第3話
―おい見ろよw
―ホントに平民を使い魔にしてるぜww
―さすが、『ゼロ』のルイズだよなwww
今日は各々の使い魔のお披露目があり、教室のなかには様々な使い摩がいた
「色んな動物がいるなぁ。すごいな」
「あんたもその中の一匹なんだからね!」
「………(泣)」
何やら機嫌が悪いようだ。確かにこの教室にはルイズを笑う者ばかりで、エドも嫌な感じがしていた
「みなさん静かに!いいですか?今日みなさんには練金をしてもらいます。この石をこうやって…」
シュヴルーズ先生が杖をふり、短くルーンを呟くと、石が光だした
「ゴゴ、ゴールドですか?ミセス・シュヴルーズ?」
キュルケが身を乗り出して言った
「違います。ただの真鍮です。ゴールドを錬金できるのは『スクウェア』クラスのメイジだけです。……私などただの…『トライアングル』ですからwww」
(錬金?)
錬金という単語に反応してエドは反射的に立っていた
「!?なんですか?いきなり!」
エドは石が置いてある机まで歩いて行った。ルイズが止めるのを聞かずに
パンッ!!
「!!な、な、な、jpdふじこ?!!」
ミセス・シュヴルーズを始め、多くの生徒が絶句した…キュルケをのぞいて
「ゴゴ、ゴールドだわ!ゴールドよ!」
(なんなの?この使い魔は?たしか…ミス・ヴァリエールの使い魔でしたわね)
エドは何食わぬ顔でただの真鍮をゴールドに変えたのだ。
(力はそのままのようだな!これなら何とかなるか)
「…ん?あぁ、すまない。別に授業の邪魔をしたつもりはなかったんだ。ただ、少し確かめたかったかけだから」
そう言いながらエドはルイズの後ろに戻って行った。
「ゴールドよゴールド!あぁ…なんて美しいの!」
キュルケはまだ興奮していた。しかし教師のミセス・シュヴルーズは顔を真っ赤に染めて何か言いたそうだった。彼女の二つ名は『赤土』だった………
コホン!
「と、とにかく、じ、授業を続けます!…ミス・ヴァリエール!貴方が錬金をやってみなさい」
「先生!!やめた方がいいと思います」
と、キュルケ
「危険」
と、タバサ
他の生徒たちも反対をしている
「やります!!」
「「!?」」
ルイズはそう言って前に出て、杖を振った……
チュドーン
いきなりただの石が大爆発を起こし、机やら椅子などを吹き飛ばした…ミセス・シュヴルーズも一緒に。彼女は一番近くにいたため、廊下まで吹き飛ばされピクピク痙攣している
「…てへっ…ちょっと失敗したみたいね」
「なんで私がこんなことをしないといけないのよ…ブツブツ…」
「なんで俺まで…」
ルイズとエドは何とか回復したミセス・シュヴリーズに散らかった教室を片付けるように言われたのだ。ルイズは魔法を禁止さるている。……全く使えないのだがww…
「全く、面倒だな!」
パンッ!
「えっ?!?」
ルイズは目の前で起こったことが理解できなかった。エドが両手を叩いて、両手を地面についたと思ったら、散らかった教室が一瞬で元に戻ったのだ
「なな、何なのよ!その力は!!」
「これが錬金術だ。そして俺は『鋼の錬金術師』エドワード・エルリックだ!何回も言っただろ?」
「だから何なのよ?錬金術師?ぜんっぜんわかんない!!」
さっきからルイズはこの調子である。エドの話すことを一つも聞こうとしない
「なんでわからないんだ?さっきの授業で錬成してただろ?あの先生が!」
「だから、あれは『錬金』!『錬成』なんかじゃないわよ!あんた、ばかぁ?」
この一言でルイズに対しての不満が爆発した
「ばば、ばかだと!?おとなしくしてれば図に乗りやがって!ばかはお前だっ!なんで練生するだけで爆発を起こすんだ?ゼロのルイズ!」
完全に売り言葉に買い言葉で二人が言い争いをしていた。すると急にルイズが静かになり
「…わかったわ…」
「何がわかったんだ??」
「あんたが私に対しての、貴族に対しての口のききかたがまだわからないようね。…今日のお昼ご飯ナシね!」
「なんだと!?」
「それが嫌ならあやまりなさいよ!「ご主人様、わたしが悪かったです。すみませんm(__)m」ってね」
「なっ!?だ、誰がお前なんかにあやまってやるか!」
「だったらそこにずっといれば!!」
最終更新:2007年12月09日 22:41