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 まるで少年のような性急さだ。
 が、多少とはいえ欲望を放出したことで、粕賀はいったん落ち
着くことができた。
 叩きつけるような腰の動きを中止し、ちはるの胸の感触をしば
し集中して楽しむことにする。

「ンっ……くっ」
 ちはるの鼻からやや甘味を帯びた息が洩れ出ていた。
 粕賀はエプロンの左右から黄色いシャツ越しに乳房をつかみ出
すと、ゆっくりといやらしい手つきでこねくり回しはじめる。

 荒々しい息遣いをちはるの耳元で繰り返しながら、彼は片方の
手でシャツをまくり上げた。
 ああ、と絶望的な、それでいて半ばあきらめたような声で呻い
てちはるは弱々しくそれを遮ろうとするが、粕賀は難なく押し返
しつつ、シャツから双乳を解放する。

 ぶるんッ……

 解き放たれた乳房が重たげに上下した。
 量感を強調するかのような白いハーフカップのブラ。
 そこに押し込められた乳房から、甘酸っぱい汗と女体の匂いが
漂ってくる。
 粕賀はシャツをまくり上げた手でちはるの腹部を押さえながら、
別の手で彼女の背中をぐいぐいと押した。

「あゥ……」
 前屈みにさせられたちはるはキッチンに両手を突いた。
 自然とヒップが後ろに突き出される格好となり、まだあてがわ
れたままのこわばりがさらに硬く、熱く感じられてしまう。

おまけに前屈みになったことで、ハーフカップのブラからたわ
わな豊乳がこぼれ落ちんばかりに強調される。

 粕賀は改めて両手で乳房をいたぶりにかかった。
 下からすくい取るように持ち上げ、たっぷりとした重みを掌で
楽しむようにタプタプと弄ぶ。
 時には親指の腹で、ブラジャー越しに乳首を探し当ててコリコ
リとさすったり、ぎゅっとわしづかむように力強く握りしめたり、
あるいは両方の乳房を中央に寄せたり、離したり――と考えられ
る限りの手段で、とろけるような巨乳を味わいつづけた。

 そうしながら、腰も貪欲にちはるの尻にこすりつけている。
 前のように叩きつけるのではなく、ゆっくりと、上下になすり
つける感じで。

「ん。ンンッ……」
 キッチンに突いた手をわななかせ、ちはるは悲しげな息を洩ら
しつづけている。
 時折、長い髪をばさりと波打たせながら、粕賀の手から、そし
て尻に押しつけられたこわばりから逃げるように身体を蠢かせる。
 それがかえって男には心地いい。粕賀は両方の乳を掴み取りな
がら、生汗を噴いたちはるの首筋に舌をなぞらせた。

「ひィッ……ああ、あ。も、もう……」
 ちはるは後ろを睨みつけた。
 涙目のためか、やたらに黒目がかってどきりとするような哀切
さと女らしさを滲ませている。

「もう、終わらせて。早く、して――」
 嫌悪する中年男に、ねちっこく弄ばれるのが嫌なのだ。

早くこの息苦しい地獄から解放されたい一心でそうつぶやいた。
 が、粕賀はわざと曲解してそれを受け止めた。

「ふふふ。おねだりなんて、恥ずかしいぞ、ちはるちゃん。おれ
のテクニックの虜になっちまったんだねえ」
「ち、違います!」
 ちはるはまたも長い髪をうねらせて抗議した。
 肩越しに首を限界まで振り向かせて怒りの表情をのぞかせる。
「わたしは、ただ……うんん!?」
 いきなり唇を奪い取られ、目を白黒させるちはる。

 粕賀は猛烈な勢いでちはるの唇を吸った。
 逃げようとする首をがっしりと固定しつつ、ぶちゅっと卑猥な
音を立ててあらゆる角度からちはるの唇を吸い尽くす。
「む、ンン、いやッ……」
 一瞬だけ離れた隙にちはるは叫ぶが、すぐにまた追いつかれ、
キスを求められてしまう。

 粕賀は唇を重ね合わせながら、片方の掌にはまだ乳房を乗せて
たっぷんたっぷんと波打たせている。
「う、うう……ン」
 最初はイヤイヤするように顔を振りたてようとしていたちはる
だが、やがてあきらめたのか、観念したようにぎゅっと目を閉じ
て男のキスを受け入れた。

 幸いとばかりに粕賀は唇が緩んだ隙に、舌で上下にこじ開けて
中に侵入しようとする。
 ちはるは切なげに鼻を鳴らした。
 粕賀はたっぷりと唾液をまぶした舌を送り込み、ねちゃねちゃ
とちはるの口腔内で軟体動物のように舌同士を絡み合わせる。

ちはるももはや逃げない。それどころかぎゅっと乳房を握り締
めると、「ああン……」と愛らしい嗚咽さえ響かせる。

 粕賀は思ったよりもキスが巧みだった。
 ちはるは頭の中がピンク色の靄がかったみたいにぼーっとなっ
て、何も考えられなくなる。
(い、いや、嫌ぁ――)
 わずかばかり残された理性では拒絶反応を起こしているものの、
肉体に与えられた刺激がその危険信号を打ち消し、頭の中までも
支配されてしまう感じだ。

(あ……)
 白濁とした快楽の海の底へと引きずり込まれつつあったその意
識が、ふと浅い覚醒を命じた。
 首を固定していた男の手が外れ、代わりにそろそろとちはるの
下腹部へと伸びつつあったのだ。
「ん。ンンン……」
 その行き着くところを知って、ちはるは弱々しく首を左右に振
った。
 しかし男はなおも唇を求めて離さない。
 ちはるも無駄な抵抗だとは知っていた。
 既にまくれ上がっていたスカートがさらに上へとはねのけられ、
男の指がパンティのゴムへかかる。

 薄い布地がずり下げられる。ちはるは肩先を揺すって抗議した。
が、その甲斐もなく一気に太腿近くまで脱ぎ落とされる。ちはる
の胸を黒い絶望と――ほのかに赤い、不可思議な衝撃が染めた。

粕賀は長いディープキスを終え、唇を離した。
 はあ、と解放されたばかりの女の唇から色っぽい吐息が洩れる。
二人のあいだを細い唾液の線が結んでいた。

 ちはるは目元をぼうっと煙らせ、夢うつつの状況にいた。
 男の手がすべすべとした太腿を這い落ちていっても、もはや身
動きひとつ取らない。
 が、さすがにその手が肉づきのいい腿を楽しんだ挙句にその前
面部へ回り込もうとすると、ひくん、と肩を背中ごと波打たせた。

 ついに無骨な指がちはるの中央部へと触れる。
「へええ」
 粕賀のわざとらしい感嘆の声が耳元で聞こえた。
「こりゃまた。予想以上に濡らしてやがる。そんなにおっぱいと
お尻が気持ちよかったかい? ん、ん?」
 粘っこい声を囁かれる。
 ちはるは弱々しく首を左右に振った。
 粕賀の言葉どおり、彼女のそこは既に熱く潤っていた。
 男の指が土手の上をさわさわと漂い、ぬかるんだ蜜壺の浅瀬へ、
くいくいっと差し込まれる。
「うくゥン」
 ちはるは背筋を反らせたまま、ひと声放った。

 まるで男に媚びでもしているかのような、甘い喘ぎ声に近い。
 自分ではそうしているつもりはなくても、肉体は過敏に反応し
てしまう。
 嫌悪する中年男に翻弄される自分の身体が、ちはるは恨めしか
った。

「ぬちゃぬちゃ音がしているよ。本当にいやらしい身体してるな、
ちはるちゃんは」
 傘にかかって男は言葉で責め嬲る。
 粕賀にしっかりと腰を抱きかかえられたまま、もう片方の指で
淫唇の入り口あたりをかきまわされている。
 指が淫らな動きで前後するたび、確かにクチュクチュと蜜のし
ぶく音が聞こえていた。

「あっ……あン、……ああっ……」
 色白の肌をぽうっと桜色に染め、噛み殺したような嗚咽を放つ
ちはるの姿が、否が上でも興奮を誘う。
 端正な顔に恥辱と快楽とを交互に刻みつけながら、ちはるは長
い髪をうねらせ、そのたびにブラからはみ出そうな巨乳をぷるぷ
ると揺すっていた。
「嫌……いやっ」
「嫌なもんか。指先がふやけちまいそうだぜ。なあ、ちはるちゃ
ん。おれとひとつになろうや」
「嫌ぁ……」
 入り口をくちゃりとかき分けられ、差し込まれた指を激しく抽
送される。

 ぴちゅ、ぴちゅっ……ぴちゅっ……

 恥ずかしいくらいに音がよく響く。
 つい数分前まで、恋人になりたての愛しい“彼”の愛撫を待ち
焦がれていた秘部が、ろくに知りもしない――どころか、嫌悪さ
えしていた男の指を受け入れ、おびただしい量の愛液を彼の愛撫
のために抽出しているのだ。

「あふう、あふう……ン」
 そんな自分に憎しみすら抱きながらも、唇からあふれる声音を
抑えきれない。

 粕賀はキッチンに手を突かせた女の背中に覆い被さる形で、指
で粘膜をほじくり返しながら、腰を支えていた手でエプロンをま
くり上げると、ちはるのブラジャーを強引にずり落とした。

 ぶるンっと風切る音さえ残して、白い、豊かな隆起がはじける
ようにあふれ出る。
 うっすらと汗を散らした白い柔肉が、窓から差し込む陽光にま
ぶしいほど照らされた。

「あッ……」
「じっとしてなよ」
 胸を露わにさせられたちはるが、呆然としたようなつぶやきを
もらした隙に、粕賀はジッパーを下ろし、こちらも窮屈そうに布
切れの中でおさまっていた男根を解放した。

 びん、とはじけ出たペニスの先端部がちはるの白い尻をはたく。
 その勢いと火傷しそうなほどの熱さにちはるはおののいた。

「へへへ」
 粕賀は自分をじらすかのようにペニスの根元を握って固定し
たまま、ちはるの尻や生足に先端部をなすりつけはじめた。
 無理な姿勢で体重を支えているため、ぴーんと張りつめた白い
太腿が粕賀の食欲をそそる。
 理想的な脚だった。細すぎもせず、適度にむっちりと肉がつい
て健康的に実っている。

そして熱い切っ先が、いまも蜜をしとどにあふれさせる淫唇の
中央部へと触れた。
 ふっくらとつつましげに盛り上がった肉丘の中央。
 ゆっくりとカリ首を上下させ、秘裂をほぐすかのように、やん
わりとした繁みを撫で上げる。

「くンン……あ、あ」
 信じられないくらいに熱く、硬い感触にちはるは子犬のような
声を上げつつ身を震わせる。
 キッチンに突いた手はいつしか拳を握っていた。
 とうとう、この男に犯される。
 べったりと汗を噴いた首筋にちはるの長い髪が張りついてい
た。黒く潤んだ目を伏せ、唇をぎゅっと結んだその表情は思いが
けないほどセクシーだ。

 粕賀はその横顔を盗み見ながら、胸にどよもしてくる興奮の塊
を抑え込むことができなかった。
 さっきまで、包丁を片手に自分を追い出そうとしていた女。
 半年前、抱きついたときに邪険に自分をはねのけた女。
 やっと、その理想の肉体を手に入れられるのだ。

「いくよ、ちはるちゃん」
 男の宣告と同時、巨大な肉の切っ先が、ちはるの土手肉へとさ
らに深く押し当てられる。
 その一瞬、ちはるの覚悟と絶望に煙っていた目がふと理性の色
を取り戻した。

「ああ、待って。あの――粕賀、さん。待って、ひとつだけちは
ると約束して」
「なんだよお」

 積年の欲望をいよいよ解放するというときに投げかけられた
ちはるの哀願に、粕賀は半分は不満げに、残り半分は面白そうな
口調で訊いた。
 その間にも押し当てたカリ首で、淫裂を右へ左とへウネウネか
らかうのは忘れない。

「あ……。い、いまは何でもしていいから……お願い。ん、くっ。
これ、きりにして。これっきり……ん、ん!」
 ずぷ……
 粕賀はあてがった先端部をついに押し込んできた。
「お、お願い――お願いだからぁ……あはっ、あ、アア!」
 ずぷ、ぷ……
 ずぶぶっ

 その容積の凄まじさに、ちはるは「っっっ」と言葉を詰まらせ、
伸しかかる相手の体重を弾き返さんばかりに背筋を勢いよくの
け反らせた。

「うぁ……ああーッ!」

 ついに噛み殺せなくなった悲鳴を喉から迸らせる。
 ぎゅっと閉じた瞼の下から、涙がひと滴こぼれ落ちた。

「お、お。すげえ、すげえぞ」
 男の上ずった声が、半ば閉ざされた意識の遠方より降りかかっ
てくる。
 ぬかるんだ肉路を切り開かれるような感触とともに、男の剛直
がずぷずぷと音を立てて埋め込まれていった。


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