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ルイズが機嫌悪そうな顔をしながら本を読んでいる
それはエドが本を渡したときからだった。

「エド、あんた何読んでいるの?」

「ん、あぁこの本か?」

エドはルイズに本を見せた、表紙には魔方陣みたいな絵と「錬金術入門」と言う文字が書いてあった

「何でそれを読んでいるの?」

「錬金術は科学技術だからな、結構これは難しいけど、俺はあきらめなかったぜ」

それを聞いたルイズがカチンと来た

「エド・・・その本私に貸しなさいよ」

「えっ?」

「いいから貸しなさい!!、使い魔が難しいもので錬金術を学ぶなんて。貴族の名が傷つくわ!!っ」

エドは訳が分からないままルイズに本を貸した、しかし錬金術はいくら学んでも大抵の人間は途中で止めてしまうと言うものだ
しかしエドは両手を叩いて錬金術を発生させるのはこの本のおかげだとルイズは勘違いしていた




「(これで私もゼロじゃないって事を証明してやるわ!)」

そう思ったルイズは本を開いた、開いたら中身は凄く難しい説明分や図などがいろいろと書いてあった

「なっ・・・何よこれッ!?、あんたこんなに難しい本を読んでいたの!!?(汗)」

「えっ?まぁな、言っただろ?。結構難しいって、俺が教えてやろうか?」

「なっなななっ!、何バカ言ってんのよ!?。こんな簡単な本・・わわわ私でちょちょいのちょーいってできるわよ!」

ルイズが顔を真っ赤にして得意げに言うが、エドはポカンとなっていた
やがて、ルイズがエドを睨んだ

「何ボケッとしてるのよ、さっさと洗濯に行きなさいよ!!」

「なっ!」

「洗濯が終わったら掃除しなさい、やらなかったらご飯抜きよ!!」

エドは分からないままで服とか下着とか入ってるカゴを持って洗濯に行った
ルイズはペラペラと本を見ている、すると1つのページにルイズは止まった

「何よ・・・これ・・・」

ルイズが読んでいるのは、人体の構想が書いてあるページだった

「これならできるかも・・・うん!」

ルイズがそう言うと、外に出かけた
そのページは・・・錬金術で禁じられている最大の禁忌「人体練成」のページだった



その頃のエドは洗濯を終えて、戻ろうとした時。自分の右腕を見た
それは・・・エドと弟のアルフォンスは幼い頃、母親を亡くした

『アル!、アル!、アルフォンス!』

『どうしたのさ?、兄さん』

『これだ!、この理論なら完璧だよ!』

『これって・・・まさか』

二人は・・・母を蘇らせようと錬金術を学んだ
そしてその夜、彼らはやってしまった。最大の禁忌・・・人体錬成を
エドとアルは、錬成陣に手を置いた、すると光が出た。その時にいきなり真っ暗になった

『兄さん・・・何か変だよ!』

アルがエドに話しかけた直後、アルの悲鳴が聞こえた
エドはアルのところを見た。アルの手から黒い手がアルの手を千切っていた

『アル!!』

エドがアルのところに向かったが、エドの左足に何かが引っかかった
なんと、エドの左足にも黒い手が無数にエドの左足を千切っていた

『兄さん!、兄さん!。兄さん!、兄さーーーーーーーーーん!!!』

『アルーーーーーーーーーー!!!!』

錬成は失敗した、つまり・・・リバウンドだ。エドは左足を持っていかれ
アルは身体を持っていかれた、するとエドは鎧を倒した

『返せよ・・・弟なんだよ・・・足だろうが・・・両腕だろが・・・心臓だろうが・・・くれてやる・・・だから返せよ・・・たった一人の・・』

弟なんだよぉぉぉおぉぉぉぉぉ!!!!

彼は自分の右腕を犠牲にしてまで、アルの魂を鎧に定着させた
そして現在、エドは訳が分からないまま、ルイズに召還されてしまった
彼はあきらめなかった・・・自分の世界に戻って賢者の石を探す決心をした



「エドさん?」

「うおわっ!?」

エドはその声に驚いたようだ、振り向くとシエスタが立っていた

「シ・・・シエスタ」

「どうしたのですか?、暗い顔して」

「い・・いや別に暗い顔してねーって!、ほらこの通り元気だぜ!(苦笑)」

「でも顔から汗が出てますよ」

「うっ・・・」

気まずい風景になってしまった、エドはごまかせ切れなかった
すると、シエスタが口を開いた

「エドさん」

「ん?」

「もし何か悩みがありましたら、いつでも私に相談してください」

「えっ?」

「何か悩みがあれば、私いつでも相談になります」

「ありがとな・・・シエスタ」

エドはシエスタに笑顔見せると、カゴを持ってるルイズの部屋に向かった



エドが部屋に戻ってくると、ルイズが本を開いたまま居眠りしていた

「ルイズの奴・・・難しくて寝ちまったのか・・・・」

エドが自分の赤いコートをルイズに被せた
そして本を持とうとしたときにエドは異変に気が付いた

「(えっ!、何故だ!?)」

エドが見たのは人体錬成のページだった、実はこのページはエドが破いたページだった
それが元に戻っていた

「(バカな、このページは無くなったはずが!?)」

「どうしたんだ相棒?、怖い顔して」

エドの背中からデルフが話しかけた

「見れば分かるだろ!?・・・これは・・・人体錬成のページだ!!」

エドが怒鳴った勢いでルイズが目を覚ましてしまった
一瞬ギクッとなってしまったエド

「んぅ~・・・夢中になって寝ちゃった・・ふあ~」

「ル・・・ルイズ」

「はっ!?、ええええ・・・・エド!?。あんた何でここにいるのよ!?」

「洗濯し終わって戻ってきたんだよ!!」

またルイズがボケたので突っ込むエド
やっとルイズが思い出してきた



「じゃあ次は掃除ね」

「早速それかよ!、それとルイズ・・・掃除が終わったら話がある・・・」

「なっ!?」

それ聞くとルイズがびくった、いきなり話があると聞いたら誰だって驚くよ・・・

「わ・・分かったわよ・・・エドがどうしても話したいなら・・・かっ勘違いしないでね!、べべべべっ別に好きだからって聞きたいわけじゃないんだから!!」

「それは好きって言うんだぜ?貴族っ娘」

「う・・・うるさいうるさいうるさいうるさいうるさい!!(真っ赤)」

ルイズが真っ赤にして怒鳴る
それでもまだからかうデルフ、でもエドの表情は悲しくそんな表情だった




掃除を終えたエドが椅子に座る、ルイズはベッドに腰掛けた
エドの表情は笑っていなかった

「ルイズ、お前あのページを見たのか?・・・」

「えっ?・・・えぇ人の図面が書いてあったのよ・・・・それがどうしたの?」

エドの顔が暗くなる、そしてエドは言ってしまった
誰にも話したくなかったことを

「話しただろ?、禁忌を犯したって・・・・」

「じゃああのページは!?」

「あれは・・・人を錬成する禁断の錬金術・・・「人体錬成」だ」

ルイズは驚いた表情をした、あのページはエドのつらい過去だった
エドがまだ話をする。それも涙を流しながら

「俺はアルの魂を鎧に定着したんだ・・・けど俺はあいつに・・・怖くていえなかった事があるんだ・・・・」

「怖くて・・・・」

「あいつは・・・アルは俺のことを恨んでるじゃないかって・・・」

ルイズは・・・黙って聞いていた、エドがまだ話す



「アルが鎧の身体になっちまったのも・・・俺のせいだ、だからあいつは俺の事をずっと恨んでるじゃないかってよ・・・」

エドの目から涙がポタポタと落ちてきた、肉体を失い、寝る事も疲れることもできなくなってしまった弟
その弟がエドを恨んでいるんではないかとエドはずっと思ってきた

「違うと思うわよ」

「えっ?」

ルイズがエドに優しく話した、ルイズの表情は優しい顔だった
エドの顔は涙でくしゃくしゃだった、ルイズはエドに話しかけた

「本当に恨んでいるなら、エドとその賢者の石を探す事ないわよ・・・恨んでるはずないわ」

「なんで・・・・」

「言ったでしょ?、エドの事を信じてるって」

ルイズの優しい言葉にエドはまた涙をこぼした、その時にルイズはエドを抱きついていた

「エドだって・・・泣きたい時があるでしょ?・・・思い切り泣いていいわよ」

「っ・・・!!」

エドは声を出さないまま、ルイズに抱きついたまま泣き続けた
ルイズの目にも涙がぽろぽろとこぼれた

「(おーおーおー、憎いねぇ相棒!)」

エドはデルフがいることを忘れていた



そしてその翌日

「エド!!」

またもやルイズの大声がエドに響いた

「またあんた洗濯をサボってあのメイドと話してたわね!!!」

「うっせぇ!!誰だって話たっていいじゃねぇか!!!」

「良くないわよこのマイクロどチビ!!!」

「だぁれが超ミニマムミジンコドチビかぁぁぁああ!!!!!!」

相変わらずの風景だった・・・
人体錬成のページはエドが完全に破いてしまったという

終わり