Dies irae 誄の日常

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久々の新たなリレーとして投稿しました。 マリィルート後、波旬が発生せずに蓮とマリィの間に誄くんが生まれていたらということで。 この小説ではあまり暴走はせずにほのぼのと行きたいと思います。 ________ - 僕の名前は藤井 誄。数え歳で9歳になります。普段はお父さんとお母さんと一緒に夕焼けがきれいな浜辺の家に住んでいます。お爺ちゃんが建ててくれた小さな家です。でも、お母さんはまだしもお父さんは何故か僕がお爺ちゃんに関わるのをあまり良く思っていないみたいだけど・・・ -- 名無しさん (2014-11-07 07:53:16) - 僕が生まれるずっと前にお爺ちゃんは沢山悪いことをしたそうです。お父さんは今でもそれを許してはいないみたいで、仲が悪いみたい・・・僕にはいろいろ教えてくれる先生みたいな人なんだけど・・・ -- 名無しさん (2014-11-07 07:58:47) - お爺ちゃん以外にも、たまにお父さんとお母さんの友達がやってくることがあります。下で人生を全うする度にここに来てくれて僕も遊んでもらうことがあります。 -- 名無しさん (2014-11-07 08:06:07) - 数え歳で9歳って言ったけど、それは僕のいる特異点での時間であって普段おじさんとおばさん・・・じゃなかったお兄さんとお姉さんが過ごしてる下の世界とは時間の流れが違うから僕の家での一日は向こうでは何年も経っているし、みんな死んだ後の輪廻を通してここにやってくる。 -- 名無しさん (2014-11-07 08:16:23) - 僕達もあっちに行くことはできるけど、ここで過ごした記憶はあっちで生きている時のお兄さんとお姉さんたちは僕達のことを忘れてしまっているから、思い出してもらうには次の転生まで待たなきゃいけないんだ。 -- 名無しさん (2014-11-07 08:19:52) - 今日はそんな皆が久しぶりに揃うっていう日らしい。いつもは皆は生まれた時間などがバラバラだから一緒になって来るのは滅多にない・・・今日はそんな珍しい日の出来事だった。 -- 名無しさん (2014-11-07 08:23:31) - …… 司狼「よぉ、久しぶりだなチビスケ」皮肉っぽく笑いながら僕達に会いに来たのは、お父さんの親友の司狼お兄さん 香純「久しぶり誄くん、この前より大きくなったかな?」続けてお父さんの幼馴染みの香純お姉さんも エリー「おっひさ~、パパとママはいるかな?」司狼お兄さんの相方、エリーお姉さんも来た -- 名無しさん (2014-11-27 16:25:24) - 玲愛「誄くん、その調子でお父さんに似なさい。貰ってあげるから」玲愛お姉さんがまたよくわからないことを言って挨拶してくる。貰ってくれるってこの場合どういう意味なんだろう?ルサルカ「る~い~く~ん!相変わらず可愛いv」そういっていつも僕に抱きついてくるルサルカのお婆ちゃ・・・ルサルカ「お姉ちゃんって呼ばなきゃ嫌よ」じゃなくてお姉さん。 -- 名無しさん (2014-11-29 02:18:24) - 螢「こんにちは」少し遅れて来たのは螢お姉さんと 戒「こんにちは、誄くん」ベアトリス「こんにちは、お久し振りです」戒お兄さんとベアトリスお姉さん。三人は向こうではよく一緒にいるけど、こうしてここで揃うのは珍しい。リザ「玲愛、先に行くなんて酷いわ」ヴァレリアン「こんにちは、皆さんお揃いで」微笑を浮かべてのんびりと来たのはリザさんとトリファさん。玲愛お姉さんの様子を見ると、今回の三人は親子みたいだ。 -- 名無しさん (2014-12-01 23:41:49) - 蓮「何だ、今日は随分大所帯だな」司狼「よぉ、久しぶりだな蓮」蓮「あぁ、久しぶり。……まだこっちに向かって来てる奴もいるな、何があったんだ」司狼「簡単に言うとちょっとした飛行機事故で全員ドカン」蓮「『全員』?」司狼「全員(笑)」 -- 名無しさん (2014-12-01 23:47:33) - マキナ「…………」 わ、びっくりした。いつの間にか近くにいた、大きくて寡黙なこの人はミハエルおじさん。お父さんが関わるとよく喋るけど -- 名無しさん (2014-12-02 09:04:54) - マキナ「…元気そうだな」誄「うん」僕の事もよく気にかけてくれる。今も大きな手で僕の頭をぽん、と撫でてくる。 -- 名無しさん (2014-12-02 09:07:12) - 司狼「しかし、このムッツりが子供に好かれてるのを見ると不気味なもんしか感じねえな」 マキナ「どういう意味だ?」 アンナ「要するに人攫いにしか見えないってことよ」  -- 名無しさん (2014-12-04 21:53:52) - マキナ「実際にやらかした貴様が言うな」 マキナがアンナにツッコミを入れる -- 名無しさん (2014-12-04 21:54:59) - ルサルカ「何のことかしら?」笑顔で恍ける魔女。誄「そういえば、お姉さん。この間大人の世界を教えてあげ・・・むぐぐ」笑顔のままで小悪魔は口を塞ぐ。 -- 名無しさん (2014-12-04 23:50:14) - 螢「…本当、見境無いのね」呆れ ベアトリス「向こうでも余裕で●●股かける人ですからね~。……Σげ」ヴィルヘルム「オイ、ンだよその面ァ」白アンナ「やぁ皆、久しぶり♪」 -- 名無しさん (2014-12-05 11:10:34) - 司狼「帰れチンピラ」 ベアトリス「子供に悪影響を与える人はお帰りください」 アンナ「そ〜よそ〜よ」 シュライバー「だってさ、ベイ?」 -- 名無しさん (2014-12-05 12:15:51) - ベイ「・・・なんつぅか、毎度よく飽きねェなテメェら」もう慣れたようで溜め息つく。ヴァレリアン「最早恒例ですね。…っと、漸く来ましたか」シュピーネ「おや、随分珍しい事があるものですね」イザーク「……」ヨハン「こんにちは!」遅れて来た三人。リザ「あら、イザーク。もういいの?」イザーク「えぇ、…あの方は彼女を待つらしいので」ヨハン「レア、僕達がいない間に迷惑かけなかった?」玲愛「酷いね、まるで私が問題児みたいじゃない」どうやらイザーク、ヨハン、玲愛は今世では兄妹だったようだ -- 名無しさん (2014-12-05 13:37:32) - シュライバー「シュピーネ〜今日パーティーだから買い物ヨロシクね〜ザミエルのピザポテ忘れたら焼かれるよ?」 -- 名無しさん (2014-12-05 16:17:27) - シュライバーの頭の中ではパーティーは決定事項のようだ -- 名無しさん (2014-12-05 16:22:11) - ベアトリス「この前悲惨でしたからね〜一枚くらい大目に見てくれればいいのに」 シュピーネ「あれは自業自得では?勝手にそれも一番大きいのを攫われては怒りますよ(--;)」 -- 名無しさん (2014-12-05 19:56:45) - 戒「ところで、さっきマレウスの発言からして誄くんは危ない所だったようだけど」螢「大丈夫、藤井くんがちゃんと阻止したから。ただそれ以上に・・・」マリィ「ルイに何してるの・・・」笑顔のままで息子と魔女の間に割って入る女神 ルサルカ「か、軽いスキンシップよ。別にやましいことする気は・・・」普段の彼女を知る者からすれば信じがたい程の込められた圧力の前に先ほどの余裕は何処へやらしどろもどろになる魔女。螢「あの子を激怒させたみたいで・・・」ベアトリス「ああいう母性の強い娘は母親になれば我が子・・・特に息子を溺愛するタイプなのはリザさんを見てもわかるでしょうに」ましてやその彼女をも上回る母性の持ち主である黄昏の女神の息子に手を出せばどうなることか言わずもがなである。 -- 名無しさん (2014-12-06 03:22:01) - ベイ「マレウス…そろそろお前真人間になれやぁ(--;)」 全員「おまえが言うな!」 珍しくまともな事をいうと全員からツッコミを貰った -- 名無しさん (2014-12-06 08:29:34) - ・・・とみんなこんな調子だけど、こういう人たちがいる世界だからこそお父さんもお母さんもここから世界を見守っているんだと思う。 -- 名無しさん (2014-12-06 21:55:45) - ザミエル「遅くなってすまんな」 ベアトリス「げッ鬼瓦Σ(゚д゚lll)」 遅れてやってきたザミエルに驚いて誄の後ろに隠れるベアトリス・・・ -- 名無しさん (2014-12-06 22:09:36) - エレオノーレ「…貴様は本当に変わらんな馬鹿娘」呆れ切った表情を浮かべてベアトリスお姉さんを見てるこの人はエレオノーレさん、お菓子取られたくらいで怒る人には見えないんだけどなぁ。あと… ラインハルト「久しいな、息災で何より」背が高くてお祖父ちゃん曰く『黄金率』を体現しているこの人はハイドリヒさん。そういえば、いつもはハイドリヒさんの次にエレオノーレさんが来るから、二人が揃うのは初めて見た。 -- 名無しさん (2014-12-06 23:31:49) - ルサルカ「あら、拳骨かまさないの?」ベアトリス「Σそれは断固遠慮しますからね!アイアンクローもですよ!?」エレオノーレ「ならば言葉を慎め阿呆が」溜め息をつく。 玲愛「ハイドリヒ卿ばっかりじゃなくて、自分も構って欲しいならそうと素直に言えばいいのにね」リザ「ふふ(笑)」螢「」 -- 名無しさん (2014-12-06 23:41:42) - 蓮「ここまで来るとなるとあいつが来ないわけがないよな」メルクリウス「やはり察しが良いな息子よ」 -- 名無しさん (2014-12-08 01:23:15) - ベイ「おい、とりあえず殴っていいか?」 水銀「お前如きに殴られてやる私ではないよ…誄、元気だったかね?」 -- 名無しさん (2014-12-08 10:48:01) - ベイなんぞ眼中にないと言わんばかりに一蹴して誄に微笑んで話しかける・・・なんだかんだで親ばかのようだ -- 名無しさん (2014-12-08 15:05:09) - 誄[元気だよ〜おじいちゃん] 水銀「ああ、いい響きだ…既知となってしまったが、それでもこれは心地いいものだ…そう思わんかね?息子よ?」 -- 名無しさん (2014-12-09 22:42:28) - 蓮「お前が余計な趣味さえ持っていなきゃな」相変わらず覗き見は健在しており、現在では孫にまで拡大したことで孫に時折いらぬことを吹き込もうとしたりと油断も隙もなく蓮を疲れさせていた。 -- 名無しさん (2014-12-11 04:16:56) - 水銀「私はそこまで暴走した覚えはないよ?かなり丸くなったと自負している」 自信満々に反論され蓮は頭を抱えた -- 名無しさん (2014-12-14 19:13:59) - 蓮(むしろ前より酷くなっただろう)とはいえ、マリィの出産の際に彼の助けがなければ愛しい女神と我が子は母子共に命を落としかねなかったのも事実なので強く言えずいた。 -- 名無しさん (2014-12-15 03:42:18) - そんな一家の傍ら、わいわいと下界での話で盛り上がる面々。ベアトリス「こうして話を聞いてると。結構これまでも皆出身被ったり偶然出会ったりしているみたいですね」赤アンナ「本当にね。こっちじゃ滅多に会わないし、言われてみればあ~って思い出すけど、今回は誰かに会ったかしら」リザ「今回も私とヴァレリアンは教師だったわ」エレオノーレ「ほう、奇遇だな。私も教職に就いていたぞ」ヴァレリアン「おや?ならどこかでお会いしたかもしれませんね」リザ「なら、●●学校の問題児クラスは知ってる?ある女教師が全生徒を更生させたって噂のクラスなんだけれど」エレオノーレ「無論だ。私が受け持った教室だからな」ヴァレリアン「あ、やっぱりあれお前かよ…」白アンナ「もしかして、本当にベイが真人間になったって話?」ベアトリス「…ならざるを得なかったんでしょうね」 -- 名無しさん (2014-12-29 03:53:34) - エレオノーレ「問題児と言っても『根気よく』話せば判る者達ばかりだったからな。今まで担任していた教師共が軟弱者だっただけに過ぎん」赤アンナ(相変わらず変わらないわね。何世紀経っても)ベアトリス(変わるわけがありませんよ。永劫処女の異名は伊達じゃありませんから)ヴァレリアン「…そういえば、記憶違いでしたらすみませんが。その方娘がいて、一人で育てていると聞いた事が。結婚…なさっていたのですか?」エレオノーレ「いいや、結婚はしていないが娘はいたよ。…奴が既に一人立ちをしてから来れたのは幸いか」赤アンナ&ベアトリス「「(゜Д゜)」」 -- 名無しさん (2014-12-29 03:58:31) - エレオノーレ「…先に誤解を解いておくが、養子だ」ベアトリス「あ、ですよね!わ~~ビックリした!!」赤アンナ「そうよね、あのザミエルが男遊びするわけないものね」 -- 名無しさん (2014-12-29 04:01:42) - 香純「そいや、司狼のとこの子は?」司狼「あ~…、どうだろうなぁ。ま、何とかやってくだろ。何せ俺とエリーの遺伝子を継いでんだぜ?」エリー「何気に親ばかだよね~、司狼も」 -- 名無しさん (2014-12-29 10:14:32) - 誄(日常か・・・)特異点で生まれ育った誄にとっての下界はTVの向こう側にある旅行先のような感覚だ。両親と共に下界に降りることは間々あるが、帰る場所はあくまでこの浜辺の家なのであり、長期滞在することはない。それ故、彼らの下界の話題は誄にとっては近いようで遠い世界のそれに聞こえるのである。 -- 名無しさん (2014-12-30 01:56:03) - 近いようで遠い、自分は彼らとは違う疎外感のような淋しさを少し感じていた。 -- 名無しさん (2014-12-30 21:16:14) - 水銀「さて、積る話もあるのは理解しているが…ここで延々と立ち話に興じるかね?」蓮「っと、そうだな。皆上がれよ、宴会開くんだろ?買い出しなら俺達で行ってくる」そもそもここは現世と隔絶された場所にある。侵略する気のない、人として転生を繰り返す彼等がここに来れたのは、ここの住人(神格)が招いたからに過ぎない。 -- 名無しさん (2015-01-14 14:01:57) - 誄「僕も行くよ」蓮「誄?」誄「僕も買いたいものとかあるし・・・それに今の現世も見てみたいし」心によぎった何かを振り払うかのように息子の笑顔に蓮はマリィと目を合わせると互いに頷いて「わかった」と息子に告げた。 -- 名無しさん (2015-01-26 04:04:28) - 水銀(幻想と現実の壁は子供には酷なものだな)想像力と感受性の豊かで思春期にも至っておらず俗世の穢れを知らない孫の姿を見て水銀の蛇は思う。座を握る以前の記憶をほとんど失ってしまってるに等しい自分には子供時代の記憶はない。だからこそ自分は大人なれば誰しも失ってしまう無垢な心を持つ子供に焦がれ、穢れのない女神に魅かれたのだろう。 -- 名無しさん (2015-01-31 04:36:32) - 誄は神格を両親に持ち、特異点で生まれ育ったという点が他のどの者たちとも違う。周囲には大人ばかりで同じ目線を持てる同年代以下の子供と過ごしたことはなく、神格以外の大人たちは普段は現世で過ごしている。それによる孤独感と疎外感は子供心に沁みるものがあるのだろう。 -- 名無しさん (2015-01-31 05:43:59) - 水銀(もどかしいものだな・・・)孫の心情を察することはできても心の穴を埋めてやることはできない。座についていた頃もそうだったが肝心な時に自分の力は役に立たないものだと蛇は自嘲した。 -- 名無しさん (2015-01-31 05:48:28) - 香純「・・・でね?・・・それで」司狼「ふ~ん。ま、いいんじゃね?」 -- 名無しさん (2015-02-14 22:30:37) - 玲愛「異論はないよ」螢「同じく」ひそひそと、いつの間にか円陣を組んでる面々 -- 名無しさん (2015-02-14 22:33:37) - その会話は意識して聞き耳を立てなければ聴こえないだろう。意識を思考の淵へ追いやっていた水銀も、言葉は端的にしか拾えなかった 。だが、彼にはそれで充分だろう。 -- 名無しさん (2015-02-14 22:44:44) - 曰く『誄くん』『誕生日パーティー』『皆で盛大に』・・・これだけで充分だった。 -- 名無しさん (2015-02-20 10:46:50) - 水銀(問題は何を送ってやるかだが・・・)そこが今のところ最大の悩みの種だった。今のところ誄は幼さもあって欲というものがないわけではないが曖昧なのである。それ故に彼らも何を与えてやればいいか?とそれが分からず纏まれずにいるようだった。 -- 名無しさん (2015-02-20 18:46:56) - 水銀「私は少し席を外すよ・・・何?安心したまえ、変なことはしない」 全員「一番信用ならん言葉を残して去っていこうとするな!!」 その場を離れようとする危険人物に全員一致で待ったをかけたがどこ吹く風で去っていった・・・ -- 名無しさん (2015-02-22 15:17:17) - ラインハルト「安心するといい。カールはああ見えて女子供に対しては誠実な所がある・・・特に女神と孫のことであれば無粋なことはまずすまい」黄金の窘めに一同は静まり返る。カール「その間、我々は我々のするべきことなしておくべきだ。宴の準備に必要なものは他にも沢山あろう」 -- 名無しさん (2015-02-22 21:51:15) - 水銀「まずは雪を降らせてサンタの衣装だな・・・」 黄金「前言撤回すべきかもしれんな・・・」 信頼した友の言葉に頭を抱える黄金様・・・ -- 名無しさん (2015-02-25 22:01:54) - ラインハルト「イザーク」イザーク「はい」ラインハルト「万一のことを考えてアレを見張れ。何かあったらすぐに報告しろ」イザーク「わかりました」 -- 名無しさん (2015-03-06 07:28:23) - その頃、誄は両親と食材などの買い出しを終え、とあるアンティークショップに来ていた。この店は創設者がかつて培っていた伝手からまず表では出回らない値打ちの品が揃っているのだが、誄が目を向けているのは今時・・・それも彼くらい年頃の子供が欲しがるものとは思えない刀剣類だった。 -- 名無しさん (2015-03-16 02:29:40) - 蓮(どうして刃物に興味なんかもっちまったんだか)父親とは逆に刃物には何故か興味深々の誄。外見は概ね父親似だが、内面は逆に母親似なのだろう。しかし、蓮からすれば自分が刃物嫌いなのも抜きに考えても年端もいかない我が子が凶器に惹かれる姿勢は親としてあまり歓迎できないもどかしさもあった。 -- 名無しさん (2015-03-17 01:08:16) - 一方宴会会場もとい、黄昏の家では水銀の許可により部屋の模様替えと飾付け、宴会用の料理作りをしていた。家具移動兼高い場所の飾付け担当:ラインハルト、マキナ、ヴィルヘルム、戒、エレオノーレ 飾付け担当:ベアトリス、螢、香純、玲愛、エリー キッチン担当:リザ、赤白アンナ キッチン手伝いにイザーク、ヨハン その他雑用担当:ヴァレリアン、シュピーネ、司狼 約一名サボリ気味だが、打ち合わせ無しに自然とこのような振り分けになった。 -- 名無しさん (2015-04-03 17:08:58) - ベアトリス「ベイ中尉ー、そこ歪んでますよ」ヴィルヘルム「うるせぇな。今直すとこだっつーの」 -- 名無しさん (2016-09-29 23:51:22) - ラインハルト「この装飾は……あそこに並ばせた方が見栄えが良いな」エレオノーレ「かしこまりました」 -- 名無しさん (2016-09-30 10:20:20) - さすが、なにごとにも「黄金」と称される程完成されたラインハルトによるインテリアは、意図せずとも部屋の間取りに最もふさわしい飾り付けを生み出していた。まさしく黄金比と言えるだろう -- 名無しさん (2016-09-30 10:24:41) - 螢「…誕生パーティーにしては、ゴージャス過ぎないかしら」ベアトリス「まーまー。こういうのはデッカくド派手にいこうじゃない」 -- 名無しさん (2016-09-30 12:55:09) - 香純「折角のお誕生会なんだし、思い出に残ってほしいしね」 -- 名無しさん (2016-09-30 15:22:47) - 玲愛「死んだ私達じゃ下界にプレゼントも買いに行けないしね」 -- 名無しさん (2016-09-30 22:29:37) - 螢「これで喜んでくれるといいけど」 -- 名無しさん (2016-10-01 16:08:25) - ラインハルト「ふむ、サプライズとして何か催すか。意見がある者はいるかね?」 -- 名無しさん (2016-10-02 16:44:57) - 水銀「では私から1つ提案が」 -- 名無しさん (2016-10-03 18:03:49) - ラインハルト「却下だ」メルクリウス「ちょっと言う前に判断下すのはやめないか」臆面もなく言うが、もう言及するのも億劫な皆の表情が彼のロクでもなさを表している -- 名無しさん (2016-10-03 20:30:40) - ラインハルト「仕方ない、一応聞こうか」メルクリウス「我が孫には仲の良い『友達』というものがいない、故に」ラインハルト「私達が友になれと?難しかろう」メルクリウス「いやいや、至極簡単な事。大人が子供の友になるのが難しいのなら。子供が子供の友になればいいだけの事」ヴィルヘルム「つまりあれか?俺等が餓鬼になって飯事に付き合ってやる事がプレゼントっつー事か?」メルクリウス「嫌かね?」 -- 名無しさん (2016-10-03 20:51:31) - ベアトリス「副首領にしては大人しい意見ですね」メルクリウス「私も素直に孫の生誕を祝いたいのだよ。それには君達の協力が必要不可欠だ」エレオノーレ「貴様が我々に協力を仰ぐとは。不気味だな」ラインハルト「まぁ、良いではないか。面白そうだ」 -- 名無しさん (2016-10-03 20:58:59) - 戒「う~ん」螢「兄さん、どうしたの?」戒「友達を作ってあげるというのはいいアイデアだと思うけど・・・その方法には一つ問題があるんじゃないかな?」 -- 名無しさん (2016-10-03 22:40:45) - トリファ「問題・・・ああ、なるほど!」シュピーネ「お言葉ですが、皆さんもう少し客観性というものを養ったほうがよろしいですよ」メルクリウス「どういうことかね?」 -- 名無しさん (2016-10-03 22:50:48) - トリファ「既に大人として心が成熟してしまっている我々が姿だけ子供に戻った所で彼と同じ目線で接することができないということですよ」戒「友達っていうのはお互いが対等の目線を持てることで始めて認めあって成立できるものだからね」シュピーネ「故に老成している副首領閣下や幼少の頃より飛び抜けた資質を持っていたハイドリヒ卿を始め、精神的に成熟している者たちが多い我々黒円卓では残念ながら不適格なんです」 -- 名無しさん (2016-10-03 23:00:16) - メルクリウス「何だその事か。誰も記憶を保持したままとは言っていないのだが」ラインハルト「む、何やら既知感が」 -- 名無しさん (2016-10-03 23:05:18) - ヴィルヘルム「・・・まさかとは思うがよ、餓鬼にされんのはランダム尚且つ記憶も戻されて、面倒見がいいやつはそのままとかじゃねぇだろうな」メルクリウス「ベイにしてはいい読みだ。しかし、三つ子の魂百までという諺があるように君らの性格は今とそう変わらんだろうよ。是非私の孫と仲良くしてくれたまえ」 -- 名無しさん (2016-10-03 23:10:16) - シュピーネ「しかし、全員が子供に戻るというわけにはいきません。副首領閣下は後に子供になった方々を元に戻してもらう仕事がありますし、同じ神格のハイドリヒ卿では力の影響を及ぼすことはできません。それに二人を含め何人かは保護者としてのパーティー運営と進行の役割を担ってもらわなくては・・・」 -- 名無しさん (2016-10-03 23:24:06) - メルクリウス「その通りだ。幾人かが子供に戻っている間は我々含め、料理と子供らの世話役を担当することになる女神とバビロン、力仕事担当のマキナとツァラトゥストラ、運営統括のシュピーネと聖餐杯は外せんな」ラインハルト「子供に戻るのはそれ以外の者というわけか・・・」 -- 名無しさん (2016-10-03 23:34:49) - 司狼「うまく行くのかねぇ」メルクリウス「問題ないだろう。仮にも我が孫、”規格外”の定理は他の子供と違う」司狼「それよりもよぉ、元に戻った時の誄の気持ち的な問題はどうなるってんだって話よ」メルクリウス「ほう」 -- 名無しさん (2016-10-04 01:17:46) - 司狼「気まずいんじゃあねぇのか?今まで仲良くしてたお兄さんお姉さんお婆様がいきなり子供になってて、そいで少ししたら元どおり。アイツはその後どう俺らに接すりゃいいんだよ」 -- 名無しさん (2016-10-04 01:19:49) - 玲愛「それと子供から大人に戻った時、その記憶はどうなるの?」螢「確かに場合によっては私達の方もどう接すればいいか頭を抱えることになるわ」 -- 名無しさん (2016-10-04 03:43:27) - ラインハルト「ではカールの提案は総合的に却下という事で、他に提案はあるかね?」 -- 名無しさん (2016-10-04 08:48:55) - メルクリウス「友を与えることは良い案だと思ったのだがな」司郎「それについてだけなら俺も賛成だったんだがな」香純「私達は私達・・・誄君のお兄さんやお姉さんにはなれても友達にはなれないってことかぁ・・・あの子のお父さんとお母さんは蓮とマリィちゃんだけのように」 -- 名無しさん (2016-10-04 10:43:21) - メルクリウス(かつての息子のように作り出すという方法もあるが、手間がかかりすぎる。それにソレが何らかの渇望に目覚めれば、次第によっては新たな争いの火種ともなりかねん。なので、これは最終手段とするべきか・・・) -- 名無しさん (2016-10-04 20:00:03) - エリー「いっそのことどっか別の世界に私ら全員と旅行に連れてってみるってのはどうよ?」 水銀「・・・ほう、別世界へ旅行か」 -- 名無しさん (2016-10-04 22:15:38) - エリー「うまくいけばそこで友達も見つけることができるんじゃない」メルクリウス「しかし、別の世界とはいってもほとんどは平行世界。あくまで女神の理に収まっている世界でなければ連れていくことはできないが・・・」 -- 名無しさん (2016-10-04 23:17:09) - エリー「マリィちゃんの統治世界ってどん位広いの?」 -- 名無しさん (2016-10-05 00:24:42) - 水銀「さて、もう座に干渉も出来ぬ故に規模はおおよそしか予測出来んが。女神が赦す限りであろうな」 -- 名無しさん (2016-10-05 01:12:28) - エリー「そうなるとこの話はマリィちゃんが帰ってこないことには先には進めないか」司郎「だな、蓮とも相談する必要もあるしな」 -- 名無しさん (2016-10-05 01:36:09) - リザ「そうね。今はパーティーの準備を始め私たちに出来ることに専念しましょう」トリファ「そうですね。そろそろ仕事を再開させねば3人が帰ってきてしまいますから」 -- 名無しさん (2016-10-05 01:41:45) - シュピーネ「だいたいの仕込みは話し込んでいる間に済ませておきましたので、あとは少しピッチを上げればすぐに済みましょう」香澄「おぉー、やりますね!合コンでモテそうですよ!」エレオノーレ「ほう、中々手際が良い。なにかあったのか?」シュピーネ「今世は戦争中の軍事国家の参謀をやらせいただきましたので。采配や下積みに関してはお任せを」 -- 名無しさん (2016-10-05 01:53:04) #comment
久々の新たなリレーとして投稿しました。 マリィルート後、波旬が発生せずに蓮とマリィの間に誄くんが生まれていたらということで。 この小説ではあまり暴走はせずにほのぼのと行きたいと思います。 ________ - 僕の名前は藤井 誄。数え歳で9歳になります。普段はお父さんとお母さんと一緒に夕焼けがきれいな浜辺の家に住んでいます。お爺ちゃんが建ててくれた小さな家です。でも、お母さんはまだしもお父さんは何故か僕がお爺ちゃんに関わるのをあまり良く思っていないみたいだけど・・・ -- 名無しさん (2014-11-07 07:53:16) - 僕が生まれるずっと前にお爺ちゃんは沢山悪いことをしたそうです。お父さんは今でもそれを許してはいないみたいで、仲が悪いみたい・・・僕にはいろいろ教えてくれる先生みたいな人なんだけど・・・ -- 名無しさん (2014-11-07 07:58:47) - お爺ちゃん以外にも、たまにお父さんとお母さんの友達がやってくることがあります。下で人生を全うする度にここに来てくれて僕も遊んでもらうことがあります。 -- 名無しさん (2014-11-07 08:06:07) - 数え歳で9歳って言ったけど、それは僕のいる特異点での時間であって普段おじさんとおばさん・・・じゃなかったお兄さんとお姉さんが過ごしてる下の世界とは時間の流れが違うから僕の家での一日は向こうでは何年も経っているし、みんな死んだ後の輪廻を通してここにやってくる。 -- 名無しさん (2014-11-07 08:16:23) - 僕達もあっちに行くことはできるけど、ここで過ごした記憶はあっちで生きている時のお兄さんとお姉さんたちは僕達のことを忘れてしまっているから、思い出してもらうには次の転生まで待たなきゃいけないんだ。 -- 名無しさん (2014-11-07 08:19:52) - 今日はそんな皆が久しぶりに揃うっていう日らしい。いつもは皆は生まれた時間などがバラバラだから一緒になって来るのは滅多にない・・・今日はそんな珍しい日の出来事だった。 -- 名無しさん (2014-11-07 08:23:31) - …… 司狼「よぉ、久しぶりだなチビスケ」皮肉っぽく笑いながら僕達に会いに来たのは、お父さんの親友の司狼お兄さん 香純「久しぶり誄くん、この前より大きくなったかな?」続けてお父さんの幼馴染みの香純お姉さんも エリー「おっひさ~、パパとママはいるかな?」司狼お兄さんの相方、エリーお姉さんも来た -- 名無しさん (2014-11-27 16:25:24) - 玲愛「誄くん、その調子でお父さんに似なさい。貰ってあげるから」玲愛お姉さんがまたよくわからないことを言って挨拶してくる。貰ってくれるってこの場合どういう意味なんだろう?ルサルカ「る~い~く~ん!相変わらず可愛いv」そういっていつも僕に抱きついてくるルサルカのお婆ちゃ・・・ルサルカ「お姉ちゃんって呼ばなきゃ嫌よ」じゃなくてお姉さん。 -- 名無しさん (2014-11-29 02:18:24) - 螢「こんにちは」少し遅れて来たのは螢お姉さんと 戒「こんにちは、誄くん」ベアトリス「こんにちは、お久し振りです」戒お兄さんとベアトリスお姉さん。三人は向こうではよく一緒にいるけど、こうしてここで揃うのは珍しい。リザ「玲愛、先に行くなんて酷いわ」ヴァレリアン「こんにちは、皆さんお揃いで」微笑を浮かべてのんびりと来たのはリザさんとトリファさん。玲愛お姉さんの様子を見ると、今回の三人は親子みたいだ。 -- 名無しさん (2014-12-01 23:41:49) - 蓮「何だ、今日は随分大所帯だな」司狼「よぉ、久しぶりだな蓮」蓮「あぁ、久しぶり。……まだこっちに向かって来てる奴もいるな、何があったんだ」司狼「簡単に言うとちょっとした飛行機事故で全員ドカン」蓮「『全員』?」司狼「全員(笑)」 -- 名無しさん (2014-12-01 23:47:33) - マキナ「…………」 わ、びっくりした。いつの間にか近くにいた、大きくて寡黙なこの人はミハエルおじさん。お父さんが関わるとよく喋るけど -- 名無しさん (2014-12-02 09:04:54) - マキナ「…元気そうだな」誄「うん」僕の事もよく気にかけてくれる。今も大きな手で僕の頭をぽん、と撫でてくる。 -- 名無しさん (2014-12-02 09:07:12) - 司狼「しかし、このムッツりが子供に好かれてるのを見ると不気味なもんしか感じねえな」 マキナ「どういう意味だ?」 アンナ「要するに人攫いにしか見えないってことよ」  -- 名無しさん (2014-12-04 21:53:52) - マキナ「実際にやらかした貴様が言うな」 マキナがアンナにツッコミを入れる -- 名無しさん (2014-12-04 21:54:59) - ルサルカ「何のことかしら?」笑顔で恍ける魔女。誄「そういえば、お姉さん。この間大人の世界を教えてあげ・・・むぐぐ」笑顔のままで小悪魔は口を塞ぐ。 -- 名無しさん (2014-12-04 23:50:14) - 螢「…本当、見境無いのね」呆れ ベアトリス「向こうでも余裕で●●股かける人ですからね~。……Σげ」ヴィルヘルム「オイ、ンだよその面ァ」白アンナ「やぁ皆、久しぶり♪」 -- 名無しさん (2014-12-05 11:10:34) - 司狼「帰れチンピラ」 ベアトリス「子供に悪影響を与える人はお帰りください」 アンナ「そ〜よそ〜よ」 シュライバー「だってさ、ベイ?」 -- 名無しさん (2014-12-05 12:15:51) - ベイ「・・・なんつぅか、毎度よく飽きねェなテメェら」もう慣れたようで溜め息つく。ヴァレリアン「最早恒例ですね。…っと、漸く来ましたか」シュピーネ「おや、随分珍しい事があるものですね」イザーク「……」ヨハン「こんにちは!」遅れて来た三人。リザ「あら、イザーク。もういいの?」イザーク「えぇ、…あの方は彼女を待つらしいので」ヨハン「レア、僕達がいない間に迷惑かけなかった?」玲愛「酷いね、まるで私が問題児みたいじゃない」どうやらイザーク、ヨハン、玲愛は今世では兄妹だったようだ -- 名無しさん (2014-12-05 13:37:32) - シュライバー「シュピーネ〜今日パーティーだから買い物ヨロシクね〜ザミエルのピザポテ忘れたら焼かれるよ?」 -- 名無しさん (2014-12-05 16:17:27) - シュライバーの頭の中ではパーティーは決定事項のようだ -- 名無しさん (2014-12-05 16:22:11) - ベアトリス「この前悲惨でしたからね〜一枚くらい大目に見てくれればいいのに」 シュピーネ「あれは自業自得では?勝手にそれも一番大きいのを攫われては怒りますよ(--;)」 -- 名無しさん (2014-12-05 19:56:45) - 戒「ところで、さっきマレウスの発言からして誄くんは危ない所だったようだけど」螢「大丈夫、藤井くんがちゃんと阻止したから。ただそれ以上に・・・」マリィ「ルイに何してるの・・・」笑顔のままで息子と魔女の間に割って入る女神 ルサルカ「か、軽いスキンシップよ。別にやましいことする気は・・・」普段の彼女を知る者からすれば信じがたい程の込められた圧力の前に先ほどの余裕は何処へやらしどろもどろになる魔女。螢「あの子を激怒させたみたいで・・・」ベアトリス「ああいう母性の強い娘は母親になれば我が子・・・特に息子を溺愛するタイプなのはリザさんを見てもわかるでしょうに」ましてやその彼女をも上回る母性の持ち主である黄昏の女神の息子に手を出せばどうなることか言わずもがなである。 -- 名無しさん (2014-12-06 03:22:01) - ベイ「マレウス…そろそろお前真人間になれやぁ(--;)」 全員「おまえが言うな!」 珍しくまともな事をいうと全員からツッコミを貰った -- 名無しさん (2014-12-06 08:29:34) - ・・・とみんなこんな調子だけど、こういう人たちがいる世界だからこそお父さんもお母さんもここから世界を見守っているんだと思う。 -- 名無しさん (2014-12-06 21:55:45) - ザミエル「遅くなってすまんな」 ベアトリス「げッ鬼瓦Σ(゚д゚lll)」 遅れてやってきたザミエルに驚いて誄の後ろに隠れるベアトリス・・・ -- 名無しさん (2014-12-06 22:09:36) - エレオノーレ「…貴様は本当に変わらんな馬鹿娘」呆れ切った表情を浮かべてベアトリスお姉さんを見てるこの人はエレオノーレさん、お菓子取られたくらいで怒る人には見えないんだけどなぁ。あと… ラインハルト「久しいな、息災で何より」背が高くてお祖父ちゃん曰く『黄金率』を体現しているこの人はハイドリヒさん。そういえば、いつもはハイドリヒさんの次にエレオノーレさんが来るから、二人が揃うのは初めて見た。 -- 名無しさん (2014-12-06 23:31:49) - ルサルカ「あら、拳骨かまさないの?」ベアトリス「Σそれは断固遠慮しますからね!アイアンクローもですよ!?」エレオノーレ「ならば言葉を慎め阿呆が」溜め息をつく。 玲愛「ハイドリヒ卿ばっかりじゃなくて、自分も構って欲しいならそうと素直に言えばいいのにね」リザ「ふふ(笑)」螢「」 -- 名無しさん (2014-12-06 23:41:42) - 蓮「ここまで来るとなるとあいつが来ないわけがないよな」メルクリウス「やはり察しが良いな息子よ」 -- 名無しさん (2014-12-08 01:23:15) - ベイ「おい、とりあえず殴っていいか?」 水銀「お前如きに殴られてやる私ではないよ…誄、元気だったかね?」 -- 名無しさん (2014-12-08 10:48:01) - ベイなんぞ眼中にないと言わんばかりに一蹴して誄に微笑んで話しかける・・・なんだかんだで親ばかのようだ -- 名無しさん (2014-12-08 15:05:09) - 誄[元気だよ〜おじいちゃん] 水銀「ああ、いい響きだ…既知となってしまったが、それでもこれは心地いいものだ…そう思わんかね?息子よ?」 -- 名無しさん (2014-12-09 22:42:28) - 蓮「お前が余計な趣味さえ持っていなきゃな」相変わらず覗き見は健在しており、現在では孫にまで拡大したことで孫に時折いらぬことを吹き込もうとしたりと油断も隙もなく蓮を疲れさせていた。 -- 名無しさん (2014-12-11 04:16:56) - 水銀「私はそこまで暴走した覚えはないよ?かなり丸くなったと自負している」 自信満々に反論され蓮は頭を抱えた -- 名無しさん (2014-12-14 19:13:59) - 蓮(むしろ前より酷くなっただろう)とはいえ、マリィの出産の際に彼の助けがなければ愛しい女神と我が子は母子共に命を落としかねなかったのも事実なので強く言えずいた。 -- 名無しさん (2014-12-15 03:42:18) - そんな一家の傍ら、わいわいと下界での話で盛り上がる面々。ベアトリス「こうして話を聞いてると。結構これまでも皆出身被ったり偶然出会ったりしているみたいですね」赤アンナ「本当にね。こっちじゃ滅多に会わないし、言われてみればあ~って思い出すけど、今回は誰かに会ったかしら」リザ「今回も私とヴァレリアンは教師だったわ」エレオノーレ「ほう、奇遇だな。私も教職に就いていたぞ」ヴァレリアン「おや?ならどこかでお会いしたかもしれませんね」リザ「なら、●●学校の問題児クラスは知ってる?ある女教師が全生徒を更生させたって噂のクラスなんだけれど」エレオノーレ「無論だ。私が受け持った教室だからな」ヴァレリアン「あ、やっぱりあれお前かよ…」白アンナ「もしかして、本当にベイが真人間になったって話?」ベアトリス「…ならざるを得なかったんでしょうね」 -- 名無しさん (2014-12-29 03:53:34) - エレオノーレ「問題児と言っても『根気よく』話せば判る者達ばかりだったからな。今まで担任していた教師共が軟弱者だっただけに過ぎん」赤アンナ(相変わらず変わらないわね。何世紀経っても)ベアトリス(変わるわけがありませんよ。永劫処女の異名は伊達じゃありませんから)ヴァレリアン「…そういえば、記憶違いでしたらすみませんが。その方娘がいて、一人で育てていると聞いた事が。結婚…なさっていたのですか?」エレオノーレ「いいや、結婚はしていないが娘はいたよ。…奴が既に一人立ちをしてから来れたのは幸いか」赤アンナ&ベアトリス「「(゜Д゜)」」 -- 名無しさん (2014-12-29 03:58:31) - エレオノーレ「…先に誤解を解いておくが、養子だ」ベアトリス「あ、ですよね!わ~~ビックリした!!」赤アンナ「そうよね、あのザミエルが男遊びするわけないものね」 -- 名無しさん (2014-12-29 04:01:42) - 香純「そいや、司狼のとこの子は?」司狼「あ~…、どうだろうなぁ。ま、何とかやってくだろ。何せ俺とエリーの遺伝子を継いでんだぜ?」エリー「何気に親ばかだよね~、司狼も」 -- 名無しさん (2014-12-29 10:14:32) - 誄(日常か・・・)特異点で生まれ育った誄にとっての下界はTVの向こう側にある旅行先のような感覚だ。両親と共に下界に降りることは間々あるが、帰る場所はあくまでこの浜辺の家なのであり、長期滞在することはない。それ故、彼らの下界の話題は誄にとっては近いようで遠い世界のそれに聞こえるのである。 -- 名無しさん (2014-12-30 01:56:03) - 近いようで遠い、自分は彼らとは違う疎外感のような淋しさを少し感じていた。 -- 名無しさん (2014-12-30 21:16:14) - 水銀「さて、積る話もあるのは理解しているが…ここで延々と立ち話に興じるかね?」蓮「っと、そうだな。皆上がれよ、宴会開くんだろ?買い出しなら俺達で行ってくる」そもそもここは現世と隔絶された場所にある。侵略する気のない、人として転生を繰り返す彼等がここに来れたのは、ここの住人(神格)が招いたからに過ぎない。 -- 名無しさん (2015-01-14 14:01:57) - 誄「僕も行くよ」蓮「誄?」誄「僕も買いたいものとかあるし・・・それに今の現世も見てみたいし」心によぎった何かを振り払うかのように息子の笑顔に蓮はマリィと目を合わせると互いに頷いて「わかった」と息子に告げた。 -- 名無しさん (2015-01-26 04:04:28) - 水銀(幻想と現実の壁は子供には酷なものだな)想像力と感受性の豊かで思春期にも至っておらず俗世の穢れを知らない孫の姿を見て水銀の蛇は思う。座を握る以前の記憶をほとんど失ってしまってるに等しい自分には子供時代の記憶はない。だからこそ自分は大人なれば誰しも失ってしまう無垢な心を持つ子供に焦がれ、穢れのない女神に魅かれたのだろう。 -- 名無しさん (2015-01-31 04:36:32) - 誄は神格を両親に持ち、特異点で生まれ育ったという点が他のどの者たちとも違う。周囲には大人ばかりで同じ目線を持てる同年代以下の子供と過ごしたことはなく、神格以外の大人たちは普段は現世で過ごしている。それによる孤独感と疎外感は子供心に沁みるものがあるのだろう。 -- 名無しさん (2015-01-31 05:43:59) - 水銀(もどかしいものだな・・・)孫の心情を察することはできても心の穴を埋めてやることはできない。座についていた頃もそうだったが肝心な時に自分の力は役に立たないものだと蛇は自嘲した。 -- 名無しさん (2015-01-31 05:48:28) - 香純「・・・でね?・・・それで」司狼「ふ~ん。ま、いいんじゃね?」 -- 名無しさん (2015-02-14 22:30:37) - 玲愛「異論はないよ」螢「同じく」ひそひそと、いつの間にか円陣を組んでる面々 -- 名無しさん (2015-02-14 22:33:37) - その会話は意識して聞き耳を立てなければ聴こえないだろう。意識を思考の淵へ追いやっていた水銀も、言葉は端的にしか拾えなかった 。だが、彼にはそれで充分だろう。 -- 名無しさん (2015-02-14 22:44:44) - 曰く『誄くん』『誕生日パーティー』『皆で盛大に』・・・これだけで充分だった。 -- 名無しさん (2015-02-20 10:46:50) - 水銀(問題は何を送ってやるかだが・・・)そこが今のところ最大の悩みの種だった。今のところ誄は幼さもあって欲というものがないわけではないが曖昧なのである。それ故に彼らも何を与えてやればいいか?とそれが分からず纏まれずにいるようだった。 -- 名無しさん (2015-02-20 18:46:56) - 水銀「私は少し席を外すよ・・・何?安心したまえ、変なことはしない」 全員「一番信用ならん言葉を残して去っていこうとするな!!」 その場を離れようとする危険人物に全員一致で待ったをかけたがどこ吹く風で去っていった・・・ -- 名無しさん (2015-02-22 15:17:17) - ラインハルト「安心するといい。カールはああ見えて女子供に対しては誠実な所がある・・・特に女神と孫のことであれば無粋なことはまずすまい」黄金の窘めに一同は静まり返る。カール「その間、我々は我々のするべきことなしておくべきだ。宴の準備に必要なものは他にも沢山あろう」 -- 名無しさん (2015-02-22 21:51:15) - 水銀「まずは雪を降らせてサンタの衣装だな・・・」 黄金「前言撤回すべきかもしれんな・・・」 信頼した友の言葉に頭を抱える黄金様・・・ -- 名無しさん (2015-02-25 22:01:54) - ラインハルト「イザーク」イザーク「はい」ラインハルト「万一のことを考えてアレを見張れ。何かあったらすぐに報告しろ」イザーク「わかりました」 -- 名無しさん (2015-03-06 07:28:23) - その頃、誄は両親と食材などの買い出しを終え、とあるアンティークショップに来ていた。この店は創設者がかつて培っていた伝手からまず表では出回らない値打ちの品が揃っているのだが、誄が目を向けているのは今時・・・それも彼くらい年頃の子供が欲しがるものとは思えない刀剣類だった。 -- 名無しさん (2015-03-16 02:29:40) - 蓮(どうして刃物に興味なんかもっちまったんだか)父親とは逆に刃物には何故か興味深々の誄。外見は概ね父親似だが、内面は逆に母親似なのだろう。しかし、蓮からすれば自分が刃物嫌いなのも抜きに考えても年端もいかない我が子が凶器に惹かれる姿勢は親としてあまり歓迎できないもどかしさもあった。 -- 名無しさん (2015-03-17 01:08:16) - 一方宴会会場もとい、黄昏の家では水銀の許可により部屋の模様替えと飾付け、宴会用の料理作りをしていた。家具移動兼高い場所の飾付け担当:ラインハルト、マキナ、ヴィルヘルム、戒、エレオノーレ 飾付け担当:ベアトリス、螢、香純、玲愛、エリー キッチン担当:リザ、赤白アンナ キッチン手伝いにイザーク、ヨハン その他雑用担当:ヴァレリアン、シュピーネ、司狼 約一名サボリ気味だが、打ち合わせ無しに自然とこのような振り分けになった。 -- 名無しさん (2015-04-03 17:08:58) - ベアトリス「ベイ中尉ー、そこ歪んでますよ」ヴィルヘルム「うるせぇな。今直すとこだっつーの」 -- 名無しさん (2016-09-29 23:51:22) - ラインハルト「この装飾は……あそこに並ばせた方が見栄えが良いな」エレオノーレ「かしこまりました」 -- 名無しさん (2016-09-30 10:20:20) - さすが、なにごとにも「黄金」と称される程完成されたラインハルトによるインテリアは、意図せずとも部屋の間取りに最もふさわしい飾り付けを生み出していた。まさしく黄金比と言えるだろう -- 名無しさん (2016-09-30 10:24:41) - 螢「…誕生パーティーにしては、ゴージャス過ぎないかしら」ベアトリス「まーまー。こういうのはデッカくド派手にいこうじゃない」 -- 名無しさん (2016-09-30 12:55:09) - 香純「折角のお誕生会なんだし、思い出に残ってほしいしね」 -- 名無しさん (2016-09-30 15:22:47) - 玲愛「死んだ私達じゃ下界にプレゼントも買いに行けないしね」 -- 名無しさん (2016-09-30 22:29:37) - 螢「これで喜んでくれるといいけど」 -- 名無しさん (2016-10-01 16:08:25) - ラインハルト「ふむ、サプライズとして何か催すか。意見がある者はいるかね?」 -- 名無しさん (2016-10-02 16:44:57) - 水銀「では私から1つ提案が」 -- 名無しさん (2016-10-03 18:03:49) - ラインハルト「却下だ」メルクリウス「ちょっと言う前に判断下すのはやめないか」臆面もなく言うが、もう言及するのも億劫な皆の表情が彼のロクでもなさを表している -- 名無しさん (2016-10-03 20:30:40) - ラインハルト「仕方ない、一応聞こうか」メルクリウス「我が孫には仲の良い『友達』というものがいない、故に」ラインハルト「私達が友になれと?難しかろう」メルクリウス「いやいや、至極簡単な事。大人が子供の友になるのが難しいのなら。子供が子供の友になればいいだけの事」ヴィルヘルム「つまりあれか?俺等が餓鬼になって飯事に付き合ってやる事がプレゼントっつー事か?」メルクリウス「嫌かね?」 -- 名無しさん (2016-10-03 20:51:31) - ベアトリス「副首領にしては大人しい意見ですね」メルクリウス「私も素直に孫の生誕を祝いたいのだよ。それには君達の協力が必要不可欠だ」エレオノーレ「貴様が我々に協力を仰ぐとは。不気味だな」ラインハルト「まぁ、良いではないか。面白そうだ」 -- 名無しさん (2016-10-03 20:58:59) - 戒「う~ん」螢「兄さん、どうしたの?」戒「友達を作ってあげるというのはいいアイデアだと思うけど・・・その方法には一つ問題があるんじゃないかな?」 -- 名無しさん (2016-10-03 22:40:45) - トリファ「問題・・・ああ、なるほど!」シュピーネ「お言葉ですが、皆さんもう少し客観性というものを養ったほうがよろしいですよ」メルクリウス「どういうことかね?」 -- 名無しさん (2016-10-03 22:50:48) - トリファ「既に大人として心が成熟してしまっている我々が姿だけ子供に戻った所で彼と同じ目線で接することができないということですよ」戒「友達っていうのはお互いが対等の目線を持てることで始めて認めあって成立できるものだからね」シュピーネ「故に老成している副首領閣下や幼少の頃より飛び抜けた資質を持っていたハイドリヒ卿を始め、精神的に成熟している者たちが多い我々黒円卓では残念ながら不適格なんです」 -- 名無しさん (2016-10-03 23:00:16) - メルクリウス「何だその事か。誰も記憶を保持したままとは言っていないのだが」ラインハルト「む、何やら既知感が」 -- 名無しさん (2016-10-03 23:05:18) - ヴィルヘルム「・・・まさかとは思うがよ、餓鬼にされんのはランダム尚且つ記憶も戻されて、面倒見がいいやつはそのままとかじゃねぇだろうな」メルクリウス「ベイにしてはいい読みだ。しかし、三つ子の魂百までという諺があるように君らの性格は今とそう変わらんだろうよ。是非私の孫と仲良くしてくれたまえ」 -- 名無しさん (2016-10-03 23:10:16) - シュピーネ「しかし、全員が子供に戻るというわけにはいきません。副首領閣下は後に子供になった方々を元に戻してもらう仕事がありますし、同じ神格のハイドリヒ卿では力の影響を及ぼすことはできません。それに二人を含め何人かは保護者としてのパーティー運営と進行の役割を担ってもらわなくては・・・」 -- 名無しさん (2016-10-03 23:24:06) - メルクリウス「その通りだ。幾人かが子供に戻っている間は我々含め、料理と子供らの世話役を担当することになる女神とバビロン、力仕事担当のマキナとツァラトゥストラ、運営統括のシュピーネと聖餐杯は外せんな」ラインハルト「子供に戻るのはそれ以外の者というわけか・・・」 -- 名無しさん (2016-10-03 23:34:49) - 司狼「うまく行くのかねぇ」メルクリウス「問題ないだろう。仮にも我が孫、”規格外”の定理は他の子供と違う」司狼「それよりもよぉ、元に戻った時の誄の気持ち的な問題はどうなるってんだって話よ」メルクリウス「ほう」 -- 名無しさん (2016-10-04 01:17:46) - 司狼「気まずいんじゃあねぇのか?今まで仲良くしてたお兄さんお姉さんお婆様がいきなり子供になってて、そいで少ししたら元どおり。アイツはその後どう俺らに接すりゃいいんだよ」 -- 名無しさん (2016-10-04 01:19:49) - 玲愛「それと子供から大人に戻った時、その記憶はどうなるの?」螢「確かに場合によっては私達の方もどう接すればいいか頭を抱えることになるわ」 -- 名無しさん (2016-10-04 03:43:27) - ラインハルト「ではカールの提案は総合的に却下という事で、他に提案はあるかね?」 -- 名無しさん (2016-10-04 08:48:55) - メルクリウス「友を与えることは良い案だと思ったのだがな」司郎「それについてだけなら俺も賛成だったんだがな」香純「私達は私達・・・誄君のお兄さんやお姉さんにはなれても友達にはなれないってことかぁ・・・あの子のお父さんとお母さんは蓮とマリィちゃんだけのように」 -- 名無しさん (2016-10-04 10:43:21) - メルクリウス(かつての息子のように作り出すという方法もあるが、手間がかかりすぎる。それにソレが何らかの渇望に目覚めれば、次第によっては新たな争いの火種ともなりかねん。なので、これは最終手段とするべきか・・・) -- 名無しさん (2016-10-04 20:00:03) - エリー「いっそのことどっか別の世界に私ら全員と旅行に連れてってみるってのはどうよ?」 水銀「・・・ほう、別世界へ旅行か」 -- 名無しさん (2016-10-04 22:15:38) - エリー「うまくいけばそこで友達も見つけることができるんじゃない」メルクリウス「しかし、別の世界とはいってもほとんどは平行世界。あくまで女神の理に収まっている世界でなければ連れていくことはできないが・・・」 -- 名無しさん (2016-10-04 23:17:09) - エリー「マリィちゃんの統治世界ってどん位広いの?」 -- 名無しさん (2016-10-05 00:24:42) - 水銀「さて、もう座に干渉も出来ぬ故に規模はおおよそしか予測出来んが。女神が赦す限りであろうな」 -- 名無しさん (2016-10-05 01:12:28) - エリー「そうなるとこの話はマリィちゃんが帰ってこないことには先には進めないか」司郎「だな、蓮とも相談する必要もあるしな」 -- 名無しさん (2016-10-05 01:36:09) - リザ「そうね。今はパーティーの準備を始め私たちに出来ることに専念しましょう」トリファ「そうですね。そろそろ仕事を再開させねば3人が帰ってきてしまいますから」 -- 名無しさん (2016-10-05 01:41:45) - シュピーネ「だいたいの仕込みは話し込んでいる間に済ませておきましたので、あとは少しピッチを上げればすぐに済みましょう」香澄「おぉー、やりますね!合コンでモテそうですよ!」エレオノーレ「ほう、中々手際が良い。なにかあったのか?」シュピーネ「今世は戦争中の軍事国家の参謀をやらせいただきましたので。采配や下積みに関してはお任せを」 -- 名無しさん (2016-10-05 01:53:04) - ラインハルト(こちらの準備は何の滞りなく終わるだろう・・・後は、ツァラトゥストラ達の方はどうしているかだが) -- 名無しさん (2016-10-05 02:25:55) #comment

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