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「どうして、私はこんな所にいるの…」
窓の外をじっと見ている女性の口から何度も同じ言葉が出てくる。
彼女の名前は舞島可憐、今をときめくスーパーアイドルである。
彼女の視線は外の風景を見ているようだが、
本当は外を見ているのかはそう、彼女以外に分かるだろうか。

ここは如月町のステーションホテルの一室、
窓の外はすっかり夜の帳が下り隣の「スタジオATARU」を初めとした
ビル街と車のライトの群れが光の群れとなり舞いそして広がっている。
彼女は「チャンネル9」での正月番組の収録を終えこのホテルに入ってきた。
そんな彼女の携帯が鳴る…
「もしもし…」
「分かるね、僕だよ芳樹だよ。もう部屋に入ったんだね。
 僕もこれから行くから部屋番号を教えてよ。」
「お願い!、もうこんな事はやめて!!」
「いや~ そうはいかないよ。可憐ちゃんが
 僕の芸術作品の中の1枚を欲しいというから僕が条件が出し
 それを可憐ちゃんが ”いいわ”といったんだからねぇ~。」
「お願い!、私はどうでもいいの。でもりゅうのすけ君は関係ないわ。」
「そうは言っても一緒に写っているからねぇ。
 ”スーパーアイドル・舞島可憐、通っている学校でのひと時”
 と言ったところかな、写真週刊誌に出ればね。くっくっくっ…」
「・…25○X号室よ。」
「ふふふ、素直になったね。すぐに行くからね。
 あとそうそう、シャワーはダメだよ、僕と入るんだからね。
 …それにしても僕一人の為の一晩かけての撮影会かぁ~
 楽しみだよね、可憐ちゃんも」
「・…」
「今はいいけど会ったときは二人で盛り上がるんだよ~、くっくっくっ・・」
”ブツッ”電話は切れた。
「どうして…」
携帯を持ったまま可憐の口から呪文の様に同じ言葉が出てくる…。

どのくらい時間が経っただろうか・・・。
「ピンポ~~ン」
部屋のチャイムが鳴り、ふと我に返った可憐は携帯をしまい
ドアに向かって歩きそしてドアを開けた。
”パシャ!!”
いきなりフラッシュがたかれ一瞬目が見えなくなったものの
目が元に戻った時可憐は目の前にカメラを構えて立っている芳樹を見た。
「おまたせ~、可憐ちゃん。」
「早く中に入って!」
「おや~、いいじゃない。見られたら困るの~?」
わざとらしく聞いてくる芳樹の顔を睨みつけながら可憐は中に引き入れる。
「可憐ちゃんって、ダイタンだね。好きな男にもこうやってアタックしていくの~」
「そんなことどうでもいいじゃない!」
芳樹が軽口をたたきながら部屋の奥へと入っていく。
可憐はドアを閉めるとカギをかけ奥に向かった。
芳樹はいつもの○lfロゴの入った黄色いトレーナーにジーンズ、
そしてカメラバックを持っている。
芳樹はベッドのそばにカメラバックを置くと「早速、はじめようか」と言った。
可憐は椅子に座ると「その前にあの写真は返して」と切り出した。
「ダメだよ、返したらすぐに帰っちゃうつもりなんだろ~。
 それじゃ~意味無いじゃん。僕がいいと思った返すよ。
 あとそうそう、当然ヌードも撮っちゃうからね。
 うれしいなぁ~、スーパーアイドル舞島可憐の初ヌードだもんね~」
「!!」
可憐はすぐに写真を返してくれない事は予想していたものの
ヌード写真の事は予想しておらず顔色が急に変わった。
「どうして!、どうしてヌードなの!!」血を吐くように叫ぶ可憐。
「いやだなぁ、可憐ちゃん。その為に夜ホテルで写真を撮るんじゃないか。
 それに実はね、僕の宝物の可憐ちゃんの写真があったんだけどね
 りゅうのすけ君に取られちゃってさぁ、
 可憐ちゃんがわざわざ私の写真を撮ってと言ってきているんだから
 それ以上の写真を撮ると決めたんだ。」
憎憎しいほど余裕を持ってしかも「わざわざ」を強調して芳樹は話す。 

(あの写真!!)、可憐の脳裏に一枚の写真が思い出される。
保健室でりゅうのすけと忘れられないあの一夜を過ごした翌日の朝に
可憐がりゅうのすけに上着を着せた時の事、
可憐がステージで歌っていた時のパンチラ写真が落ちてきた。
彼は「芳樹が撮った写真だ」と言っていたが、
なぜかりゅうのすけが取って処分しようとしていてくれたあの写真、
あの写真で愛を確かめたはずなのにこんな事につながるとは・・。
「もし、ヌードはイヤ!って言ったら…」力なく可憐が言うと
「アイドルの可憐ちゃんなら分かるよね、くっくっくっ…」
ニヤニヤしながら既に答えが出ているように言ってくる芳樹。
しばしの沈黙が流れる、諦めきった表情になった可憐が口を開く。
「・・…分かったわ。ヌードに…なる。」泣きそうな表情で可憐が言った。
「可憐ちゃんなら分かってくれると思っていたよ。
 そうそう、写真を撮る時は恋人に見せるような表情をするんだよ。
 そんな顔で写真を撮ったらまるで僕が脅して撮ったように見えるからね。
 これは僕の最高傑作の芸術作品、”同級生”の記念すべき第一弾になるんだよ。
 くっくっくっ・・・・」
(他にもこの悪魔に脅された子がいるの!)
可憐は自分の身を案じるよりも芳樹に脅されている他の女の子が気になった。
「さぁ、はじめるよ。こっち見て笑って」
可憐は無表情のまま、椅子より立ち上がりポーズをとりカメラの前に立った。
”パシャ”「いいよ~」”パシャ”「やっぱりアイドルはいいね」”パシャ”…
芳樹がポーズを指定しそれに答えながら撮影は進んでいく。
「もっと、微笑んでよ。恋人同士なんだから・」
芳樹の「恋人同士」の言葉に寒気、いやおぞましさを感じながら
可憐は写真を撮られて行く…
「さて、それじゃ脱いでいこうか」
ついに「脱げ!!」と宣告を受ける 

(りゅうのすけ君、ヌードになるな、って言ってくれたのにゴメンね・・)
可憐は今、日本中で一番注目され同世代の女の子が”可憐ルック”と
呼んでくれていたその洋服を脱ぐ為にまずベレー帽に手をかけた。
「次はコート」”パシャ””パシャ”「次はスカート」「次はシャツ」…
細かな動きを逃すまいと可憐が少し動くたびにシャッターが切られていく。
可憐の身に薄いピンクのブラジャーとショーツ・2つの下着が残った時に
芳樹が言った。「ここでもう少しポーズをとろうか…」
さらに撮影が進む中で芳樹は興奮していた。
(噂には聞いていたがなんていいスタイルなんだ。
 きめのある肌、あのDかEはある形のいい胸、くびれた腰、
 あの大きいヒップ、男を誘うしぐさ、何人の男に抱かれたんだ…
 同じ歳なのに硬そうな友美や幼いみのりと一緒とは思えんな。
 さて、可憐ちゃんの秘密の部分はどうなっているのかな?)
写真を撮りながら思わず芳樹は叫んだ。
「さぁ、ブラをはずして!!」
「!!」その言葉を聞いて思わず固まってしまった可憐であったが、
いつまでもぐずぐずしているわけにいかず、
ついに諦めきった表情となって背中のホックヘ手を伸ばしていった。
(ごめんなさい、りゅうのすけ君・・)と心の中で憧れの君に謝りながら・…。 









 

 

 

 

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