空系


コントロールデッキの大半を占めていたのがこの空系。
理由の一つとしては、空に属するキャラクターを見渡してみても、殴り合いで優秀なものが殆ど存在していなかったこともが要因だった。
まともに使われたキャラクターと言えば「エルファーシア」「フィーリア」「天都みちる」「ディープワン」くらいで、全てコンボ用である。

「ユーティ」による過剰エネルギーにより、オールカラーのカードをいとも容易く多用でき、「荷物整理」での必要カード入手率や「ミント」のダメージ率が上がるので除去を多用できたことから結果的にコントロールデッキを作るなら空、という方向に進むこととなった。

速攻系に対しては1体づつ除去していては間に合わないため「駆逐」や「魔界の崩壊」などを使用してアドバンテージを稼ぐ必要があり、そのためには自分にデメリットがあってはならず、かつすばやく撃たなければならない。
ナビゲーターをサーチ手段は非常に多いゲームだった(色を気にしなければ更に)ので、結局「ユーティ」が存在する空が一番コントロール向きだったのである。
後に「どっかーん」「電極2号MK-2」等のコントロールデッキへ使えと言わんばかりの優良カードも登場したため、ウィニー嫌いのプレイヤーに愛用された色となった。

しかし、逆にいえば「ユーティ」のエネルギーを基準に各カードのコストが考えられているため、「ユーティ」が揃わないと何もできない。
さらに展開はリスクを負い、何らかの手段を多用することからその辺りの考慮も含めた構築力の問われるタイプであったと言える。

最終期に「ユーティ」「どっかーん」へ謎のエラッタが施され、空と言う色を支えてきたこれらのカードの消滅により、
コストが高く、ビートダウンが元々構築できないカードプールである空属性は、「コストが高いだけで何もしない色」となってしまう結末を迎えた。


採用実績があったカード


主なデッキ


最終更新:2012年09月27日 15:13