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~使い魔は錬金術師~


「う~ん」

エドは一人混乱したままだった。ルイズの部屋に行き、説明を受けたのだ。
自分はルイズに召喚された使い魔。帰る方法はない。この世界はエドが知っている世界ではない。

「う~ん」

エドは何度か唸っていたが、ある程度理解をした。しかし…

(俺が生きてるってことは、アルはどうなったんだ。まさか…)

「おーい。もしもし?…ちょっとあんた!人の話を聞きなさいよ!」
「…ん?あぁ悪い悪い。別に聞いてないわけじゃないんだ」

そういうエドの態度に、ルイズはさらに怒りを増していく

「いい?あんたは私の使い魔で、私はご主人様なんだからね!!」
「あぁ(まさか…失敗…したのか?…だけど…門を抜けるとそこは…たしかミュンヘンだったはずだ…だけど…)」
「ちょっと…き・き・な・さ・い!!」

エドはいつものクセがでていた。あの驚異的な集中力だ。考え事をすると他のものが聞こえなくなる。

(…つまり……だけど…俺は確かに門を抜けた……代価は…代価は同じだったはず…まさか…)

バン!!

「ちょっとあんたっ!いい加減にしなさいよっ!!」
ルイズが机を叩いた。エドの思考が現実に戻される。
「な、なんだ!少し静かにしてくれ」
「黙りなさい!使い魔に主人にくちごたえしない!てゆーかもっと他にやることがあるでしょ!」
「やること?」
「そうよ」
「……」
「なんでそこで黙るのよ」

(いちいちうるさい女だなぁ…ん?)
「…なぁ、聞きたい事があるんだけど…」
「なに?言ってみなさい」「…誰だ、お前?」
「…」
「…」
「な…」
「?な??」
「なにを今まで聞いてたのよあんたはぁ~!!!!」「うるせぇ。って、痛っ!鞭でなぐるんじゃねぇ!!!!」

ルイズは鞭で、激しくエドをなぐっていた。その顔は子供が見たら、トラウマになるかと思うほど激しく怒っていた。

「止めろ!…止めろって言ってるじゃねぇか!!!」
パンッ!

エドは両手を合わせ、錬金術を発動する。
床から木のつるが出てきて、ルイズをぐるぐる巻きにした。

「!?な、なによこれ!!解きなさいよ~」
「黙れ!聞いてるのはこっちだ!少しは話を聞け」

「いやぁ~~放しなさぁ~い!!!!」
「うるせぇ~!話を聞けって言ってるのがわからねぇのか!」
「!?」

ルイズはエドの剣幕に黙ってしまう。

「とにかく、名前を教えてくれ」
「ルイズ。…ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールよ。ってさっきも言ったでしょ?やっぱりあんた聞いてなかったんじゃない!!」
「えっ……(汗)」
「なによ!」
「…とにかく、俺はなんでお前に召喚されたんだ?」「知らないわよ!私が聞きたいくらいよ!なんで平民なんか…ブツブツ…」
「あ~」
「なによ!」
「いや、別に…」

(そういえば、そんなこと言ってたな………ん?)

エドは、今の今まで自分がなんでこんな事になっているか分かっていなかった事に気付いた。

「ああぁ!!!!」
「!?な、なによ急に?」「なんで俺はこんなとこにいるんだ?」
「遅っ!」
「なんで…」
「さっき言ったじゃない!あんたは私が召喚した使い魔なの!そして私は、あんたのご主人様よ!」

ルイズは胸を張って言った(つるでぐるぐる巻きにされたままで)。
「なっ!」
「ふふん(やっと分かったようね。誰が『上』なのかが)」
「なっ…」
「何よ?」
「な、なんで…やってられっかぁ~!!!!」
「ち、ちょっと!ドコに行くのよ!てゆーかこれを解いていきなさぁ~い!」