HGUC1/144 ハイザック(ティターンズカラー)

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製作コンセプト&背景

ハイザックです!!
ゲームや新約Zのお陰でいまやZガンダムを代表するMSの一機となりました。
グリプス戦役の名機として扱われたりスポンサーの都合で登場したザクのパチもんとか
場所や人により、持つイメージが大きく違うMSだと思います。

このズングリムックリした感じは結構好きです。

そんなハイザックを「ディテールアップするけどアニメ版っぽく」
というスタンスで製作しました。


作業工程

仮組み→ペーパー掛け(320~600番)→合わせ目消し・ライン処理 ・ヒケ処理→改修・改造→ペーパー掛け(600~800番)
洗浄→サフ吹き(1000番4倍希釈3回重ね吹き)→塗装(3回重ね吹き)→デカールなど→クリアー(3回重ね吹き)→仕上げ
ツヤ:ツヤ消し 一部キャンディ塗装

HGUCハイザックはHGシリーズでも初期の2000年にシリーズ12作目として発売されました。
発売当時は十分に高クオリティなキットでしたが、近年のキットと比べるとやはり見劣りしてしまいます。
色分けの仕方や成型そのものが、最近のキットと比べるとHGというより旧キットに近い印象を受けました。

パーツの裏側の粗さは見えない分には問題ないのですが、ヒケや歪みとしてパーツ表面に浮き出てしまっています。
しかしながら素性はとても良いキットですので、粗さを改善しつつ素性の良さを前面に押し出した作り方をし
アニメ版ハイザックのディテールアップ版としての完成を目指しました。


最近のキットと比較すると何かデップリとしたイメージをもたれると思います。
このデップリとした印象の原因となっているのは使われているパーツ全般の丸みです。

一見すると平面に見えるパーツでも微かに曲面を描いています。
近年のキットですと、この曲面はペーパー掛けなりで平面にしてしまうことが多いのですが
今回はこの曲面をフル活用しました。


曲面の合間にあるヒケや歪みはヤスリなどでは対処しきれなかったため
500番の溶きパテを利用した上でスポンジヤスリを使い元々の曲面を潰さないようにしています。

バックパックやふくらはぎ裏のバーニアはツヤ黒→メッキシルバーを重ねた上で噴射口周辺にエナメルレッドを。
腕、スパイクアーマーには市販のディテールパーツをツヤ黒→メッキシルバーで塗装。
その上に微量のクリアーグレートーンを重ねて、ツヤ消し塗装である本体との違和感が出ないようにしました。

胴体・腕・シールド・スパイクアーマー・腰・足、全体にプラ板でディテールアップ。
素性が壊れないよう小さく加工したプラ板をちりばめる程度にとどめました。


本来のカラーパターンは濃い緑・緑・関節などのグレー・黄色の4色がメインですが
ここに濃い緑(2パターン)・緑(2パターン)を追加しマスキングなど行ったうえで塗りわけ。
黒や白で明彩度を変えた調色ですので違和感なく仕上がっていると思います。

デカールはシールドのティターンズマークのみ。
デカールによって本来のアニメ版ハイザックからイメージがかけ離れすぎてしまうことは避けたかったので
デカールは必要最低限です。

モノアイは多面カットラインストーンを利用。
画像内で発光しているように見えるのは光を反射しているためです。




ご覧頂きましてありがとうございました。bySAKI






最終更新:2013年01月18日 00:19