激怒
SPELL/All Turn/使い捨て 【コスト】全
追加コストとして、あなたのコントロールする、対象の「男性」キャラクターを1体クラッシュする: 
フィールド上のすべてのキャラクターに、クラッシュした男性キャラクターのAPに等しい点数のダメージを与える。

駆逐》が現役で使われている環境の中、何故わざわざ出してきたのかが不明なスペル。
3エネルギー全体3ダメージのイベントがあるのだから、その効率を超えないことには価値がない。
しかし特徴はスペルな事程度であり、その効率を超えることは実質不可能である。

フィールドを一掃するのだから場のキャラクターを代償にしても問題ないだろうという発想自体はそこまで悪いものでもないが、場に出して有益な男がいないのが致命的。
せめて1域でAP3または2域でAP4以上を持つまともなキャラクターでも居ればまだ可能性はあったのだが、あろうことかマイナスハンドアドバンテージの生む《滝口 洋介》《華織 節夫》しかいないという噛み合わなさである。
理論上は《緒方 健太》のパートナー発動後や《遠藤 進》を即2枚以上場に出せていれば達成するのだが、必要カード枚数と成功確率の難度が跳ねあがる。
場を更地にしたいだけであれば《魔界の崩壊》で良いため、フィニッシャーも失うこの効果は全体ダメージ除去の利点を自ら捨ててしまっているといえる。

不良3人組》との相性は一応良いのだが除去目的で使うなら《駆逐》のほうが1ターン速いはずであり、結局色々制約がつきすぎていてまともなカードにはなっていない。
構築戦で使う場合は《不良3人組》を絡めたコンボパーツとしての採用になるだろう。

リミテッドでは貴重な全体除去かつ、男性キャラをピックしやすいので使うこともある。
辰宮 保昌》の能力への質問回答で公式が「効果中に場を離れたら永続します」という馬鹿げた回答を出したため、DP5以上は能力で縛り、それ以下はこのカードの効果で除去、なんていう怪しいシナジーが可能になり一応の使い道となっている。


セカンド-アンコモン
最終更新:2013年08月30日 17:13