嫌いなモノ
EVENT/My Turn/フィールドにセット 【コスト】全全全
『嫌いなモノ』がフィールドに出た時、あなたは手札からナビゲーターカード以外のカードを1枚選び、『嫌いなモノ』の下に置く。
すべてのデュエルマスターは、『嫌いなモノ』の下に置かれたのと同じタイプのカードをプレイするとき、
追加コストとしてナビゲーター1枚をタップしなければならない。

プレイ制限をかけるタイプのフィールドイベント。
エネルギーではなくナビゲーターそのもののタップが必要なので、キャラクターなどの能力では支払えない。

なるべく早い段階で成立することができればそれなりに制限能力があると言えるが、場に影響を与えないカードをプレイする際に目的と合致したもう1枚のカードが手札に必要なことが最大のネック。
この関係でせっかく累積する効果も狙いにくい。

環境を考えてみると全デッキに《失敗》がある以上、イベントカードに制限を与えると自分の首を絞めかねないため候補にはしにくい。
このようなカードを使いたいのは、手札のアドバンテージを失ってまで行う必要のないビートダウンデッキではなく、コントロールデッキである。
そのデッキタイプが制限をかけたいのは殆どにおいてキャラクターのプレイになるはずである。
しかし、キャラクターのプレイに制限をかけようとすると、《嫌いなモノ》のプレイ時、手札にキャラクターカードが必要なのである。
キャラクターを使わないタイプの場合は揃う率が低くなり、使うタイプなら自分にも影響が来てしまう。
累積させることも容易な《簡単には通さん!!》でいいのでは?という疑問まで出てきてしまう。

腹を括ってイベント宣言をするにしても両方を揃えるのにある程度イベントカードはデッキに入れる必要がでてくる。
ようするに制限をかけたいカードタイプなのに、そのタイプを自らデッキに入れなければならないため、とんでもない矛盾が発生してしまっており、総合的に見て制限を大きく受けているのは、実はこのカードの使用側なのである。

「下に置いたカードタイプ以外をプレイするとき」もしくはせめて「『嫌いなモノ』がフィールドに出た時、あなたの山札からナビゲーターカード以外の任意のカードを1枚『嫌いなモノ』の下に置く」とでもないと使いにくい内容である。
その場合ビートダウンデッキのや水デッキのサイドボードから出てきかねないのでウザすぎるのだが

テキスト内で「とき」と「時」はどっちにするのか統一しなさいと当時思ったが、結果は最終エキスパンションだった。


サード-レア
最終更新:2022年10月29日 14:58