うと死にたくなるな。俺でも神格の責務を忘れて死にたくなる」???「分かってくれるか」蓮「ああ・・・嫌なほどにな」  -- AST  (2012-08-18 21:13:58)
- ベルゼバブ「ところでマスター」???「何だ?」ベルゼバブ「僕らはいつまでこんな子供といればいいわけ?」???「・・・先程の騒ぎに対する彼らへの謝罪も含めて良い機会だな。しばらく一緒にいるといい」ベルゼバブ「そんなぁ!」???「本来なら抹消される所なのだぞ。それをその子の寛容さに救われたのだ。文句を言う資格はない」  -- 名無しさん  (2012-08-19 01:14:29)
- 漣「僕がこの子達のお世話をするの?」???「そういうことになるな」漣「ふ~ん。で、おじさん誰なの?」水銀「だからイカロスだt黄金「いい加減黙っていたまえカール」サタナイル「私の名前はネロス・サタナイル。第二天の出身にして第三天の座を持った神格だ」漣「よろしくね。サタナイルおじさん」サタナイル「おじさん・・・私はそんなに老けて見えるかね/  -- AST  (2012-08-19 02:01:05)
- 水銀「ぷげらww」漣「何で笑うの?カールおじいちゃん」水銀「・・・・・・・」  -- AST  (2012-08-19 02:02:28)
- 見た目は若くとも子供は多感である。おそらく二人から出ている年齢具合を感じたのだろう  -- AST  (2012-08-19 02:04:31)
- 黄金「何をショックを受けている、もっと度量の大きい姿を見せろよカール。そんな事を気にする繊細な卿など気持ち悪いだけだぞ」 水銀「…ひどい事を言うな、ハイドリヒ。私も傷つか無いわけではないのだぞ」  -- 名無しさん  (2012-08-19 02:15:04)
- 漣「そういえばあのお姉ちゃんは?」サタナイル「アスタロスなら私の知人に任せてある。心というものを知ってもアレが滅多なことであのような我を通そうとすることはない・・・故に今回のことで説教をするなら私よりあれに心を与えた知人の少年が適任と判断したのだよ」  -- 名無しさん  (2012-08-19 02:18:47)
- 漣「そう・・・」微妙に残念そうな漣にウザい奴が食いつく。水銀「どうしたのかね孫よ。彼女に一目惚れでもしたのかね?ん?んん?」漣「ちっ、違うよ!!」ニヤニヤと笑う水銀に慌てて否定の言葉を口にする漣  -- AST  (2012-08-19 07:38:56)
- 黄金「卿は相当私に嬲られたいらしいな(キッ!!」  -- 案山子さん  (2012-08-19 08:57:44)
- 水銀「槍の切っ先を突き付けるのはやめてくれハイドリヒ、刺さったら私でもただでは済まんぞ」 冗談めかして言う水銀に危機感の類は見受けられない。  -- 名無しさん  (2012-08-19 12:55:04)
- ザク  -- 名無しさん  (2012-08-19 13:03:19)
- ザクザクザクザクザクザクザクザクザク  -- 名無しさん  (2012-08-19 13:04:00)
- 水銀「グギャアアアアアアアアアアアアア!!!!!ほ、本当に刺す馬鹿がどこに――」黄金「ここにいるぞ」  -- 案山子さん  (2012-08-19 13:05:33)
- その頃、縁日の会場から離れた所にある海辺にアストは座り込んでいた。海を眺めながら、サタナイルが呼んだ少年を待つ。  -- 名無しさん  (2012-08-19 13:13:51)
- ???「いつまでそうしていじけてるつもりだ?」アスタロス「いじけてなんていません。あなたこそ、彼女はどうしたんですか?ノウ・クライスト・・・彼女はああ見えて独占欲は強いですから他の女性にかまけては歪みかねませんよ」ノウ「随分と毒舌をレベルアップさせたんだな」  -- 名無しさん  (2012-08-19 16:38:17)
- 挨拶をそこそこにアストの隣に座るノウ。 ノウ「久しぶり、だよな」 アスト「そうですね」  -- 名無しさん  (2012-08-20 00:53:49)
- ノウ「あれからどれくらい経ってるんだ?」アスト「あの男の回帰のせいで天文学的数値になっていますが、聞きたいですか?」ノウ「・・・いや、悪かったよ。・・・サタナイルの治世が終わってからお前ずっとひとりぼっちだったんだってな。それも・・・僕やソフィたちを魂ごとデータ化して取り込んでずっと守ってくれていたんだって・・・」アスト「別にあなたたちのためにやったんじゃありません。マスターの楽園が残滓も残さず消されるのが嫌だっただけです」ノウ(素直じゃない所は変わらないんだな)  -- 名無しさん  (2012-08-20 02:31:22)
- それを覗いているのはボロボロの変態水銀。水銀「さ、流石は我が息子のヒロイン属性の大半を持っているヒロイン」漣「覗きは良くないよ?お爺ちゃん」水銀「あの少年は彼女と良い仲なのだ。孫よ、失恋したな・・・・」漣「だから違うって言ってるでしょ」何故にかベルゼバブの力を行使して、ゴグマゴグで変態を打ち上げる漣。水銀「ぬぎゃああああああ!!?」ナハト「汚ねぇ花火だ」  -- AST  (2012-08-22 21:46:22)
- その頃…… 蓮(女)「みんな、大丈夫かな?」  -- 名無しさん  (2012-08-22 21:52:40)
- ☬☡☸§¶(←この世の単語で言い表せない何か)を(準?)滅尽滅相した一同。  -- 愛の伝道師?  (2012-08-22 23:19:49)
- 黄金「その辺で良かろう。これ以上やっては次の催しがたちいかなくなる」  -- 名無しさん  (2012-08-23 16:31:24)
 

- 前のがパンクしたので編集しておきました。  -- 管理人  (2012-08-17 02:00:52)
- ほのぼのな話から突然、とんでもない事になってる・・・漣君、ナハト宿しちゃってるし、この先どうなる事やら  -- AST  (2012-08-17 02:50:28)
- 一応復活させておいたので、URLなどで関連付けて下さい。お願いします。  -- 案山子さん  (2012-08-17 07:38:02)
- 色々と編集しておきました。  -- 14番目の黒円卓  (2012-08-17 09:57:12)
- ありがとうございます!!  -- 案山子さん  (2012-08-17 09:57:49)
- 漣の能力は『封印』。渇望は『怖くなくなればいいのに』というのにしたいのですが、どうでしょう?  -- 名無しさん  (2012-08-17 15:29:58)
- ↑ナハトみたいにぬいぐるみになるんですか?  -- 名無しさん  (2012-08-17 15:33:38)
- そんな感じです。  -- 名無しさん  (2012-08-17 15:34:04)
- それはともかく、シュピーネさんは戦犯確定  -- 名無しさん  (2012-08-17 17:29:28)
- 漣君とベリアル君の成長物語・・・・・ベリアルの現状を見たらライルが見たら吹き出しそう  -- AST  (2012-08-17 18:33:41)
- どうしよう………パラロスはそんなに詳しくないからわからない;  -- 名無しさん  (2012-08-17 22:47:48)
- まあその気持ちは分かります。多少入り組んでますから。個人的には、Diesはかなり分かり易いほうですね。比較すると  -- 案山子さん  (2012-08-17 23:09:14)
- 今の姿で凄んでも可愛いだけなのだが、ビビりまくるシュピーネ。  -- 名無しさん  (2012-08-18 11:15:53)
- やっぱパラロスの詠唱はかっこいい。  -- 名無しさん  (2012-08-19 12:42:26)
- シュピーネさんはこの世で考えられるすべての殺し方をされそう  -- 名無しさん  (2012-08-19 22:46:04)

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最終更新:2012年08月23日 16:40
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