Dies irae 藤井家のペット達 3話

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- … マキナ『………ん?』 レミリア『どうした?』 マキナ『いや、どこかのバカ犬が俺の噂をしていたような気がしてな…… -- 14番目の黒円卓 (2012-12-30 10:20:29) - レミリア『……犬?』 司狼の事を思い出して少し怯えるレミリア -- 名無しさん (2012-12-30 11:40:26) - マキナ『大丈夫か?』優しくレミリアの頭を撫でる。 -- 名無しさん (2012-12-30 13:04:22) - レミリア『うん。平気』 -- 名無しさん (2012-12-30 15:12:36) - マキナ『そうか』 微笑むマキナ -- 名無しさん (2012-12-30 16:19:50) - 現在二匹は藤井邸の裏庭にある林の中にいた 過去の環境の為か、広い場所にでると、レミリアが不安を訴えたためてある -- 名無しさん (2012-12-30 16:22:12) - 不幸な娘だとしみじとマキナは思った -- 名無しさん (2012-12-30 16:44:53) - だが、まだやりなおせるだけマシだとも思う。あの手の人間に捕まれば、大抵は惨殺されるのだから -- 名無しさん (2012-12-30 16:46:11) - ???『あれ? 大尉じゃないッスか』 とそこへ、二人に声をかける者が現れた。 レミリア『!?』突然声をかけられたことに驚き、レミリアはマキナの後ろに隠れた。だがマキナはその声を知っていた 。 マキナ『………バルティか?』 バルティ『こんにちはー♪』林の奥から現れたのは人懐っこそうな、マキナと同じくらいの大きさの茶色い小型犬だった。 -- 14番目の黒円卓 (2012-12-30 17:07:00) - 彼はバルティ。ロートスの家で飼われていて、マキナに憧れている小型犬である。 -- 14番目の黒円卓 (2012-12-30 17:09:16) - バルディ『おや、お邪魔でしたか』 踵を返して立ち去ろうとするバルディ どこぞの駄犬とは大違いである -- 名無しさん (2012-12-30 17:13:43) - マキナ『待てバルティ』 バルティ『ふえ?』マキナに呼び止められ、立ち止まるバルティ。 マキナ『お前がここ』いるということは、ロートスも来てるのか?』 -- 14番目の黒円卓 (2012-12-30 17:20:32) - バルディ『ええ。一緒にきましたよ』 -- 名無しさん (2012-12-30 17:29:30) - マキナ『………』 -- 名無しさん (2012-12-30 18:48:59) - レミリア『どうした?マキナ』 -- 名無しさん (2012-12-30 19:43:50) - マキナ『レミリア』 レミリア『ロートスに会ってみよう』 レミリア『!?;』 -- 14番目の黒円卓 (2012-12-30 21:40:22) - レミリア『え……なんで…それに、誰だよ、ろーとすって』 -- 名無しさん (2012-12-30 21:48:48) - バルティ『俺の飼い主さんッス』 -- 名無しさん (2012-12-30 22:44:02) - レミリア『なんでオレがソイツと逢わなきゃならないんだ』 -- 名無しさん (2012-12-30 22:45:36) - マキナ『いいかレミリア』 レミリア『?』 マキナ『俺もかつては 、今のお前のように他人を信用することもできなかった。だがその男と出会ったことで、俺は前に踏み出すきっかけを得たんだ』 -- 14番目の黒円卓 (2012-12-30 23:04:36) - レミリア「………………………………で、でも……」 -- 名無しさん (2012-12-30 23:25:55) - マキナ『俺やここの夫妻もいる、何も恐れなくていい』 -- 名無しさん (2012-12-30 23:43:34) - バルティ『大丈夫ッスよ。ロートス先輩は良い人ッスから♪』安心させるように柔らかな笑顔を見せる。 -- 14番目の黒円卓 (2012-12-31 00:01:11) - レミリア『………………………………………………………………………………わかったよ』 五分後レミリアは、ようやく、言葉を絞り出した -- 名無しさん (2012-12-31 03:55:29) - バルディ『こっちてす。大尉』バルディの案内で一同はロートスの元へ赴いた -- 名無しさん (2012-12-31 06:28:52) - レミリアの脳裏に、自分を塵と呼び、できるだけ苦しむように、決して死なないようにいたぶり続けた糞の姿が浮かんでいた 『……………………………………』レミリアにとって未だ人間とは、理不尽に自分を虐げる怪物でしかなかった -- 名無しさん (2012-12-31 07:43:52) - レミリアの歩みがだんだんと重くなる -- 名無しさん (2012-12-31 07:59:09) - (うう………………やっぱり怖い……………………でも分かったって言ったし………どうしよう…………) -- 名無しさん (2012-12-31 08:32:12) - ロートス『バルティ~、どこにいるんだ?』 -- 14番目の黒円卓 (2012-12-31 11:37:33) - レミリア『!?』 -- 名無しさん (2012-12-31 11:38:07) - マキナ『レミリア』諭すようなマキナの声 -- 名無しさん (2012-12-31 13:42:45) - レミリア『っ……………;』 -- 14番目の黒円卓 (2012-12-31 15:05:15) - マキナ『俺達を虐げて喜ぶ下衆なら、この家で賓客として遇されることは決して無い。怯えることはない』 -- 名無しさん (2012-12-31 15:14:00) - ロートス「あ、バルティ。こんなところにいたのか」 バルティ『ロートス先輩~♪』しっぽを振って駆け寄る。 -- 14番目の黒円卓 (2012-12-31 15:27:27) - マキナ『な〜〜お!』 ロートス「やあ、マキナ。司狼が気にしていたぞ」 -- 名無しさん (2012-12-31 15:31:05) - マキナ『ふか〜〜っ!!』不機嫌そうに尻尾を立てた -- 名無しさん (2012-12-31 17:47:11) - ロートス「おお(゚Д゚;)元気なやつだな…えーとレミリアだったか?恐がらんでいいぞ?」 -- 名無しさん (2012-12-31 17:56:42) - レミリア『…………』思わず身体を強張らせるレミリアだったが、 -- 名無しさん (2012-12-31 18:46:39) - ロートス「俺はロートスだ。よろしくな」 レミリア『!!』マリィと同じ、安心させるような笑みに、ふっとレミリアの緊張が和らいだ。 -- 14番目の黒円卓 (2012-12-31 18:50:11) - ぺたりと伏せられていた耳が上がる -- 名無しさん (2012-12-31 19:17:33) - ロートスは刺激しないよう、目を合わせないまま下から手をゆっくりと差し出す -- 名無しさん (2012-12-31 19:18:24) - レミリアの喉にそっと指を当てた -- 名無しさん (2012-12-31 19:40:56) - 不快に感じられ気をつけながらくすぐる -- 名無しさん (2012-12-31 19:44:53) - 強ばっていたレミリアの体から徐々に力が抜けてゆく -- 名無しさん (2012-12-31 19:55:22) - レミリア『…………』 -- 名無しさん (2012-12-31 20:23:01) - きもちよさげに目を細めるレミリア -- 名無しさん (2012-12-31 21:16:50) - マキナ『…………』そんなレミリアにホッとするマキナ。 -- 14番目の黒円卓 (2012-12-31 21:18:48) - 香純『良かった良かった』 司狼『ケッ…………』 離れた場所から見ている二匹 -- 名無しさん (2012-12-31 21:24:37) - そんな二匹の視線に気付くことなく、レミリアの背中に手を置くマキナ -- 名無しさん (2012-12-31 22:19:52) - 司狼『キターーーーーーーーーーーー(^▽^)』 -- 名無しさん (2012-12-31 22:21:53) - レミリア『マキナ……』 マキナ『だから言っただろう、大丈夫だと』 レミリア『……うん』 -- 名無しさん (2012-12-31 22:26:31) - 司狼『やれー、ムッツリー。本性表せー』 香純『チビは相手にしないんじゃなかったの…………』 司狼『オレは見ているだけだ。そして観察した結果を誰かに喋ろうが、それはオレの自由だ』 -- 名無しさん (2013-01-01 03:23:07) - 香純『あっそ………………』 -- 名無しさん (2013-01-01 04:23:44) - その時、一陣の風が吹いた。風邪は司狼達の方から、ロートスの方へと吹いていった -- 名無しさん (2013-01-01 04:25:09) - マキナ『……………………』駄犬の臭いを嗅ぎ取って眉をしかめるマキナ -- 名無しさん (2013-01-01 04:41:08) - バルティ『どうかしたッスか?』 -- 14番目の黒円卓 (2013-01-01 09:53:14) - マキナ『道化が風上にいる……』 -- 名無しさん (2013-01-01 11:07:54) - バルティ『………あの犬ッスか?』 -- 名無しさん (2013-01-01 11:43:38) - マキナ『ああ……』笑顔をになるマキナ。しかしその目は笑っていない。笑顔は欺瞞だ、駄犬を油断させる為のものだ -- 名無しさん (2013-01-01 12:17:04) - バルティ(あ、あの笑顔は!?Σ(゜ロ゜;)) あれはかつて、マキナが向かってくる野良猫20匹を返り討ちにした時の鬼神の笑みだ。 -- 14番目の黒円卓 (2013-01-01 12:47:08) - 司狼『ムッツリの野郎。やに下がってるぞ!』 笑顔の意味に気づかぬ駄犬 -- 名無しさん (2013-01-01 13:08:37) - 香純『なんか嫌な予感が………;』 -- 14番目の黒円卓 (2013-01-01 13:37:29) - それは嵐(マッキースマイル(-_☆))の前兆だ… -- 名無しさん (2013-01-01 15:31:47) - マキナ『………バルティ』 バルティ『は、はい!!;』 マキナ『レミリアを見ててくれ。お前となら打ち解けられるはずだ』 バルティ『り、了解ッス!!;』 -- 14番目の黒円卓 (2013-01-01 15:40:27) - 司狼『?どこ行った?ムッツリ』 -- 名無しさん (2013-01-01 18:22:50) - 風下を占めてじりじりと司狼にとの距離を詰めるマッキー -- 名無しさん (2013-01-01 18:30:02) - 司狼『ムッツリー!どこ行ったー!彼女か寂しがるぞー!!』 香純『いい加減にしたら』 風に乗って二匹の声が聞こえてくる -- 名無しさん (2013-01-01 20:02:23) - そこへ、 -- 名無しさん (2013-01-01 21:09:25) - BGM:エインフェリアニグレド -- 名無しさん (2013-01-01 21:11:12) - 黒いオーラを引っさげマキナが現れた…後には…《御都合の黒騎士》が見える -- 名無しさん (2013-01-01 21:14:16) - 司狼&香純『!?Σ(゜ロ゜;)』 -- 14番目の黒円卓 (2013-01-01 21:15:49) - 司狼『ケッ……。彼我の質量差が隔絶していれば、区々たる小技に意味など無いって教えてやっただろうが!!三歩歩いたら忘れ果てたか?駄猫』 -- 名無しさん (2013-01-01 21:33:02) - 香純『チビは相手にしないんじゃなかったの』 侮蔑の意をたっぷりと含んだ声を投げかける香純 -- 名無しさん (2013-01-01 21:34:46) - マキナ「(-_☆)」 マッキースマイル(-_☆)が発動した………後ろに見える《御都合の黒騎士》が変貌し《鋼鉄の虎》に姿を変え威圧感の桁が上がった -- 名無しさん (2013-01-01 21:37:45) - 司狼『!!!?Σ(゜ロ゜;)』 香純『ちょ!!; は関係なi』 ザー… 画面が砂嵐になった。 -- 14番目の黒円卓 (2013-01-01 21:41:02) - マキナ「(-_☆)笑顔と地獄を魅せてやる…」 鋼鉄の虎が笑顔になり哮る -- 名無しさん (2013-01-01 22:02:49) - … レミリア『じゃあ、お前ももとは捨て犬だっのか?』 バルティ『そうなんす』 -- 14番目の黒円卓 (2013-01-01 22:08:54) - バルティ『捨て犬ってわけじゃないんですが、産まれた家では、面倒見切れなかったようでして。里子に出されたんですよ』 -- 名無しさん (2013-01-01 22:39:20) - レミリア『そうなのか……』 -- 名無しさん (2013-01-01 22:46:31) - レミリア『恨んでいたいのか?』 -- 名無しさん (2013-01-01 22:53:59) - ↑訂正 レミリア『恨んでいないのか?』 -- 名無しさん (2013-01-01 22:55:17) - バルティ『恨むっていうより、悲しかったッスね……』 -- 14番目の黒円卓 (2013-01-01 23:02:00) - レミリア『?人間の都合で放り出されたのにか?』 -- 名無しさん (2013-01-01 23:04:18) - バルティ『俺の場合、他人を憎むっていうことができないんすよ』 -- 14番目の黒円卓 (2013-01-01 23:06:40) - レミリア『勝手な都合で放り出されたり、踏みつけにされたりするんだぞ。俺達が何もできないのを良いことに。やり返したいとは思わないのか?』 -- 名無しさん (2013-01-01 23:16:04) - バルティ『ん~…状況にもよりますけど、多分俺は恨んだりはしないと思うッス -- 14番目の黒円卓 (2013-01-01 23:24:36) - レミリア『…………………………なんでだよ』 -- 名無しさん (2013-01-01 23:29:07) - バルティ『生まれつきって言うんすかねえ……俺にはそういった考えは本当にないんすよ。……まあ、単に俺がバカだからかもしれないッスけどね』苦笑する。 レミリア『…………そうか』 バルティ『でも、ロートス先輩や大尉に出会っていなければ、さすがに俺も人間を恨んでいたかもしれないッスね』 -- 14番目の黒円卓 (2013-01-01 23:35:31) - 『……………………』 レミリアは考え込んだ。アレに対する恐怖や憎しみは消えることはないだろう。だが、藤井夫婦やロートスには恐怖も憎悪もない。 (人間全部が同じというわけじゃないんだ) -- 名無しさん (2013-01-02 08:45:37) - バルティ『ロートス先輩はいい人ですよ。もちろん蓮さんやマリィさんも♪』 -- 名無しさん (2013-01-02 11:23:42) - レミリア『だけど……人間は…』 -- 名無しさん (2013-01-02 11:51:12) - バルティ「そうッスね……そんなやつもいるッス」 -- 14番目の黒円卓 (2013-01-02 13:43:00) - バルティ『でも』 レミリア『?』 バルティ『多分貴女も、これからいろんな人間に出会っていくと思うッス。いい人にも、悪い人にも』 レミリア『………』 バルティ『そういった、いろんな人間を見ていけば、貴女も人間のことがわかってくると思うッス』 レミリア『………そうかな』 バルティ『そうッスよ♪』屈託のないバルティの笑顔に、マリィの笑顔が重なった。 -- 14番目の黒円卓 (2013-01-02 13:48:14) - マキナ(頃合いか…………) 物陰で様子をうかがっていたマキナはそろそろ出て行っても良い頃だろうと思った -- 名無しさん (2013-01-02 16:21:46) - 粉々に潰され幕を引かれた駄犬が二匹…一匹は確実とばっちりなのはいつものこと…である -- 名無しさん (2013-01-02 16:52:37) - マキナ『………待たせたな』 -- 14番目の黒円卓 (2013-01-02 18:26:58) - レミリア『どこに行っていたんだ?』 マキナ『……トイレだ』 -- 名無しさん (2013-01-02 18:54:37) - ロートス「おーい、マキナ。こっち来ーい」 -- 名無しさん (2013-01-03 06:01:40) - マキナ『な〜〜お』 -- 名無しさん (2013-01-03 11:18:25) - ロートスとマキナは、いつものボール遊びを始めた。ロートスがボールを投げ、地面に落とさずにマキナがキャッチする -- 名無しさん (2013-01-03 11:21:05) - レミリア『………………ッ』 レミリアの脳裏に、過去の記憶が甦る 『ウアアアアアッッ!!!!』 右の前足と後ろ足を紐で括られて、満足に動けないレミリアに、糞は実に楽しそうに癇癪玉を投げつけた。 わき腹に直撃して動きが鈍ったところへ、今度は爆竹が飛んでくる。 『グギャアアアアアアアアア!!!!!!!!』 ……………………その後も散々火薬の類を投げつけられ、動けなくなるまで痛んだ身体を塩水を満たしたバケツに投げ込まれたのだった……………………。 -- 名無しさん (2013-01-03 11:35:00) - レミリア『うう……うああ………………』 頭を振って苦痛そのものの記憶を振り払おうとする -- 名無しさん (2013-01-03 11:36:29) - しかし、次から次へと、おぞましい記憶は甦る -- 名無しさん (2013-01-03 12:06:20) - バルティ『姐さん』 レミリア『!!』 そこへ待ったをかけるようにバルティが声をかける。 バルティ『辛かったんすね……』 レミリア『でも、それは仕方がないことなんすよね。心の傷っていうのは、そう簡単には治らないものッスから……』 レミリア『………』 バルティ『きっと、今は人間に触れることすら貴女は辛いッスよね?』 レミリア『………うん』 バルティ『なら、今すぐ慣れようとするのはかえってキツイと思うッス。だから……』すっと右の前足を差し出す。 レミリア『……?』 レミリア『まずはいろんな動物と仲良くなるッス』にこりと笑った。 -- 14番目の黒円卓 (2013-01-03 13:42:45) - レミリア『他にも動物がいるのか?』 -- 名無しさん (2013-01-03 14:35:55) - バルティ『いるって言うか。この家の皆さんですよ』 -- 名無しさん (2013-01-03 18:17:22) - レミリア『あ………』すっかり忘れていた -- 名無しさん (2013-01-03 21:20:22) - バルティ『まずは戒さんのとこに行きましょう。一番人当たりがよいですし』 -- 名無しさん (2013-01-03 22:00:23) - そのころ戒兄さんは鈴のかわいがりを受けている最中だった -- 名無しさん (2013-01-03 22:02:42) - そうとは知らず戒のところへ向かう二匹 -- 名無しさん (2013-01-03 22:22:19) - 戒『た、助けて………(T-T)』 -- 14番目の黒円卓 (2013-01-03 22:27:49) - ベア「ヌキヌキポーーーーン(゚Д゚;)」 鬼気迫る顔で戒にアタックをかけるベアトリス -- 名無しさん (2013-01-03 22:31:25) - ザミエル「我はこの荘厳なるヴァルハラを燃やし尽くす者となる」 -- 14番目の黒円卓 (2013-01-03 22:37:11) - ベア『たわばっっ!!』 -- 名無しさん (2013-01-03 22:41:03) - いつものシバきが始まった -- 名無しさん (2013-01-03 22:41:31) - 鈴『まったく…牝に挑まれて背を向けるなヘタレ』 戒『す、すいません』 -- 名無しさん (2013-01-03 22:43:17) - 鈴『よし、私はちょっと見回りに行く』 戒(助かった;) -- 14番目の黒円卓 (2013-01-03 22:49:21) - 鈴(バルディ、上手いことやれよ) バルディ(了解ッス) 鈴《ザミエル先生、馬鹿娘、いくぞ》 ザミエル《命令するな》  -- 名無しさん (2013-01-03 22:56:30) - ベア《馬鹿な(゚Д゚;)鈴が気遣いを覚えた(゚Д゚;)!!!???」 -- 名無しさん (2013-01-03 22:57:22) - バルティ『お邪魔しま~す』 戒『あ、バルティ君いらっしゃい』 -- 14番目の黒円卓 (2013-01-03 22:59:28) - ベアに盛られ、鈴に玩具にされ、ザミエルと武蔵にど突き回されて説教される日々を送っていても柔和さを失わない戒兄さんだった -- 名無しさん (2013-01-04 04:35:58) - バルティ『大丈夫ですか?』 戒『なんとかね………;』 -- 14番目の黒円卓 (2013-01-04 14:33:47) - おどおどとレミリアが近づいてきた -- 名無しさん (2013-01-04 17:33:51) - 戒『やあ』 -- 名無しさん (2013-01-04 19:33:32) - レミリア『…………』マキナと同じ黒い艶やかな毛並みの猫である戒はレミリアに心持ち安心感を与えた -- 名無しさん (2013-01-04 19:36:25) - レミリア『こ…こん、にちは』 -- 名無しさん (2013-01-04 19:40:11) - 戒『ここには慣れた?』 -- 名無しさん (2013-01-04 19:54:04) - レミリア『ま…まだ』 -- 名無しさん (2013-01-04 21:43:26) - 戒「ははは、ここは個性的なのが多いからね…少しずつ馴れていけばいいよ…」 -- 名無しさん (2013-01-04 22:16:31) - やんわり笑ってそう答えてやる… -- 名無しさん (2013-01-04 22:19:35) - レミリア『うん……』 -- 名無しさん (2013-01-04 22:33:53) - ベアトリス『(☆-☆)』 -- 名無しさん (2013-01-04 22:43:41) - 戒「(゚Д゚;)!!!???」 -- 名無しさん (2013-01-04 22:45:25) - 鈴「バカたれ、空気読め(^_^)」 ベア「ヒイイイ(゚Д゚;)!!!???」 -- 名無しさん (2013-01-04 22:46:55) - ものすごい勢いで引きずられていった… -- 名無しさん (2013-01-04 22:47:36) - ザミエル『良い加減学べ』 鈴が喉を加えて圧迫し、声が出せなくなったところへザミエルがストンピングの嵐を見舞う -- 名無しさん (2013-01-04 22:50:51) - バルディ「あれが…いじられ役の嵯峨っす(^_^;)」 レミリア「(゚Д゚;)」 -- 名無しさん (2013-01-04 23:00:02) - 戒『イツモノコトダカラキニシナクテイイヨ』 遠い目で取りなす苦労猫 -- 名無しさん (2013-01-04 23:21:18) - ザミエルと鈴はレミリアに見えないところへベアトリスを連行して行った -- 名無しさん (2013-01-04 23:23:40) - ベアトリス『た〜す〜け〜〜て〜〜』 -- 名無しさん (2013-01-05 06:17:02) - 戒『ま…まあ……良い子にしていれば、なにもされないよ。うん』 -- 名無しさん (2013-01-05 22:25:08) - 戒兄さんに、バルティが、痛ましそうな視線を向けていた -- 名無しさん (2013-01-05 22:28:32) - レミリア『………?』その時、レミリアが戒の足元にあるもわを見た。 レミリア『………これは?』 戒『ああこれ? これは『猫じゃらし』っていうんだよ』 -- 14番目の黒円卓 (2013-01-05 22:57:51) - 『………………』 見つめているうちに、触りたいという欲求が、胸中にむくむくと湧き上がった -- 名無しさん (2013-01-06 04:29:19) - びょい〜ん。びょい〜ん。 触れた際の反応にレミリアは夢中になった -- 名無しさん (2013-01-06 05:48:46) - バルティ『気に入ったみたいッスね』 戒『そうだね』 -- 名無しさん (2013-01-06 11:39:12) - レミリア『こんなにおもしろい物は初めてだ!』 戒『庭のそこら中にあるから好きにとれば良いよ』 -- 名無しさん (2013-01-06 12:50:45) - レミリア「わあ……!」キラキラした目で遊ぶ。 -- 14番目の黒円卓 (2013-01-06 15:17:38) - 戒は猫じゃらしも知る事がなかったレミリアの境遇を思って胸が痛んだ -- 名無しさん (2013-01-06 22:35:54) - 戒『何か他に喜ぶ物はないかな?』 バルティ『難しいっすね。御主人とマキナさんが、ボール遊びしているのを見て顔色変わってましたし』 -- 名無しさん (2013-01-07 19:15:47) - 戒『……可哀想に』 -- 名無しさん (2013-01-07 22:45:03) - レミリア『あ〜面白かった!』バルティ『それじゃあ、俺たちはそろそろ失礼しますよ』 戒『他の皆とも仲良くね』 レミリアが満足したので二匹は他の動物達に会いに行った -- 名無しさん (2013-01-08 04:38:49) - レミリア『次は誰に会いに行くんだ?』 バルティ『そうっすねえ』 -- 名無しさん (2013-01-08 12:44:39) - バルティ(後は癖の有る方ばっかりの気が…………) -- 名無しさん (2013-01-08 14:07:18) - ケイ『何をしてるの?』 バルティ『あ、ケイさん』 -- 14番目の黒円卓 (2013-01-08 14:30:47) - バルティ『ナイスタイミングっス!!』 ケイ『!?』 -- 名無しさん (2013-01-08 17:05:54) - ケイ『…………成程』 バルティ『いきなり濃いメンツに引き合わせても、キツイッスからね』 -- 名無しさん (2013-01-08 18:10:09) - ケイ『どういうこと?』 -- 名無しさん (2013-01-08 19:10:10) - … ケイ『なるほど、まずはこの家の動物達に慣れさせるわけね』 -- 14番目の黒円卓 (2013-01-08 19:11:40) - バルティ『そうっス!!この家の皆さんは、多少アレな所があっても、身内には優しいですからね』 -- 名無しさん (2013-01-08 20:09:19) - レミリア『……こ、こんにちは』 -- 名無しさん (2013-01-08 20:31:09) - ケイ『こんにちは』 -- 名無しさん (2013-01-08 20:32:26) - ケイ『私はケイよ。よろしくね、レミリア』 -- 名無しさん (2013-01-08 23:02:10) - レミリア『う…うん』 -- 名無しさん (2013-01-08 23:13:09) - ケイ『…………』 レミリア『…………』 バルティ(……ああ、ルサルカさんでもいれば) 元々社交的ではないケイとの会話は一瞬で途切れた -- 名無しさん (2013-01-09 04:46:57) - シュライバー「あれ、バルディじゃん?どったの?」 シュライバーが通りかかった・・・ -- 名無しさん (2013-01-09 14:34:44) - バルティ『あっ、シュライバーさん。実はですねえ、かくかくしかじか………………』 -- 名無しさん (2013-01-09 16:18:06) - シュライバー「ふ~ん、シローは相変わらずだね・・・しかし、あの子がようやく歩き出したのか、いいじゃん、前を向くのはいいことだよ」 事情を聞いてシュライバーは愉快にそう答える -- 名無しさん (2013-01-09 17:09:59) - レミリア『………………ここ、こんに、ちわ……』 シャライバーの大きさにビビり気味のレミリア -- 名無しさん (2013-01-09 20:05:08) - シュライバー「そんなに怯えないでいいよ~この家で怖いのはベイとザミエルと鈴だけだから」 笑って答える・・・確かに間違っちゃいない・・・けどこいつはハイドリヒやマキナを除けば一番の際物なのだ・・・ -- 名無しさん (2013-01-09 20:11:28) - バルティ『………………』 シュライバー『ん〜〜なにか言いたそうだね。バルティ君』 -- 名無しさん (2013-01-09 21:44:48) - バルティ『な……なんで、もないっス』 -- 名無しさん (2013-01-09 22:18:57) - シュライバー『それなら良いけど……それよりもさあ、みんなで遊ばない?』 -- 名無しさん (2013-01-10 05:07:54) - ケイ『何をして遊ぶ?』 バルティ『姐さんはなにかしたい遊びはあるっスか?』 -- 名無しさん (2013-01-10 19:56:58) - レミリア『え………………』 そもそも遊びなどというものはロクにしたことがない。アレに捕まる以前の記憶を思い出してみる -- 名無しさん (2013-01-10 20:48:56) - 真っ先に浮かんだのは、足を全て折られて動けなくなった母親と、母親の頭に、捕らえた妹を執拗に振り下ろしている糞の姿だった -- 名無しさん (2013-01-10 20:51:18) - 執拗な頭への殴打で、優しかった母が絶命したとき。仲の良かった妹は、原形を留めていなかった -- 名無しさん (2013-01-10 20:54:20) - レミリアの耳に、惨劇の間中。母と妹の悲鳴を圧して響いていた糞の下劣な笑い声が聞こえてくる。無論、空耳であるが -- 名無しさん (2013-01-10 21:03:12) - 俯いて泣き出すレミリア -- 名無しさん (2013-01-10 21:25:12) - ケイ&シュライバー&バルティ『!?』 -- 名無しさん (2013-01-10 22:39:20) - レミリア『ふえ……うえ……』 -- 名無しさん (2013-01-10 23:18:52) - レミリア『お母さん…………フラン……』 -- 名無しさん (2013-01-11 06:44:12) - シュライバー『あ〜〜あ。ダメじゃないかバルティ』 即座にバルティを責めるシュライバー。 回避能力の高さを発揮していた -- 名無しさん (2013-01-11 07:07:47) - ケイ『……バルティの糾弾は後でゆっくりやるとして、まずはレミリアを宥めないと』 -- 名無しさん (2013-01-11 07:33:32) - バルティ『あわわわわ(゜ロ゜;)』 -- 名無しさん (2013-01-11 09:51:53) - とそこへ、 -- 名無しさん (2013-01-11 13:43:40) - 香純『う~……ひどい目にあった;』 -- 名無しさん (2013-01-11 13:44:18) - バルティ『姐さ〜ん。助けてくださいっス〜〜』 -- 名無しさん (2013-01-11 16:49:05) - 香純『へ!?な、なに!?』 シュライバー『バルティがレミリアを泣かせちゃってさぁ〜〜』 ケイ『どうやって宥めようか考えていたの』 -- 名無しさん (2013-01-11 20:36:43) - バルティ『ごめんなさいッス、どんな罰でも受けるッスからどうか煮るなり焼くなり好きにしてください!!(TロT)』 シュライバー『自分を責めるのはあとにしなよ』 ケイ『そうね、まずは彼女を宥めないと……』 香純『そっか……』 -- 14番目の黒円卓 (2013-01-11 20:46:31) - 香純『う〜ん』 レミリアの前で半回転して尻尾を向けると、目の前でパタパタ振ってみた -- 名無しさん (2013-01-11 20:56:51) - レミリア『……ふえ』 泣きじゃくりながらも気を惹かれた -- 名無しさん (2013-01-11 20:59:02) - 香純『お?』 -- 名無しさん (2013-01-11 21:28:21) - レミリア『…ヒック……うう………うええ……』 泣きながらも右の前肢を伸ばす -- 名無しさん (2013-01-11 22:09:33) - 涙と洟を香純の尻尾で拭うレミリア -- 名無しさん (2013-01-12 05:46:26) - 香純『よしよし………』 -- 名無しさん (2013-01-12 17:23:50) - レミリア『うええ……うええ……』 ケイ『この鳴き声は』 シュライバー『何かわかったの?』 ケイ『母親を呼んでいる声ね……』 -- 名無しさん (2013-01-12 18:22:56) - 香純『…………』 母犬が子犬にやるように、身体を丸めて、泣きじゃくるレミリアを包み込んだ -- 名無しさん (2013-01-12 19:52:24) - レミリア『お母さん……お母さん…………』 -- 名無しさん (2013-01-12 20:32:02) - レミリアは暫くの間泣いていたが、香純の温かさに安らいだのか、落ち着きを取り戻した -- 名無しさん (2013-01-12 21:19:30) - シュライバー「よかった、よかった(^_^)v」 うんうんと頷くシュライバー -- 名無しさん (2013-01-12 23:56:31) - バルティ『すいませんッス!!』 レミリア『気にしなくていい……』 -- 名無しさん (2013-01-13 03:32:06) - 香純『一体バルティに何を言われたの』 レミリア『え……いや』 シュライバー『ほら、落ち着いて』 ベトベトになった香純の尻尾の代わりに自分の尻尾わレミリアの前でパタパタ振る -- 名無しさん (2013-01-13 03:36:52) - レミリア『ふにゃ!にゃ!』 尻尾の動きに釣られるレミリア -- 名無しさん (2013-01-13 09:21:45) - シュライバー『無理強いはしないよ〜〜』 -- 名無しさん (2013-01-13 20:06:54) - しかし楽しそうだ… -- 名無しさん (2013-01-14 00:38:13) - 興が乗ってきて尻尾の動きを複雑に、動きを速くしていく -- 名無しさん (2013-01-14 03:35:08) - レミリア『ふにゃあ〜〜!!』 どっちが遊んでいるのかと問われれば誰もがシュライバーと答えるだろう -- 名無しさん (2013-01-14 06:48:30) - 香純『……それで、一体何があったのさ?』 バルティ『え……いや、シュライバーさんがみんなで遊ぼうと言われまして、レミリアさんに、どんな遊びをしたいかと聞いただけなんですが』 -- 名無しさん (2013-01-14 07:27:23) - ケイ『それで昔のことを思い出したのね……』 バルティ『ご家族はどうなさってるんでしょうね』 シュライバー『訊いてみる?』 -- 名無しさん (2013-01-14 10:01:11) - バルティ『止めておきます』 -- 名無しさん (2013-01-14 22:58:02) - 『うにゃ〜〜!!(^o^)』 散々翻弄されたシュライバーの尻尾をようやく捕まえたレミリアが勝利の雄叫びを発した -- 名無しさん (2013-01-15 04:01:06) - 別の場所 -- 名無しさん (2013-01-15 05:03:56) - ????「キュ〜〜〜〜」 クリストフ『しっかりしなさい。テレジア』 マキナ『……?』 ロートス(決着が着いたか) -- 名無しさん (2013-01-15 05:07:32) - ぐったりしたテレジアさんを背中に乗せて運搬するクリストフ(ロバ) -- 名無しさん (2013-01-15 05:08:22) - テレジア「……ふ、次はないわよ。天然金髪巨乳女……………ガク」 -- 名無しさん (2013-01-15 11:54:28) - クリストフ(ロバ)『テレジアァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!????』 -- 案山子さん (2013-01-15 18:02:57) - マキナ『落ち着け、気絶しただけだ』 なにやら事情を知っていそうなロートスを見上げて、説明を促すように小さく鳴いた -- 名無しさん (2013-01-15 18:55:15) - マリィ「ツヤツヤ♪」微笑むマリィ。 -- 案山子さん (2013-01-15 19:01:26) - リビングで微笑む勝者 -- 名無しさん (2013-01-15 19:56:55) - ロートス「マキナ……人間の間には、知らない方が良いこともあるんだ…………」 庭で歎息するロートス -- 名無しさん (2013-01-15 19:58:55) - その頃、蓮は…………息絶えていた。 -- 案山子さん (2013-01-15 20:10:49) - 至高天に旅立ったか無間に落ちたかは誰も知らない -- 名無しさん (2013-01-15 20:23:30) - マキナ『うなあ?』 不審そうに瞳をのぞき込んでくる猫からロートスは目を逸らした -- 名無しさん (2013-01-15 20:57:27) - ロートス「あ、バルティ。バルティは何処行った?」 我ながらわざとらしいと思った -- 名無しさん (2013-01-15 20:58:30) - とそこへ、 -- 名無しさん (2013-01-15 21:00:51) - ??「はあ……やっぱりここにいたのね。テレジア」 -- 名無しさん (2013-01-15 21:05:50) - ロートス「やあ、リザ」 -- 名無しさん (2013-01-16 03:53:08) - リザ「こんにちは」 -- 名無しさん (2013-01-16 17:22:42) - ロートス「何で此処に?」 -- 名無しさん (2013-01-17 06:25:23) - リザ「またテレジアがいなくなって」 ロートス「ああ……」 -- 名無しさん (2013-01-19 09:38:28) - リザ「一体何があったの……何となく予測は出来るけれど」 -- 名無しさん (2013-01-19 10:32:42) - ロートス「いや、俺にもさっぱり」 女の戦場に散ったとは到底言えない -- 名無しさん (2013-01-19 17:18:33) - リザ「全く……起きなさい。テレジア」 鼻を摘んで頬をべしべし叩いた -- 名無しさん (2013-01-19 17:23:22) - テレジア「ぬおお……」 -- 名無しさん (2013-01-19 18:05:09) - リザ「帰るわよ〜〜」 テレジア「許さん。認めん。天然金髪巨乳は滅尽滅相」 -- 名無しさん (2013-01-19 18:11:13) - 「門の所まで運んでね、クリストフ」 電波を締め落としてリザは去っていった -- 名無しさん (2013-01-19 18:12:33) - ロートス「バルティを探しに行こうか」 マキナ「な〜〜お」 -- 名無しさん (2013-01-19 18:15:11) - その頃 -- 名無しさん (2013-01-19 18:15:39) - レミリア「すうすう…………」 結構歩き回って、散々緊張して、大泣きした後、思い切り遊んだレミリアは、香純に抱かれて眠っていた -- 名無しさん (2013-01-19 18:19:18) - シュライバーとケイはほかの場所へ行き、バルティと香純も眠りこけている -- 名無しさん (2013-01-19 19:48:14) - バルティを探しにきたロートスと、レミリアを探しにきたマキナは、起こすのが忍びなく、三匹が目を覚ます夕方まで時間を潰すことになった -- 名無しさん (2013-01-19 19:57:14) - 途中で復活した司狼とルサルカがマキナと大乱闘をした -- 名無しさん (2013-01-19 19:58:27) - その夜 -- 名無しさん (2013-01-19 19:58:50) - レミリアはおっかなひっくり物陰を移動していた -- 名無しさん (2013-01-19 20:01:16) - 猫は本来夜行性の動物である。昼間たっぷりと眠ったレミリアが、眠れるわけがなかった -- 名無しさん (2013-01-19 20:03:37) - マキナはロートスと遊んだのと駄犬との戦いで疲れていて、揺すっても起きなかったのでレミリア単独での夜間外出である -- 名無しさん (2013-01-19 20:05:47) - (…………大丈夫、ミンナ俺を虐めたりしないし…人間は夜にこんなところに来ない) -- 名無しさん (2013-01-19 20:08:51) - 今レミリアがいるのは裏庭の林の中、藤井邸に慣れていない臆病なレミリアは、自然と身を隠せる遮蔽物が多い場所へ来ていた -- 名無しさん (2013-01-19 20:11:40) - 「いつまでもマキナを心配させるわけにはイカナイ。一人で外に出れるんだ。オレは」 昼間の挨拶周りで、この家の動物達が自分に危害を加えないと理解したからこそ、積極性を発揮したレミリアだった。尤も感情面ではまだ怖ろしいが -- 名無しさん (2013-01-19 20:16:12) - 『マキナの知り合いか?テメエ』 レミリア「…………ビクッ」 -- 名無しさん (2013-01-19 20:18:55) - 声のした方に顔を向けると、野犬が三十匹ほど群を為していた。彼等は『ティルレ・ワンガー』 林と繋がる裏山を縄張りとする野犬集団であり、以前バルティを襲ったところをマキナに痛い目見せられたのだった。尤も撤退に追い込んだのは、鈴とシュライバーだったが -- 名無しさん (2013-01-19 20:28:53) - ???『さっさと答えろや、クソチビ』 レミリア『ヒッ…………』 舎弟1『こんな小綺麗な猫がこんなところにいるなんて、この家の飼い猫に決まってますぜアニキ』 舎弟2『野良なら薄汚れてますからね』 アニキ『よ〜し!コイツを押さえろ、マキナの野郎、どう締めてやるか考えてたが、丁度良い』 -- 名無しさん (2013-01-19 20:35:21) - 擬人化すればモヒカンに肩パッド。バイクに乗ったCV千葉繁or谷山紀章or高木渉な連中が、レミリアに襲いかかった 『ヒャッハー!!!!!!!!』 -- 名無しさん (2013-01-19 20:37:49) - 元マッキーハウス。現レミリアハウス -- 名無しさん (2013-01-19 20:48:26) - マキナ『…………?』レミリアが開け放したままの扉から吹き込む風でマッキーは目を醒ました。 マキナ『…………!?』即座にレミリアの不在を悟った (何もあるまい……) そう思って眠ろうとしたが………… -- 名無しさん (2013-01-19 20:53:04) - 三十分後。(心配症だな…オレも) 結局レミリアを探しに行くことにした自分の心情に苦笑する -- 名無しさん (2013-01-19 20:54:58) - その頃 -- 名無しさん (2013-01-19 21:01:26) - レミリア『はあ……はあ……はあ……』全速力で犬達から逃げていた -- 名無しさん (2013-01-19 21:14:23) - 例えるのなら種籾勢。モヒカンもとい、犬に追いつかれたら死ぬ -- 名無しさん (2013-01-19 21:27:18) - 裏山に野犬の群がいるのに藤井邸の住人が安穏と暮らしている理由? 拳王様(ハイドリヒ)のお住まいにカチ込み掛けるモヒカンなど存在しねえ!!!! -- 名無しさん (2013-01-19 21:32:22) - 弱きを踏みにじり強気にへつらうモヒカニズム。 相手は臆病な子猫でしかない。野犬達はこのとき地球一の勇者だった -- 名無しさん (2013-01-19 21:34:46) - レミリア『はあ……は…あ……はあ』 背中や脇腹や後ろ足や尻尾に付けられた傷から鮮血が流れる。今は絶大な恐怖を抱いているため痛みを感じないが、後で苦痛に苛まれるだろう -- 名無しさん (2013-01-19 21:43:53) - 家の方へと逃げれば百獣の王の気がモヒ…もとい、野良犬達を寄せ付けないのだが、地理になれていないレミリアは、夜の森の中を闇雲に駆け回り、家から段々離れていった -- 名無しさん (2013-01-19 21:48:01) - 物陰に隠れてやり過ごそうにも、流れる血の臭いで、簡単に見つかってしまい。レミリアは、ただ走るしかなかった -- 名無しさん (2013-01-19 21:49:57) - レミリアのにおいと足跡を辿ると、物陰を移動しているために、足取りが安定しているようには思えなかっが、方向自体は常に一つの向きを向いていた -- 名無しさん (2013-01-19 22:00:02) - マキナ(裏の林へ行ったのか) まさかレミリアが単独行動するとは思わなかったので、ティルレ・ワンガーの事を教えていなかったことをマキナは後悔した。連中は野犬である。野良と違い、完全に野生を取り戻した犬達だ。レミリアでは抗うことはおろか、逃げ延びることも出来ないだろう -- 名無しさん (2013-01-19 22:00:20) - マキナは猛然と地を蹴った(思い過ごしであれば良いが) -- 名無しさん (2013-01-19 22:08:52) - 林の奥………… レミリア『ぐあああああああっ!!!!!!!!』 アニキ『殺すなよ…けどよ……暴れたり逃げたり出来なくなる程度には痛めつけとけ』 捕まったレミリアは犬達にリンチされていた -- 名無しさん (2013-01-19 22:16:11) - とりあえずマキナを殺すまでは生きてれば良い。その後は生きていても死んでいてもどうでも良い -- 名無しさん (2013-01-19 22:22:51) - 鈴やシュライバーには復讐しないのかって?南斗六聖拳に襲いかかるモヒカンなんて、女装した水鳥拳伝承者に釣られたアフォしかおらん!!!!!! -- 名無しさん (2013-01-19 22:30:16) - 犬達にしてみれば一番与し易そうなマキナを狙うのは当然のことだった。 マッキーが世紀末救世主に該当するとも知らないで…………合掌 -- 名無しさん (2013-01-19 22:33:33) - 兄貴はレミリアの傍に近づいた。耳を伏せ尻尾を丸めて、うずくまる防御姿勢のまま、動かないレミリアの首根っこをくわえると、思い切り振り回し、放り投げた -- 名無しさん (2013-01-20 05:23:30) - 放物線を描いて飛んだレミリアは、受け身を取ることも出来ず地面に叩きつけられた。 アニキ『この位痛めつけとけば何も出来ねえだろう。後はマキナをブチ殺すだけだ』 舎弟3『……アニキィ』 アニキ『何だ?』 舎弟3『マキナの野郎は何処に……』 アニキ『………………』 考えていなかった -- 名無しさん (2013-01-20 05:27:04) - 林の中 -- 名無しさん (2013-01-20 05:35:14) - マキナ『………………』 無数の犬の足跡と、犬のそれに紛れて気づきにくいが、子猫の足跡を見つけた 『レミリアッッ』 -- 名無しさん (2013-01-20 05:37:33) - ティルレ・ワンガーは困り果てていた。後はマキナを呼んでくるだけなのに、誰が呼んでくるかで揉めていたのだ -- 名無しさん (2013-01-20 06:16:20) - 野犬が人家に近付けば大騒ぎだ。しかもあの家には犬じゃ絶対勝てないのが何匹かいる -- 名無しさん (2013-01-20 07:56:55) - よしんばマッキーに直接会えても幕引き第一号なのは目に見えている -- 名無しさん (2013-01-20 10:02:47) - そんな所へ飛来する黒い影 -- 名無しさん (2013-01-20 10:15:01) - キレたマッキーが名乗りも上げず襲いかかったのだ -- 名無しさん (2013-01-20 10:32:16) - マッキー無双開始 -- 名無しさん (2013-01-20 11:27:57) - 千切っては投げ千切っては投げ -- 名無しさん (2013-01-20 11:45:57) - テーレッテー -- 名無しさん (2013-01-20 11:49:40) - 十五分後。ティルレ・ワンガーは全滅していた -- 名無しさん (2013-01-20 13:03:53) - マキナ「・・・・・・・・・・・マッキースマイルが鈍っているな・・・鍛えなおさねば」 -- 名無しさん (2013-01-20 13:28:07) - 無傷で勝利した癖に物騒なことを口走る・・・ -- 名無しさん (2013-01-20 13:43:17) - ぼろ雑巾の態で地面に転がったレミリアに近づいた -- 名無しさん (2013-01-20 14:20:07) - マキナ『レミリア……』 返事がない。 マキナはレミリアの身体をそっとくわえて持ち上げると、一番頼りになりそうなニートの所へ運ぶことにした -- 名無しさん (2013-01-20 14:43:46) - 見直されて部屋で寝ることを許されたニート「……うん」 -- 名無しさん (2013-01-20 15:02:52) - ニートは立ち上がると、扉を開けて椅子に掛けた -- 名無しさん (2013-01-20 15:38:00) - 約三十分後 -- 名無しさん (2013-01-20 15:43:01) - やたら頼りがいのあるニート「やあ…マキナ」 -- 名無しさん (2013-01-20 17:34:49) - マキナ『…………』 くわえたレミリアをそっと降ろした -- 名無しさん (2013-01-20 18:28:39) - 水銀「やったのはどいつだね?」 マキナ「ティレルワンガーのやつらだ・・・潰してきた」 -- 名無しさん (2013-01-20 18:32:19) - 猫との対話のはずなのに・・・渋い・・・・ -- 名無しさん (2013-01-20 18:44:06) - 水銀「どれ……」 拾い上げると、テーブルの上に横たえた。 「失策たな、マキナよ」 -- 名無しさん (2013-01-20 19:03:32) - マキナ『………………』 -- 名無しさん (2013-01-20 19:08:10) - レミリア『うう……マ……キナ』マキナ『!?』 水銀「目を醒ましたわけではない。うなされているだけだ」 -- 名無しさん (2013-01-21 12:08:01) - レミリア「……マキナ……どこ…怖い…………いたい…助……けて」 -- 名無しさん (2013-01-25 17:44:47) - マキナ「……済まない」 -- 名無しさん (2013-01-25 20:37:11) - レミリアの傷をなめる。 -- 名無しさん (2013-01-25 23:44:28) - 水銀「さて、マキナよ。」 マキナ「…………。」 水銀「この先どうするつもりだ?常にレミリアの傍についている訳にもいくまい」 -- 名無しさん (2013-01-31 21:23:01) - マキナ「……………………。」 水銀「それに、だ。常に傍にいたとしてもだ。お前の力の及ばぬ事態が生じればどうする?お前はレミリアが外で生きることを望んでいるようだが、自動車事故や心ない人間から加えられる危害から護りきれるのか?」 マキナ「…………。」理屈としては正しいが猫に言うことではない -- 名無しさん (2013-01-31 21:28:09) - マキナ「…………。」俯くマキナ。その脳裏には司狼に不覚をとった後の、レミリアとの問答が回想されていた -- 名無しさん (2013-01-31 21:29:32) - 水銀「そこでだ。ここに選択肢が三つ有る」 偉大な碩学に、自身の魂を売り渡す契約書にサインさせたときの、悪魔を思わせる笑みを浮かべて言った -- 名無しさん (2013-01-31 21:33:25) - 水銀「一つ目、常にレミリアの状態を感知できるようにする。今日のようなことがあっても瞬時にお前に伝わる。二つ目、サイボーグ化。猫を越える力を発揮できる。三つ目、人化能力の獲得。猫のみではどうにもならない事態も解決できる」 -- 名無しさん (2013-01-31 21:37:23) - 水銀「無論。どれも選ばないという選択もある」 -- 名無しさん (2013-01-31 21:41:26) - マキナ「四だ…もう一つ増やせ…夢に出てくる…二足歩行の鋼鉄の虎になれるようになりたい…」 水銀「夢に出てくる?二足歩行の鋼鉄の虎…?」 -- 名無しさん (2013-01-31 21:44:58) - 水銀「マキナよ…少し見せろ」 マキナ「ああ」 そう言うと水銀はマキナの脳内イメージを覗いた… -- 名無しさん (2013-01-31 22:39:08) - 水銀「……ああ。ガ●レオン」 マキナ「……黒羊とか言ったら殺す」 水銀「冗談だ」 -- 名無しさん (2013-01-31 22:52:00) - 水銀「ほう……これは…随分と勇壮な」 -- 名無しさん (2013-01-31 22:53:00) - これならばレミリアに降りかかる災厄を悉く退けられるだろう。ワンパンで -- 名無しさん (2013-01-31 22:55:17) - しかし…これは嘆きと怒りによるものだと水銀は悟った… -- 名無しさん (2013-01-31 22:57:17) - 水銀「ふむ……」 -- 14番目の黒円卓 (2013-02-01 22:39:41) - マキナ「・・・・・・・・・」 水銀「マキナよ・・・これの元が何か・・・・解っているな?」 マキナ「無論だ・・・・」 -- 名無しさん (2013-02-01 22:57:36) - 水銀「そうか……」 -- 14番目の黒円卓 (2013-02-01 23:05:16) - 水銀「これはおそらく三の応用になる・・・・」 -- 名無しさん (2013-02-01 23:11:37) - マキナ『…………』 -- 14番目の黒円卓 (2013-02-01 23:16:30) - 水銀「私としても、君と酒が飲めるのは嬉しい限りだ…三で妥協する気は無いかね?」 -- 名無しさん (2013-02-01 23:37:22) - マキナ「ああ・・・・故にだ・・・・」 水銀「変わらんな・・・」 マキナ「そうだな」 -- 名無しさん (2013-02-02 01:47:37) - 過去に自分が受けたものと同じかそれ以上の、酷い虐待を受ける動物達が、絶えることがないという事実に対する、マキナの怒りと嘆きは深かった -- 名無しさん (2013-02-02 04:15:42) - 水銀「マキナよ…覚えておくといい、心だ何だと最初から叫ぶ奴らは…偽善者だ、偶には違うのも居るだろう。しかしな、本当にそれを叫んでいいのは、痛みを知る者だけだ…君らにはその資格がある…人間以上にだ…私のような他力本願な偽善者が言えたことでは無いがね」 水銀の言葉はマキナに向けてであり、自分に向けてのモノだった -- 名無しさん (2013-02-02 04:45:00) - マキナ「記憶に留めておこう」 -- 名無しさん (2013-02-02 20:46:00) - 水銀「では…着いてこい…」 -- 名無しさん (2013-02-03 19:21:45) - マキナ「…………」 -- 名無しさん (2013-02-03 23:02:11) - 水銀「レミリアなら大丈夫だ。もう処置は済んでいる」 -- 名無しさん (2013-02-07 20:18:16) - マキナ『………そうか』 -- 名無しさん (2013-02-09 18:18:53) - 水銀「では行くぞ。レミリアが眼を醒ます前に終わらせる」 -- 名無しさん (2013-02-09 20:38:56) - そしてマキナは水銀についていった… -- 名無しさん (2013-02-10 12:50:41) - そして翌朝 -- 名無しさん (2013-02-11 17:08:39) - 水銀「息子よ、マキナと酒が飲めるぞ(-_☆)」 蓮「は?」 -- 名無しさん (2013-02-11 17:17:10) - いきなりのことに面食らう蓮 -- 名無しさん (2013-02-11 17:21:09) - 隣に座るマキナは猫のままだ…しかし酒が飲めるという… 水銀「マキナ…」 マキナ《モードチェンジ…人間》 言うとマキナが人間の姿になった… 蓮「マキナ(゚Д゚;)!!!!!!!?????」 無論Σ( ̄□ ̄)!である -- 名無しさん (2013-02-11 17:25:50) - そこに現れたのは渋い中年男性だった…ハードボイルドという言葉がよく似合う男がそこにいた… マキナ「おはよう、飼い主殿、いや…蓮と呼んだ方がよいか?」 無駄に渋い声で問うマキナ -- 名無しさん (2013-02-11 17:28:25) - 水銀「先に言っておくが…マキナが望んだことだ…文句は言うなよ?」 珍しくマジな水銀 -- 名無しさん (2013-02-11 17:39:11) - 蓮「………………そうか」 渋々ながら納得した -- 名無しさん (2013-02-11 20:06:10) - マリィ「ふわ~、おはよう蓮」眠そうに目をこする。 -- 名無しさん (2013-02-11 22:50:19) - マリィ「!?」 マキナを見て驚いた -- 名無しさん (2013-02-12 09:12:26) - そこへほかのペット達もやってくる。 ルサルカ『むにゃむにゃ……おはよう』 -- 名無しさん (2013-02-12 21:30:37) - 全員硬直した -- 名無しさん (2013-02-13 04:12:31) - 一同(臭いはマキナだよな……) -- 名無しさん (2013-02-13 04:13:39) - マキナ「俺はマキナだが?」 一同「(゚Д゚;)!!!!!!??????????」 -- 名無しさん (2013-02-13 04:25:39) - マリィ「カリオストロ(^_^;)?」 水銀「これはマキナが望んだことだ…文句や殺傷は控えてくれたまえ…」 珍しくマジだ -- 名無しさん (2013-02-13 13:19:32) - ルサルカ『』a -- 名無しさん (2013-02-13 14:49:39) - ↑訂正  ルサルカ『あ、あんた化け猫になったっていうの?;』 -- 名無しさん (2013-02-13 14:50:29) - マキナ「まぁ…そうなるな…」 -- 名無しさん (2013-02-13 14:52:55) - マキナ「お前も化け蛇になれば対等だろう?」  -- 名無しさん (2013-02-13 14:53:33) - 水銀「マキナ、そろそろ戻れ」 マキナ「了解だ」 元に戻った -- 名無しさん (2013-02-13 17:39:35) - 一同「…………」 絶句していた。 ハイドリヒ『一体、如何なる経緯で、そうなったのだ?』 -- 名無しさん (2013-02-13 17:50:13) - ……事情を話す。 -- 14番目の黒円卓 (2013-02-13 19:24:05) - ハイドリヒ「ほう…」 -- 名無しさん (2013-02-14 14:59:24) - ベア「レミリアのためにそこまで」 -- 名無しさん (2013-02-14 21:00:13) - 米「で?あのチビはどこだよ」 -- 名無しさん (2013-02-15 18:52:19) - 水銀「今は眠っているよ」 -- 名無しさん (2013-02-15 19:49:30) - 水銀「子供には夢を見る時間が必要なのだ」 -- 名無しさん (2013-02-15 19:55:17) - 水銀「マキナよ・・・・今晩一杯どうかね?」 マキナ「付き合おう」 -- 名無しさん (2013-02-15 19:56:53) - マリィ「飲み過ぎたらダメよ」 蓮「順応早っ!?」 -- 名無しさん (2013-02-15 20:46:20) - マキナ「解っている」 -- 名無しさん (2013-02-15 20:50:32) - 水銀「マキナよ。そろそろレミリアが眼を醒ます頃だ」 -- 名無しさん (2013-02-18 20:28:04) - マキナ『承知した』 -- 名無しさん (2013-02-19 18:52:45) - その頃レミリアは、夢に凄惨窮まりない過去を見ていた -- 名無しさん (2013-04-27 00:17:07) - だが、一瞬。苦痛しかない記憶の中で、温かいものが触れる。この感覚は……大きく硬いが、人間の手だ。自分をいじめていた人間とは違う、優しい手。 -- 名無しさん (2013-08-05 00:18:50) - 夢が終わる。覚醒しきっていない頭で、頭上を見上げると、見たことも無い大人の人間が心配そうに自分を見ていた。 -- 名無しさん (2013-08-05 00:20:11) - 『……マキナ?』 自分を心配してくれた黒猫の名を呼ぶ。 「ああ、もう少し休んでいると良い」 おかしなことに、猫の名を呼ばれた男は否定するでもなく頭を撫でてくる。 『……うん』 このおかしな遣り取りは夢なのだろう、そう思いながら再度夢の世界に旅立つ。今度は、過去を見る事は無かった。 -- 名無しさん (2013-08-06 23:57:28) - 安らかに眠る姿に、マキナも安堵をおぼえる。 (お前の心の傷……俺に癒せるか?) 先程までの、余りに酷い魘され様に、マキナの心にも僅かだが陰りが生まれる。 -- 名無しさん (2013-08-07 00:16:30) - 『さてね、見えない傷だどれほど深く、痛むのかなど、当人以外誰もわからん。それでも、そばに居続けるのだろう?』 聞きなれているはずなのに、どこか威厳を感じさせる声が風に乗って流れてくる。 (……当然だ) 『ならば、迷う事などあるまい』 力強い返答に満足げに頷く。 -- 名無しさん (2013-08-07 00:26:11) - 「俺はお前のそばに居続けよう。その傷が癒えなくとも、癒えたとしてもずっとずっとだ」 優しく語る男性に、眼下の猫も嬉しそうに尻尾が揺れる。 -- 名無しさん (2013-08-07 00:27:25) - 彼女の傷が癒える日も、恐らくそう遠くは無いのだろう。お人よしの家族がいるのだから――FIN -- 名無しさん (2013-08-07 00:27:57) - リザ「…………一体何があったの」 -- 名無しさん (2013-01-19 10:12:40) #comment()
- … マキナ『………ん?』 レミリア『どうした?』 マキナ『いや、どこかのバカ犬が俺の噂をしていたような気がしてな…… -- 14番目の黒円卓 (2012-12-30 10:20:29) - レミリア『……犬?』 司狼の事を思い出して少し怯えるレミリア -- 名無しさん (2012-12-30 11:40:26) - マキナ『大丈夫か?』優しくレミリアの頭を撫でる。 -- 名無しさん (2012-12-30 13:04:22) - レミリア『うん。平気』 -- 名無しさん (2012-12-30 15:12:36) - マキナ『そうか』 微笑むマキナ -- 名無しさん (2012-12-30 16:19:50) - 現在二匹は藤井邸の裏庭にある林の中にいた 過去の環境の為か、広い場所にでると、レミリアが不安を訴えたためてある -- 名無しさん (2012-12-30 16:22:12) - 不幸な娘だとしみじとマキナは思った -- 名無しさん (2012-12-30 16:44:53) - だが、まだやりなおせるだけマシだとも思う。あの手の人間に捕まれば、大抵は惨殺されるのだから -- 名無しさん (2012-12-30 16:46:11) - ???『あれ? 大尉じゃないッスか』 とそこへ、二人に声をかける者が現れた。 レミリア『!?』突然声をかけられたことに驚き、レミリアはマキナの後ろに隠れた。だがマキナはその声を知っていた 。 マキナ『………バルティか?』 バルティ『こんにちはー♪』林の奥から現れたのは人懐っこそうな、マキナと同じくらいの大きさの茶色い小型犬だった。 -- 14番目の黒円卓 (2012-12-30 17:07:00) - 彼はバルティ。ロートスの家で飼われていて、マキナに憧れている小型犬である。 -- 14番目の黒円卓 (2012-12-30 17:09:16) - バルディ『おや、お邪魔でしたか』 踵を返して立ち去ろうとするバルディ どこぞの駄犬とは大違いである -- 名無しさん (2012-12-30 17:13:43) - マキナ『待てバルティ』 バルティ『ふえ?』マキナに呼び止められ、立ち止まるバルティ。 マキナ『お前がここ』いるということは、ロートスも来てるのか?』 -- 14番目の黒円卓 (2012-12-30 17:20:32) - バルディ『ええ。一緒にきましたよ』 -- 名無しさん (2012-12-30 17:29:30) - マキナ『………』 -- 名無しさん (2012-12-30 18:48:59) - レミリア『どうした?マキナ』 -- 名無しさん (2012-12-30 19:43:50) - マキナ『レミリア』 レミリア『ロートスに会ってみよう』 レミリア『!?;』 -- 14番目の黒円卓 (2012-12-30 21:40:22) - レミリア『え……なんで…それに、誰だよ、ろーとすって』 -- 名無しさん (2012-12-30 21:48:48) - バルティ『俺の飼い主さんッス』 -- 名無しさん (2012-12-30 22:44:02) - レミリア『なんでオレがソイツと逢わなきゃならないんだ』 -- 名無しさん (2012-12-30 22:45:36) - マキナ『いいかレミリア』 レミリア『?』 マキナ『俺もかつては 、今のお前のように他人を信用することもできなかった。だがその男と出会ったことで、俺は前に踏み出すきっかけを得たんだ』 -- 14番目の黒円卓 (2012-12-30 23:04:36) - レミリア「………………………………で、でも……」 -- 名無しさん (2012-12-30 23:25:55) - マキナ『俺やここの夫妻もいる、何も恐れなくていい』 -- 名無しさん (2012-12-30 23:43:34) - バルティ『大丈夫ッスよ。ロートス先輩は良い人ッスから♪』安心させるように柔らかな笑顔を見せる。 -- 14番目の黒円卓 (2012-12-31 00:01:11) - レミリア『………………………………………………………………………………わかったよ』 五分後レミリアは、ようやく、言葉を絞り出した -- 名無しさん (2012-12-31 03:55:29) - バルディ『こっちてす。大尉』バルディの案内で一同はロートスの元へ赴いた -- 名無しさん (2012-12-31 06:28:52) - レミリアの脳裏に、自分を塵と呼び、できるだけ苦しむように、決して死なないようにいたぶり続けた糞の姿が浮かんでいた 『……………………………………』レミリアにとって未だ人間とは、理不尽に自分を虐げる怪物でしかなかった -- 名無しさん (2012-12-31 07:43:52) - レミリアの歩みがだんだんと重くなる -- 名無しさん (2012-12-31 07:59:09) - (うう………………やっぱり怖い……………………でも分かったって言ったし………どうしよう…………) -- 名無しさん (2012-12-31 08:32:12) - ロートス『バルティ~、どこにいるんだ?』 -- 14番目の黒円卓 (2012-12-31 11:37:33) - レミリア『!?』 -- 名無しさん (2012-12-31 11:38:07) - マキナ『レミリア』諭すようなマキナの声 -- 名無しさん (2012-12-31 13:42:45) - レミリア『っ……………;』 -- 14番目の黒円卓 (2012-12-31 15:05:15) - マキナ『俺達を虐げて喜ぶ下衆なら、この家で賓客として遇されることは決して無い。怯えることはない』 -- 名無しさん (2012-12-31 15:14:00) - ロートス「あ、バルティ。こんなところにいたのか」 バルティ『ロートス先輩~♪』しっぽを振って駆け寄る。 -- 14番目の黒円卓 (2012-12-31 15:27:27) - マキナ『な〜〜お!』 ロートス「やあ、マキナ。司狼が気にしていたぞ」 -- 名無しさん (2012-12-31 15:31:05) - マキナ『ふか〜〜っ!!』不機嫌そうに尻尾を立てた -- 名無しさん (2012-12-31 17:47:11) - ロートス「おお(゚Д゚;)元気なやつだな…えーとレミリアだったか?恐がらんでいいぞ?」 -- 名無しさん (2012-12-31 17:56:42) - レミリア『…………』思わず身体を強張らせるレミリアだったが、 -- 名無しさん (2012-12-31 18:46:39) - ロートス「俺はロートスだ。よろしくな」 レミリア『!!』マリィと同じ、安心させるような笑みに、ふっとレミリアの緊張が和らいだ。 -- 14番目の黒円卓 (2012-12-31 18:50:11) - ぺたりと伏せられていた耳が上がる -- 名無しさん (2012-12-31 19:17:33) - ロートスは刺激しないよう、目を合わせないまま下から手をゆっくりと差し出す -- 名無しさん (2012-12-31 19:18:24) - レミリアの喉にそっと指を当てた -- 名無しさん (2012-12-31 19:40:56) - 不快に感じられ気をつけながらくすぐる -- 名無しさん (2012-12-31 19:44:53) - 強ばっていたレミリアの体から徐々に力が抜けてゆく -- 名無しさん (2012-12-31 19:55:22) - レミリア『…………』 -- 名無しさん (2012-12-31 20:23:01) - きもちよさげに目を細めるレミリア -- 名無しさん (2012-12-31 21:16:50) - マキナ『…………』そんなレミリアにホッとするマキナ。 -- 14番目の黒円卓 (2012-12-31 21:18:48) - 香純『良かった良かった』 司狼『ケッ…………』 離れた場所から見ている二匹 -- 名無しさん (2012-12-31 21:24:37) - そんな二匹の視線に気付くことなく、レミリアの背中に手を置くマキナ -- 名無しさん (2012-12-31 22:19:52) - 司狼『キターーーーーーーーーーーー(^▽^)』 -- 名無しさん (2012-12-31 22:21:53) - レミリア『マキナ……』 マキナ『だから言っただろう、大丈夫だと』 レミリア『……うん』 -- 名無しさん (2012-12-31 22:26:31) - 司狼『やれー、ムッツリー。本性表せー』 香純『チビは相手にしないんじゃなかったの…………』 司狼『オレは見ているだけだ。そして観察した結果を誰かに喋ろうが、それはオレの自由だ』 -- 名無しさん (2013-01-01 03:23:07) - 香純『あっそ………………』 -- 名無しさん (2013-01-01 04:23:44) - その時、一陣の風が吹いた。風邪は司狼達の方から、ロートスの方へと吹いていった -- 名無しさん (2013-01-01 04:25:09) - マキナ『……………………』駄犬の臭いを嗅ぎ取って眉をしかめるマキナ -- 名無しさん (2013-01-01 04:41:08) - バルティ『どうかしたッスか?』 -- 14番目の黒円卓 (2013-01-01 09:53:14) - マキナ『道化が風上にいる……』 -- 名無しさん (2013-01-01 11:07:54) - バルティ『………あの犬ッスか?』 -- 名無しさん (2013-01-01 11:43:38) - マキナ『ああ……』笑顔をになるマキナ。しかしその目は笑っていない。笑顔は欺瞞だ、駄犬を油断させる為のものだ -- 名無しさん (2013-01-01 12:17:04) - バルティ(あ、あの笑顔は!?Σ(゜ロ゜;)) あれはかつて、マキナが向かってくる野良猫20匹を返り討ちにした時の鬼神の笑みだ。 -- 14番目の黒円卓 (2013-01-01 12:47:08) - 司狼『ムッツリの野郎。やに下がってるぞ!』 笑顔の意味に気づかぬ駄犬 -- 名無しさん (2013-01-01 13:08:37) - 香純『なんか嫌な予感が………;』 -- 14番目の黒円卓 (2013-01-01 13:37:29) - それは嵐(マッキースマイル(-_☆))の前兆だ… -- 名無しさん (2013-01-01 15:31:47) - マキナ『………バルティ』 バルティ『は、はい!!;』 マキナ『レミリアを見ててくれ。お前となら打ち解けられるはずだ』 バルティ『り、了解ッス!!;』 -- 14番目の黒円卓 (2013-01-01 15:40:27) - 司狼『?どこ行った?ムッツリ』 -- 名無しさん (2013-01-01 18:22:50) - 風下を占めてじりじりと司狼にとの距離を詰めるマッキー -- 名無しさん (2013-01-01 18:30:02) - 司狼『ムッツリー!どこ行ったー!彼女か寂しがるぞー!!』 香純『いい加減にしたら』 風に乗って二匹の声が聞こえてくる -- 名無しさん (2013-01-01 20:02:23) - そこへ、 -- 名無しさん (2013-01-01 21:09:25) - BGM:エインフェリアニグレド -- 名無しさん (2013-01-01 21:11:12) - 黒いオーラを引っさげマキナが現れた…後には…《御都合の黒騎士》が見える -- 名無しさん (2013-01-01 21:14:16) - 司狼&香純『!?Σ(゜ロ゜;)』 -- 14番目の黒円卓 (2013-01-01 21:15:49) - 司狼『ケッ……。彼我の質量差が隔絶していれば、区々たる小技に意味など無いって教えてやっただろうが!!三歩歩いたら忘れ果てたか?駄猫』 -- 名無しさん (2013-01-01 21:33:02) - 香純『チビは相手にしないんじゃなかったの』 侮蔑の意をたっぷりと含んだ声を投げかける香純 -- 名無しさん (2013-01-01 21:34:46) - マキナ「(-_☆)」 マッキースマイル(-_☆)が発動した………後ろに見える《御都合の黒騎士》が変貌し《鋼鉄の虎》に姿を変え威圧感の桁が上がった -- 名無しさん (2013-01-01 21:37:45) - 司狼『!!!?Σ(゜ロ゜;)』 香純『ちょ!!; は関係なi』 ザー… 画面が砂嵐になった。 -- 14番目の黒円卓 (2013-01-01 21:41:02) - マキナ「(-_☆)笑顔と地獄を魅せてやる…」 鋼鉄の虎が笑顔になり哮る -- 名無しさん (2013-01-01 22:02:49) - … レミリア『じゃあ、お前ももとは捨て犬だっのか?』 バルティ『そうなんす』 -- 14番目の黒円卓 (2013-01-01 22:08:54) - バルティ『捨て犬ってわけじゃないんですが、産まれた家では、面倒見切れなかったようでして。里子に出されたんですよ』 -- 名無しさん (2013-01-01 22:39:20) - レミリア『そうなのか……』 -- 名無しさん (2013-01-01 22:46:31) - レミリア『恨んでいたいのか?』 -- 名無しさん (2013-01-01 22:53:59) - ↑訂正 レミリア『恨んでいないのか?』 -- 名無しさん (2013-01-01 22:55:17) - バルティ『恨むっていうより、悲しかったッスね……』 -- 14番目の黒円卓 (2013-01-01 23:02:00) - レミリア『?人間の都合で放り出されたのにか?』 -- 名無しさん (2013-01-01 23:04:18) - バルティ『俺の場合、他人を憎むっていうことができないんすよ』 -- 14番目の黒円卓 (2013-01-01 23:06:40) - レミリア『勝手な都合で放り出されたり、踏みつけにされたりするんだぞ。俺達が何もできないのを良いことに。やり返したいとは思わないのか?』 -- 名無しさん (2013-01-01 23:16:04) - バルティ『ん~…状況にもよりますけど、多分俺は恨んだりはしないと思うッス -- 14番目の黒円卓 (2013-01-01 23:24:36) - レミリア『…………………………なんでだよ』 -- 名無しさん (2013-01-01 23:29:07) - バルティ『生まれつきって言うんすかねえ……俺にはそういった考えは本当にないんすよ。……まあ、単に俺がバカだからかもしれないッスけどね』苦笑する。 レミリア『…………そうか』 バルティ『でも、ロートス先輩や大尉に出会っていなければ、さすがに俺も人間を恨んでいたかもしれないッスね』 -- 14番目の黒円卓 (2013-01-01 23:35:31) - 『……………………』 レミリアは考え込んだ。アレに対する恐怖や憎しみは消えることはないだろう。だが、藤井夫婦やロートスには恐怖も憎悪もない。 (人間全部が同じというわけじゃないんだ) -- 名無しさん (2013-01-02 08:45:37) - バルティ『ロートス先輩はいい人ですよ。もちろん蓮さんやマリィさんも♪』 -- 名無しさん (2013-01-02 11:23:42) - レミリア『だけど……人間は…』 -- 名無しさん (2013-01-02 11:51:12) - バルティ「そうッスね……そんなやつもいるッス」 -- 14番目の黒円卓 (2013-01-02 13:43:00) - バルティ『でも』 レミリア『?』 バルティ『多分貴女も、これからいろんな人間に出会っていくと思うッス。いい人にも、悪い人にも』 レミリア『………』 バルティ『そういった、いろんな人間を見ていけば、貴女も人間のことがわかってくると思うッス』 レミリア『………そうかな』 バルティ『そうッスよ♪』屈託のないバルティの笑顔に、マリィの笑顔が重なった。 -- 14番目の黒円卓 (2013-01-02 13:48:14) - マキナ(頃合いか…………) 物陰で様子をうかがっていたマキナはそろそろ出て行っても良い頃だろうと思った -- 名無しさん (2013-01-02 16:21:46) - 粉々に潰され幕を引かれた駄犬が二匹…一匹は確実とばっちりなのはいつものこと…である -- 名無しさん (2013-01-02 16:52:37) - マキナ『………待たせたな』 -- 14番目の黒円卓 (2013-01-02 18:26:58) - レミリア『どこに行っていたんだ?』 マキナ『……トイレだ』 -- 名無しさん (2013-01-02 18:54:37) - ロートス「おーい、マキナ。こっち来ーい」 -- 名無しさん (2013-01-03 06:01:40) - マキナ『な〜〜お』 -- 名無しさん (2013-01-03 11:18:25) - ロートスとマキナは、いつものボール遊びを始めた。ロートスがボールを投げ、地面に落とさずにマキナがキャッチする -- 名無しさん (2013-01-03 11:21:05) - レミリア『………………ッ』 レミリアの脳裏に、過去の記憶が甦る 『ウアアアアアッッ!!!!』 右の前足と後ろ足を紐で括られて、満足に動けないレミリアに、糞は実に楽しそうに癇癪玉を投げつけた。 わき腹に直撃して動きが鈍ったところへ、今度は爆竹が飛んでくる。 『グギャアアアアアアアアア!!!!!!!!』 ……………………その後も散々火薬の類を投げつけられ、動けなくなるまで痛んだ身体を塩水を満たしたバケツに投げ込まれたのだった……………………。 -- 名無しさん (2013-01-03 11:35:00) - レミリア『うう……うああ………………』 頭を振って苦痛そのものの記憶を振り払おうとする -- 名無しさん (2013-01-03 11:36:29) - しかし、次から次へと、おぞましい記憶は甦る -- 名無しさん (2013-01-03 12:06:20) - バルティ『姐さん』 レミリア『!!』 そこへ待ったをかけるようにバルティが声をかける。 バルティ『辛かったんすね……』 レミリア『でも、それは仕方がないことなんすよね。心の傷っていうのは、そう簡単には治らないものッスから……』 レミリア『………』 バルティ『きっと、今は人間に触れることすら貴女は辛いッスよね?』 レミリア『………うん』 バルティ『なら、今すぐ慣れようとするのはかえってキツイと思うッス。だから……』すっと右の前足を差し出す。 レミリア『……?』 レミリア『まずはいろんな動物と仲良くなるッス』にこりと笑った。 -- 14番目の黒円卓 (2013-01-03 13:42:45) - レミリア『他にも動物がいるのか?』 -- 名無しさん (2013-01-03 14:35:55) - バルティ『いるって言うか。この家の皆さんですよ』 -- 名無しさん (2013-01-03 18:17:22) - レミリア『あ………』すっかり忘れていた -- 名無しさん (2013-01-03 21:20:22) - バルティ『まずは戒さんのとこに行きましょう。一番人当たりがよいですし』 -- 名無しさん (2013-01-03 22:00:23) - そのころ戒兄さんは鈴のかわいがりを受けている最中だった -- 名無しさん (2013-01-03 22:02:42) - そうとは知らず戒のところへ向かう二匹 -- 名無しさん (2013-01-03 22:22:19) - 戒『た、助けて………(T-T)』 -- 14番目の黒円卓 (2013-01-03 22:27:49) - ベア「ヌキヌキポーーーーン(゚Д゚;)」 鬼気迫る顔で戒にアタックをかけるベアトリス -- 名無しさん (2013-01-03 22:31:25) - ザミエル「我はこの荘厳なるヴァルハラを燃やし尽くす者となる」 -- 14番目の黒円卓 (2013-01-03 22:37:11) - ベア『たわばっっ!!』 -- 名無しさん (2013-01-03 22:41:03) - いつものシバきが始まった -- 名無しさん (2013-01-03 22:41:31) - 鈴『まったく…牝に挑まれて背を向けるなヘタレ』 戒『す、すいません』 -- 名無しさん (2013-01-03 22:43:17) - 鈴『よし、私はちょっと見回りに行く』 戒(助かった;) -- 14番目の黒円卓 (2013-01-03 22:49:21) - 鈴(バルディ、上手いことやれよ) バルディ(了解ッス) 鈴《ザミエル先生、馬鹿娘、いくぞ》 ザミエル《命令するな》  -- 名無しさん (2013-01-03 22:56:30) - ベア《馬鹿な(゚Д゚;)鈴が気遣いを覚えた(゚Д゚;)!!!???」 -- 名無しさん (2013-01-03 22:57:22) - バルティ『お邪魔しま~す』 戒『あ、バルティ君いらっしゃい』 -- 14番目の黒円卓 (2013-01-03 22:59:28) - ベアに盛られ、鈴に玩具にされ、ザミエルと武蔵にど突き回されて説教される日々を送っていても柔和さを失わない戒兄さんだった -- 名無しさん (2013-01-04 04:35:58) - バルティ『大丈夫ですか?』 戒『なんとかね………;』 -- 14番目の黒円卓 (2013-01-04 14:33:47) - おどおどとレミリアが近づいてきた -- 名無しさん (2013-01-04 17:33:51) - 戒『やあ』 -- 名無しさん (2013-01-04 19:33:32) - レミリア『…………』マキナと同じ黒い艶やかな毛並みの猫である戒はレミリアに心持ち安心感を与えた -- 名無しさん (2013-01-04 19:36:25) - レミリア『こ…こん、にちは』 -- 名無しさん (2013-01-04 19:40:11) - 戒『ここには慣れた?』 -- 名無しさん (2013-01-04 19:54:04) - レミリア『ま…まだ』 -- 名無しさん (2013-01-04 21:43:26) - 戒「ははは、ここは個性的なのが多いからね…少しずつ馴れていけばいいよ…」 -- 名無しさん (2013-01-04 22:16:31) - やんわり笑ってそう答えてやる… -- 名無しさん (2013-01-04 22:19:35) - レミリア『うん……』 -- 名無しさん (2013-01-04 22:33:53) - ベアトリス『(☆-☆)』 -- 名無しさん (2013-01-04 22:43:41) - 戒「(゚Д゚;)!!!???」 -- 名無しさん (2013-01-04 22:45:25) - 鈴「バカたれ、空気読め(^_^)」 ベア「ヒイイイ(゚Д゚;)!!!???」 -- 名無しさん (2013-01-04 22:46:55) - ものすごい勢いで引きずられていった… -- 名無しさん (2013-01-04 22:47:36) - ザミエル『良い加減学べ』 鈴が喉を加えて圧迫し、声が出せなくなったところへザミエルがストンピングの嵐を見舞う -- 名無しさん (2013-01-04 22:50:51) - バルディ「あれが…いじられ役の嵯峨っす(^_^;)」 レミリア「(゚Д゚;)」 -- 名無しさん (2013-01-04 23:00:02) - 戒『イツモノコトダカラキニシナクテイイヨ』 遠い目で取りなす苦労猫 -- 名無しさん (2013-01-04 23:21:18) - ザミエルと鈴はレミリアに見えないところへベアトリスを連行して行った -- 名無しさん (2013-01-04 23:23:40) - ベアトリス『た〜す〜け〜〜て〜〜』 -- 名無しさん (2013-01-05 06:17:02) - 戒『ま…まあ……良い子にしていれば、なにもされないよ。うん』 -- 名無しさん (2013-01-05 22:25:08) - 戒兄さんに、バルティが、痛ましそうな視線を向けていた -- 名無しさん (2013-01-05 22:28:32) - レミリア『………?』その時、レミリアが戒の足元にあるもわを見た。 レミリア『………これは?』 戒『ああこれ? これは『猫じゃらし』っていうんだよ』 -- 14番目の黒円卓 (2013-01-05 22:57:51) - 『………………』 見つめているうちに、触りたいという欲求が、胸中にむくむくと湧き上がった -- 名無しさん (2013-01-06 04:29:19) - びょい〜ん。びょい〜ん。 触れた際の反応にレミリアは夢中になった -- 名無しさん (2013-01-06 05:48:46) - バルティ『気に入ったみたいッスね』 戒『そうだね』 -- 名無しさん (2013-01-06 11:39:12) - レミリア『こんなにおもしろい物は初めてだ!』 戒『庭のそこら中にあるから好きにとれば良いよ』 -- 名無しさん (2013-01-06 12:50:45) - レミリア「わあ……!」キラキラした目で遊ぶ。 -- 14番目の黒円卓 (2013-01-06 15:17:38) - 戒は猫じゃらしも知る事がなかったレミリアの境遇を思って胸が痛んだ -- 名無しさん (2013-01-06 22:35:54) - 戒『何か他に喜ぶ物はないかな?』 バルティ『難しいっすね。御主人とマキナさんが、ボール遊びしているのを見て顔色変わってましたし』 -- 名無しさん (2013-01-07 19:15:47) - 戒『……可哀想に』 -- 名無しさん (2013-01-07 22:45:03) - レミリア『あ〜面白かった!』バルティ『それじゃあ、俺たちはそろそろ失礼しますよ』 戒『他の皆とも仲良くね』 レミリアが満足したので二匹は他の動物達に会いに行った -- 名無しさん (2013-01-08 04:38:49) - レミリア『次は誰に会いに行くんだ?』 バルティ『そうっすねえ』 -- 名無しさん (2013-01-08 12:44:39) - バルティ(後は癖の有る方ばっかりの気が…………) -- 名無しさん (2013-01-08 14:07:18) - ケイ『何をしてるの?』 バルティ『あ、ケイさん』 -- 14番目の黒円卓 (2013-01-08 14:30:47) - バルティ『ナイスタイミングっス!!』 ケイ『!?』 -- 名無しさん (2013-01-08 17:05:54) - ケイ『…………成程』 バルティ『いきなり濃いメンツに引き合わせても、キツイッスからね』 -- 名無しさん (2013-01-08 18:10:09) - ケイ『どういうこと?』 -- 名無しさん (2013-01-08 19:10:10) - … ケイ『なるほど、まずはこの家の動物達に慣れさせるわけね』 -- 14番目の黒円卓 (2013-01-08 19:11:40) - バルティ『そうっス!!この家の皆さんは、多少アレな所があっても、身内には優しいですからね』 -- 名無しさん (2013-01-08 20:09:19) - レミリア『……こ、こんにちは』 -- 名無しさん (2013-01-08 20:31:09) - ケイ『こんにちは』 -- 名無しさん (2013-01-08 20:32:26) - ケイ『私はケイよ。よろしくね、レミリア』 -- 名無しさん (2013-01-08 23:02:10) - レミリア『う…うん』 -- 名無しさん (2013-01-08 23:13:09) - ケイ『…………』 レミリア『…………』 バルティ(……ああ、ルサルカさんでもいれば) 元々社交的ではないケイとの会話は一瞬で途切れた -- 名無しさん (2013-01-09 04:46:57) - シュライバー「あれ、バルディじゃん?どったの?」 シュライバーが通りかかった・・・ -- 名無しさん (2013-01-09 14:34:44) - バルティ『あっ、シュライバーさん。実はですねえ、かくかくしかじか………………』 -- 名無しさん (2013-01-09 16:18:06) - シュライバー「ふ~ん、シローは相変わらずだね・・・しかし、あの子がようやく歩き出したのか、いいじゃん、前を向くのはいいことだよ」 事情を聞いてシュライバーは愉快にそう答える -- 名無しさん (2013-01-09 17:09:59) - レミリア『………………ここ、こんに、ちわ……』 シャライバーの大きさにビビり気味のレミリア -- 名無しさん (2013-01-09 20:05:08) - シュライバー「そんなに怯えないでいいよ~この家で怖いのはベイとザミエルと鈴だけだから」 笑って答える・・・確かに間違っちゃいない・・・けどこいつはハイドリヒやマキナを除けば一番の際物なのだ・・・ -- 名無しさん (2013-01-09 20:11:28) - バルティ『………………』 シュライバー『ん〜〜なにか言いたそうだね。バルティ君』 -- 名無しさん (2013-01-09 21:44:48) - バルティ『な……なんで、もないっス』 -- 名無しさん (2013-01-09 22:18:57) - シュライバー『それなら良いけど……それよりもさあ、みんなで遊ばない?』 -- 名無しさん (2013-01-10 05:07:54) - ケイ『何をして遊ぶ?』 バルティ『姐さんはなにかしたい遊びはあるっスか?』 -- 名無しさん (2013-01-10 19:56:58) - レミリア『え………………』 そもそも遊びなどというものはロクにしたことがない。アレに捕まる以前の記憶を思い出してみる -- 名無しさん (2013-01-10 20:48:56) - 真っ先に浮かんだのは、足を全て折られて動けなくなった母親と、母親の頭に、捕らえた妹を執拗に振り下ろしている糞の姿だった -- 名無しさん (2013-01-10 20:51:18) - 執拗な頭への殴打で、優しかった母が絶命したとき。仲の良かった妹は、原形を留めていなかった -- 名無しさん (2013-01-10 20:54:20) - レミリアの耳に、惨劇の間中。母と妹の悲鳴を圧して響いていた糞の下劣な笑い声が聞こえてくる。無論、空耳であるが -- 名無しさん (2013-01-10 21:03:12) - 俯いて泣き出すレミリア -- 名無しさん (2013-01-10 21:25:12) - ケイ&シュライバー&バルティ『!?』 -- 名無しさん (2013-01-10 22:39:20) - レミリア『ふえ……うえ……』 -- 名無しさん (2013-01-10 23:18:52) - レミリア『お母さん…………フラン……』 -- 名無しさん (2013-01-11 06:44:12) - シュライバー『あ〜〜あ。ダメじゃないかバルティ』 即座にバルティを責めるシュライバー。 回避能力の高さを発揮していた -- 名無しさん (2013-01-11 07:07:47) - ケイ『……バルティの糾弾は後でゆっくりやるとして、まずはレミリアを宥めないと』 -- 名無しさん (2013-01-11 07:33:32) - バルティ『あわわわわ(゜ロ゜;)』 -- 名無しさん (2013-01-11 09:51:53) - とそこへ、 -- 名無しさん (2013-01-11 13:43:40) - 香純『う~……ひどい目にあった;』 -- 名無しさん (2013-01-11 13:44:18) - バルティ『姐さ〜ん。助けてくださいっス〜〜』 -- 名無しさん (2013-01-11 16:49:05) - 香純『へ!?な、なに!?』 シュライバー『バルティがレミリアを泣かせちゃってさぁ〜〜』 ケイ『どうやって宥めようか考えていたの』 -- 名無しさん (2013-01-11 20:36:43) - バルティ『ごめんなさいッス、どんな罰でも受けるッスからどうか煮るなり焼くなり好きにしてください!!(TロT)』 シュライバー『自分を責めるのはあとにしなよ』 ケイ『そうね、まずは彼女を宥めないと……』 香純『そっか……』 -- 14番目の黒円卓 (2013-01-11 20:46:31) - 香純『う〜ん』 レミリアの前で半回転して尻尾を向けると、目の前でパタパタ振ってみた -- 名無しさん (2013-01-11 20:56:51) - レミリア『……ふえ』 泣きじゃくりながらも気を惹かれた -- 名無しさん (2013-01-11 20:59:02) - 香純『お?』 -- 名無しさん (2013-01-11 21:28:21) - レミリア『…ヒック……うう………うええ……』 泣きながらも右の前肢を伸ばす -- 名無しさん (2013-01-11 22:09:33) - 涙と洟を香純の尻尾で拭うレミリア -- 名無しさん (2013-01-12 05:46:26) - 香純『よしよし………』 -- 名無しさん (2013-01-12 17:23:50) - レミリア『うええ……うええ……』 ケイ『この鳴き声は』 シュライバー『何かわかったの?』 ケイ『母親を呼んでいる声ね……』 -- 名無しさん (2013-01-12 18:22:56) - 香純『…………』 母犬が子犬にやるように、身体を丸めて、泣きじゃくるレミリアを包み込んだ -- 名無しさん (2013-01-12 19:52:24) - レミリア『お母さん……お母さん…………』 -- 名無しさん (2013-01-12 20:32:02) - レミリアは暫くの間泣いていたが、香純の温かさに安らいだのか、落ち着きを取り戻した -- 名無しさん (2013-01-12 21:19:30) - シュライバー「よかった、よかった(^_^)v」 うんうんと頷くシュライバー -- 名無しさん (2013-01-12 23:56:31) - バルティ『すいませんッス!!』 レミリア『気にしなくていい……』 -- 名無しさん (2013-01-13 03:32:06) - 香純『一体バルティに何を言われたの』 レミリア『え……いや』 シュライバー『ほら、落ち着いて』 ベトベトになった香純の尻尾の代わりに自分の尻尾わレミリアの前でパタパタ振る -- 名無しさん (2013-01-13 03:36:52) - レミリア『ふにゃ!にゃ!』 尻尾の動きに釣られるレミリア -- 名無しさん (2013-01-13 09:21:45) - シュライバー『無理強いはしないよ〜〜』 -- 名無しさん (2013-01-13 20:06:54) - しかし楽しそうだ… -- 名無しさん (2013-01-14 00:38:13) - 興が乗ってきて尻尾の動きを複雑に、動きを速くしていく -- 名無しさん (2013-01-14 03:35:08) - レミリア『ふにゃあ〜〜!!』 どっちが遊んでいるのかと問われれば誰もがシュライバーと答えるだろう -- 名無しさん (2013-01-14 06:48:30) - 香純『……それで、一体何があったのさ?』 バルティ『え……いや、シュライバーさんがみんなで遊ぼうと言われまして、レミリアさんに、どんな遊びをしたいかと聞いただけなんですが』 -- 名無しさん (2013-01-14 07:27:23) - ケイ『それで昔のことを思い出したのね……』 バルティ『ご家族はどうなさってるんでしょうね』 シュライバー『訊いてみる?』 -- 名無しさん (2013-01-14 10:01:11) - バルティ『止めておきます』 -- 名無しさん (2013-01-14 22:58:02) - 『うにゃ〜〜!!(^o^)』 散々翻弄されたシュライバーの尻尾をようやく捕まえたレミリアが勝利の雄叫びを発した -- 名無しさん (2013-01-15 04:01:06) - 別の場所 -- 名無しさん (2013-01-15 05:03:56) - ????「キュ〜〜〜〜」 クリストフ『しっかりしなさい。テレジア』 マキナ『……?』 ロートス(決着が着いたか) -- 名無しさん (2013-01-15 05:07:32) - ぐったりしたテレジアさんを背中に乗せて運搬するクリストフ(ロバ) -- 名無しさん (2013-01-15 05:08:22) - テレジア「……ふ、次はないわよ。天然金髪巨乳女……………ガク」 -- 名無しさん (2013-01-15 11:54:28) - クリストフ(ロバ)『テレジアァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!????』 -- 案山子さん (2013-01-15 18:02:57) - マキナ『落ち着け、気絶しただけだ』 なにやら事情を知っていそうなロートスを見上げて、説明を促すように小さく鳴いた -- 名無しさん (2013-01-15 18:55:15) - マリィ「ツヤツヤ♪」微笑むマリィ。 -- 案山子さん (2013-01-15 19:01:26) - リビングで微笑む勝者 -- 名無しさん (2013-01-15 19:56:55) - ロートス「マキナ……人間の間には、知らない方が良いこともあるんだ…………」 庭で歎息するロートス -- 名無しさん (2013-01-15 19:58:55) - その頃、蓮は…………息絶えていた。 -- 案山子さん (2013-01-15 20:10:49) - 至高天に旅立ったか無間に落ちたかは誰も知らない -- 名無しさん (2013-01-15 20:23:30) - マキナ『うなあ?』 不審そうに瞳をのぞき込んでくる猫からロートスは目を逸らした -- 名無しさん (2013-01-15 20:57:27) - ロートス「あ、バルティ。バルティは何処行った?」 我ながらわざとらしいと思った -- 名無しさん (2013-01-15 20:58:30) - とそこへ、 -- 名無しさん (2013-01-15 21:00:51) - ??「はあ……やっぱりここにいたのね。テレジア」 -- 名無しさん (2013-01-15 21:05:50) - ロートス「やあ、リザ」 -- 名無しさん (2013-01-16 03:53:08) - リザ「こんにちは」 -- 名無しさん (2013-01-16 17:22:42) - ロートス「何で此処に?」 -- 名無しさん (2013-01-17 06:25:23) - リザ「またテレジアがいなくなって」 ロートス「ああ……」 -- 名無しさん (2013-01-19 09:38:28) - リザ「一体何があったの……何となく予測は出来るけれど」 -- 名無しさん (2013-01-19 10:32:42) - ロートス「いや、俺にもさっぱり」 女の戦場に散ったとは到底言えない -- 名無しさん (2013-01-19 17:18:33) - リザ「全く……起きなさい。テレジア」 鼻を摘んで頬をべしべし叩いた -- 名無しさん (2013-01-19 17:23:22) - テレジア「ぬおお……」 -- 名無しさん (2013-01-19 18:05:09) - リザ「帰るわよ〜〜」 テレジア「許さん。認めん。天然金髪巨乳は滅尽滅相」 -- 名無しさん (2013-01-19 18:11:13) - 「門の所まで運んでね、クリストフ」 電波を締め落としてリザは去っていった -- 名無しさん (2013-01-19 18:12:33) - ロートス「バルティを探しに行こうか」 マキナ「な〜〜お」 -- 名無しさん (2013-01-19 18:15:11) - その頃 -- 名無しさん (2013-01-19 18:15:39) - レミリア「すうすう…………」 結構歩き回って、散々緊張して、大泣きした後、思い切り遊んだレミリアは、香純に抱かれて眠っていた -- 名無しさん (2013-01-19 18:19:18) - シュライバーとケイはほかの場所へ行き、バルティと香純も眠りこけている -- 名無しさん (2013-01-19 19:48:14) - バルティを探しにきたロートスと、レミリアを探しにきたマキナは、起こすのが忍びなく、三匹が目を覚ます夕方まで時間を潰すことになった -- 名無しさん (2013-01-19 19:57:14) - 途中で復活した司狼とルサルカがマキナと大乱闘をした -- 名無しさん (2013-01-19 19:58:27) - その夜 -- 名無しさん (2013-01-19 19:58:50) - レミリアはおっかなひっくり物陰を移動していた -- 名無しさん (2013-01-19 20:01:16) - 猫は本来夜行性の動物である。昼間たっぷりと眠ったレミリアが、眠れるわけがなかった -- 名無しさん (2013-01-19 20:03:37) - マキナはロートスと遊んだのと駄犬との戦いで疲れていて、揺すっても起きなかったのでレミリア単独での夜間外出である -- 名無しさん (2013-01-19 20:05:47) - (…………大丈夫、ミンナ俺を虐めたりしないし…人間は夜にこんなところに来ない) -- 名無しさん (2013-01-19 20:08:51) - 今レミリアがいるのは裏庭の林の中、藤井邸に慣れていない臆病なレミリアは、自然と身を隠せる遮蔽物が多い場所へ来ていた -- 名無しさん (2013-01-19 20:11:40) - 「いつまでもマキナを心配させるわけにはイカナイ。一人で外に出れるんだ。オレは」 昼間の挨拶周りで、この家の動物達が自分に危害を加えないと理解したからこそ、積極性を発揮したレミリアだった。尤も感情面ではまだ怖ろしいが -- 名無しさん (2013-01-19 20:16:12) - 『マキナの知り合いか?テメエ』 レミリア「…………ビクッ」 -- 名無しさん (2013-01-19 20:18:55) - 声のした方に顔を向けると、野犬が三十匹ほど群を為していた。彼等は『ティルレ・ワンガー』 林と繋がる裏山を縄張りとする野犬集団であり、以前バルティを襲ったところをマキナに痛い目見せられたのだった。尤も撤退に追い込んだのは、鈴とシュライバーだったが -- 名無しさん (2013-01-19 20:28:53) - ???『さっさと答えろや、クソチビ』 レミリア『ヒッ…………』 舎弟1『こんな小綺麗な猫がこんなところにいるなんて、この家の飼い猫に決まってますぜアニキ』 舎弟2『野良なら薄汚れてますからね』 アニキ『よ〜し!コイツを押さえろ、マキナの野郎、どう締めてやるか考えてたが、丁度良い』 -- 名無しさん (2013-01-19 20:35:21) - 擬人化すればモヒカンに肩パッド。バイクに乗ったCV千葉繁or谷山紀章or高木渉な連中が、レミリアに襲いかかった 『ヒャッハー!!!!!!!!』 -- 名無しさん (2013-01-19 20:37:49) - 元マッキーハウス。現レミリアハウス -- 名無しさん (2013-01-19 20:48:26) - マキナ『…………?』レミリアが開け放したままの扉から吹き込む風でマッキーは目を醒ました。 マキナ『…………!?』即座にレミリアの不在を悟った (何もあるまい……) そう思って眠ろうとしたが………… -- 名無しさん (2013-01-19 20:53:04) - 三十分後。(心配症だな…オレも) 結局レミリアを探しに行くことにした自分の心情に苦笑する -- 名無しさん (2013-01-19 20:54:58) - その頃 -- 名無しさん (2013-01-19 21:01:26) - レミリア『はあ……はあ……はあ……』全速力で犬達から逃げていた -- 名無しさん (2013-01-19 21:14:23) - 例えるのなら種籾勢。モヒカンもとい、犬に追いつかれたら死ぬ -- 名無しさん (2013-01-19 21:27:18) - 裏山に野犬の群がいるのに藤井邸の住人が安穏と暮らしている理由? 拳王様(ハイドリヒ)のお住まいにカチ込み掛けるモヒカンなど存在しねえ!!!! -- 名無しさん (2013-01-19 21:32:22) - 弱きを踏みにじり強気にへつらうモヒカニズム。 相手は臆病な子猫でしかない。野犬達はこのとき地球一の勇者だった -- 名無しさん (2013-01-19 21:34:46) - レミリア『はあ……は…あ……はあ』 背中や脇腹や後ろ足や尻尾に付けられた傷から鮮血が流れる。今は絶大な恐怖を抱いているため痛みを感じないが、後で苦痛に苛まれるだろう -- 名無しさん (2013-01-19 21:43:53) - 家の方へと逃げれば百獣の王の気がモヒ…もとい、野良犬達を寄せ付けないのだが、地理になれていないレミリアは、夜の森の中を闇雲に駆け回り、家から段々離れていった -- 名無しさん (2013-01-19 21:48:01) - 物陰に隠れてやり過ごそうにも、流れる血の臭いで、簡単に見つかってしまい。レミリアは、ただ走るしかなかった -- 名無しさん (2013-01-19 21:49:57) - レミリアのにおいと足跡を辿ると、物陰を移動しているために、足取りが安定しているようには思えなかっが、方向自体は常に一つの向きを向いていた -- 名無しさん (2013-01-19 22:00:02) - マキナ(裏の林へ行ったのか) まさかレミリアが単独行動するとは思わなかったので、ティルレ・ワンガーの事を教えていなかったことをマキナは後悔した。連中は野犬である。野良と違い、完全に野生を取り戻した犬達だ。レミリアでは抗うことはおろか、逃げ延びることも出来ないだろう -- 名無しさん (2013-01-19 22:00:20) - マキナは猛然と地を蹴った(思い過ごしであれば良いが) -- 名無しさん (2013-01-19 22:08:52) - 林の奥………… レミリア『ぐあああああああっ!!!!!!!!』 アニキ『殺すなよ…けどよ……暴れたり逃げたり出来なくなる程度には痛めつけとけ』 捕まったレミリアは犬達にリンチされていた -- 名無しさん (2013-01-19 22:16:11) - とりあえずマキナを殺すまでは生きてれば良い。その後は生きていても死んでいてもどうでも良い -- 名無しさん (2013-01-19 22:22:51) - 鈴やシュライバーには復讐しないのかって?南斗六聖拳に襲いかかるモヒカンなんて、女装した水鳥拳伝承者に釣られたアフォしかおらん!!!!!! -- 名無しさん (2013-01-19 22:30:16) - 犬達にしてみれば一番与し易そうなマキナを狙うのは当然のことだった。 マッキーが世紀末救世主に該当するとも知らないで…………合掌 -- 名無しさん (2013-01-19 22:33:33) - 兄貴はレミリアの傍に近づいた。耳を伏せ尻尾を丸めて、うずくまる防御姿勢のまま、動かないレミリアの首根っこをくわえると、思い切り振り回し、放り投げた -- 名無しさん (2013-01-20 05:23:30) - 放物線を描いて飛んだレミリアは、受け身を取ることも出来ず地面に叩きつけられた。 アニキ『この位痛めつけとけば何も出来ねえだろう。後はマキナをブチ殺すだけだ』 舎弟3『……アニキィ』 アニキ『何だ?』 舎弟3『マキナの野郎は何処に……』 アニキ『………………』 考えていなかった -- 名無しさん (2013-01-20 05:27:04) - 林の中 -- 名無しさん (2013-01-20 05:35:14) - マキナ『………………』 無数の犬の足跡と、犬のそれに紛れて気づきにくいが、子猫の足跡を見つけた 『レミリアッッ』 -- 名無しさん (2013-01-20 05:37:33) - ティルレ・ワンガーは困り果てていた。後はマキナを呼んでくるだけなのに、誰が呼んでくるかで揉めていたのだ -- 名無しさん (2013-01-20 06:16:20) - 野犬が人家に近付けば大騒ぎだ。しかもあの家には犬じゃ絶対勝てないのが何匹かいる -- 名無しさん (2013-01-20 07:56:55) - よしんばマッキーに直接会えても幕引き第一号なのは目に見えている -- 名無しさん (2013-01-20 10:02:47) - そんな所へ飛来する黒い影 -- 名無しさん (2013-01-20 10:15:01) - キレたマッキーが名乗りも上げず襲いかかったのだ -- 名無しさん (2013-01-20 10:32:16) - マッキー無双開始 -- 名無しさん (2013-01-20 11:27:57) - 千切っては投げ千切っては投げ -- 名無しさん (2013-01-20 11:45:57) - テーレッテー -- 名無しさん (2013-01-20 11:49:40) - 十五分後。ティルレ・ワンガーは全滅していた -- 名無しさん (2013-01-20 13:03:53) - マキナ「・・・・・・・・・・・マッキースマイルが鈍っているな・・・鍛えなおさねば」 -- 名無しさん (2013-01-20 13:28:07) - 無傷で勝利した癖に物騒なことを口走る・・・ -- 名無しさん (2013-01-20 13:43:17) - ぼろ雑巾の態で地面に転がったレミリアに近づいた -- 名無しさん (2013-01-20 14:20:07) - マキナ『レミリア……』 返事がない。 マキナはレミリアの身体をそっとくわえて持ち上げると、一番頼りになりそうなニートの所へ運ぶことにした -- 名無しさん (2013-01-20 14:43:46) - 見直されて部屋で寝ることを許されたニート「……うん」 -- 名無しさん (2013-01-20 15:02:52) - ニートは立ち上がると、扉を開けて椅子に掛けた -- 名無しさん (2013-01-20 15:38:00) - 約三十分後 -- 名無しさん (2013-01-20 15:43:01) - やたら頼りがいのあるニート「やあ…マキナ」 -- 名無しさん (2013-01-20 17:34:49) - マキナ『…………』 くわえたレミリアをそっと降ろした -- 名無しさん (2013-01-20 18:28:39) - 水銀「やったのはどいつだね?」 マキナ「ティレルワンガーのやつらだ・・・潰してきた」 -- 名無しさん (2013-01-20 18:32:19) - 猫との対話のはずなのに・・・渋い・・・・ -- 名無しさん (2013-01-20 18:44:06) - 水銀「どれ……」 拾い上げると、テーブルの上に横たえた。 「失策たな、マキナよ」 -- 名無しさん (2013-01-20 19:03:32) - マキナ『………………』 -- 名無しさん (2013-01-20 19:08:10) - レミリア『うう……マ……キナ』マキナ『!?』 水銀「目を醒ましたわけではない。うなされているだけだ」 -- 名無しさん (2013-01-21 12:08:01) - レミリア「……マキナ……どこ…怖い…………いたい…助……けて」 -- 名無しさん (2013-01-25 17:44:47) - マキナ「……済まない」 -- 名無しさん (2013-01-25 20:37:11) - レミリアの傷をなめる。 -- 名無しさん (2013-01-25 23:44:28) - 水銀「さて、マキナよ。」 マキナ「…………。」 水銀「この先どうするつもりだ?常にレミリアの傍についている訳にもいくまい」 -- 名無しさん (2013-01-31 21:23:01) - マキナ「……………………。」 水銀「それに、だ。常に傍にいたとしてもだ。お前の力の及ばぬ事態が生じればどうする?お前はレミリアが外で生きることを望んでいるようだが、自動車事故や心ない人間から加えられる危害から護りきれるのか?」 マキナ「…………。」理屈としては正しいが猫に言うことではない -- 名無しさん (2013-01-31 21:28:09) - マキナ「…………。」俯くマキナ。その脳裏には司狼に不覚をとった後の、レミリアとの問答が回想されていた -- 名無しさん (2013-01-31 21:29:32) - 水銀「そこでだ。ここに選択肢が三つ有る」 偉大な碩学に、自身の魂を売り渡す契約書にサインさせたときの、悪魔を思わせる笑みを浮かべて言った -- 名無しさん (2013-01-31 21:33:25) - 水銀「一つ目、常にレミリアの状態を感知できるようにする。今日のようなことがあっても瞬時にお前に伝わる。二つ目、サイボーグ化。猫を越える力を発揮できる。三つ目、人化能力の獲得。猫のみではどうにもならない事態も解決できる」 -- 名無しさん (2013-01-31 21:37:23) - 水銀「無論。どれも選ばないという選択もある」 -- 名無しさん (2013-01-31 21:41:26) - マキナ「四だ…もう一つ増やせ…夢に出てくる…二足歩行の鋼鉄の虎になれるようになりたい…」 水銀「夢に出てくる?二足歩行の鋼鉄の虎…?」 -- 名無しさん (2013-01-31 21:44:58) - 水銀「マキナよ…少し見せろ」 マキナ「ああ」 そう言うと水銀はマキナの脳内イメージを覗いた… -- 名無しさん (2013-01-31 22:39:08) - 水銀「……ああ。ガ●レオン」 マキナ「……黒羊とか言ったら殺す」 水銀「冗談だ」 -- 名無しさん (2013-01-31 22:52:00) - 水銀「ほう……これは…随分と勇壮な」 -- 名無しさん (2013-01-31 22:53:00) - これならばレミリアに降りかかる災厄を悉く退けられるだろう。ワンパンで -- 名無しさん (2013-01-31 22:55:17) - しかし…これは嘆きと怒りによるものだと水銀は悟った… -- 名無しさん (2013-01-31 22:57:17) - 水銀「ふむ……」 -- 14番目の黒円卓 (2013-02-01 22:39:41) - マキナ「・・・・・・・・・」 水銀「マキナよ・・・これの元が何か・・・・解っているな?」 マキナ「無論だ・・・・」 -- 名無しさん (2013-02-01 22:57:36) - 水銀「そうか……」 -- 14番目の黒円卓 (2013-02-01 23:05:16) - 水銀「これはおそらく三の応用になる・・・・」 -- 名無しさん (2013-02-01 23:11:37) - マキナ『…………』 -- 14番目の黒円卓 (2013-02-01 23:16:30) - 水銀「私としても、君と酒が飲めるのは嬉しい限りだ…三で妥協する気は無いかね?」 -- 名無しさん (2013-02-01 23:37:22) - マキナ「ああ・・・・故にだ・・・・」 水銀「変わらんな・・・」 マキナ「そうだな」 -- 名無しさん (2013-02-02 01:47:37) - 過去に自分が受けたものと同じかそれ以上の、酷い虐待を受ける動物達が、絶えることがないという事実に対する、マキナの怒りと嘆きは深かった -- 名無しさん (2013-02-02 04:15:42) - 水銀「マキナよ…覚えておくといい、心だ何だと最初から叫ぶ奴らは…偽善者だ、偶には違うのも居るだろう。しかしな、本当にそれを叫んでいいのは、痛みを知る者だけだ…君らにはその資格がある…人間以上にだ…私のような他力本願な偽善者が言えたことでは無いがね」 水銀の言葉はマキナに向けてであり、自分に向けてのモノだった -- 名無しさん (2013-02-02 04:45:00) - マキナ「記憶に留めておこう」 -- 名無しさん (2013-02-02 20:46:00) - 水銀「では…着いてこい…」 -- 名無しさん (2013-02-03 19:21:45) - マキナ「…………」 -- 名無しさん (2013-02-03 23:02:11) - 水銀「レミリアなら大丈夫だ。もう処置は済んでいる」 -- 名無しさん (2013-02-07 20:18:16) - マキナ『………そうか』 -- 名無しさん (2013-02-09 18:18:53) - 水銀「では行くぞ。レミリアが眼を醒ます前に終わらせる」 -- 名無しさん (2013-02-09 20:38:56) - そしてマキナは水銀についていった… -- 名無しさん (2013-02-10 12:50:41) - そして翌朝 -- 名無しさん (2013-02-11 17:08:39) - 水銀「息子よ、マキナと酒が飲めるぞ(-_☆)」 蓮「は?」 -- 名無しさん (2013-02-11 17:17:10) - いきなりのことに面食らう蓮 -- 名無しさん (2013-02-11 17:21:09) - 隣に座るマキナは猫のままだ…しかし酒が飲めるという… 水銀「マキナ…」 マキナ《モードチェンジ…人間》 言うとマキナが人間の姿になった… 蓮「マキナ(゚Д゚;)!!!!!!!?????」 無論Σ( ̄□ ̄)!である -- 名無しさん (2013-02-11 17:25:50) - そこに現れたのは渋い中年男性だった…ハードボイルドという言葉がよく似合う男がそこにいた… マキナ「おはよう、飼い主殿、いや…蓮と呼んだ方がよいか?」 無駄に渋い声で問うマキナ -- 名無しさん (2013-02-11 17:28:25) - 水銀「先に言っておくが…マキナが望んだことだ…文句は言うなよ?」 珍しくマジな水銀 -- 名無しさん (2013-02-11 17:39:11) - 蓮「………………そうか」 渋々ながら納得した -- 名無しさん (2013-02-11 20:06:10) - マリィ「ふわ~、おはよう蓮」眠そうに目をこする。 -- 名無しさん (2013-02-11 22:50:19) - マリィ「!?」 マキナを見て驚いた -- 名無しさん (2013-02-12 09:12:26) - そこへほかのペット達もやってくる。 ルサルカ『むにゃむにゃ……おはよう』 -- 名無しさん (2013-02-12 21:30:37) - 全員硬直した -- 名無しさん (2013-02-13 04:12:31) - 一同(臭いはマキナだよな……) -- 名無しさん (2013-02-13 04:13:39) - マキナ「俺はマキナだが?」 一同「(゚Д゚;)!!!!!!??????????」 -- 名無しさん (2013-02-13 04:25:39) - マリィ「カリオストロ(^_^;)?」 水銀「これはマキナが望んだことだ…文句や殺傷は控えてくれたまえ…」 珍しくマジだ -- 名無しさん (2013-02-13 13:19:32) - ルサルカ『』a -- 名無しさん (2013-02-13 14:49:39) - ↑訂正  ルサルカ『あ、あんた化け猫になったっていうの?;』 -- 名無しさん (2013-02-13 14:50:29) - マキナ「まぁ…そうなるな…」 -- 名無しさん (2013-02-13 14:52:55) - マキナ「お前も化け蛇になれば対等だろう?」  -- 名無しさん (2013-02-13 14:53:33) - 水銀「マキナ、そろそろ戻れ」 マキナ「了解だ」 元に戻った -- 名無しさん (2013-02-13 17:39:35) - 一同「…………」 絶句していた。 ハイドリヒ『一体、如何なる経緯で、そうなったのだ?』 -- 名無しさん (2013-02-13 17:50:13) - ……事情を話す。 -- 14番目の黒円卓 (2013-02-13 19:24:05) - ハイドリヒ「ほう…」 -- 名無しさん (2013-02-14 14:59:24) - ベア「レミリアのためにそこまで」 -- 名無しさん (2013-02-14 21:00:13) - 米「で?あのチビはどこだよ」 -- 名無しさん (2013-02-15 18:52:19) - 水銀「今は眠っているよ」 -- 名無しさん (2013-02-15 19:49:30) - 水銀「子供には夢を見る時間が必要なのだ」 -- 名無しさん (2013-02-15 19:55:17) - 水銀「マキナよ・・・・今晩一杯どうかね?」 マキナ「付き合おう」 -- 名無しさん (2013-02-15 19:56:53) - マリィ「飲み過ぎたらダメよ」 蓮「順応早っ!?」 -- 名無しさん (2013-02-15 20:46:20) - マキナ「解っている」 -- 名無しさん (2013-02-15 20:50:32) - 水銀「マキナよ。そろそろレミリアが眼を醒ます頃だ」 -- 名無しさん (2013-02-18 20:28:04) - マキナ『承知した』 -- 名無しさん (2013-02-19 18:52:45) - その頃レミリアは、夢に凄惨窮まりない過去を見ていた -- 名無しさん (2013-04-27 00:17:07) - だが、一瞬。苦痛しかない記憶の中で、温かいものが触れる。この感覚は……大きく硬いが、人間の手だ。自分をいじめていた人間とは違う、優しい手。 -- 名無しさん (2013-08-05 00:18:50) - 夢が終わる。覚醒しきっていない頭で、頭上を見上げると、見たことも無い大人の人間が心配そうに自分を見ていた。 -- 名無しさん (2013-08-05 00:20:11) - 『……マキナ?』 自分を心配してくれた黒猫の名を呼ぶ。 「ああ、もう少し休んでいると良い」 おかしなことに、猫の名を呼ばれた男は否定するでもなく頭を撫でてくる。 『……うん』 このおかしな遣り取りは夢なのだろう、そう思いながら再度夢の世界に旅立つ。今度は、過去を見る事は無かった。 -- 名無しさん (2013-08-06 23:57:28) - 安らかに眠る姿に、マキナも安堵をおぼえる。 (お前の心の傷……俺に癒せるか?) 先程までの、余りに酷い魘され様に、マキナの心にも僅かだが陰りが生まれる。 -- 名無しさん (2013-08-07 00:16:30) - 『さてね、見えない傷だどれほど深く、痛むのかなど、当人以外誰もわからん。それでも、そばに居続けるのだろう?』 聞きなれているはずなのに、どこか威厳を感じさせる声が風に乗って流れてくる。 (……当然だ) 『ならば、迷う事などあるまい』 力強い返答に満足げに頷く。 -- 名無しさん (2013-08-07 00:26:11) - 「俺はお前のそばに居続けよう。その傷が癒えなくとも、癒えたとしてもずっとずっとだ」 優しく語る男性に、眼下の猫も嬉しそうに尻尾が揺れる。 -- 名無しさん (2013-08-07 00:27:25) - 彼女の傷が癒える日も、恐らくそう遠くは無いのだろう。お人よしの家族がいるのだから――FIN -- 名無しさん (2013-08-07 00:27:57)

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