下級生・瑞穂調教 4


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下級生・瑞穂調教 第三話 放課後 1




校舎の玄関口から出てグラウンドを横切った左側、正方形に近い学園敷地の一角。
一際豊かな緑に囲まれるようにして建てられたプレハブ小屋群。
それらのプレハブは内部で幾つかの部屋に区切られ、主に運動部の部室として使用され
ていた。
瑞穂の所属する女子テニス部の部室もその一角だ。

一言にプレハブ小屋とはいっても建設現場などにみられる安物ではなく、壁にはウレタ
ン性の断熱・防音素材を挟み込み、冷暖房完備の優れもので、その上職員室から離れた
位取りと、まさに生徒達にとって最高の場所なのだ。

そのクラブハウス区画の裏手。
普段人が訪れることなどない、樹木と外壁に囲まれた薄暗い場所。
その一番端、唯一運動器具などの物置小屋として使用されているプレハブの裏側。
そこが瑞穂が稔に連れてこられた所だった。

「ここなら人目も気にならないよ」

「う、うん……そうね……」

瑞穂は長い黒髪を揺らし不安げに辺りを見回す。
うっそうと生い茂った樹木は、放課後とは言えまだ夕方前の日差しを殆ど遮り、
光のみならず運動場を走る生徒達の掛け声さえも、その浅緑の葉で吸収しているよう
だった。
初夏前だというのに、瑞穂がどこかしら寒気を感じるのも無理はない妖しげな場所だ。

耳に伝わる音が、カサカサと木の葉が風で揺れるぐらいなのも、普段は明るく元気な瑞
穂を心細くさせていく。
ふいに瑞穂が向けた視線の先には、生徒が悪さに使用して捨てたのか、塀の脇に所々錆
びた消火器転がり、横の草叢にはやや古びた印象を覗わせる石灰のラインを引く道具が
無造作に置かれていた。
こんな裏手だと、教師はおろか生徒でさえ滅多に訪れないであろう事は瑞穂にもすぐに
見て取れた。
確かに稔の言うとおり、ここならば他の誰にも相談事を聞かれる心配などないと。
唯一それだけが瑞穂の心を安心させた……。

「俺なら力になれると思うぜ、瑞穂ちゃん!」

不安げな瑞穂を落ち着かせるように稔が真面目な顔で話しかける。

「ありがとう……稔くん……」

薄暗い場所に二人きりというシュチュエーションのせいだろうか、いつもとは違う稔の
真摯な瞳に見つめられ、瑞穂は一瞬ドキッとする。
どこか違う今日の稔ならば信じられるような……なぜか、そんな気がするのだ。

瑞穂は、立ったまま美しい脚線美の脚をまっすぐに伸ばし、背中だけをクラブハウスの
外壁に預けるようにすると、豊かな黒髪、白いヘアバンドの頭を下に向かせ、地面に視
線を落とす。

「俺は何があっても瑞穂ちゃんの見方だぜ……」

「うん……」

稔が労わる様に話しかけるが瑞穂の耳には届いていなかった。
まだ瑞穂の中では、あの出来事を本当に稔に相談してもいいのか?相談するにしても、
どうやって話を切り出せばいいのか?考えがまとまらないでいたのだ。

そうして考えてる間に、時折遠く校舎側から風が吹き込み、軽く地面の草を揺らすと、
壁にもたれかかる瑞穂の赤紫のプリッツスカートをユラユラとなびかせる。
そのせいで若い張りに満ちた白い太腿がチラリ、チラリと露になり、その度に瑞穂の気
づかない所で稔の視線が動き回る。

(さすが学園一の美少女だけはあるよ、瑞穂ちゃん……テニスウェアの生脚とスコート
に包まれた美味しそうなお尻もいいけど、制服姿も最高にそそられる物があるぜ)

今までこれほど至近距離で眺める事など決して有り得なかった、学園のアイドルと呼ば
れる瑞穂の制服姿に稔の妄想が加速する。
稔の目の前に立つ瑞穂の身体は、制服の上からでも男としての妄想を激しく掻き立てる
のだ。

(それにしても……今日の瑞穂ちゃん、妙に色っぽいな……。
先週まではみこちゃんと一緒で何も知らない女の子、女の子って雰囲気だったのに……。
なんだか……こう滲み出るようなオーラみたいなフェロモンみたいな……これは、やっ
ぱり瑞穂ちゃん……)

稔が瑞穂の肉体の変化を牡の嗅覚で嗅ぎつけはじめる。
大学生である高田によって、週末、集中的に施された行為によって一気に大人の階段を
登らされた瑞穂の身体は、本人の望む望まないに関係なく牡を惹きつける魅力的な牝の
身体へと変貌しはじめていた。
しかも、まだ未成熟な肉体の内部から……。
稔は瑞穂の細いウェスト付近からヒップへと流れる曲線が、男に抱かれた事のない少女
のそれではなく、牡の味を何度も教え込まれた腰つきなのでは?、と思う。
何より教室での健太郎に対する瑞穂の対応を離れた席から盗み見ていた稔には、ある憶
測があった。
そして、それは恐らく間違いではないと……。

(へへ、健太郎には悪いが、ついに俺にもチャンスが回って来たようだな)

元々しまりの掛けた稔の顔がだらしなく緩む。
しかし、すぐに稔は気を引き締める。
一度左手で邪魔な自分の茶髪をかき上げると、瑞穂を優しく慰めにかかる。
教室で閃いた思惑通り、最後まで上手く事を運ばねばと思うのだ。

「もしかして健太郎となにかあったの? 
まさか、あいつ瑞穂ちゃんを悲しませるような事をしたんじゃ……」

最初は要らぬ警戒心を抱かせぬようにと離れて話していた稔が僅かに瑞穂に近づき、丁
度正面に立つと、慰めるようにそのなでやかな肩にそっと手をかける。

「ううん……健太郎くんは悪くないの……」

稔の口から健太郎の名前を聞き一瞬心が凍る思いのした瑞穂だが、すぐに小さく首を振る。

「じゃあ、なに?」

男子生徒の中でも背の高い方の稔が少し屈むようにして下から覗きあげ、瑞穂と視線を
あわせようとする。
稔の肩近くまで伸ばした茶髪の隙間で金色のピアスが怪しげな光を放つ。

「…………」

「おいおい、いつも明るい瑞穂ちゃんらしくないぜ!
 話してくれなくないと、俺、瑞穂ちゃんの力に成りたくてもなれないじゃん!」

「うん……そう……だよね……」

「俺って、そんな頼りないかな?これでも健太郎の親友だぜ!」

「うん、わかってる……」

「だからさ、ドーンと任せて全部話してみてくれって!
たまには健太郎じゃなくて俺を頼ってくれよ、瑞穂ちゃん! 
100%悪いようにはならないって!」

今まで心の中で描いていた軟弱でどこか軽薄な稔のイメージと違い、妙に頼もしい言葉
を連発する姿に瑞穂は勇気づけられる。
少なくとも稔が健太郎の親友である事は事実だし、いまの瑞穂にとってあの悪夢の様な
出来事を相談できる人間は、この後藤稔を置いて他には居ないように思えるのだ。

(健太郎くんの親友なら……きっと……)

俯いたままの瑞穂は深く息を吸い込むとゆっくり口を開く……。

「じつはわたし……金曜日の放課後……部活の先輩に呼ばれて葉月町へいったの……」

「へぇ~…………」

瑞穂の見えない所で稔の口元が勝利を確信したように歪む。
瑞穂の肩に置かれた稔の手が次第に背後へとまわり込み、いかにも安心させるように優
しく背中を擦りだす。
稔の指に校内一美しいと評判の瑞穂の黒髪が触れ、絡まることなく流れていく。
先週までの瑞穂ならば自分の髪に健太郎以外の男性が触れたこの時点で、可愛らしい顔
をキツク強張らせすぐに距離を離すのだが、いまはそんな余裕はなかった。
稔に説明する事で甦る悪夢が、出来る事ならば過去に戻って全て消し去りたい記憶が、
瑞穂の神経を奪い去っていた。

「部活の先輩っていって今は大学生で……わたしが一年の時に男子テニス部の部長され
ていた方なの……。わたし、OB会の打ち合わせだって晴彦くんから聞かされてて……
そこで……そこで……」

瑞穂のか細い声が低く消える。
桜色の唇が震えるように動いてはいるが、声にはならない。
黒くて大きな瞳がオドオドと不安げに辺りを彷徨い、目鼻立ちの整った顔からはすでに
血の気が引いていた。

震える瑞穂の背中を制服の上から擦る、さも心配げな顔の稔が足を一歩前に出し、さり
げなく距離を縮める。
すでに稔の体の10センチ程先に、魅力的な母性の膨らみを大きく描く瑞穂の胸が存在
する状況だ。

「そこで……そこで……。だめッ!わたし……やっぱり言えないわ」

瑞穂が何かを振り払うように色っぽいうなじの首筋を左右に揺らし、弱々しい声を出す。
「逃げるのかい瑞穂ちゃん!!」

「え……」

「そうやって、さっき教室で健太郎の前から逃げたようにまた逃げるのかい?
そんなの解決ならないよ!一人で悩んで抱え込んじまわずに話しちゃえよ!
瑞穂ちゃんだって、これからずっと健太郎と今日みたいなぎこちない関係を続けるの嫌
だろ?俺なら健太郎との仲直りのお膳立てだって出来るし、それに話せばそれだけで少
しは気が楽になるって!」

瑞穂を信頼させるように熱弁を奮った稔の手がいつのまにか瑞穂の長い黒髪から細い腰
周りへと移動し、優しく撫で始める。
あくまでも友達想いの仮面に隠された下心を読み取られないように、稔の手が瑞穂の制
服の腰に巻かれた大きなリボンの上を這いずり回りだす。
背中に咲く大きなリボンの華が稔の手によって好き放題形を歪めてゆく。

「ほら、勇気を出して……俺に話してごらん……」

「うん……」

澄んだ瞳に今にも溢れそうな涙を湛え、瑞穂が小さくうなずく。
感情の篭った言葉に感動したのか、稔の手が瑞穂の身体を軽く抱き寄せても嫌がるそぶ
りをみせない。
すでに瑞穂は稔に下心があるようには思えなかった。
これ程までに自分と健太郎との事を心配してくれる稔が悪い事をするはずがない。
何より稔は健太郎の親友なのだから……。

しかし、その信頼に染まる少女の心の隙を突くように、稔の視線が大人の性を教え込ま
れたばかりの瑞穂の身体を駆け下りる。
シャツに包まれた柔らかそうな大きな二つの膨らみ、理想的なビーナスラインを描く括
れた腰、短いスカートから伸び出る二本のムチリとした白い太腿へと蛇のように絡みつく。
赤紫の布地に青い線の入ったスカートの裾が風でヒラヒラと揺れ、透き通るような白い
瑞穂の生肌が稔の鼻息を次第に荒くさせる。

「さあ、隠さず全部話してね。
じゃないと俺、瑞穂ちゃんと健太郎の仲直りに協力できないよ。
だって、親友に嘘はつけないだろ?」

「そ、そうよね……」

稔は天使の輪を描く瑞穂の頭を自分の胸に引き寄せそのままヨシヨシと擦る。
恋愛ドラマのワンカットで良く見られるような、恋人を抱きすくめる体勢だ。

(そうよ……稔くんの言うとおりだわ……このままじゃ、わたし、健太郎くんと……。
それだけは……それだけは絶対いやだもの……)

瑞穂は右手で自分の頬を一度拭うと、
稔の胸板に豊かな黒髪ごと額を預けたまま、静かに口を開きだす……。

(NEVER END)





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