〔注1-3〕重要な後発事象の開示について(一般原則四)

 財務諸表には、損益計算書及び貸借対照表を作成する日までに発生した重要な後発事象を注記しなければならない。

 後発事象とは、貸借対照表日後に発生した事象で、次期以降の財政状態及び経営成績に影響を及ぼすものをいう。

 重要な後発事象を注記事項として開示することは、当該企業の将来の財政状態及び経営成績を理解するための補足情報として有用である。

 重要な後発事象の例としては、次のようなものがある。

イ 火災、出水等による重大な損害の発生

ロ 多額の増資又は減資及び多額の社債の発行又は繰上償還

ハ 企業の合併、重要な営業の譲渡又は譲受

ニ 重要な係争事件の発生又は解決

ホ 主要な取引先の倒産
最終更新:2007年06月05日 08:06